トルコのトピックス

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「トルコ・ユダヤ人コミュニティ」が「アメリカ・ユダヤ人会議」を非難

2014年07月31日 | 国際
7月31日 エルドアン首相はイスラエルのガザ攻撃を激しく非難していますが、これに対し、アメリカ・ユダヤ人会議(AJ会議)が、10年前エルドアン首相に贈った“勇者賞”の返還を要請する公開状を送ってきました。なんと大人げないと思っていたら、今度はトルコ・ユダヤ人コミュニティ(TJC)が、AJ会議の賞返還要請を非難し、その撤回を求める公開状を発表しました。

 Sabah

TJCはAJ会議のジャック・ローゼン会長に、賞の返還要求を再検討するよう求めました。TJCはウエブサイトの公開状で「われわれはエルドアン首相に対するAJ会議の賞返還要請を深い憤りをもって読んだ。この悲劇の中にあって、われわれは中東を見守っていきたい。すべての橋を、修復せずに破壊することは正当な行為とはいえない。この危機に直接あるいは間接にかかわる集団の間に、不信感を増大させてはならない」と訴えています。

 Wikipedia
 
イスタンブルのユダヤ博物館内部。もとはシナゴーグだった建物です。


「われわれはAJ会議の要請を非難し、その再検討を求める」とトルコのユダヤ人たちは言っています。
エルドアン首相は木曜、この件に関するDailySabahのインタビューに応えて、「トルコのユダヤ人はわが国の市民です。トルコ政府は彼らの生命と財産を守る責任があります」と言いました。

首相はまた、トルコのユダヤ人たちと接触し、確固とした立場に立って、イスラエル政府に対する声明を発表することを勧めました。「しかし、声明を出す出さないは、ユダヤ人自身の自由です」


「トルコの医師不足はギリシャ人医師で補おう」と保健相

トルコは公立病院医師の欠員補充のために外国人医師の雇用を考慮中だが、とくにギリシャ人医師をターゲットに考えていると、メフメット・ムエッジンオール保健相が言いました。
「保健省はギリシャその他の国の医師の雇用を考えている。法的規制を改正し、YOK(トルコ高等教育委員会)から認可を与えるようにしたい」と、バイラム(祝祭)中の29日、イスタンブルのある病院を訪れたムエッジンオール保健相が記者団に語りました。

 Hurriyet

「トルコは2007年から医療施設の欠員が問題化していますが、いままで外国人医師雇用は考えられなかった」とムエッジンオール保健相。「トルコでは2万人の専門医と1万人の一般開業医が不足しています」

「ギリシャでは医師が余っています。ギリシャでは1万人当たりの医師数が61人ですが、トルコは17人です。ドイツは昨年、1万5000人の医師の9年契約雇用をギリシャと調印しました」と保健相。
しかし、トルコの現在の法律では、公的分野での外国人医師の雇用は許可されていません。「YOK当局者と会って、今後の必要条件について討論するつもりです」と保健相は言いました。
「ギリシャでは7000人の医師が外国の職場を探しています。わが国は医師を必要としている。彼らを招き、その知識をわが国で活かしてもらいたい」

トルコで働く外国人医師は、トルコ語テストで最低点“B”は要求されるでしょう。語学テストは「トルコ語教育申請・研究センター」(TOMER)が監督することになるでしょう。


28500人の患者が臓器移植を待っている

保健省のデータによると、トルコでは2万8500人の患者が臓器移植を待っているそうです。その中の2万1629人が腎臓移植で、今年に入って4268人が手術を受けました。
トルコに853ある透析センターのひとつでは、5万8195人が透析を受けてきました。

 Hurriyet

保健省のデータによると、2014年、4520件の臓器移植手術が行われたそうです。4520件の中の2078件は角膜手術、1702件は腎臓移植手術、670件は肝臓移植手術、44件は心臓移植手術でした。

現在、角膜・肝臓・心臓移植手術を待っている患者数は、角膜3798人、肝臓2134人、心臓506人です。
2014年、トルコ全国で6万9000人以上が臓器を贈与しました。臓器ドナー数はイズミルがトップで、1万14049人、2位がイスタンブルで9448人、3位はアダナで525人。


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イスタンブル=アンカラ間の高速列車運行開始

2014年07月30日 | 国内
7月30日 イスタンブルと首都アンカラを結ぶ待望の高速列車が、土曜、イスタンブルのペンディク駅を発車しました。イスタンブル=アンカラ間の旅を3時間半に短縮した高速列車は、最初の1週間は運賃無料です。


