トルコのトピックス

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2023年、87%のトルコ国民がインタネットを使っている

2023年08月30日 | 国内
8月31日 トルコ統計局の調査によると、2023年、16歳から74歳のトルコ国民の87.1%が、オンライン・ショッピングや食物の注文、ストリーミングなど、さまざまな目的でインタネットを利用しています。

 Hurriyet

8月29日に発表された統計局の調査によると、今年の1月から3月、オンラインで買物をした人の75.5%が、衣類,靴、アクセサリーを買いました。次がレストランやファーストフード店の配達で、47.6%です。

3位は化粧品と美容・健康製品で32.2%、映画やドラマの動画配信サービスが4位で、30.7%でした。また、公式サイトや公的サービスのアプリを使う人の率は、この1年間73.9%でした。

2023年の最近の3か月、教育、職業、私的目的で、オンライン学習をしたトルコ人の率は18.7%で、前年に比して2.8ポイント増加しました。

トルコ国民が最も多く使ったソシアル・メディアとメッセージ・アプリはWhats App で、84.9%でした。次がYou Tube (69%)とInstagram (61.4%)でした。


トルコとロシアの外相がモスクワで会談する

トルコのハカン・フィダン外相が、8月31日、2日間モスクワを訪れ、ロシアのセルゲイ・レヴロフ外相と、穀物協定の再開および両国間の問題、地域の状況について会談します。

 Hurriyet
ロシアのレヴロフ外相(左)とロシアのフィダン外相


「今回の会談の議題は両国間の問題と地域的・世界的現状になるだろう」と、トルコ外務省は言っています。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官も、8月30日、モスクワの記者会見で、フィダン外相の訪問を確認しています。会談は国際問題、とくにウクライナ、シリア、リビヤの状況に関して話し合われるだろうと、彼女は言っています。

両外相はまた、エネルギー協力と、近づくエルドアン=プーチン会談の内容に関しても話し合うでしょう。両外相の第1の議題は、7月17日にロシアが中断した穀物協定の再開になるでしょう。この協定は、世界的な食糧危機を回避するために、ロシアとウクライナの穀物その他の食糧を世界市場へ輸出するのが目的です。この協定によって、3300万トン以上の穀物が世界市場に運ばれました。

ロシアはさまざまな規制のために、自国の製品を売ることができないとして、協定を中断しました。トルコは穀物協定を再開させる方法を模索しています。フィダン外相はキエフでゼレンスキー大統領を含むウクライナの政府高官と会談しました。

フィダン外相のモスクワ行きにつづいて、エルドアン大統領もソチでプーチン大統領と会談することになっています。この会談は、エルドアン大統領が、9月9日、10日、インドで行われるG20サミットに出席する前に行われるでしょう。


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エルドアン大統領がプーチン大統領との会談のためロシアを訪れる

2023年08月30日 | 国際
8月30日 エルドアン大統領が、黒海の穀物協定の復活について、プーチン大統領と話し合うために、「まもなく」ロシアを訪れると、月曜、公正発展党(AKP)の報道係が言いました。

 Hurriyet

同党の報道係オメル・チェリキ氏は記者団に、会談はロシアのリゾート地ソチで行われるだろうと語り、トルコは恐ろしい食糧危機を防ぐことができるだろうと付言しました。

ロシアのドミトリー・ペスコフ報道官も、記者団に、会談は準備されつつあると言いました。エルドアン大統領は、ロシアとウクライナを正式の和平交渉に入らせるために、両サイドと良い関係を維持してきました。2022年2月の侵攻後、両サイドが署名した唯一の大きな協定 ー ウクライナの3つの港から黒海を渡って穀物を出荷する協定 ー の交渉に助力しました。

先月、ロシアは、国連も支援しているこの協定を破棄し、ウクライナの港のインフラをくり返し攻撃し、黒海をゆく船はすべて軍事目標とみなすかもしれないと警告しました。エルドアン大統領は協定の復活に努め、これを和平交渉のスプリングボードにしたいと願っています。


タバコを止めて、キャラヴァン(トレーラー)を造った 男

イズミル県に住む男性が、2年前にタバコを止め、浮いた分のお金で、2004年型の車両をキャラヴァン(トレーラー、車が引く移動住宅)に改装しました。

 Hurriyet

自営の電気技術者メフメト・アルディルさん(38)は、双子の男子の父親になったとき、1日に2箱吸っていたタバコを止めることにしました。アルディルさんは、所有していた2004年型のミニバスをキャラヴァンに改装したいきさつを地元メディアに語りました。

