トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

アメリカと極東諸国へのトルコのスパイスの輸出が急増

2024年07月25日 | 経済
7月24日 アメリカや極東諸国へのスパイスの輸出が急増し、トルコのスパイス業界は世界の要請に対応しています。

 Hurriyet

2024年の上半期、トルコのスパイスの輸出は27%増加し、8900万ドルから1億Ⅰ300万ドルに跳ね上がりました。スパイス業界は今年末までに、スパイスの輸出を2億5000万ドルにすることをめざしています。

芳香によって塩分を減らすことができるトルコのスパイスは、肉や魚から、野菜、豆類、パン類まで、世界中の料理に使われています。

エーゲ海地方製品の輸出業者代表のムハムメト・オズテュルクさんは、とくに月桂樹やタイムなどでトルコの香辛料が優れていると強調しました。「セージ、クミン、コリアンダー、フェネルなど、わが国のスパイスは世界中で多くの料理に使われています」

とくにエーゲ海地方のスパイスは優れ、トルコのスパイス貿易の65%を占めているそうです。「今年の下半期は、年末までに2億5000万ドルを輸出し、来年はさらに増加させることをめざしています」

農林製品輸出業者の代表ヌレッティン・タラクチュオールさんは、トルコの最高のスパイスである月桂樹の輸出は57%増え、2300万ドルから3600万ドルに跳ね上がり、タイムの輸出は11%増えて、2400万ドルから2700万ドルになったと発表しました。


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トルコ製ウエディングドレスが世界で大人気

2024年07月06日 | 経済
7月8日 トルコのウエディングドレスが近年、世界中で大人気を得て、ヨーロッパ、アジア、北米への輸出が急増しています。

 HUrriyet

トルコのウエディングドレスの輸出は、2023年には、前年より35.7%増加し、70万ドルに達したと、トルコ統計局が発表しました。

トルコのウエディングドレス・メーカーは、昨年、23,300着以上のドレスを輸出しましたが、そのうち7800着はドイツが輸入したと、トルコ統計局は言っています。

同じ時期、トルコ製ウエディングドレスの第2の輸入国サウジアラビアは、2000着のドレスを買い入れています。次がイラクで1700着、オーストリアが1400着、スエーデンが1000着余を輸入しています。

2024年現在、トルコのウエディングドレスの輸出は、1月から5月、140万ドルに達しています。この時期、トルコは11,800着のドレスを輸出していますが、そのうちの2900着はドイツが購入しています。

今年の1月から5月は、イラクがトルコ製ウエディングドレスの第2の輸入国になり、1450着のドレスを輸入しました。次が1300着のデンマーク、1340着のアメリカ、900着のオーストリアと続きます。

「トルコ・ファッション・アパレル連盟」のヒュセイン・オズテュルク会長は、ウエディングドレス産業は、大きな国内市場と、強力な輸出力を持っていると言いました。「トルコのウエディングドレス・メーカーは、競争力のあるデザインと品質を持ち、ヨーロッパから、アメリカや湾岸諸国、中央アジアまで、その名を知られています」と、オズテュルクさんは言いました。


トルコ外相がテュルク系諸国に通常のアルファべット使用を促した

ハカン・フィダン外相が、地域が協力していくために、テュルク系諸国間で統一されたアルファベットを使用するよう要請しました。

 Hurriyet

7月6日、アゼルバイジャンのスーシャ市で開かれた「テュルク系国家機構(OTS)」のサミットで、フィダン外相は、世界的な権力争いが、われわれの地域に波及するのを防ぐために、われわれはその立場を強固にし、われわれの力を共通の繁栄のために使わなければならない」と語りました。

OTS にはアゼルバイジャン、カザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタン、トルコが含まれています。『われわれはできるだけ早く、アルファベットを統一しなければならない」とフィダン外相は促しました。

トルコとアゼルバイジャンとウズベキスタンはラテン・アルファベットを使用していますが、カザフスタンとキルギスタンはキリル文字を使いつづけています。

トルコ外相はこの取り組みを支援するために、OTS内でのシステムの枠組みを強化するよう求めました。「エネルギー、金融、貿易、防衛産業、新技術のような分野での協力を進めるために、われわれは必要な条件の基盤を築かなければならない。トルコの文化と独自性を世界に示す必要がある」と、フィダン外相は 力説しました。


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世界銀行がトルコの洪水と干ばつ対策に助力するため基金を提供する