 Sabah

「409人収容の列車は興味津々の乗客で満席です。トルコ市民の多くはラマザン明けの休暇旅行です」と列車運転手オズデミル・シルマギュルさんは土曜、アナドルニュースに語りました。「最初の1週間に、12本の列車が運行します」

最初の乗客の1人、ギュルシュム・デミルタシュさんは、家族のために5枚の乗車券をゲットし、砂糖祭りの休暇にアンカラを訪れるそうです。
ビジネスクラスの乗客シュクラン・キニクさんは、「高速列車を実現させてくれた方々に感謝します」と言いました。

アンカラ=イスタンブル間の乗車券は70リラ(約3500円)で、7歳以下の子供は無料。7~12歳の子供は35リラ(約1750円)。学生(55リラ)と高齢者(35リラ)の割引もあります。金曜の開通式にはエルドアン首相も出席しました。

高速列車は初め、アンカラ=エスキシェヒル間に導入されましたが、今度の開通で、トルコの政治的・財政的に重要な都市イスタンブルとエスキシェヒルが結ばれました。
750万人の乗客がこの路線を利用すると予想されます。今度の開通によって、トルコの高速列車路線は1420キロに達しました。

トルコ共和国100周年の2023年までに、高速網を3500キロにする計画があります。アンカラとトルコ第3の都市イズミル間の2500キロの高速路線も議題になっています。最終的には17都市が高速列車で結ばれ、7700万トルコ国民の半分以上が利用できるようになるでしょう。

2014年予算の18億リラの約半分が高速列車プロジェクトに投資されるだろうと、トルコ国鉄は1月に発表しました。



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ギュル大統領がツイッターで「さよなら」を告げた

2014年07月29日 | 国内
7月28日 まもなくギュル大統領の任期が終わります。

 Sabah

ギュル大統領が寫眞入りのツイッター記事で大統領の任期が終わることを告げました。「これが近所の子供たちからのお祝いを受ける最後になります」ということばとともに、大統領は子供たちとの写真もツイッターにシェアしました。


「人質領事館員救出の努力はつづけていると首相は言っている」ギュル大統領

「先月、ISILに人質にされたトルコ市民たち救出の努力はつづいている」とギュル大統領もエルドアン首相も、ラマザン明けの祭のメッセージとして言いました。

 Hurriyet

「私たちはモスルで人質にされた方々が、家族とともにバイラム(祭)を過ごせるよう願い、そのために努力してきました。しかし、不幸にして、それは実現されなかった」とギュル大統領は言い、領事館員たちとその家族に“悲しい”祝福のことばを贈りました。「神のご意志によって、皆さんが無事に、健やかに、ご家族と会えるよう、私たちはそのために努力をつづけています」

ギュル大統領はまた、イラク、シリア、ガザの紛争で苦しむムスリムたちが、この聖なる日々を平穏に過ごせるよう祈ると言いました。
エルドアン首相はバイラム明けの祈りを終えた後、現在の微妙な状況の中で、人質のトルコ市民たちに危害が及ぶことなく、無事救出できるよう慎重な努力をつづけていると語りました。

「われわれはわが同胞が、安全に、健やかに救出されるために、微妙な配慮をしている。へたに行動すれば、彼らに危害が及ぶかもしれない。それが遅れている理由です」

6月11日、ISILは49人(トルコ国籍者46人)の領事館員を人質にしました。トルコ外務省筋の話によると、人質たちは3週間前、モスル市内の他の場所に移され、みないっしょにいるそうです。

ISILがとくに要求を出していないことから考えると、トルコ市民たちは“人間の盾”として使われている可能性は否定できません。


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今年上半期、1500万人のツーリストがトルコを訪れた

2014年07月25日 | 国内
7月26日 6月、トルコを訪れた外国人ツーリストは6.41%増えて、433万人に達したと、文化観光省が発表しました。同省の報告によると、今年1月から6月の間にトルコを訪れた外国人観光客数は4.73%増えて1523万人に達したということです。

 Sabah

オメル・チェリキ文化観光相は、今年の観光シーズンは大成功だったと語りました。「トルコは観光リーグのチャンピオンの地位を得たといえる」と観光大臣はご満悦です。
地中海岸のアンタリヤは、6月、180万人のツーリストを迎え、イスタンブルは110万人を迎えました。

