トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコの海産物養殖がEU諸国中でトップにランクされた

2023年04月17日 | 経済
4月18日 農林省によると、トルコはこの4年間、海産物の養殖でEU諸国をしのいで、トップになっています。

 Hurriyet

2022年、トルコは養殖産物を103か国に輸出し、養殖産業の輸出収益は17億ドルになりました。2021年、海産物の生産量はほぼ800,000トンでしたが、その中の471,000トンは養殖物で、328,000トンは漁獲によるものでした。

養殖産業を行っている施設は、ほぼ2400ありますが、そのうちの1800は内陸にあり、533は海浜施設です。これらの施設は主としてマス、バス、ブリーム(タイ科の海産魚)、トルコ・サーモンを養殖しています。生産量の増加に伴って、養殖物の輸出も、年を追って増えています。

養殖物の輸出は、2016年の145,000トンから、2021年には239,000トンに増え、昨年はさらに252,000トンに増えました。輸出収益は、2021年は13億7000万ドルでした。

政府は203年から、この業界に総額16億4000万リラの財政支援を行ってきました。


地震のコストは2兆リラと査定

トルコ大統領府が国会に提出した報告書によると、2月の地震の総コストは2兆リラ(約390億ドル)になると査定されています。

 Hurriyet

各省はそれぞれに地震のダメージと、ダメージを修復するのに必要な基金を計算していると、ミリエット紙は報告しています。

エネルギー省の査定によると、地震による発電のためのコストは7億1100万リラ、地震地帯の電気関係の総コストは115億リラになります。エネルギー省はまた、天然ガス関係のコストは12億6000万リラと計算しています。

保健省は新しい医療機器のための206億リラを含めて、約960リラを必要と計算しています。教育省の報告書は「ほとんどすべての教育施設17,476件が中度または重度のダメージを受けている。修復と改良作業のコストは約1610億リラ」と言っています。

通商省は、被災地のビジネスとビジネスマンの不動産と商品の地震による被害コストは、3360億リラと計算しています。運輸省は、地震被害の総コストは4365億リラと査定しています。投資に関するコストは290億リラになるだろうと、運輸省は言っています。

文化観光省は、文化資産の総ダメージは270億リラになると査定しています。被災地の観光施設のダメージと、修復作業に要する基金を含めると24億リラになるそうです。


   「ときどきダイアリー」ヘ









コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコ人がスマートフォンを買いにジョージアへ

2022年12月29日 | 経済
12月28日 お手ごろ値段でスマートフォンを買い、値段が上がる年始前に電話登録を済ませてしまおうとするトルコ市民がジョージアに押し寄せています。

 Hurriyet

11月にサルプの国境ゲートを通過したトルコ人ツーリストの数は、昨年に比して293%も増加し、94,047人に達しました。今年、トルコ人が買って帰る携帯電話の数は、150万台を超えるだろうと専門家は予想しています。

コロナ・パンデミック前にも平均60,000人のトルコ人が隣国ジョージアを訪れていましたが、昨年、スマホが売れた数はたったの23,927台でした。

今年の11月12月に、ジョージアでのスマホの売れゆきが爆発的に増加した理由は、高性能のスマホが手ごろな値段で買えることと、来年初めにスマホの登録代が上がるためです。人々は登録料が上がる前に登録してしまおうと隣国ジョージアへ押し寄せているのです。

ジョージアで売られているアイフォンはトルコより平均15,000リラ安く、また、2023年1月1日からスマホの登録料が2723リラ(145ドル)から122%上がって、6091リラ(325ドル)になります。

14GBの容量のアイフォンPro Max は、ジョージアでは28,302リラ(1,500ドル)で買えますが、トルコでは同じ機種が43,999リラ(2,350ドル)します。トルコでは高性能スマホには、総じて81%の税がかかります。


