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トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

外国企業はトランプの関税でトルコに投資を向けるかもしれない

2025年04月08日 | 経済
4月9日 ヨーロッパと極東の会社は、アメリカの関税の高騰で、トルコへの投資を考えるかもしれないと、「イスタンブル商工会議所」のシェキブ・アヴダキチ会頭は言いました。

 Hurriyet

アメリカはトルコの輸入に10%の関税を課しました。アヴダギチ氏によれば、さらに関税がかかれば、アメリカはトルコから商品を買うことを選ぶかもしれません。また、とくにヨーロッパや中国からのトルコへの直接投資が増えるかもしれません。

トルコへの直接投資は、外国企業にとって大きなチャンスになるかもしれないと、アヴタギチ氏は指摘しました。トルコがこのチャンスを利用できるか否かは、輸出を発展させる努力と、新しい市場を見つける戦略にかかっています。

アヴダギチ氏はまた、「トルコはチャンスを掴めるかもしれませんが、トランプ大統領が最初の任期中に、トルコが体験させられたことも忘れてはなりません」と注意を促しました。「2018年、アメリカはトルコからの鋼鉄とアルミニウム輸入の関税を2倍にしました。これはまだ記憶に新しいことで、私たちは用心しながら、楽観しなければいけません」

「イスタンブル産業会議所」のエルダル・バフチヴァン会頭は、「中国、日本、EU、韓国などの諸国の関税は平均約25%ですが、トルコはたった10%です」と言いました。「これによって、トルコの投資と外国貿易双方の競争力が強化されるかもしれません」

「いまこの時期がチャンスをもたらすかもしれないが、わが国の経済にリスクがあるかもしれません。従って、私たちは分野別に備えておく必要があります」とバフチヴァン氏は言いました。


法相が拘留中の虐待を否定した

ユルマズ・トゥンチ法相が、イスタンブル市長逮捕後の抗議中に拘束された人々が、着衣を脱がされる取り調べを含む不法な処遇を受けたという主張を否定しました。

Hurriyet

「わが国では、着衣を脱がす取り調べのようなことは絶対にありません。あり得ないことです。われわれはそのようなことは許しません」と、トゥンチ法相は、4月7日、イスタンブルの大学で行ったスピーチで語りました。

3月末、イスタンブル市長エクレム・イマムオール氏の汚職容疑の逮捕で、全国的に抗議活動が起こりました。その中で拘束された人々、とくに学生たちが、警察に拘留中に、一連の虐待を受けたという主張が浮上してきました。警察はその主張を否定しています。

トゥンチ法相は、抗議活動に参加した、18歳以下の、300人以上の人々が逮捕されたことにも触れ、その件に関する権限は裁判所にあると主張しました。

「残念ながら、現場には治安部隊による不快な状況はありました。そのようなケースについては司法に届けられています。われわれは若い兄弟姉妹が拘束されている人々の中にいることを知っています」と、法相は付言しました。


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自動車機器、化学製品、鋼鉄が輸出のトップ

2025年04月07日 | 経済
4月8日 最近の公式データによると、3月、自動車機器、化学製品、鋼鉄が、トルコのトップ輸出産業でした。

 Hurriyet

自動車関連産業の輸出は、先月、35億2000万ドルに達し、わが国の輸出収益の17.5%を占めました。3月、自動車メーカーの輸出は、昨年より9.2%増えました。2025年の1月から3月、自動車関連の輸出は94億⒐000万ドルになりました。

化学薬品と化学製品の輸出は27億3000万ドルで、全輸出量の13.6%を占めました。しかし、3月、化学産業の輸出は、昨年同月に比して11.3%減少しました。輸出収益は前年に比して3.6%減少し、77億7000万ドルになりました。

鋼鉄分野は、先月、15億5000万ドルで、3位になり、トルコ全輸出収益の7.7%を占めました。また、1月から3月、鋼鉄の輸出は前年に比して2%増え、40億ドルを超しました。