「中東は経済的政治的に厳しい時代を経てきましたが、トルコは、厳しい時代も、そのブランド価値を保つことができました」とチェリキ観光相。
観光省のデータによると、外国人ツーリストのトップはロシア人で、全体の18.58%を占め、第2位はドイツで12%、3位はイギリスで8.29%です。


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トルコ保健省はシリア難民の医療に1億ドル費やしている

2014年07月25日 | 国内
7月25日 トルコ政府は2011年から2013年、内戦を逃れてトルコに滞在するシリア難民の医療に、約1億ドル(2億900万リラ)を費やしたと発表しました。メフメット・ムエジンオール保健相は、野党・共和人民党(CHP)の質問に応えて、昨年、1万1656人のシリア人がトルコの病院で治療を受けたと言いました。

Hurriyet
 
イスタンブルの中心で物乞いするシリア難民女性


シリア人に対する保険費用総額は、2014年を含めると、2億880万リラになります。
シリア人はトルコ全土49県の病院で治療を受けています。国境のシャンルウルファ県が最多で3038人、イスタンブルは2539人。

全受診者の中の7629人は国立病院で治療を受けています。ムエジンオール保健相は、病気や負傷で受診するシリア人が多いため、トルコ市民が受診できない事態も起こっていると言っています。保健相はまた、キルス、ガジアンテップ、シャンルウルファの3県の診療能力アップのための計画を立てていると言っています。

公的数字によると、トルコに滞在するシリア難民数は100万を超え、何百何千人がキャンプで暮らし、それ以上が大都会に暮らし、路上に暮らす者も少なくありません。


グランド・バザールの屋根が豪雨でさらに危険に

この写真はイスタンブルのグランド・バザールの屋根の空撮です。歴史的バザールの屋根は先週の豪雨でさらに劣化しました。553年の歴史を誇るバザールの屋根に、2年前にできた亀裂が豪雨で大きくなったそうです。いくつかのアーチ型の屋根は崩壊の危機にあり、スチールの支柱で支えられています。

 Hurriyet

屋根に載せられた貯水タンクやエアコン、衛星テレビ用アンテナが屋根の劣化を早め、それら機器の修理のために屋根に上る人たちも屋根を傷つけています。
2011年、ジェームス・ボンドの映画「スカイホール」の撮影がグランド・バザールで行われ、オートバイ・チェースが屋根にダメージを与えました。

ファティフ区は3月、2億リラをかけて、グランド・バザールの完全修復を行うと発表しました。イスタンブルのグランド・バザールは世界最大のバザールのひとつで、22の門と54の小路があり、店舗数は3600店。イスタンブルの旧市街でツーリストに最も人気のあるスポットのひとつになっています。


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トルコ首相府当局が戦乱のガザで食糧配布や人道支援

2014年07月24日 | 国際
7月24日 この2週間のイスラエルの猛攻撃で、ガザでは730人以上が殺され、4600人以上が負傷しました。トルコは戦乱のガザへ食料と水の配給と人道支援をつづけています。

 Sabah
 
人間、生きるためには、まず水です。


トルコ首相府「協力・調整局」(TIKA)はエルドアン首相の指示の下、現在、ガザで食事の配布と諸々の人道支援に当たっています。TIKAはまず1万5000個の食料小包と1万5000食のイフタル(ラマザン明けの食事)を配布しました。

 Sabah
 
ガザでは一般市民の死者数が日に日に増えてゆきます。


イスラエルの空、陸、海からの猛攻撃によって、ガザのシュジャヤ、トゥファ、ゼイトゥン地区のわが家を追われた人々は、パレスチナ難民のための国連援助活動が運営する学校に避難しています。
TIKAは食事や衛生用品の配給と同時に、飲み水の確保のために、15か所に井戸を掘り、14基の発電機で水槽に送る計画を進めています。また、30キロの水道管も建設します。


イフタルの食事をゲットしようとがんばるシリア難民の子供たち

 イスタンブルの中心ベイオール地区が市民のために提供するイフタルが、シリア難民たちにとって、無料で、実質的な食事を手に入れる、またとないチャンスになっています。タクシム広場とゲジ公園の隣りのスペース、昨夏は全国的デモの中心となった場所で、今年はイフタルが提供されています。
このエリアはいま、何十人かのシリア人難民の住処にもなっていて、赤ちゃんや幼児を抱えた母親が常時、物乞いしています。