2024年07月01日 | 経済
7月1日 世界銀行は、洪水と干ばつから人々を守り、力づけるトルコの活動を支援するため、理事会が6億ドルの融資を承認したと発表しました。気候変動によって、洪水と干ばつは頻度と強度を増しています。

 Hurriyet

世界銀行の声明によれば、「トルコ洪水・干ばつ管理プロジェクト」は、洪水多発地域に住む人々のために洪水管理に助力し、農業者の干ばつ監視を容易にし、洪水と干ばつのリスクを管理する国の制度を改善するそうです。

洪水管理のための基金は、川の流域に暮らす150,000人の人々に、直接与えられます。また、農業者には、水の管理を容易にするために、干ばつを監視する重要なデータが提供されると、声明は付言しています。

トルコの自然災害の30%を占めている洪水は、広範な経済的損害をもたらし、死亡者も増えていると、声明は言っています。「世界9位の農業生産国であるトルコにとって、干ばつは厳しい試練になっています」と、世界銀行のトルコ担当フムベルト・ロペス氏は言いました。

「国民と経済を守るために、気象上のリスクに対して反発力をつけるようと、広範な努力をしているトルコを支援することを、世界銀行は喜んでいます」とロペス氏は言いました。


トルコはドネルケバブをEUに登録申請。ドイツは反発

トルコはドネルケバブをトルコの伝統的食品として登録するようEUに申請しましたが、ドイツから反発の声が起こっています。

 Hurriyet

イスタンブルの「国際ドネルケバブ連合」は、ドネルケバブをトルコの食品として承認し、製造基準を守るようEUに申請しました。4月24日発行のEUの公式機関誌は、トルコの申請は正式決定まで3か月かかると言っています。

トルコの申請が承認されれば、ドネルケバブは、イタリアのナポリのピザや、フランスのシャンパン同様、保護されることになります。そして、特別の基準に合致するケバブのみ、ドネルケバブと称することができ、これに合致しない場合は、罰金か禁固刑が科されることになるかもしれません。

ドイツは同国でのドネルケバブの文化的重要性を力説し、反対の声を上げています。在住トルコ人によってドイツにもたらされた軽食ドネルケバブは、広く人気を得て、今ではドイツ人の3分の1が、少なくとも1か月に1度はドネルを食べていると報じられています。

ドイツ人の多くは、トルコの今回の動きを、ドイツの文化的独自性に対する攻撃と見ています。「ドネルケバブはドイツの国民的スナックになっています」と、ドイツ食糧省のスポークスパースンは言っています。「ドネルケバブに新しい基準を設けることは、ドイツに定着したドネルを攻撃することになるかもしれません」

トルコの提案には、スライスする肉の厚さや肉の種類にまで言及しています。ドネルは3.5ミリの厚さで、水平にカットされ、ドイツで一般に使われている仔牛ではなく、子羊か牛肉でなければならない。チキン・ドネルは1~2センチの厚さでなければならないとしています。

「私たちがここで作っているケバブは、トルコで作られているドネルケバブではありません」と、ベルリンの有名なドネル職人アリフ・ケレシュさんはシュテルン誌に語りました。「トルコの申請が受け入れられたら、私たちにとっては大変なことになります」

「欧州トルコ・ドネル生産者協会」によると、ヨーロッパのドネルケバブ産業は35億ユーロと推定され、経済問題としても関心が高まっています。




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天然ガスの輸入量が2023年8%減少した

2024年06月22日 | 経済
6月24日 「エネルギー市場管理局(EPDK)」のデータによると、トルコの天然ガス輸入は、2023年、前年より7.64%減少しました。

 Hurriyet

昨年、トルコは504億立方メートルの天然ガスを購入しました。最大の供給国はロシアでした。ロシアからの天然ガス輸入分は42.27%だったと、EPDKは言っています。

2番目の供給国はアゼルバイジャンで、102億立方メートル、3番目はアルジェリアで、59億立方メートルを、トルコは輸入しました。昨年、トルコはまた、イランから54億立方メートル、アメリカから40億立方メートルを輸入しています。

昨年、家庭が消費した天然ガスは、170億立方メートルで、2022年の180億立方メートルより減少しました。また、工業分野での消費は133億立方メートルから123億立方メートルに減少しました。

トルコの天然ガス生産は2022年にくらべて、昨年はほぼ113%増加し、8億700万立方メートルに達しました。2019年、ガス生産は4億7400万立法メートルのみでした。