3月、輸出で最も輸出が増えた分野は、防衛産業と宇宙航空産業でした。先月、防衛産業と宇宙航空関係の輸出は8億8400万ドルで、前年に比して3.2%増加しました。

1月から3月、輸出は前年に比して2.5%増え、653億ドルになりました。


中国の巨大船が7000台の自動車を積んでトルコに到着した

中国の有力な自動車メーカーBYDが所有する巨大な貨物船「BYD常州号」が、7000台の車両を積んで、トルコ北西部コジャエリ県の港に入りました。

 Hurriyet

地元メディアによると、この船は、新しく建設されたチャナッカレ橋とオスマンガジ橋をくぐり、トルコ領海に姿を表わし、デリンジュのサフィ港に停泊しました。

2月25日に中国の寧波(ニンボー)を発った船は39日間の航海を終え、トルコに着きました。BYD常州号は、長さ199.9メートル、幅38メートル、総トン数69,250トン、純トン数21,400トンで、大規模な貨物を運ぶことができます。

昨年、中国はトルコに10億ドルの投資をしましたが、今回の巨大船の入港は、西部マニサ県に最先端の電気自動車製造工場を設立するというBYDの大戦略を進めるための一歩です。

2026年に操業開始予定の工場は、2万人の職を生み、地域の経済成長を大きく促進させるでしょう。この産業プロジェクトともに入ってくる中国人労働者のために、住居と文化を備えた「チャイナタウン」の建設計画も進んでいます。


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トルコの調査船が炭化水素探査のためソマリアへ向かう

2024年10月03日 | 経済
10月4日 トルコの調査船「オルチ・レイス」号が、今週末、ソマリアへ向かう予定だと、アルパルスラン・バイラクタル・エネルギー天然資源相が言いました。

 Hurriyet
ソマリアへ向かう調査船「オルチ・レイス」号


エネルギー相は、10月2日、アンカラの会議で、調査船の派遣を発表しました。これはトルコ=ソマリア間で、指定された沖合の区画での炭化水素に関して締結された協定によるものです。

7月に締結された協定の下に、トルコは、各5500平方キロメートルの3区画で、炭化水素を探査・生産する権利を得ています。3区画のうちの2区画はソマリア海岸から約50キロメートルに、もう1区画は沖合100キロメートルに位置します。

オルチ・レイス号は探査・掘削前に、数か月間、極めて重要な調査を行うと、エネルギー相は言っています。バイラクタル・エネルギー相は、この協定は両国にとって「歴史的なステップ」だと語りました。

調査船には50人が乗り組み、5隻の補助船とともにソマリアへ向かいます。


「トルコとの50億ドルの貿易量をめざす」フィンランド外相

「近年、トルコとフィンランドの貿易量は着実に増加し、現在、27億ユーロに達しました。目標は、できるだけ早く、この数字を50億ドルにすることです」とフィンランドのエリナ・ヴァルトネン外相が、10月3日、トルコのメディアに語りました。

 Hurriyet

トルコのアナトリアニュースのインタビューで、ヴァルトネン外相は、今後、トルコで操業するフィンランドの企業数は大きく増加するだろうと、楽観的見通しを語りました。この目標に向かって努力していると、彼女は強調し、すべての企業が事業拡大に熱心に努めていると言いました。

ヴァルトネン外相は、両国間の可能性は貿易にとどまらず、サービスからイノベーションの分野にまで及ぶと力説しました。外相はまた、フィンランドのビジネス社会と投資家たちのトルコへの関心を強調し、フィンランドの首都で行われるテクノロジーと企業活動のイベント「スラッシュ」に、「友人トルコ」を招待したいと語りました。

ヴァルトネン外相はさらに、トルコとフィンランドは緊密なパートナーであるだけでなく、独立戦争という歴史的体験を共有していると言いました。

「地理的には遠い国ですが、われわれは多くのものを共有しています」と彼女は言いました。また、彼女は、フィンランドがトルコのEUへの加盟をずっと支持してきたことにも言及しました。


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イスタンブルの小売価格は、9月、3.9%上がった

2024年10月02日 | 経済
10月3日 イスタンブルの商工会議所の10月1日の発表によると、イスタンブルの小売価格の月間上昇率は、8月の1.73%から、9月は3.9%に加速しました。

 Hurriyet

イスタンブルの小売価格の年間上昇率は59.18%で、8月の61,57%から鈍化しました。小売価格は2023年末と比較して42.9%上がりました。

食品価格は月間2.63%上がり、年間増加率は55.44%になりました。9月の食品価格は、前月に比して7.8%上がり、年間増加率は66.5%になりました。

住宅価格は月間4.2%、年間では41.5%上がったと、商工会議所は言っています。交通・通信費は月間0.35%下がりましたが、文化・娯楽費は13.2%上がりました。