彼は最初、この車を売ろうと思っていましたが、その後、友人のキャラヴァンに触発されて、ミニバスの改装を決意しました。「キャラヴァンを造ると決めた私は、2年間、タバコ銭分を貯金しました。タバコを止めて、よかったです」と彼は言いました。

アウディルさんはおとなが4人、快適に暮らせるリッパなキャラヴァンを設計しました。「費用は2000,000リラかかりました」

「まず、車のシートを取り除き、床を張り、天井もぜんぶ木を張りました。家具のパーツは友人と造りました。電気の部分は自分で完ぺきに造りました。太陽パネルを使ったエアコン・システムも設置しました。家族とキャラヴァンで過ごす休暇を楽しんでいます」と、アルディルさんは言いました。

キャラヴァンは内部も外部も行き届いた設計で、薪を燃やせる暖炉も、テレビも、映写システムも備えています。「このあいだ、私たちは休暇でアイドゥンのクシャダスに行きました。今度は黒海岸を旅する計画です」


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トルコの科学者が世界的に受け入れられている地震理論に反証

2023年08月29日 | 国際
8月29日 地震が大気の変化を引き起こすという地震理論が世界的に受け入れられていますが、トルコの科学者グループが、この理論の反証に成功したと主張しています。

 Hurriyet

ゾングルダク・ビュレント・エジェヴィト大学に勤務するシェノル・ハカン・クトオール教授、ギョクハン・ギュルビズ准教授、ヴォルカン・アクギュル研究生の3人は、「地震の前に、地震のサインと言われる大気の変化が起こるという理論」について研究を始め、重要な発見をしました。

3人は数か所で大気の電子の動きを調査し、2021年、既成理論の反証に成功しました。「地震の前に、地球の地殻が圧縮することによって生まれたエネルギーが大気の上部にひろがり、地震の1か月から数日前に、電子の数が変化する」という理論がありました。しかし、この理論は地震地帯のみの1か月のデータを根拠にしているに過ぎません。さまざまな場所で、同日、同条件下で行われたかどうかはわかりません」と、ウトオール博士は言いました。「私たちのチームは数か所で、もっと長期にわたって調査しました」

「私たちは、地震の前に起こると言われているサインを、同じ場所で1年に30回から40回見ています。従って、これは偶然のできごとであり、体系的なものではありません。私たちはまた、同様のサインが、地震地帯から10,100キロ離れた場所で、ほぼ同時に起こったのも見ました」

クトオール博士は、この反論が承認されるのには2年もかかったが、この論説は公式に受け入れられ、近く国際的科学誌に掲載されるだろうと語りました。


博物館カードの販売数が、2023年、210万枚に達した

「ミュゼカルト」として知られる博物館カードの販売数が、2023年1月から7月で210万枚に達したと、文化観光省が発表しました。

 Hurriyet

同省の発表によると、ミュゼカルトの売れ行きは記録的に増加しています。カードの価格は最近60トルコリラになりました。博物館カードは文化観光相の傘下にある300の博物館と遺跡および国立宮殿の管理下にある博物館で使えます。2022年、カードの売れ行きは記録を破り、293万枚に達し、前年に比して63%の増となりました。

同省の傘下にある博物館の中で最も来訪者が多いのは、コンヤ県のメブラーナ博物館で、166万人が訪れています。第2位はイズミル県のエフェススの遺跡で、来訪者は115万人、3位はデニズリ県のヒエラポリス遺跡で来訪者は110万人でした。


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大雨で蜂蜜の収穫が激減

2023年08月28日 | 国内
8月28日 気温の急変と大雨が蜂蜜生産に甚大な被害を与え、トルコ最大の蜂蜜生産地では、今年の収穫は昨年に比べて50%に減少したそうです。しかし、蜂蜜の品質は向上したとか。

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中央アナトリア・シワス県のザラ地区には、8000種の花が咲き、多くの養蜂業者が働いていますが、今年は収穫の大激減という甚大な被害を受けています。雨がつづいたため、蜂たちは巣を出ることができず、その結果、蜂蜜の生産量が減ってしまったのです。毎年8月末に蜂蜜を収穫する地元生産者たちは、 昨年に比べて50%の減だと言っています。