 
Hurriyet
ゲットしたイフタルのセットを抱えては走るシリア人少女

 Hurriyet
シリア難民の子供たちは、市の職員が市民に配ろうとするイフタルのセットをひったくろうとするので、職員も困っています。

Hurriyet
 
食事セットをゲットできなかった子は、テーブルをまわって市民の食べ残しを集めます。


食べ終えた人のパッケージがゴミ箱に捨てられるまえに、素早く食べ残しを集めるのも、シリア難民の子供の仕事です。

イスタンブルに住むシリア難民は6万7000人と推定されます。「私たちは物乞いをしないよう警告をしてきましたが、彼らはやめません。物乞いを止めなければ、行政上の処置として、難民キャンプに入ってもらうしかありません」と、イスタンブルのヒュセイン・アヴニ・ムトゥル知事は言っています。

イスタンブルに住むシリア難民の名前や正確な人数、また、彼らがなにを望んでいるのか等々、市当局もつかめていない状態です。


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「トルコの自然は開発で破壊された」デミルタシュ候補

2014年07月24日 | 国内
7月23日 「トルコ全土が開発と産業と投資のために環境破壊に直面している」とデミルタシュ氏は言い、7月23日、環境保護運動家たちとともに、南東部ディヤルバクル県を自転車でまわりました。人民民主党(HDP)の共同リーダーであり、8月10日の大統領選の候補でもあるデミルタシュ氏は、ハサンキエフに人々の注意を向けさせるために、サイクリング・ツアーに参加しました。

 Hurriyet

ティグリス河畔の美しい町ハサンキエフは、ダムが完成したら、ウルス貯水池に沈んでしまうでしょう。このイベントはまた、水力発電所建設の脅威にさらされている黒海地方のムンズル川とその周辺や、ボスフォラス第3橋の建設によって危機にあるイスタンブル北部の森林にも、注意を喚起しています。

「開発と産業と投資が自然を全国的に破壊しています」とデミルタシュ候補は言っています。彼は妻のバシャクさんや3人の子供と一緒に記者団に語りました。
「私が選ばれたら自然保護を優先します。大統領の力を公共の利益に介入させます。私が大統領になったら、私はハサンキエフやムンズル川プロジェクト、不必要な水力発電所、黒海岸の自然と川を破壊するすべての工場の建設を止めさせるために歩を進めていきます」

「自然と親しむ環境をつくらなかったら、人間の権利の改善も、民主的な文化の育成もあり得ませえん}


大統領候補イフサンオール氏がエジプト・バザールを訪れた

大統領候補のエクメレッディン・イフサンオール氏が23日、選挙キャンペーンの一環としてイスタンブルの歴史的なスパイス・バザールを訪れました。共和人民党(CHP)と民族主義行動党(MHP)を初め野党9党の支持を得ているイフサンオール氏は商店主たちと会いました。

 Hurriyet

市場訪問中、元イスラム会議機構の事務局長だったイフサンオール氏は、エルドアン首相の批判に応えました。エルドアン首相は、イフサンオール氏は彼のサポートで現在の地位を得たと言ったのです。
「私は国家と国民の名において、その仕事をしたのであり、じゅうぶんによくやったつもりだ」とイフサンオール氏は言いました。

・・・イフサンオールさんはせっかく立候補したのなら、そんなつまんないこと言ってるひまに、大統領になったら、こういうことをすると言うべきじゃないかしら。デミルタシュさんは元気よく言ってるじゃないの。


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シリアの投資家で景気上昇

2014年07月21日 | 経済
7月22日 故国の内戦を逃れてきたシリアのビジネスマンたちがトルコで投資家になり、今年設立された外国資本の企業2331社の中の585社はシリア人がオーナーだそうです。シリアのビジネス・オーナーは有限会社を設立し、トルコの外国資本家として浮上してきました。

 Sabah

トルコの会議所組合と商品取引所のデータによると、2014年の外国投資はシリア人がリードしています。起業の波は、“トルコ政府の支援にたよる貧窮シリア難民”という一般的認識とは正反対です。

シリア人の会社の多くは織物分野、食品、製造業、観光、小売り業などです。免許所得などで問題を起こすシリア人もいます。
トルコ政府は増加するシリア難民を受け入れつづけ、その多くはトルコ政府の援助に依存しています。

「トルコは生活費が高い。それが私たちにとって問題です」と、イスタンブルで小さなビジネスを経営するシリア人アクラム・セルラさん(64)は言いました。「私たちはトルコの皆さんと政府のご支援に感謝しています。私たちは他の都市にも支店を出す計画です」