衣類価格は6.7%上がり、年間上昇率は62.9%になりました。トルコ統計局は、10月3日に、9月の全国消費者物価インフレ率データを発表しますが、年間インフレ率の減少が期待されます。

国営アナドル通信のエコノミストの調査によると、トルコの年間インフレ率は、8月の51.97%から、9月には48.1%に減少が予想されます。エコノミストらは、2024年末には、インフレ率は43.2%になると期待しています。


トルコはイスラエルにレバノンから軍を撤退させるよう促した


トルコはイスラエルのレバノンへの地上作戦を、中東を不安定にする不法侵攻と言い、即刻、軍を撤退させるよう促しました。

Hurriyet

「イスラエルの地上作戦によるレバノンの統治権と領土権の侵害は、不法な侵略作戦である。この攻撃はただちに終わらせなければならない。イスラエル軍はレバノンの領土から撤退しなければならない」とトルコ外務省は声明文で言いました。

イスラエルの攻撃は中東の安全保障と安定を標的にしていると、トルコ外務省は強調しています。「この危険な侵略は新たな移民の波を引き起こし、世界中の過激派に場を与えることになりかねない。これが進展すれば、イスラエルに政治的支援や武器を提供している国々に影響を与えるだろう」

トルコはまた、国際社会、とくに国連安保理に、レバノン侵略をめざすイスラエルの攻撃に対して必要な対策をとるよう改めて要請しました。

「イスラエルによるあらゆる犯罪はまた、国際法と国連憲章への攻撃でもある「と声明は言っています。平和を回復するめにとらなければならない対策は、ガザの即時恒久的停戦である。ガザに平和をもたらすことは、全人類の責任である」

イスラエルの目的は、ライバルのイランと、ヒズボラを含む同調者らを挑発することによって、中東全土に紛争をひろめることにあると、トルコは国際社会に訴えてきました。


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トルコは初の海上ガス生産工場を受け取った

2024年09月21日 | 経済
9月21日 トルコは初の海上天然ガス生産工場を受け取りました。シンガポールから51日かけて運ばれたこのプラットフォームは、来年からトルコ北部で作業を開始するでしょう。

 Hurriyet
これは船ではなく、海上天然ガス生産工場です。


「この施設は、黒海のサカリヤ天然ガス田からの現在の生産量を2倍にするでしょう」とアルパルスラン・バイラクタル・エネルギー天然資源相は、9月20日、チャナッカレで行われた式典で語りました。

「第一段階で、現在の生産量は1日1000万立方メートルに増加し、その後、1日2000万立方メートルになるでしょう。この生産工場によって、4400万世帯が必要とする天然ガスを供給できます」とエネルギー相は説明しました。

これは船というより、産業施設として設計された工場だと、エネルギー相は強調しました。この生産工場はサッカー場3つ分の広さがあり、「生産基地」は長さ300メートル、幅58メートルあると、バイラクタル・エネルギー相は言いました。

この生産工場はチャナッカレ港での手続きを終えた後、来年、フィリヨスに運ばれ、今後20年の予定で操業が始まります。「第1段階で、国内エネルギー生産量を1000万~1050万立方メートル増加させます」とエネルギー相は付言しました。この海上生産工場は特殊な係留設備によって、海底20メートルに固定されるそうです。


「イスラエルのガザ攻撃は大量虐殺だと国際社会も承認」トルコ外相

イスラエルのガザでの殺戮は「大量虐殺」だと認めることで国際社会も一致したと、トルコのハカン・フィダン外相は言い、解決の唯一の道は2国家制の下のパレスチナ国家の設立だと、くり返し言いました。

 Hurriyet

「イスラエルの軍事作戦は、国際社会も大量虐殺だとほぼ認めています。これはもはや論議の余地はない、現実です」と、フィダン外相は9月20日、首都アンカラでSETAのシンクタンクとの会合で言いました。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相の下のイスラエル政府は、国際社会の要請にもかかわらず、戦争を拡大しようとしていると、フィダン外相は言いました。「ネタニヤフは戦争を拡大しようとしているが、世界は平和にめざめてきている」

中東の諸問題はパレスチナに対するイスラエルの大量虐殺に起因していると、外相は言い、人道に反する犯罪が国際制度を崩壊させようとしていると付言しました。「イスラエルはアメリカとイギリスの揺るぎない支援の上にあぐらをかいている。しかし、イスラエル国民は今後何十年も安心していられなくなるだろう」