「収穫は去年に比べて明らかに減りました。しかし、蜂蜜は色が濃く、濃度も濃く、高品質になっています」と、最近、蜂蜜の収穫を始めた養蜂家のエネス・クズさんは言いました。「ご存じのように、ザラの蜂蜜は有名です。私たちは蜂蜜の生産地を表示する資格を持っています。去年、私たちは申請書を送り、今年、生産地表示証を受けました」

「昨年、私たちは1.1トンの蜂蜜を生産しました。今年の収穫量は450~500キログラムです。しかし、蜂蜜はこれまで以上に高品質です。私たちは2日前から蜂蜜の収穫を始め、1週間で終わります。生産地表示以前は販売に骨を折りましたが、表示証を受けた後は人気が出て、需要は増しています」とクズさんは語りました。


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トルコ外相がウクライナで穀物協定について会談

2023年08月27日 | 国内
8月27日 ハカン・フィダン外相が、就任後初めてキエフを訪れて、ウクライナのゼレンスキー大統領を含む政府高官らとロシアのウクライナ占領と、穀物協定の再開について話し合いました。

Hurriyet
ウクライナのゼレンスキー大統領(左)とトルコのフィダン外相


フィダン外相は8月25日、キエフに到着し、ゼレンスキー大統領、ドミトリー・クレバ外相、アンドリー・イエルマク大統領室長と会談しました。フィダン外相は、ゼレンスキー=フィダン会談の寫眞を発表しましたが、詳細な説明はありませんでした。

ウクライナのメディアによると、両国高官は、ウクライナがロシアとの戦争を終わらせるために提出した平和への方策と、穀物協定再開について討論しました。ロシアが穀物協定を破棄してから、トルコと国連は、ウクライナとロシアへ働きかけをつづけています。

協定は2022年7月に締結され、3000万トン以上の小麦を世界市場へ送ることができましたが、2023年7月17日、ロシアによって無効になりました。トルコは、ロシアとウクライナ双方の小麦の輸出の再開のために努力してきましたが、再開のためには双方の合意が必要だと考えています。

トルコはまた、2022年2月に始まった戦争を終わらせるための平和交渉の開始について、両サイドと話し合っています。エルドアン大統領は、「戦争に勝者はいない、平和に敗者はいない」と両サイドに呼びかけています。


イズミル県で8200年昔の水路が発見された

イズミル県イエシロヴァ丘陵で、考古学者たちが最近、人類史上初の水路のひとつ、8200年昔の水路を発見しました。

 Hurriyet

この古代都市の最初の住民は、自分たちの手で流れを誘導し、居住地に水をもたらしていたことが明らかになりました。発掘隊の指導者ザフェル・デリン准教授は地元メディアに、今年の発掘では、チームはとくに、この古代都市のゾーニングについて調べようとしていたと話しました。

「私たちは、幅6.5メートルの水路が居住地の真ん中を流れていたことを知りました。水路は両側を石で舗装されていました。水路は8200年昔、4世代にわたって使われていました。実際、長期にわたって水が満ちていたこの水路は、ローマ時代もこのエリアを流れていたのです」

古代の居住地はこの水路の両側に築かれていたと、デリン准教授は言い、水路が造られていたため、洪水の被害にあうこともなかったと指摘しました。「水路の長さは約220メートルと、私たちは考えています。水路の中は小石がぎっしり詰まっているため、まだ一部しか見られません」

イエシロヴァ丘陵とヤスステペ丘陵の発掘作業は文化観光省、イズミル市とホルノヴァ地区、エーゲ大学との協力で行われています。この地方ではいまも新たな発見がつづき、最近もこの地方の住民はシーフード、とくにムール貝を食べていたことがわかりました。何千年も昔のタイや、アカエイ、ウニ、カキ、ムール貝などの多くの遺物が、たてつづけに出土しています。


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エルドアン大統領がクリミア併合に反対、ウクライナの領土保全を 支持

2023年08月25日 | 国内
8月26日 エルドアン大統領が、ロシアによるクリミア併合に反対するトルコのスタンスを再確認し、ウクライナの領土保全を支持すると誓いました。