6月に新たに登録された外国の会社401社の中の91社がシリア人経営で、次がドイツ人の26社です。

大都会のシリア人乞食の急増が社会問題に

100万人を超すシリア難民の流入の対処に当局もお手上げ、地元民のホスピタリティも次第にうんざり気分に変わってきたいま、イスタンブル当局はシリア難民に国境のキャンプで暮らしてもらい、街路から乞食を一掃する計画を考えはじめました。
シリアの内戦は3年を越し、イスタンブルの街路に暮らすシリア難民はめだって増えてきました。物乞いはたいてい女性と幼い子供で、渋滞で止まっている車の窓をたたき、シリアのパスポートをひろげて見せます。

 Sabah
 
いくら難民でも、大都会の歩道の真ん中に幼児や家財道具といっしょに、すわりこんじゃ困りますよね。


シリア難民の多くはキャンプを出て、東南部の町か、イスタンブルやアンカラに来て、友人や家族と安い部屋に住むか、廃屋や公園に住みつき、生活費を得るために、女や子供が物乞いをする者も(物乞いは違法)、安い賃金で働いてトルコの生活になじもうとする者もいます。

「物乞いを止めるよう何度も警告していますが、彼らはやめません。物乞いを止めなければ、行政がキャンプに送るしかありません」とイスタンブルのヒュセイン・アヴニ・ムトゥル知事はロイター通信に語っています。シリア人の立場はあまりに気の毒ではあるが、「住民からも町の乞食について苦情が寄せられています」

「キャンプに行きたい人には、市が費用を負担して必要な物を与え、車に乗せて送っています。水も電気もない都会の掘立小屋を出て、必要なものは供給される難民キャンプに自分から行くシリア人もいますが、多くの人はお金を稼ぐチャンスのある大都会に住みたがります」とムトゥル知事は言っています。


・・・巷で物乞いするシリア移民と商売繁盛のシリア移民。どちらも増えている現状です。なんだか複雑ですね。


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アジアからヨーロッパへ、1600人がボスフォラスを泳いだ

2014年07月21日 | 国内
7月21日 20日、第26回大陸間水泳レースが行われ、トルコの泳者エムレ・ムスルオールが優勝しました。アジアとヨーロッパを分けるボスフォラス海峡を、ムスルオールは41分26秒で泳ぎました。

Hurriyet

2位もトルコのベルトゥ・ジョシュクンで、41秒34分。3位はロシアのエゴル・サヴチェンコ、42秒58分。英国のウイリアム王子の妃ケイト・ミドルトン公爵夫人の令妹ピッパ・ミドルトンさんも、レースに参加しました。
レースはアジア側のカンルジャ近くをスタートし、ゴールはヨーロッパ側のクルチェシュメ。

 Hurriyet
 
英国ウイリアム王子の義妹ピッパ・ミドルトンさんも参加


1661人の参加者の中の1002人はトルコ人です。レース中はボスフォラス海峡の船舶航行は完全にシャットアウトでした。
偉大なオランダのスイマー、インヘ・デブルーインや、“レジェンド”のマーク・スピッツ、イアン・ソープらが、このレースをプロモートしてきました。

デブルーインさんは19日のエキジビションで泳ぎ、20日は競技には出ず、スタートを宣しました。入賞者はサムスン電気トルコからメダルを授与されました。レースを組織したのはトルコのナショナル・オリンピック委員会です。


「トルコは中東を“泥沼”と呼びたくない」ダウトオール外相

最大野党CHP党首の「“泥沼”のような中東」ということばに応えて、ダウトオール外相は「トルコ政府はそのようなレッテルを張る人々を受け入れない。トルコ政府は“中東に大きな文明の松明を掲げるために”日夜努力している」と言いました。

 Sabah

ガザの虐殺に対して中立的であるべきだという野党の主張に対して、トルコ政府は強く反論しました。「イスラエルは地上作戦を拡大し、子供、女性、老人、報道関係者を含む400人以上を殺している」

「トルコはパレスチナ人を孤立させない。中東の“泥沼”には近づかないほうがよいという声もある。だが、われわれはこの現状を“泥沼”と呼びたくない。われわれは植民地的権力が中東から去るまで、日夜努力をつづける」と、ダウトオール外相は、土曜、イスタンブルでの公正発展党(AKP)青年部の夕食会で語りました。