「実際、国際システムも、アメリカも、唯一の解決策は2国家解決の実施だと知っています。しかし、問題は、彼らがイスラエルに圧力をかけられないことにあります」とフィダン外相は言いました。

イスラエルは2023年10月以来、40,000人以上のパレスチナ人を殺害しました。200万のパレスチナ人が人道支援物資や、医療品、基本的必需品の不足に苦しんでいます。


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アメリカと極東諸国へのトルコのスパイスの輸出が急増

2024年07月25日 | 経済
7月24日 アメリカや極東諸国へのスパイスの輸出が急増し、トルコのスパイス業界は世界の要請に対応しています。

 Hurriyet

2024年の上半期、トルコのスパイスの輸出は27%増加し、8900万ドルから1億Ⅰ300万ドルに跳ね上がりました。スパイス業界は今年末までに、スパイスの輸出を2億5000万ドルにすることをめざしています。

芳香によって塩分を減らすことができるトルコのスパイスは、肉や魚から、野菜、豆類、パン類まで、世界中の料理に使われています。

エーゲ海地方製品の輸出業者代表のムハムメト・オズテュルクさんは、とくに月桂樹やタイムなどでトルコの香辛料が優れていると強調しました。「セージ、クミン、コリアンダー、フェネルなど、わが国のスパイスは世界中で多くの料理に使われています」

とくにエーゲ海地方のスパイスは優れ、トルコのスパイス貿易の65%を占めているそうです。「今年の下半期は、年末までに2億5000万ドルを輸出し、来年はさらに増加させることをめざしています」

農林製品輸出業者の代表ヌレッティン・タラクチュオールさんは、トルコの最高のスパイスである月桂樹の輸出は57%増え、2300万ドルから3600万ドルに跳ね上がり、タイムの輸出は11%増えて、2400万ドルから2700万ドルになったと発表しました。


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トルコ製ウエディングドレスが世界で大人気

2024年07月06日 | 経済
7月8日 トルコのウエディングドレスが近年、世界中で大人気を得て、ヨーロッパ、アジア、北米への輸出が急増しています。

 HUrriyet

トルコのウエディングドレスの輸出は、2023年には、前年より35.7%増加し、70万ドルに達したと、トルコ統計局が発表しました。

トルコのウエディングドレス・メーカーは、昨年、23,300着以上のドレスを輸出しましたが、そのうち7800着はドイツが輸入したと、トルコ統計局は言っています。

同じ時期、トルコ製ウエディングドレスの第2の輸入国サウジアラビアは、2000着のドレスを買い入れています。次がイラクで1700着、オーストリアが1400着、スエーデンが1000着余を輸入しています。

2024年現在、トルコのウエディングドレスの輸出は、1月から5月、140万ドルに達しています。この時期、トルコは11,800着のドレスを輸出していますが、そのうちの2900着はドイツが購入しています。

今年の1月から5月は、イラクがトルコ製ウエディングドレスの第2の輸入国になり、1450着のドレスを輸入しました。次が1300着のデンマーク、1340着のアメリカ、900着のオーストリアと続きます。

「トルコ・ファッション・アパレル連盟」のヒュセイン・オズテュルク会長は、ウエディングドレス産業は、大きな国内市場と、強力な輸出力を持っていると言いました。「トルコのウエディングドレス・メーカーは、競争力のあるデザインと品質を持ち、ヨーロッパから、アメリカや湾岸諸国、中央アジアまで、その名を知られています」と、オズテュルクさんは言いました。


トルコ外相がテュルク系諸国に通常のアルファべット使用を促した

ハカン・フィダン外相が、地域が協力していくために、テュルク系諸国間で統一されたアルファベットを使用するよう要請しました。

 Hurriyet

7月6日、アゼルバイジャンのスーシャ市で開かれた「テュルク系国家機構(OTS)」のサミットで、フィダン外相は、世界的な権力争いが、われわれの地域に波及するのを防ぐために、われわれはその立場を強固にし、われわれの力を共通の繁栄のために使わなければならない」と語りました。

OTS にはアゼルバイジャン、カザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタン、トルコが含まれています。『われわれはできるだけ早く、アルファベットを統一しなければならない」とフィダン外相は促しました。