FPDKによると、トルコのガス輸出は1年で54%増加し、8億6900万立方メートルに達しました。
 

「タトヴァン観光列車」が開通した

アブドゥルカディル・ウラルオール運輸インフラ相が、6月24日、アンカラ=タトヴァン間を走る「タトヴァン観光列車」の開通を発表しました。

 Hurriyet

列車は140人の乗客を乗せて、1,262キロを約28時間で走り、ユニークな旅を経験させてくれます。

運輸相は声明文で「タトヴァン観光列車」はイード・アルアドハー(犠牲祭)明けに開通すると言っていましたが、最初の列車は6月24日午後2時半に首都アンカラを発ち、6月26日午後7時に東アナトリアのタトヴァンに到着することになりました。

乗客は特別設計の快適な寝台車から、トルコの風景と豊かな文化を眺めるという、まれにみるチャンスを堪能できます。各寝台車には冷蔵庫と流し台が設置され、乗客は、絵のようなアナトリアの山河を眺めながら食堂車でディナーを楽しめます。

アンカラから乗る乗客は、東アナトリアのエラズーで、3時間の休憩時間に市内散策を楽しむことができます。タトヴァンから乗った乗客は、シワスでの休憩時間に、地元の文化遺産に触れることができます。

「タトヴァン観光列車」は「東部観光急行」や「ディヤルバクル観光急行」と同様、現代の旅行のニーズに対応することを目標とし、また、通過する地方の観光の振興も配慮しています。


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トルコ経済は今年第1四半期、5.7%成長した

2024年06月01日 | 経済
6月1日 トルコ統計局(TUIK)のデータによると、トルコ経済は、2023年の第4四半期の4%の成長から加速し、2024年第1四半期は5,7%成長しました。

 Hurriyet

トルコ経済の四半世紀成長率は1%から2.4%に急増しました。「わが国の経済は、われわれが実施している合理的で、予測可能な、ルールに基づいた政策によって、バランスのとれた、持続可能な成長に向かっています」と、メフメト・シムシェク財務相は、成長のデータについてX に書き、年間国民所得は1兆1600億ドルに達したと付言しました。

今年の第2四半期の指標も、継続的な、バランスのとれた成長を示していると、シムシェク財務相は言いました。成長に対する国内需要の貢献度は4.1ポイントでしたが、国外需要の貢献度も5四半世紀めにしてプラスに変わったと、財務相は付言しました。

「2024年を通じて、われわれは海外需要による、バランスのとれた、プラス成長を予想しています」とシムシェク財務相は言いました。

今年第1四半期、家庭の消費額はGDPの56.6%でしたが、過去3か月は59.3%でした。統計局のデータによると、輸出は年間4%増加し、輸入は3.1%減少しました。

建設部門は、前四半世紀は、前年に比して10.8%の成長でしたが、1月から3月、11%成長しました。農業部門の年間成長ペースは0.5%から4.6%に加速しました。

2024年の第1四半期、産業は4.9%拡大し、主要な製造部門では4.7%成長しました。前四半世紀は1.9%の成長でした。


エルドアン大統領がハンガリー首相と電話で会談した

エルドアン大統領が、5月31日、ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相と電話で会談しました。

 Hurriyet
ハンガリーのオルバン首相(左)とエルドアン大統領


大統領事務所によると、会談では地域と世界の問題の他、両国関係についても話し合われました。エルドアン大統領は、来るべきEU理事会でハンガリーが議長国になることを願うと言い、トルコの加盟にはハンガリーの支援が重要だと付言しました。

トルコの加盟交渉は、2016年以来、お蔵入りになっています。トルコとEUの正式交渉は2005年に始まりましたが、トルコは加盟国に必要な基準を満たしていないとして、EU加盟交渉は事実上、保留されています。

ハンガリーは、7月1日、ベルギーに次いで、理事会を引き継ぐ予定です。ハンガリーは議長国として、政治的議題を設定し、加盟国間の討議を司会し、欧州議会と欧州委員会に対してEUの代表となるでしょう。


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トルコは日本へ10億ドルの食品輸出をめざしている

2024年03月15日 | 経済
3月15日 トルコ食品業界は、中期目標として、大きな日本市場へ10億ドルの輸出をめざしています。3月5日~8日、東京で行われた第50回「国際飲食物展示会」 (Foodex) にはトルコ企業も参加しました。

 Hurriyet

「エーゲ海ドライフルーツ輸出協会」のアリ・ウシュク会長は、「トルコの食品会社はFoodex でよいビジネス関係を築き、日本市場への輸出を10億ドルに押し上げる見通しが立ちました」と語りました。「Foodex に参加した会社数は、今年は39社から51社に増え、Foodexには広範な食品が展示されました」