 Hurriyet

「われわれはあらゆる場で、とくに国連に対して、クリミアはウクライナの一部であると主張しています」と、エルドアン大統領は、8月23日、キエフで行われた「第3回クリミア・プラットフォーム・サミット」の出席者へのビデオ・メッセージで言いました。ウクライナによる国際的発言の場であるクリミア・プラットフォームは、2014年のロシアのクリミア併合に世界の注目を促しています。エルドアン大統領はプラットフォームの努力の成果を信じていると言いました。

「平和的手段によって、効果的に、クリミアを守るために設立されたクリミア・プラットフォームは、われわれがクリミア問題に関して伝えたいメッセージを強力にすると信じる」とエルドアン大統領は言いました。

エルドアン大統領は、トルコ系であるクリミア・タタール人の幸福と安全の確保は、トルコにとってきわめて重要だと強調しました。「トルコ人と血縁関係にあるクリミア・タタールの安全と幸福の確保は、われわれにとって優先すべき問題だ」とエルドアン大統領は力説し、「クリミア・タタール国家会議」のネリマン・ジェマル副議長とその関係者の釈放をくり返し要請しました。

エルドアン大統領は武力紛争の外交的解決を推進することの重要性を力説しました。「いつも言っているように、戦争に勝者はいません、平和に敗者はいません。この考えに基づいて、われわれは、ほぼ2年間つづいている戦争を、恒久平和によって終わらせるべきだと確信しています」


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海洋警察隊が1700年昔の難破船を発見

2023年08月24日 | 国内
8月25日 海洋警察隊が潜水訓練中、北西部ヤロヴァ県の沖合で、ほぼ1700年昔のものと思われる沈没船を発見しました。

Hurriyet

ブルサ・ウルダー大学の水中考古学部長セルカン・ギュンデュス准教授の調整によって、ヤロヴァ博物館の指導で、この海域の研究が始まりました。水中の調査には、コジャエリ文化遺産地域保存委員会と海洋警察のダイバーたちも参加しました。この調査で、水深12メートルの10か所で、数個のアムフォラが発見されました。

アムフォラと呼ばれる容器は、魚、オイル、オリーブ、乾燥食品などの貯蔵に使われていました。船の木片と、バラスト(船の安定のために船底に積む重量物)用の石も見つかりました。アムフォラは9世紀から13世紀、貿易にひろく使われていました。

1700年昔の難破船から出た歴史的遺物の数々は、ヤロヴァ警察海港部に送られました。ヤロヴァ警察海港部のギョクハン・チャーラルデレ部長は、「われわれは以前から、この海域での潜水訓練中に、さまざまな物体を目にしています」と語りました。「1か月前の潜水訓練中、ダイバーたちがいくつかの物体を見つけ、難破船が沈んでいるかもしれないと思いました。その後、全員で潜水して、水中に沈んでいる船を見つけ、関係機関に通知しました」


2026年、抗がん剤が店頭に並ぶかも

BioNTech の共同設立者の1人、ウーウル・シャヒン氏が、彼らの会社のがん治療薬が、早ければ2026年に店頭に並ぶだろうと発表しました。

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シャヒン氏は、妻のオズレム・テュレジ博士と、長年、さまざまなタイプのがん、とくに腸がんの治療を研究してきましたが、2人が開発した抗がん剤が数年内に市場に出るかもしれないと言いました。

シャヒン氏はフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙に、彼らが肺がん、膵臓がん、結腸がんのために開発した薬は、試験プロセスが順調に進んでいると語りました。「今後2年間、私たちは新しい実験に入ります。その後、当局から必要な認可を得て、2026年には患者さんに薬を提供できるでしょう」

薬は、ガンに対するからだ自身の防御反応を強化することを目的としていると、シャヒン氏は言いました。「コロナ・パンデミック後は、私たちはほとんどの時間を、がんの治療薬開発に使ってきました」

シャヒン氏とテュレジ氏は、先月、BioNTech 社は2030年までに、ガン治療ワクチンを製造できるかもしれないと語りました。また、BA.2.86やEG.5.1(Eris)のようなコロナの新種が、世界中でコロナウイルスの症例を増やしていますが、BioNTech は新種に適応するワクチンを9月には入手できると発表しました。

シャヒン=テュレジ夫妻と、2人の会社BioNTech は、コロナ・パンデミックが始まってすぐ、彼らが開発したmRNA ワクチンによって、世界中にその名を知られました。彼らのワクチンはすぐに認可され、市場に出ました。世界の15億の人々がこのワクチンを接種しました。