トルコとアゼルバイジャンとウズベキスタンはラテン・アルファベットを使用していますが、カザフスタンとキルギスタンはキリル文字を使いつづけています。

トルコ外相はこの取り組みを支援するために、OTS内でのシステムの枠組みを強化するよう求めました。「エネルギー、金融、貿易、防衛産業、新技術のような分野での協力を進めるために、われわれは必要な条件の基盤を築かなければならない。トルコの文化と独自性を世界に示す必要がある」と、フィダン外相は 力説しました。


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世界銀行がトルコの洪水と干ばつ対策に助力するため基金を提供する

2024年07月01日 | 経済
7月1日 世界銀行は、洪水と干ばつから人々を守り、力づけるトルコの活動を支援するため、理事会が6億ドルの融資を承認したと発表しました。気候変動によって、洪水と干ばつは頻度と強度を増しています。

 Hurriyet

世界銀行の声明によれば、「トルコ洪水・干ばつ管理プロジェクト」は、洪水多発地域に住む人々のために洪水管理に助力し、農業者の干ばつ監視を容易にし、洪水と干ばつのリスクを管理する国の制度を改善するそうです。

洪水管理のための基金は、川の流域に暮らす150,000人の人々に、直接与えられます。また、農業者には、水の管理を容易にするために、干ばつを監視する重要なデータが提供されると、声明は付言しています。

トルコの自然災害の30%を占めている洪水は、広範な経済的損害をもたらし、死亡者も増えていると、声明は言っています。「世界9位の農業生産国であるトルコにとって、干ばつは厳しい試練になっています」と、世界銀行のトルコ担当フムベルト・ロペス氏は言いました。

「国民と経済を守るために、気象上のリスクに対して反発力をつけるようと、広範な努力をしているトルコを支援することを、世界銀行は喜んでいます」とロペス氏は言いました。


トルコはドネルケバブをEUに登録申請。ドイツは反発

トルコはドネルケバブをトルコの伝統的食品として登録するようEUに申請しましたが、ドイツから反発の声が起こっています。

 Hurriyet

イスタンブルの「国際ドネルケバブ連合」は、ドネルケバブをトルコの食品として承認し、製造基準を守るようEUに申請しました。4月24日発行のEUの公式機関誌は、トルコの申請は正式決定まで3か月かかると言っています。

トルコの申請が承認されれば、ドネルケバブは、イタリアのナポリのピザや、フランスのシャンパン同様、保護されることになります。そして、特別の基準に合致するケバブのみ、ドネルケバブと称することができ、これに合致しない場合は、罰金か禁固刑が科されることになるかもしれません。

ドイツは同国でのドネルケバブの文化的重要性を力説し、反対の声を上げています。在住トルコ人によってドイツにもたらされた軽食ドネルケバブは、広く人気を得て、今ではドイツ人の3分の1が、少なくとも1か月に1度はドネルを食べていると報じられています。

ドイツ人の多くは、トルコの今回の動きを、ドイツの文化的独自性に対する攻撃と見ています。「ドネルケバブはドイツの国民的スナックになっています」と、ドイツ食糧省のスポークスパースンは言っています。「ドネルケバブに新しい基準を設けることは、ドイツに定着したドネルを攻撃することになるかもしれません」

トルコの提案には、スライスする肉の厚さや肉の種類にまで言及しています。ドネルは3.5ミリの厚さで、水平にカットされ、ドイツで一般に使われている仔牛ではなく、子羊か牛肉でなければならない。チキン・ドネルは1~2センチの厚さでなければならないとしています。

「私たちがここで作っているケバブは、トルコで作られているドネルケバブではありません」と、ベルリンの有名なドネル職人アリフ・ケレシュさんはシュテルン誌に語りました。「トルコの申請が受け入れられたら、私たちにとっては大変なことになります」

「欧州トルコ・ドネル生産者協会」によると、ヨーロッパのドネルケバブ産業は35億ユーロと推定され、経済問題としても関心が高まっています。




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天然ガスの輸入量が2023年8%減少した

2024年06月22日 | 経済
6月24日 「エネルギー市場管理局(EPDK)」のデータによると、トルコの天然ガス輸入は、2023年、前年より7.64%減少しました。

 Hurriyet

昨年、トルコは504億立方メートルの天然ガスを購入しました。最大の供給国はロシアでした。ロシアからの天然ガス輸入分は42.27%だったと、EPDKは言っています。

2番目の供給国はアゼルバイジャンで、102億立方メートル、3番目はアルジェリアで、59億立方メートルを、トルコは輸入しました。昨年、トルコはまた、イランから54億立方メートル、アメリカから40億立方メートルを輸入しています。