北東部にすごい寒さがやってきた

北東部アルダハン県では気温がマイナス16度まで下がり、湖や川も凍っています。道路は霜で滑りやすく、公共交通機関は動かず、通勤通学も困難な状況です。

 Hurriyet

極度の 寒さのため、市内を走る車の窓ガラスは凍り、木々には樹氷が見られます。草木にできた氷晶が、絵のように美しい、魅力的な光景をつくっていますが、アルダハンの人々はシベリアの寒気のような天候に生活を乱されています。

この地域の住民メティン・ユルマズさんは、「耐えがたい寒さで、外には出られません。黒い霜も下りています。外に立ってはいられません。最近まで天気は良かったのですが、雪が降って、寒くなってきました。気温はマイナス25あたりだと思います」と語りました。「道路も凍っているので、交通は遮断されています。最高温度でストーブを焚いてもまだ寒いですね」

ポリフ地区の最低気温は零下16.7度、最高気温はマイナス6.6度でした。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

物価高騰でギリシア・キプロスのドライバーがガソリン入れにトルコ・キプロスへ

2022年09月30日 | 経済
10月1日 ギリシア・キプロス(南キプロス)の人たちが、税金の安いガソリンを買いに、トルコ・キプロス(北キプロス)に押しかけています。

 Hurriyet

「私の月給はたったの700ユーロ(680ドル)ですよ」と、南キプロスの大工ファヌウリオス・ミカイルさん(60歳)は、ニコシアの国境で順番待ちしながら話しました。「私は北キプロスで燃料入れて、月に200ユーロ倹約しているんです」

EUに加盟している南キプロスはユーロを使っていますが、北キプロスはトルコリラを使っています。北キプロスのガソリンの税金は、南キプロスよりずっと安価です。

今年の1月から8月に警察が調べた数字によると、南から北へ行く車の数は、2021年と比較して今年は3倍になり、200,000台から600,000台になりました。「ウチの客の半分はギリシア・キプロス人です」と、ニコシア国境から500メートルほどのところでガソリンスタンドを経営しているメフメト・テルさんは言いました。

北キプロスでは、1リットルのガソリンが、南キプロスより25%安価です。南キプロスのガソリンスタンド・オーナー協会のクリストドウロス・クリストドウロウさんは、「私たちの損失は年間700万ユーロになるでしょう。不法な活動を止めさせたいと思っています」と言いました。


フィンランドは早いNATO加盟を希望。トルコの戦争調停を賞賛

トルコは黒海の穀物回廊の設置と、ザポリージャ原発の安全確保に重要な役割を果たしたと、フィンランドのペッカ・ハーヴィスト外相は言い、NATO加盟問題に早く決着をつけたいという希望を表明しました。

 Hurriyet
右がフィンランドのペッカ・ハーヴィスト外相


「“国連はロシアのウクライナ攻撃に関する問題で成功しているのか”と問われるが、私はいつも、トルコは2つの問題に関与していると答えている」と、ハーヴィスと外相は、9月29日、ヘルシンキのある会合で、内外の記者団に語りました。

ハーヴィスト外相は、「国際原子力機関」が原子力による大悲劇を避けるために、9月初め、ザポリージャ原発を訪れたことと、穀物回廊の設立に関するトルコ、ロシア、ウクライナ、国連によるイスタンブル協定を、調停努力の成功例として挙げ、トルコ政府は2つの問題の交渉の力となっていると付言しました。「トルコは穀物輸出で非常に重要な役割を果たしました。イスタンブル協定は決着への里程標です」

ハーヴィスト外相はまた、トルコとフィンランドは国連の傘下の「平和調停」のパートナーだと言い、トルコのチャウシュオール外相が先週のニューヨークの国連総会で、調停努力に関する会合で共同議長を務めたことに触れ、フィンランドはすべての問題で、長い間、トルコと協力してきたと語りました。

「私は今年何度も、チャウシュオール外相に会っています。トルコを2度訪問しています。私たちの会談は、NATO加盟問題については5%くらいで、95%はウクライナ紛争や、アフリカやシリアの問題、その他、両国問題について話し合いました」とハーヴィスト外相は語りました。「われわれはあらゆる問題で密接な関係にあります」