2024年1月2月の、トルコの日本への食品輸出は、昨年同期に比して42%も増加し、昨年の6900万ドルから、今年は9800万ドルになりました。「日本で現状に達するまでには30年かかりましたが、日本市場での成長は加速していくでしょう」とウシュク氏は言いました。

ウシュク氏によると、トルコは、パスタ、種なしレーズン、魚、オリーブ油、フルーツ、野菜など、広範な食品を日本に輸出しています。「われわれは、中期には10億ドル相当の食品を輸出できるでしょう」と彼は言いました。

1月2月期、水産物と畜産物のの日本への輸出は4900万ドルに達しました。シリアルや豆類、油糧種子の日本への輸出による収入は、1800万ドルになりました。

トルコの日本への総輸出額は、2024年1月2月で、1億4000万ドルに達し、1年前より20%増えました。食品の輸出額は総輸出額の67%になります。


歴史的ハマム(トルコ浴場)が200万ドルで売りに出た

イスタンブルのファティフ区に放置されていたオスマン時代のハマム(トルコ浴場)が、200万ドルで売りに出ています。

 Hurriyet

オスマン時代の有名な建築家ミマル・シナンが1582年に建てたアヤカプ浴場は、放置されていたため、崩壊の危機にあります。金角湾を望む場所に立つこの浴場は、1957年に個人の所有になった後、放置されてきました。

442年昔のこの建物は、1957年、都市計画のため売りに出され、個人の所有になりました。1960年代から1970年代は、この建物は木材の倉庫として使われていました。建物の上部は木々に蔽われ、屋根も破損しています。建物の下部にはゴミが山積みにされ、入口は砂袋でふさがれていました。

この建物は2022年に売りに出されたときも、現在と同じ220万ドルでした。著名な歴史家メフメト・ディルバス氏は、所有者が放置していたことを批判し、文化遺産は具体的な対策によって保護されるべきだと力説しました。「この建物は修復しなかったら、せいぜい20年か25年で崩壊してしまうでしょう。崩壊してしまったら、再建されることはないしょうね」


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トルコは世界が必要とする月桂樹の葉の90%を生産している

2023年12月25日 | 経済
12月26日 北部サムスン県で、30年前、月桂樹の葉の収穫を始めたハック・カラマンさんは、ビジネスとして成功し、地元の女性たちにも仕事を提供しています。

 Hurriyet

サムスン県の月桂樹の葉の生産は大規模になり、いまでは世界中に輸出されるまでになりました。「5月19日地区・環境に優しい生産者教育・連帯協会」の会長・カラマンさんは、森林で収穫した月桂樹の葉を収入源に変えたのです。

5月19日地区に造られた作業場では、毎日、1トンの月桂樹の葉が乾燥されています。乾燥した月桂樹の葉は、地元の女性作業員たちが、メーカーの求めに応じて包装します。地元では月桂樹の生産を普及するために、生産者には月桂樹の苗木が無料で提供されています。

「この地域には6種の月桂樹があります。月桂樹の葉からオイルの抽出もしています」とカラマンさんは言いました。「月桂樹はオイルを多量に含んでいます。月桂樹の油は主として医療に使われ、コロナ・パンデミック中は、ウイルスを駆除する成分として使われました。ヨーロッパでは月桂樹は注目されています。月桂樹の葉は1年中収穫できるので、1年中、収入があります」

「わが社は1年中、20人の作業員を雇い、1日に1トンの葉を乾燥できます」とカラマンさんは付言しました。


一部地方は大雪で、人々の暮らしが乱れた

激しい雪とみぞれが、トルコの一部地方の人々の暮らしを混乱させました。猛吹雪で、視界が狭まり、アナトリアの東部と東南部では道路が閉鎖されました。

 Hurriyet

トゥンジェリ、ハッカリ、カルス、シワスの諸県では、車が立ち往生し、物資の輸送にも影響しました。南東部のハッカリ県では、34の村へ行く道が不通になりました。断続的な降雪が、夜間、激しくなり、街の中心の積雪は30センチに達し、ハッカリ市のチームも活動を開始しました。市のチームは道路を開通させるために懸命に働き、最悪の事態に備えて24時間体制で待機していました。