 Sabah
 
ガザの子供の犠牲者がふえてゆく。


Sabah
 
死んだわが子を抱いて天を仰ぐ父親。


「トルコ政府にはいくつかの目標がある。第一は、イスラエルの攻撃を早急にやめさせることだ。パレスチナの女性や子供の虐殺には弁明の余地はない。われわれはこの攻撃を止めさせるよう、国際社会に圧力をかける決意だ」とダウトオール外相は言いました。

イスラエルは180万人のパレスチナ市民が住むガザの中心を空爆してきました。日曜夜までに、少なくとも410人が殺されたと、パレスチナ保健省は記者に語りました。


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豪雨のイスタンブル。ユスキュダルで道路に海水が上がった

2014年07月19日 | 国内
7月20日 土曜、イスタンブルに大雨が降り、一部の地域では通行人が立ち往生しました。アジア側のユスキュダルでは海面が急上昇し、写真のような状況になりました。

 Sabah

ユスキュダルの海沿いの道をじゃぶじゃぶ歩いて、お家に帰る人たち。シミット屋さんは水が少し引くまで、じっとしていようという構えなんでしょうか。

 
バスもじゃばじゃば走っています。シリア、イラク、ガザ、ウクライナとトルコの周囲は、毎日、殺伐としたニュースばかりですから、この程度の“天災”の話題はむしろほっとします。


トゥス湖(塩湖)の水が減り、フラミンゴが死んでゆく

 地中海諸国で最大のフラミンゴの棲息地トゥス湖の水が、12日間で270メートル蒸発したため、死んだフラミンゴの数は50羽に達しました。
「自然協会」のエンギン・ユルマズ会長によると、2013年、孵化したフラミンゴの数は2万2000羽でしたが、2014年は2650羽に減少したということです。

 Hurriyet

フラミンゴは湖の水位によって孵化するとユルマズ会長は言っています。
「ダムができて、湖への水の供給がカットされ、井戸が掘られて地下水の供給もカットされた結果、湖の水位が下がり、フラミンゴの負荷が1年で90%も減少したのです」
ユルマズ会長らは、フラミンゴの雛があつまるこのエリアを、ずっと観察してきたそうです。

「フラミンゴの雛は湖の水位の高いところに集まります。彼らはそこで、南方の国々へ飛び立のつ前の飛行練習をするのです。今年、雛たちはここで死にはじめています。7月1日から12日の間に、水は270メートルも蒸発しました。これhフラミンゴにとって大災害です。雛たちは非常な危機にさらされているのです。成鳥はほとんどここを去りました」

「フラミンゴは急速に死んでいます。このシーズン、50羽のフラミンゴが死に、1日おきに1羽が死んでいます」
ユルマズ会長は、湖がフラミンゴの墓場になる前に、彼らの命を救うなんらかの対策を見つけようとしていると言っています。


またしてもエーゲ海で難民船沈没。12人救助

EU圏にもぐりこもうとしていたアフガン人とエリトリア人17人を乗せた小舟が金曜、エーゲ海で沈没、4人が死亡、1人行方不明。トルコのエーゲ海岸の町アイワルクの沖合で沈んだ船は、ギリシャ領レスボス島をめざしていたそうです。

 Sabah
トルコ沿岸警備隊に命を救われ、警察で国外追放手続きを待つアフガン人とエリトリア人。命拾いしただけよかった。


トルコの沿岸警備隊の船が溺れる人々を見つけ、水中から12人を救助しました。
12人は医療検査のため病院へ送られた後、地元警察で国外追放の手続きが取られます。
アフガン人2人、エリトリア人2人と確認された溺死者4人の遺体は、アイワルクの国立病院へ運ばれ、ブルサの法医学研究所で検死を受けます。

・・・エーゲ海で沈没した移民船のニュースは、この頁で何度書いたことでしょう。EU圏にもぐりこめると悪徳業者にだまされ、ぼろい小舟に乗せられるようですが、「死にたくなかったら、やめなさい!」と警告します。
私、トルコのアイワルクからレスボス島へ船で渡ったことありますから、土地カンあるからわかります。無事レスボス島に渡れたとしたって、ギリシャ語も話せない黒い人々の集団が島に現れたら、目立ち過ぎて、その日のうちに地元警察に捕まってしまいます。ギリシャの島で捕まって国外追放される移民志望サンたちを、私、この目で大勢見ているんですから。


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