一方、BioNTech やアストラゼネカなどの会社のコロナ・ワクチンの長期的副作用に対する補償訴訟も、しばしば議論になっています。あるドイツ人男性は、同社のコロナ・ワクチンで副作用を体験したと主張し、損害賠償を要求して、今夏、裁判になりましたが、BioNTech はその主張に対し反論しています。


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森林火災が短期間、チャナッカレ海峡の交通を止めた

2023年08月23日 | 国内
8月24日 火曜、チャナッカレの町近くに森林火災が起こったため、短時間、ダーダネル海峡の船舶の交通が止められました。「緊急対応サービス」は北西部海岸の7つの村を避難させ、3つの村に避難の準備をさせました。

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「風がチャナッカレの中心をはずれたほうに吹いているようで、よかった」と、イブラヒム・ユマクル農林相がテレビでコメントしました。テレビには、火曜午後、海辺の都市チャナッカレの近くまで厚い煙が迫っている映像が映されました。

市内の大学は避難を余儀なくされ、高速道路も閉鎖されました。20機余の航空機が火曜夜までに炎を鎮圧し、トルコ沿岸警備隊は海峡の交通を再開しました。

エーゲ海とマルマラ海を結ぶダーダネル海峡は、トロイの古代遺跡も近く、人気の観光地になっています。


トルコ外相がバグダードでイラク外相と会談

トルコのハカン・フィダン外相が、イラクのフアード・フセイン副首相兼外相と、首都バグダードでハイレベル会談を行いました。

 Hurriyet
トルコのフィダン外相とイラクのフアード・フセイン外相(右)


8月22日の会談は、テロとの戦いの戦略と地域の発展が中心になりました。会談後行われた記者会見で、フィダン外相は、「共通の敵」テロ組織PKKへの緊急の対処と、両国の関係への悪影響を防ぐことを力説しました。フィダン外相は、トルコはテロとの戦いでイラクと緊密に協力する意志があると語りました。

「われわれはテロリスト組織PKKと対抗するために、イラク外相を支援することで一致している。PKKは外部勢力に操られている」と、フィダン外相は言い、イラクにPKKをテロ組織と正式に認定するよう促しました。

フィダン外相はまた、イラクとの新たな協力の精神を育みたいという熱意を示し、トルコ=イラク関係の強化に努めると語りました。トルコの外交政策において、イラクとの関係は極めて重要だと、フィダン外相は力説しました。「イラクの領土保全と、政治的統合、主権の保持は、第一の優先的外交政策です。われわれはこの揺るぎないスタンスを、今後もつづけてゆくことを誓います」

フィダン外相はまた、イラクのモハメド・シア・スダニ首相のリーダーシップを讃え、イラクのインフラの不備を解決するために、首相の主導を支援すると言いました。


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「今年はコイワシが大漁だろう」黒海の漁師たち

2023年08月22日 | 国内
8月23日 黒海地方の漁師たちは、9月1日から始まる今年の漁業シーズンは、コイワシが大漁だろうと希望を持っています。

 Hurriyet

しかし、カツオは多分、あまり獲れないだろうと、「サムスン地方水産養殖協同組合」のアティフ・マルコチ会長は言いました。「屋台でカツオの幼魚を見かけましたが、昨年の今頃と違って、今シーズン、カツオはあまりいないようです」

マルコチさんによると、これは黒海の天候と関係があるそうです。「私たちは豪雨のせいだと思っています。通常、カツオの幼魚は8月10日頃、魚市場に現れるのですが、今年はまだ現れていません。今年はコダラや、ヒメジや、マアジなど他の魚が獲れるでしょう。とくに、コイワシがたくさん消費者に届くでしょう」と彼は言っています。

ギレスン県の漁師たちは漁シーズンの準備に入っていますが、あまり楽観視はしていません。「漁の支度はもうほとんどできていますが、少し心配です。ふつうなら、この季節は、1日に200キロか300キロくらいカツオが獲れるのですが、いまのところ、海にカツオはいません」と、ギレスンの水産養殖協同組合のハムディ・アルスランさんは言いました。「昨年は、とくに黒海の西部で、カツオがたくさん獲れたのですが・・・今年はコイワシを獲ることになるでしょう」