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョージア人が食料品買い出しにトルコへ

2022年08月23日 | 経済
8月23日 ジョージア人たちが食料品、とくにオイルを買いにトルコ北東部のアルトヴィン県にやってきて、食料品店の前に行列を作っています。

 Hurriyet

通貨交換率で母国よりずっと安い食料品を買うために、ジョージア人たちはサルプの国境ゲートを通ってアルトヴィンのケマルパシャ地区へきて、食料品市場に群がります。

「オイルとグラニュー糖の需要が大きいですね」と、アルトヴィン・ホパ地区の商工会議所のオスマン・アクユレク所長は言いました。「ジョージア人が買出しに来る理由は、トルコの商品の価格に対して、彼らの購買力が増したからです。トルコの商品が、彼らにとってより魅力的になったのです」

国境ゲートで働いているエミルハン・カヴァクさんは、トルコリラの低下を指摘し、「ジョージア人はオイルで商売をするためにトルコへ来るようになったのです。彼らは自分の必要な分のほかに、ジョージアで売る分も買ってゆきます」と話しました。

ケマルパシャ地区のタクシー運転手のクビライ・ヴェジルオールさんは「忙しくなりました、とくに週末は」と言いました。トルコリラは、ジョージアの通貨ラりに対して0.15まで下落しました。


第1次世界大戦のガリポリ作戦で沈んだ船が観光用に

トルコ・ガリポリ史跡総局は、第1次世界大戦の作戦で、チャナッカレの海底に沈んだ船を観光用に公開しました。

 Hurriyet

戦争中、トルコ軍の魚雷や潜水艦によって沈められた22隻の船を見るためのダイビングが解禁されました。自国の近代史に興味のあるイギリス、フランス、オーストラリア、ニュージーランドのダイバーたちが、沈没船を訪れるだろうと期待されます。海底には、戦艦のほかに、上陸用舟艇、潜水艦、小蒸気船、ヨットなど、多くの沈没船が眠っています。

沈没船の中には、107年昔、セッデュルバヒル城の沖合で沈んだ、英国王室海軍の、全長118メートルの「HMSマジェスティック」や、海岸の兵士たちに食料や水を届けるのに使われた英国の駆逐艦「HMSルイス&ヘルス・バーシス」もあります。

沈没船が眠るエリアは、政府が管理する、世界初の海底公園になります。「私たちは海底の歴史によって、チャナッカレ観光の未来をつくります。チャナッカレの海岸は、興味深いストーリーで溢れています。私たちがなすべきことは、それらストーリーを人々に見せることです」史跡総局のイスマイル・カシデミル局長は言いました。

沈没した戦艦を見ることは、めったにできないことだと思うと、カシデミル局長は言いました。「私たちはこれら自然の美を世に知らしめるために国際的な組織と協力してゆきます」

「トルコ・ガリポリ史跡総局は、チャナッカレの海底の富を世界に紹介することに成功しました」と、沈没船内まで潜った、トルコ最年長のダイバー、メフメト・バシさんは言いました。「先祖の足跡を捜しているアンザック(オーストラリアとニュージーランド)の人々も、これら沈没船に興味を示すでしょう」


    「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンタリヤの農業者たちはロシアからの需要復活を喜んでいる

2022年05月15日 | 経済
5月16日 南部アンタリヤ県のフルーツや野菜の生産者たちは、ロシアからの需要の復活を喜んでいます。多くの県はロシア=ウクライナ戦争で、ロシアからの需要が減って困っています。

 HUrriyet

西地中海地方からロシアへの輸出は、トルコにとって大きな市場でしたが、今年4月は昨年に比して45%も減少し、約1600トンのみになりました。ロシアが生鮮フルーツや野菜の輸入をストップしたため、農業者たちは産物を国内市場に安価で売るしかありませんでした。