昨年、家庭が消費した天然ガスは、170億立方メートルで、2022年の180億立方メートルより減少しました。また、工業分野での消費は133億立方メートルから123億立方メートルに減少しました。

トルコの天然ガス生産は2022年にくらべて、昨年はほぼ113%増加し、8億700万立方メートルに達しました。2019年、ガス生産は4億7400万立法メートルのみでした。

FPDKによると、トルコのガス輸出は1年で54%増加し、8億6900万立方メートルに達しました。
 

「タトヴァン観光列車」が開通した

アブドゥルカディル・ウラルオール運輸インフラ相が、6月24日、アンカラ=タトヴァン間を走る「タトヴァン観光列車」の開通を発表しました。

 Hurriyet

列車は140人の乗客を乗せて、1,262キロを約28時間で走り、ユニークな旅を経験させてくれます。

運輸相は声明文で「タトヴァン観光列車」はイード・アルアドハー(犠牲祭)明けに開通すると言っていましたが、最初の列車は6月24日午後2時半に首都アンカラを発ち、6月26日午後7時に東アナトリアのタトヴァンに到着することになりました。

乗客は特別設計の快適な寝台車から、トルコの風景と豊かな文化を眺めるという、まれにみるチャンスを堪能できます。各寝台車には冷蔵庫と流し台が設置され、乗客は、絵のようなアナトリアの山河を眺めながら食堂車でディナーを楽しめます。

アンカラから乗る乗客は、東アナトリアのエラズーで、3時間の休憩時間に市内散策を楽しむことができます。タトヴァンから乗った乗客は、シワスでの休憩時間に、地元の文化遺産に触れることができます。

「タトヴァン観光列車」は「東部観光急行」や「ディヤルバクル観光急行」と同様、現代の旅行のニーズに対応することを目標とし、また、通過する地方の観光の振興も配慮しています。


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トルコ経済は今年第1四半期、5.7%成長した

2024年06月01日 | 経済
6月1日 トルコ統計局(TUIK)のデータによると、トルコ経済は、2023年の第4四半期の4%の成長から加速し、2024年第1四半期は5,7%成長しました。

 Hurriyet

トルコ経済の四半世紀成長率は1%から2.4%に急増しました。「わが国の経済は、われわれが実施している合理的で、予測可能な、ルールに基づいた政策によって、バランスのとれた、持続可能な成長に向かっています」と、メフメト・シムシェク財務相は、成長のデータについてX に書き、年間国民所得は1兆1600億ドルに達したと付言しました。

今年の第2四半期の指標も、継続的な、バランスのとれた成長を示していると、シムシェク財務相は言いました。成長に対する国内需要の貢献度は4.1ポイントでしたが、国外需要の貢献度も5四半世紀めにしてプラスに変わったと、財務相は付言しました。

「2024年を通じて、われわれは海外需要による、バランスのとれた、プラス成長を予想しています」とシムシェク財務相は言いました。

今年第1四半期、家庭の消費額はGDPの56.6%でしたが、過去3か月は59.3%でした。統計局のデータによると、輸出は年間4%増加し、輸入は3.1%減少しました。

建設部門は、前四半世紀は、前年に比して10.8%の成長でしたが、1月から3月、11%成長しました。農業部門の年間成長ペースは0.5%から4.6%に加速しました。

2024年の第1四半期、産業は4.9%拡大し、主要な製造部門では4.7%成長しました。前四半世紀は1.9%の成長でした。


エルドアン大統領がハンガリー首相と電話で会談した

エルドアン大統領が、5月31日、ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相と電話で会談しました。

 Hurriyet
ハンガリーのオルバン首相(左)とエルドアン大統領


大統領事務所によると、会談では地域と世界の問題の他、両国関係についても話し合われました。エルドアン大統領は、来るべきEU理事会でハンガリーが議長国になることを願うと言い、トルコの加盟にはハンガリーの支援が重要だと付言しました。

トルコの加盟交渉は、2016年以来、お蔵入りになっています。トルコとEUの正式交渉は2005年に始まりましたが、トルコは加盟国に必要な基準を満たしていないとして、EU加盟交渉は事実上、保留されています。

ハンガリーは、7月1日、ベルギーに次いで、理事会を引き継ぐ予定です。ハンガリーは議長国として、政治的議題を設定し、加盟国間の討議を司会し、欧州議会と欧州委員会に対してEUの代表となるでしょう。


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