積雪が35センチに達したトゥンジェリ県では、96の村が交通不能になりました。トゥンジェリ県では、12月22日に雪が降り始め、高地にまで雪が降りました。

北東部のカルス県では、突然の雪と吹雪のために道路が滑りやすくなり、事故が多発しました。ドライバーたちは視界が悪く、運転に苦労しました。

気象庁の予報によると、今後の天気は、東部マルマラ地方、中央アナトリア北部、東アナトリアの北部と東部、南アナトリアの東部は曇天で、降雨も予想されます。


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トルコの輸出は今年の11か月で2330億ドルに達した

2023年12月04日 | 経済
12月4日 貿易省によると、今年の1月から11月までのトルコの輸出収益は、昨年より0.7%増加し、2329億ドルに達しました。

 Hurriyet

トルコの12か月の輸出は2525億ドルになりました。政府は、中期計画では、2023年、2550億ドルの輸出を予測していましたが、おそらく2560億ドルくらいになるだろうと、オメル・ポラト貿易相は言いました。

トルコの輸出は昨年より5.2%増え、11月は230億ドルという記録的な額に達しました。輸出は7月以来増加し、11月も好調が続いていると、ポラト貿易相は言っています。

輸入は昨年より5.6%減少し、289億ドルになりました。その結果、トルコの現在の赤字は、2022年より32.6%減少し、59億ドルになりました。貿易相は、輸入は大きく減少したと言い、トルコは9月、経常収支で黒字をを計上したと付言しました。

「8月の経常収支はわずかに赤字でした。10月11月は経常収支のバランスがとれ、わずかに黒字も期待されます」とポラト貿易相は言い、近く新しいデータを発表すると付言しました。

衣類の輸出は12%減少し、電気・電子産業関係は2%減少しました。また、鉄鋼輸入は、11月、昨年に比して11.6%減少しました。輸入は中国からがトップで、トルコは、世界第2の経済大国・中国から、36億ドル相当の商品を購入しました。


トルコ北西部でマグニチュード5.1の地震

マルマラ海でマグニチュード5.1の地震が起こり、イスタンブルやブルサを含む北西部の数県が揺れたと、災害緊急管理局(AFAD)が発表しました。

 Hurriyet

11月4日午前10時42分、ブルサのゲムリク湾で、最初の地震が起こり、3分後にマグニチュード4.5の余震がありました。震源の深さは8.98キロメートルと報告されました。多くの人々がソシアルメディアで揺れに関するメッセージをシェアしました。

揺れが感じられたコジャエリ、サカリヤ、チャナッカレでは、人々はパニックになって、家や職場や学校から飛び出しました。AFADは、死者も、建物の崩壊もなかったと言っています。「マルマラ海ゲムリク湾のマグニチュード5.1と4.5の地震による被害はありませんでした。いま、現地調査が行われ、AFADのチームが警戒中です」とAFADは声明文を出しました。

イスタンブルのダウト・ギュル知事は、初期査定では危険な状況は見られなかったと報告しています。ブルサのマフムート・デミルタシュ知事は、県内では被害はなかったが、パニックになった生徒たちを避難させた学校もあったと言っています。


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カッパドキアを訪れるツーリスト数が記録を破った

2023年11月12日 | 経済
11月12日 中央アナトリア・ネヴシェヒル県の人気観光地カッパドキアが、訪れるツーリスト数で記録を破りました。

 Hurriyet

ネヴシェヒル、ユルギュップ、ハジュベクタシ考古学・民俗学博物館、カランルク、エル・ナザル、ギュルシェヒル、デリンクユ、カイマクル、オズコナク、タトラリン地下都市とマズ地下都市、ギョレメ野外博物館、ゼルヴェ遺跡、ギュルシェヒル野外宮殿跡、ハジュベクタシ・ヴェリ博物館、ハジュベクタシ・アタテュルクの家などがあるカッパドキア地方に、今年の1月から10月、内外のツーリスト4,256,129人が訪れました。

ネヴシェヒル県のアリ・フィダン知事は「カッパドキア地方はユニークな自然美と、多くの文明の豊かな歴と文化によって、国内でも、世界でも最も重要な観光センターのひとつになっています。カッパドキア地方の中心に位置するネヴシェヒルは、妖精の煙突と地下都市で知られています。ネヴシェヒルは渓谷や岩窟教会、野外博物館、気球ツアー、健康ツアーや信仰ツアー、郷土料理、手工芸品など、訪れる人々に多くのさまざまな楽しみを提供しています」と語りました。