いま、アンタリヤの卸売市場はふたたび活気づき、ロシアからの需要に応えるためにがんばっています。「船やトラックでの輸送が再開しました。船積みの問題もなくなりました。国内農業の復活です。戦争で損はしましたが、まもなく復活しそうです」と「アンタリヤ生鮮野菜フルーツ仲介業者協会」のハサン・アリ・ユルマズ会長は言いました。

「ロシアからの需要が増えて、輸送会社は需要のペースに追いつけません」と、ロシアやアゼルバイジャン、ウクライナへの輸出会社のヴォルカン・アクプナル総支配人は嬉しい悲鳴を上げています。

トルコからロシアへの総輸出は、3月には年ベースで、38.5%減少し、2億7400万ドルになりました。1月から3月のロシアへの輸出は、昨年同期に比して1.3%減少し、12億ドルになりました。しかし、ロシアからトルコへの輸入は、3月、67%増え、42億ドルになり、第1・四半期は110%増え、127億ドルになりました。


失業率は高いが、求人に懸命な企業も少なくない

トルコの失業率は11%以上と高どまりしていますが、求人件数は107,000件あり、そのうちの20,000件はブルーカラー職です。

 Hurriyet

トルコ統計局の最近の公式データによると、3月、失業率は11.5%に増加しました。失業中の人の数は、1か月前から153,000人増え、395万人になりました。しかし、就職支援局(ISKUR)は、4月は前月より1.4%減って、全国で登録されている失業者数は358万人と報告しています。

失業者の51%が男性で、49%が女性、15歳から24歳の若年層は34%です。ISKURはまた、求人されている職のデータを発表しました。ISKURは求職者と企業の間の仲介を行っています。各県の企業が、求める学歴や経験などの資格を特定して、ISKURに求人を申請しています。

ISKURは4月だけで、企業から20,000件以上の求人申請を受けています。ISKURは年頭以来、705,000件の求人申請を受けていますが、その98%は民間企業からです。1月から4月の間の求人申請のほとんどは、製造業の企業からでした。

今年の1月から4月、464,000人がISKURを通して職を得ました。ということは、企業の65%が従業員を得られたことを意味します。ISKURの最近のデータによると、企業は現在、107,000人の従業員を求めています。

企業は20,000人の労働者を求めています。次が営業担当者で、5000人の求人があります。観光シーズンが近づいてきたため,観光関連の会社からも5000人の求人があります。


   「ときどきダイアリー」ヘ



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

観光収入が122%アップし、54億ドルに

2022年05月01日 | 経済
5月1日 トルコの観光収入は、2022年の最初の4半期、年間ベースで122%跳ね上がりました。

   Hurriyet

3月には約210万人の外国人ツーリストがトルコを訪れ、前年に比して129%の増加を示しました。トルコ統計局(TUIK)4月9日、トルコの観光は1月~3月、54億5000万ドルに達したと発表しました。トルコは観光収入を350億ドルにすることを目標にしています。

最初の4半期、観光客の1人当たりの消費額は845ドルで、昨年同期の消費額943ドルより減少しました。観光収入の76.5%は、GSMローミングとマリーナ・サービス消費を除いて、外国人ツーリストによるものです。あとの23.5%は、外国に住んでいるトルコ人によるものだと、統計局は言っています。

観光客が1泊に使う平均金額は68ドルで、昨年の66ドルよりやや増えています。


トルコの大統領府報道官がキーウでゼレンスキー大統領と会談

大統領府外交政策顧問のイブラヒム・カルン氏が、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談するため、非公式にキーウを訪れ、トルコはロシアとウクライナの戦争を終わらせるために努力を続けていることを伝えました。

 Hurriyet
トルコのカルン報道官(右)とウクライナのゼレンスキー大統領


4月30日、カルン報道官は、セダト・オナル副外相を含む代表団とともに、ゼレンスキー大統領とその顧問らと会談しました。トルコ代表団はまた、キーウにいるトルコ市民やクリミア・タタールの代表らとともに、トルコ大使館が主催したイフタル(ラマザン中の夕食)の会に出席しました。