黒海の魚の数も種類も、毎年減っていると、アルスランさんは不満げに言い、魚の産卵期間中は、漁獲規制をもっと厳しくするよう要請しました。トルコでは4月15日から9月1日まで、大きな船での漁獲は禁止されています。


ロシア人やウクライナ人がアンタリヤで理髪店を経営。地元理髪店に影響が

戦火を逃れて、トルコ南部の観光地アンタリヤに定住したロシア人やウクライナ人が、地元の商業活動に大きな影響を与えていますが、とくに地元の料金より6倍の料金を取っている外国人経営の理髪店と地元理髪店の間に軋轢が生じ、地元理髪店の不満を生んでいます。

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「アンタリヤ理髪店会議所」の会頭ユクセル・ウズンさんは、昨年、ロシア人とウクライナ人が経営する理髪店が、とくにコンヤアルト地区で急増し、地元理髪店は彼らとの競合に反発を感じていると言いました。

ロシア人とウクライナ人の理髪店は外貨で料金表を設けていると、ウズンさんは強調しました。「彼らはソシアルメディアで客を見つけ、ヘアカットと髭剃りで、1100トルコリラに相当する40ドルという法外な料金を請求しています。私たちは、彼らが1人のお客様に請求する料金で、6人のお客様にサービスしています」

「在住の外国人の中にはアンタリヤ商業会議所に登録している人もいますが、彼らは技術証明書を持っていません」と、ウズンさんは言い、料金高騰の問題を解決するよう、地元行政に要請しています。


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エルドアン大統領がブダペスト訪問中、ハイレベル会談を開催した

2023年08月22日 | 国際
8月22日 世界陸上競技選手権大会が行われている中、ハンガリーを訪問したエルドアン大統領は、ハンガリーの指導者ほか国際的ゲストらとの会談を開催し、外交問題について話し合いを行いました。

 Hurriyet

エルドアン大統領はブダペストのリスト・フェレンツ国際空港に着くと、ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相の招待を受け、ジャノス・ボロEU担当相、アネット・ヴァルガ儀典長、ヴィクトル・マティス駐アンカラ・ハンガリー大使、ギュルシェ・カラニス・エクシオール駐ブダペスト・トルコ大使らに迎えられました。

エルドアン大統領には、ハカン・フィダン外相、アルパルスラン・バイラクタル・エネルギー天然資源相、オスマン・アシュクン・バク青年とスポーツ相、メフメト・ファティフ・カジュル産業技術相、オメル・ボラト貿易相らの代表団が同行していました。同行者の中にはファフレッティン・アルトゥン大統領府広報官もいました。

この会談で、天然ガス輸出協定が、トルコのパイプライン会社 BOTASとハンガリーの国営企業MVM CEEnergy の間で調印されました。トルコからハンガリーへの天然ガスの出荷は、来年初めから始まる予定だと、BOTAS社は声明で言っています。

エルドアン大統領はまた、ハンガリーの建国記念日の祝宴に出席し、ハンガリで開催されている世界陸上競技選手権の試合も観戦しました。


第35回大陸横断水泳レースがボスフォラスで行われた

 Hurriyet

イスタンブルで第35回ボスフォラス大陸横断水泳大会が行われ、70か国から2600人が参加しました。


トルコ・オリンピック委員会主催、サムスン後援の「ボスフォラス国際水泳レース」は、ヨーロッパ側のカンルジャがスタート、ヨーロッパ側のクルクチェシュメ・ジェミル・トプズル公園がゴールになりました。

オスマン・アシクン・バク青年スポーツ相、ダウト・ギュル・イスタンブル知事、ウーウル・エルデネル・トルコ・オリンピック委員会会長、ニハト・ウスタ・オリンピック委員会副会長、ブルハネッティン・ハズジャフェルオール・イスタンブル青年スポーツ局長、フィリップ・チョイ・サムスン・エレクトロニクス・トルコ会長兼CEOらがレースを観戦しました。

スイマーたちは6.5キロのコースを競い合い、大陸間横断スイマーのタイトルを獲得しました。ヨエプ・ワイナンズ駐アンカラ・オランダ大使は、2月2日のトルコ大地震の被災者支援キャンペーンのために、自ら泳ぎました。

男子の部ではドーウカン・ウラチさんが41分22秒で1位になり、女子ではブルジュナス・ナリンさんが42分54秒で1位になりました。


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