今年の1月から10月、国内外からのツーリストの数で、これまでの記録が破られたと、知事は言いました。「2022年には、ツーリスト数は4,192,070人でしたが、2023年1月から10月、昨年の記録を超えました。私たちは今年末には、訪れる人の数は500万に達するだろうと予想しています」

知事はまた、ツーリストのトップ5は、スペイン、アメリカ、インドネシア、韓国、イタリアからのツーリストだと付言しました。


イスタンブルで野火で焼けた土地の再植林活動が行われている

今年の市内の野火でダメージを受けた森林地帯を復活させるために、イスタンブル知事室が再植林キャンペーンを始めました。

 Hurriyet

ダウト・ギュル知事も植林イベントに参加しました。イベントでは、34,500本の松の苗木が、7月26日に市内北部ベイコズ地域を襲った野火で被害を受けた森林地帯21ヘクタールに植えられました。ギュル知事は、再植林活動は、野火で被害を受けた他の地域でも行われ、今年末には植林は終わるだろうと言いました。

「今日、生徒たちの助力で、私たちはイスタンブルのこの地に、“100周年トルコ”の最初の植樹を行っています。ここベイコズは今年の火災で被害を受けた地域のひとつです」と、ギュル知事は、11月8日のイベントで記者団に語りました。

植林活動は今年末までに作業を終えると知事は言い、11月8日の緑化イベントが行われたエリアは、イスタンブル県で焼けた森林の 約45%になると指摘しました。「2023年末までには、今年焼けたイスタンブルの森林のすべてが再植林されるでしょう」


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エディルネの薬局にギリシア人とブルガリア人が押し寄せている

2023年11月10日 | 経済
11月10日 ブルガリアとギリシアに隣接する都市エディルネに、ツーリストの大群が押し寄せています。彼らがエディルネに来るのは、望ましい交換率で買物ができるからだけでなく、市販の薬品やサプリメントの需要が急増しているためでもあります。

 Hurriyet

エディルネのショッピング・センターと薬局は、隣国から来る人々で大賑わいになっています。彼らの薬局でのおめあては、薬品類、とくに風邪の予防薬やサプリメントです。

薬剤師会議所のギュルカン・クルチオール所長は、保健製品を求めるツーリストが増えていると言いました。「ここ2,3年、好ましい交換率のためにエディルネを訪れるブルガリアの旅行者が増えています。とくに週末はブルガリア市民が多くやってきますね。彼らはエディルネの薬局で保険関連の商品を買っていきます」

「トルコでは故国より手ごろな価格で薬品が買えるのが、彼らがトルコの薬局までドライブしてくる理由です」とクルチオール氏は言いました。よく売れているのはビタミンやサプリメントで、ツーリストたちはいろいろなサプリメントを買っていますが、とくに風邪薬の需要が多いそうです。


「トルコはガザのガンの子供たちを受け入れる用意がある」保健相

トルコはまもなく、ガンの子供たちを治療のために、ガザからトルコへ移送する手続きを始めると、ファフレッティン・コジャ保健相が発表しました。

 Hurriyet

「私たちはできるだけ早く、ガンの子供たちをトルコに移送し始めます。患者たちが救急車でエジプトに運ばれてくるのを、私たちは待っています。私たちは彼らを治療するために、救急用航空機でトルコに運びます。私たちはまた、薬品や、医療器具、仮設病院、救急車20台、支援のための装備500トンをを船で送ります。船は11月9日、出航します」と、コジャ保健相は、11月9日、国会の予算協議会のスピーチで語りました。

コジャ保健相は、11月8日、イスラエルのウリエル・メナチェム・ブソ保健相と電話で話し、保健相として、医者としての強いスタンスを示し、イスラエルの保健相に、暴力は受け入れられないと伝えたと言いました。

コジャ保健相はまた、ガザでガンの治療をする唯一の医療機関であるトルコ運営の病院が、イスラエルの空爆で機能不全になったことに触れ、ガンの治療が終わらないまま放置されている子供たちを初め、患者たちのトルコへの移送手続を待っていると伝えたということです。この件に関しては、イスラエルの保健相と合意に達したと、コジャ保健相は付言しました。

「ガザの人道的悲劇は、保健サービスが提供されないまま深刻化しています。イスラエルによるガザの破壊は、人間の価値を瓦礫で埋めてしまった。私は、イスラエル=ハマス戦争の初日から、野戦病院の設立など、保健サービスを供給するために、エジプトの保健相と話し合ってきました」とコジャ保健相は言いました。


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