「私の第一の目的は、交渉と対話によって、この戦争を終わらせることにあります。しかし、戦争はつづき、事態は難しくなっています。とりわけ、市民への攻撃を止めさせることは最も急を要する問題です」とカルン報道官はキーウでメディアに語りました。

カルン報道官は、ゼレンスキー大統領と、人道回廊をつくって人々をマリウポリから引き揚げさせるために必要なあらゆる問題を話し合ったと言い、また、戦争開始以来のトルコの支援に対して、ウクライナ当局から感謝の言葉を受けたと語りました。

トルコは3月と4月、アンタリヤとイスタンブルに、平和交渉のためにウクライナとトルコの当局者を招きました。しかし、問題は解決には至りませんでした。「イスタンブル・プロセスをつづけることが、この戦争の終結のための要になるかもしれない。われわれは戦争終結のために益々努力をつづける」と報道官は言いました。


   「ときどきダイアリー」ヘ


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「インフレに対抗するために市場1000店をオープンする」大統領

2021年10月04日 | 経済
10月7日 政府は消費者に“適切な”値段で商品を提供するために、農業協同組会に市場1000店をオープンするよう命じたと、10月3日、エルドアン大統領が言いました。

 Hurriyet
イスタンブルの市場を訪れたエルドアン大統領


「農業信用組合が経営する市場は、価格と品質に関して手ごろにします」とエルドアン大統領は、イスタンブルの農業信用組合の直売店を訪れた後、記者団に語りました。「政府は全国におよそ1000店の市場を開くよう命じました」

「国民に 安価で高品質の商品を提供するために、店舗の建築を急ぎます」と大統領は言いました。「この対策は市場のバランスを取るのに役立つでしょう」

トルコの農業信用組合は、現在、全国に約500店の食料品店を経営しています。最近のデータによると、トルコのインフレ率は、8月は先月より0.3%上がって、19.25%になりました。

「トルコのウイルス感染者の半数以上は30歳以下」保健相



トルコのコロナウイルス感染者の半数以上は30歳以下の人々だと、保健相は言い、改めて人々にワクチン接種とウイルス対策を厳しく守るよう呼びかけました。

 Hurriyet

「感染者の中で若者が占める割合は高いが、入院中の人や集中治療室にいる人の中では、若い人は多くありません」とファフレッティン・コジャ保健相は保健省科学委員会の会合の後で、ツイッターで言いました。科学委員会はパンデミックについて、政府に助言しています。

1日の感染者数が28,000人から30,000人ということは、10日間で300,000人が感染していることになると、保健相は言いました。「感染者の多くが若い人々だということは、医療システムに悪影響が出ることとはありませんが、この感染者数はまだ受け入れられません」

1日の感染者数は、しばらく25,000人で低迷していましたが、10月6日は、4月30日以来の高い数30, 428人に達しました。若い人たちが家族や年配者にコロナをうつす結果になっていると、コジャ保健相は強調しました。「先月、亡くなった市民の中で、最も多かったのは70歳以上の方々でした」

ワクチン接種によって集団免疫を達成するまでは、予防対策を緩めることはできないと、保健相はくり返し言いました。保健相はまた、mRNAワクチンを2度接種している人は、いま、3度目の接種を受ける必要はないと言いました。
  

 「ときどきダイアリー」ヘ



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコの生鮮フルーツと野菜の輸出がのびている

2021年04月14日 | 経済
4月14日 今年の第1・4半期の生鮮フルーツと野菜の輸出が、7億7450万ドルに達したと、「地中海地方生鮮果実・野菜輸出協会」のネジュダト・シン会長が、4月13日、言いました。

Hurriyet

シン会長は、この分野の輸出は、昨年同期に比して22%増加したと発表しました。2020年のこの分野の輸出量は、21%増加し、27億333000万ドルだったと、シン会長は言い、「この数字は効率的で、適格、安全な生産プロセスの結果です」と付言しました。

ロシアはトルコの生鮮フルーツと野菜のトップ輸入国で、2億2900万ドルの産物を購入しました。次がイラクで7600万ドル、その次がルーマニアで6920万ドルでした。


トルコはラマザン中の部分的ロックダウンを宣言した

コロナ感染者数が記録的数に達しているため、政府は感染阻止のために、ラマザンの最初の2週間中のロックダウンを発表しました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は、4月13日、3時間の閣僚会議後の記者会見で、政府は都市間移動の禁止、65歳以上18歳以下の人々の公共交通機関使用の禁止、公共分野の労働時間の再調整、スポーツセンターとレジャーセンターの閉鎖、夜間外出禁止時間の延長などを再施行すると語りました。

新しい規制下では、週日の外出禁止は午後9時からが午後7時からになり、午前5時まで続きます。この間、都市間の移動は必要緊急の場合以外は禁止。65歳以上18歳以下の人々の交通機関使用禁止も再び実施されます。

カフェ、レストラン、茶店もデリバリーとテークアウトのみの営業となり、結婚式場、スポーツセンター、ゲーム場も、ラマザンが終わるまで閉鎖されます。

エルドアン大統領は、混みあうイフタル(ラマザン中の断食明けの食事)も不許可とすると言いました。学校は、高校と大学の入試のためクラス以外は遠隔授業に戻ります。


   「ときどきダイアリー」へ



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナは零細企業に大打撃を与えている

2020年06月14日 | 経済
6月14日 6月11日の調査によると、コロナ危機は零細企業に大きな打撃を与えています。

 Hurriyet

この調査を行った組織「ゴール・プラットフォームのためのビジネス」(B4G)のユミット・ボイネル会長は、「コロナ危機で最も打撃を受けたのは、零細企業の69%と小企業の49%だと、私たちは見ています」と語りました。ボイネル会長は、ビジネスへの危機的影響は、3月から5月に、わずかながら和らいでいると力説しました。

わずかでも不利な影響を受けた企業は、3月には85%でしたが、5月には78%になったと、彼女は言いました。この調査によって、女性労働者がコロナ危機の影響をより多く受けていること、また、半数以上の企業がコロナの第2波に備えて準備していないことがわかりました。

ボイネル会長はまた、零細企業の33%が支払いに苦労しているが、大企業の場合は、この数字は2%に過ぎないと言いました。「従業員の数でみて、小規模の会社がコロナ危機の影響を受けています」

この調査に参加した企業は、パンデミックを財政的危機と見るより、国内外の需要の危機と見ていると、ボイネル会長は言いました。「企業が最大の危機と考えているのは、国内外の需要の不足です」


蛇を掴まえて金を稼ぐ男

中央アナトリアのカイセリ県に住むイスマイル・カラさんは、素手で蛇を捕まえて、お金を稼いでいます。料金は蛇の長さによって変わります。

 Hurriyet

“スネーク・ハンター”と呼ばれているカラさんは、蛇を怖がる住民たちのお助けマンです。この地方では、夏になって気温が高くなると、蛇が家や庭に入ってきます。カラさんは蛇を捕まえ、自然に返してやって、蛇の長さ1メートルにつき、300リラ(44ドル)の料金を受け取ります。

山岳部で暮らしてきたカラさんは、蛇の種類や名前に精通しています。県外から依頼がくることもあるそうです。「私は結構稼いでいますが、人々の大きなトラブルの解消もしているんですよ」とカラさんは言っています。


コロナによる死者数は4,792人に達し、快復者は150,000人を超えた

トルコの確認された感染者は、この24時間で1459人増え、14人が死亡し、死者総数は4792人に達したと、ファフレッティン・コジャ保健相が、6月13日、言いました。

 Hurriyet

コジャ保健相がツイッターにシェアしたグラフィックによると、トルコの確認された感染者総数は176,677人になりました。この24時間で、985人の患者が快復したとコジャ保健相が付言しました。快復した人の総数は150,087人になりました。

保健相はまた、昨日、45,092人がコロナのテストを受け、テストを受けた人の総数は2,586,995人になったと言いました。現在、集中治療室で治療中の患者は684人、人工呼吸器を使っている人は284人になったと、保健相は付言しました。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナ規制のために、茶摘み作業員がジョージア人からセネガル人に

2020年06月12日 | 経済
6月12日 トルコの茶摘み作業は、毎年、隣国ジョージア人の仕事になっていましたが、今年はコロナ規制で国境が閉鎖されたため、茶葉生産地リゼ県では、トルコ在住のセネガル人、アフガン人、ウズベク人たちが茶摘み作業をしています。

 Hurriyet

およそ4万人の外国人労働者がリゼに来たがっていますが、国境ゲートからの入国は禁止されています。しかし、2万人、主としてイスタンブル在住のリゼ出身者が、6月初めリゼにやってきました。あらゆる年齢と職業の人たちが茶葉の収穫作業を手伝っています。

例年はトルコ北東の国境から1時間でリゼにやってくるジョージア人がコロナで来られなくなったため、トルコに住み、労働許可を持っているセネガル人、アフガン人、ウズベク人がジョージア人にとってかわりました。これら移民作業員たちは、よく働くと、トルコ人作業員にも評判がよいようです。茶畑のオーナーたちも外国人作業員を歓迎しています。

セネガルからリゼへ
リゼの広大な茶畑で人気者になっている3人のセネガル人作業員がいます。リゼ県ギョンドードゥ村の茶畑のオーナー、ハリム・スルタン・ダルさんは、イスタンブルで出会った3人のセネガル国籍のジブラル・ガイエさん、ムサ・シシさん、ムハムメド・ドラミさんをリゼに連れてきました。

3人は茶摘み作業で1日に約250リラ(37ドル)を稼いでいます。2020年の最低日給は98.10リラ(15ドル)とされていますから、セネガルの移民労働者にとってはよい収入でしょう。「アフリカ人たちはとても上手に茶葉を摘みます。政府もわが国に住むアフリカ人を知って欲しい」とダルさんは言い、よい働き手には高級が支払われると言いました。

ガイエさんは茶摘みは今年で3年目、あとの2人は今年初めてです。ガイエさんは「リゼは美しい。私はトルコが大好き」と言っています。

オスマン人は140年昔、茶の木を導入しました。アブデュルハミド2世の治世に、茶の木はブルサからアレッポーまで、アイドゥンからエルズルムまで、オスマン帝国全土に植えられましたが、多くの土地はこの植物に合いませんでした。まもなく黒海地方が茶の木を育てるのに最も適しているとわかり、1947年、リゼにトルコ初の茶の工場が建てられました。


外国在住市民の帰国時の14日間隔離が廃止された


外国在住トルコ市民が故国を訪れた際の14日間の自宅隔離を廃止すると、6月11日、政府が発表しました。

 Hurriyet

「われわれは夏の休暇で故国を訪れる外国在住市民を支援します」と、トルコ大統領府の「外国在住トルコ人と関連コミュニティ局」(YTB)のアブドゥラ・エレン局長が、声明で発表しました。YTBの発表によると、正常化のためのステップによって、トルコは、外国から来るトルコ市民に科していた厳しい規制を緩和しはじめました。

約600万のトルコ市民が、ヨーロッパ諸国に住んでいます。YTBによると、近年は、70万の海外在住市民がヨーロッパからトルコへ車でやってきます。

トルコは6月11日、トルコ市民と外国人の出入国に関して、イラン国境経由を除いて、規制を排除しました。この規制解除は、エルドアン大統領主宰の閣僚会議後に実現しました。

空路での到着に関しては、保健省、外務省、運輸省の協力で調整されます。トルコに入国するトルコ人と外国人は、ヘルス・チェックを受けます。出入国に関しては、内務省、保健省、運輸省の対策が対策を決めます。新しい法令はトルコ全県に送られます。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする