トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

米領事館を爆破すると脅した男は頭のおかしい人だった

2015年02月28日 | 国内
2月28日 イスタンブル警察は、アメリカ領事館前で、爆発物を持っている風を装い、爆発させると脅した男を逮捕しました。警察は領事館の周辺の通りを封鎖しました。

 Hurriyet

ところが、捉えられた男は爆弾など持っておらず、精神的に問題のある人でした。領事館は警告を受けるとすぐ警戒態勢に入ったと、外交官の1人が言いました。

イスタンブルでは、1月、女テロリストが歴史地区スルタナメットの警察署で自爆して、警官2人を殺傷させて以来、厳しい警備体制がとられています。また、2013年2月には、アンカラのアメリカ大使館が襲撃され、入口にいたトルコ人警備員のムスタファ・アカルスさんが殺されました。この事件では、非合法集団「革命人民の自由の党・フロント」(DHKP/C)が犯行声明を出しました。

・・・すわISILかと、みんな緊張したでしょうね。人騒がせなことです。


「トルコ式の大統領制が必要だ」とエルドアン大統領が力説

「本物のトルコ・スタイルの大統領制は可能であり、必要である」とエルドアン大統領が力説し、世界中のそれぞれの国に、それぞれの大統領制があるとスピーチしました。

 Hurriyet


「トルコ・タイプの大統領制など、あり得ないと言う人がいる。しかし、私は声高く、はっきりと言う。トルコ・タイプの大統領制は可能であり、単純だ。なぜあり得ないと言うのだろうか?」と、エルドアン大統領は2月27日、アンカラの大統領宮殿で、全国81県の知事たちに言いました。

「アメリカには異なる大統領制がある。その南のメキシコには、また違う大統領制がある。キューバの大統領制も異なる。アルゼンチンにも、ブラジルにも、ロシアにも、異なる大統領制がある。フランスは反大統領制だ」

直接選挙で選ばれたトルコ初の大統領であるエルドアン大統領は、「私は前の大統領たちより大きな権力を持つ」と、何度も発言してきました。今週初め、エルドアン大統領は、3月9日には国家元首として2回目の閣僚会議を主宰すると言いました。以前の国家元首は閣僚会議の議長を務めるだけでした。

エルドアン大統領は公正発展党(AKP)の全国的な勝利を望んでいます。彼が10年余にわたって自ら率いてきたAKPは、6月の総選挙で憲法改正への道を開くでしょう。大統領は自身と仲間たちを蜂になぞらえて言いました。「蜂のように花々から蜜を集めて、それを蜂蜜に変えましょう。トルコの習慣と伝統の枠の中で、本物の大統領制をつくりましょう」

先週、彼の前任者、第11代トルコ共和国大統領であるアブドゥラ・ギュル氏は、エルドアン大統領が考える大統領制に警告する覚書を大統領に突きつけ、“アメリカのような”チェック&バランス制度の必要を力説しました。

政府がトルコ独自のシステムをつくるというエルドアン大統領の最近の声明に対して、ギュル氏は明らかに挑戦的です。


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“オスマン人たち”が総選挙に出馬

2015年02月27日 | 国内
2月27日 来るべき総選挙に、公正発展党(AKP)の数人の候補者たちがオスマンの衣装でキャンペーンを始めました。

 Hurriyet

中央アナトリア・コンヤ県のAKP指名のオスマン・ヤウズ候補は、「みんないっしょに新しいトルコ」というキャンペーンを始めましたが、セルジュクの戦士や14世紀のスルタンたちが被った“ボルク”という帽子を被ってソシアルメディアに登場しています。ボルクは、この時代を扱ったテレビ・ドラマのおかげで、最近、一般にも知られてきました。

ソシアルメディアで見た人は、「バカじゃないの」と笑う人も、「いいんじゃないの」と支持する人もいますが、ヤウズ候補は「コンヤはセルチュク帝国の首都でしたから」とHurriyet 紙に語りました。「私はその広報係です。当選したら、コンヤのために奉仕します」

 Hurriyet
 
左からタヒル候補、ヤウズ候補、カラババ候補


ヤウズ候補の他にも、オスマンの衣装で注目を集めようとしている候補者たちがいます。北部トカト県のAKP指名のエルシン・カラババ候補は、1600~1700年代のスルタンの衣装でポスターに登場しています。また、アンカラのAKP自薦候補ジハンギル・タヒル氏は、口ヒゲから衣裳までオスマン・スルタン風に装っています。

 Hurriyet

あらら、女性候補までコスプレです。イスタンブルのAKP自薦候補ナラン・アクタシュさんも、“歴史的”衣装姿をソシアルメディアに流しています。

・・・意外に皆さん似合っていますね。でも、人目はひくけど、票につながるんでしょうか。


ジレのシーザーの城に博物館がオープンする

ローマ皇帝ジュリアス・シーザーが、ローマの上院に送った有名なフレーズ“veni,vidi,vici”(来た、見た、勝った)で知られるジレ城に、博物館が建設中です。北部トカト県の有名なジレ城の右側に立つ石造りの建物が手入れされ、博物館としてオープンする予定です。

 Hurriyet
 
トカトのジレ城はBC47年、シーザーとファルナケス2世の激しい戦いがあった場所です。


文化観光省のハルク・ドゥルスン次官は、城内で記者会見し、「ジレは特別の場所です。市の博物館は文化の保存に役立つでしょう。城内には展望テラスもできます」と語りました。ジレのリュトフィ・ヴィヂネル市長は、博物館には多くの美術的遺物が展示されると言いました。「博物館ができたら、ジレを訪れるツーリストも増えるでしょう」

「ローマ帝国のシーザーがポントス王国のファルナケス2世に勝利したとき、シーザーはこのフレーズを書きました。この城がシーザーの城と呼ばれるのは、そのためです。外国人ツーリストたちはこのフレーズが書かれた石にこだわります」

歴史によれば、アルトゥアーアチのジレ地方で、シーザーはファルナケス2世と血みどろの戦いを交えたということです。この戦いで両軍は多くの戦死者を出しました。シーザーはローマの上院宛ての手紙に、このフレーズを書き、石板にも、このフレーズを刻みました。
小山の上に立つ城の北西には、岩に掘られた小さなローマ劇場もあります。

・・・城内に造られる展望台に立って、「来た、見た、勝った」と言ってみたいですね。


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イスタンブルの3つの大通りのレント料が世界のトップ10入り

2015年02月26日 | 経済
2月26日 国際的な不動産コンサルタント会社「クシュマン&ウエイクフィールド」の年間報告によると、イスタンブルのイスティクラル通り、バーダト通り、アブディ・イペキチ通りが、レント料の高さで世界のトップ10入りしました。

 Hurriyet

「世界のメーンストリート」と題した同社のレポートによると、イスティクラル通りのレント料は世界で2番目に高額となり、バーダト通りは6位、アブディ・イペキチ通りは10位となりました。レポートによると、これら3つの通りは、昨年1年間で、総面積17500平米がレントされたそうです。

ヨーロッパ側のイスティクラル通りとアブディ・イペキチ通りのレント料は、それぞれ27.3%と20.9%アップし、アジア側のバーダト通りは24.4%上がっています。イスティクラル通りはEMEA地方では最高の成長を見せ、また、バーダト通りは3位、アブディ・イペキチ通りは5位の成長を遂げました。

アブディ・イペキチ通りでは、概して豪華なブランド店が多く、イスティクラル通りはあらゆるレベルの国内外のブランド店が多いようです。バーダト通りも、国内と海外のブランド店があります。ちなみに、世界最高の30%の成長を示したのは、サンフランシスコ・ユニオン広場だそうです。


「ギュル前大統領は今度の総選挙に立候補しないだろう」AKPスポークスマン

公正発展党(AKP)の創設者の1人であるギュル前大統領は、6月の総選挙に立候補しないだろうと、AKPの副党首が語りました。

 Hurriyet

「ギュル氏の発言から、彼は今度の総選挙に立候補しないだろうと、われわれは判断している」と、AKPのベシル・アタライ副党首が、2月26日、記者団に語りました。昨8月、大統領を辞してから、ギュル氏は政治に復帰する意向をくり返し表明し、自分が活動する場はAKPだけだと言ってきました。

しかし、ダヴトオール首相は最近の声明で、ギュル氏がまもなく政治に復帰するだろうという考えに水を差しました。「私は先週、ギュル氏と会った。エルドアン大統領も彼と話をしたが、彼からAKPに復帰したいという要請は受けなかった。この問題をいますぐ判断するのは早すぎだと思うが、ギュル氏から要請も意向の表明もなかった」

ギュル前大統領はしばしば、自分はAKP創設のメンバーの1人であり、AKPの発展をいつも願っていると発言してきましたが・・・。


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世界初の洞窟教会「聖ペテロ教会」が修復・公開された

2015年02月25日 | 観光
2月25日 東部ハタイ県にある世界初の洞窟教会「聖ペテロ教会」が修復を終え公開されました。キリスト教徒の巡礼地とされるこの教会には、年間50万人の見学者が予想されます。

 Hurriyet

ハビブ・ネジャル山の麓にあるこの教会は、1930年代には、キリスト教徒たちの集会所でした。教会の修復は2年前に始まり、いまオリジナルの姿を取り戻しました。修復中、教会内のモザイクも出てきたそうです。洞窟内の岩壁の一部には、見学者の危険を防ぐためにワイヤ・ネットが張られています。

見学者用のラウンジや駐車場、カフェもできました。アンタルヤ考古学博物館の話では、修復後の最初の20日間で、3870人が訪れたそうです。修復前は毎年、20万から25万人のツーリストが教会を訪れていました。

世界最初のキリスト教会とされるこの教会は、キリスト教徒にとって非常に重要な存在で、毎年6月29日には儀式が行われ、ヴァチカンの要人を初め世界のキリスト教徒たちが出席します。

・・・私も1999年、この教会を訪ねましたが、ファサードを見るだけで、内部は見学できる状態ではありませんでした。


元ミス・トルコが“侮辱罪”で禁固刑?

前ミス・トルコで、モデルのメルヴェ・ビュユクサラチさんが、ソシアルメディアに投稿した記事のために2年間の刑務所入りになりそうです。検察は、彼女の投稿はエルドアン首相を侮辱していると言っています。

 Hurriyet

ビュユクサラチさんの投稿は審理され起訴されたということです。ウムト・テペ検事は彼女に、1~2年の禁固の判決を下しました。裁判所は手続きを始めるでしょうか。

興業デザイナーで、作家で、2006年にはミス・トルコにもなったビュユクサラチさんは、1月14日、彼女のインスタグラムの記事に風刺的な詩をシェアしたとして、短期間拘束され、尋問を受けました。ビュユクサラチさんがシェアした「支配者の詩」は、トルコ国歌をもじった詩文でエルドアン大統領を批判していました。

検事の起訴状には「容疑者がシェアした意見は、表現の自由の範囲を逸脱していると思われる」と書かれていました。「私はユーモア週刊誌からあの詩を引用しましたが、友人が、あのメッセージは、トルコでは犯罪になるかもしれないと警告してくれたので、すぐに削除しました」と、ビュユクサラチさんは検事に言いました。「私はあの詩がおもしろいと思ったのでシェアしました。エルドアン大統領を侮辱する気はありませんでした」

・・・友人に言われて、すぐに削除したんだから、いいじゃないの、と思いますけど。


シリンジェの教会の修復がまもなく始まる

イズミルのセルチュク市シリンジェにある聖ヨハネ教会はツーリストに人気ですが、まもなく修復のための入札が始まります。


 Hurriyet
この教会の修復は、イズミル建造物調査局、セルチュク市、イズミル県庁の共同計画で、投資監視・調整理事会が資金を調達すると、セルチュク市のゼイネル・バクジュ市長が発表しました。

「教会の修復はまもなく始まるでしょう。この教会はキリスト教徒、とくにカトリック教徒に、たいへん人気があります。整備された教会で祈れることは、信仰ツーリズムとって重要なことです」とバクジュ市長は言っています。「歴史的なルム(トルコに住むギリシャ人)の家として有名なシリンジェのバザールも修復されます」


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HDPの代表がカンディルのPKK本部を訪れた

2015年02月23日 | 国内
2月24日 クルド系政党・人民民主党(HDP)の代表団が、クルド労働者党(PKK)の幹部と、クルド問題解決プロセスに関する最近の状況を話し合うために、2月23日、北イラクのカンディルへ出発したと、HDPが発表しました。

 Hurriyet


PKKとの話合いは、イスタンブル選出のスルル・シュレイヤ・オンデル議員とジェイラン・ベールヤヌク議員が行ったと、HDPは言いましたが、その詳細については語られませんでした。PKKの軍事指導者たちは、北イラクのカンディル山中の本部にいます。

政府とHDP間の平和プロセスに関する話し合いは、共同コミュニケが解結されないことが障害となって延期されていますが、そんな中でこの訪問は行われました。共同コミュニケが発表されたら、収監中のPKKの指導者アブドゥラ・オジャランは休戦を発表するだろうと期待されていました。

論争を呼んでいる国内セキュリティ・パッケージ法案を、政府は強硬に通過させようとしていますが、これが平和プロセスの主要な障害になっています。HDPはこの法案に強く反対しています。


英女優エマ・ワトソンさんがスカートで抗議したトルコ男性を支持

イギリス女優エマ・ワトソンさんが、20歳の女子学生オズゲジャン・アスランさんの残酷な殺害に抗議してスカートをはいてイスタンブルを行進したトルコ男性たちへの支持を表明しました(2月22日の頁参照)。

 Hurriyet

国連婦人機構に善意大使に任命されているワトソンさんは、ツイッターでスカートをはいた男たちのプロテストに支持を表明し、ハッシュタグをつけて「ゴー、トルコの男たち」と書き込みました。多くのトルコ男性たちも、ハッシュタグをつけて自分のスカートをはいた写真をシェアし、男の暴力の犠牲となった女性たちへの支持を表明しました。

ワトソンさんが、トルコのユーザーが始めたソシアルメディアのキャンペーンに参加したのは、これが初めてではありません。トルコのある政治家が、女性は公衆の面前で笑うべきではないと発言し、多くの女性たちの反発と抗議を受けたときも、ワトソンさんは自身の写真といっしょに女性への支持を表明していました。


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シリア領内のトルコの“飛び地”を守るトルコ軍の撤退完了

2015年02月23日 | 国際
2月23日 このニュースはNHKでもやっていました。シリア領内のトルコの“飛び領土”が、ISIL(イスラム国)のジハーディストに包囲されたため、トルコ軍がシリア領内に入り、飛び地を守っていたトルコ軍を撤退させたというニュースです。飛び地には歴史的なシュレイマン・シャーの霊廟があります。

 Hurriyet

22日朝に始まったこの作戦中の事故で、兵士の1人ハリト・アヴジュさんが死亡したと、ダヴトオール首相が記者会見で確認しました。エルドアン大統領は電話で、アヴジュさんの家族に弔意を伝えました。

ダヴトオール首相とフルシ・アカル陸軍司令官その他の軍幹部が、20日、アンカラの参謀本部で、この作戦の詳細を決定し、エルドアン大統領が承認しました。21日夜、作戦が始まり、39台の戦車と57台の装甲車が、特殊部隊に守られて国境を越えました。シリア=トルコ国境から飛び地までは40キロです。

作戦の状況は現地からアンカラの参謀本部の作戦室に生中継で送られていました。ISILが霊廟の建物群を基地として使うのを阻止するために、トルコ軍は貴重な文化財を運び出した後、建物を爆破して、22日朝、撤退しました。

ダヴトオール首相はツイートで「文化財は一時的にトルコに運ばれた。トルコ軍は、やがてまた、シュレイマン・シャーの霊廟が戻される場所に、国旗を掲げた」と発表しました。首相は作戦について「シリアは紛争中でリスクが大きいため」と説明し、「“シャー・フラート(シャー・ユーフラテス)”と名づけたこの作戦は大成功だった」と言いました。

政府当局はイスタンブルのシリア領事館に、霊廟はまた戻されるだろうと通告しました。トルコとバシャル・アルアサド政府の関係はいまも緊張状態にあります。トルコ軍も短い声明を出して、「作戦は終わり、貴重な文化財はすべて飛び地から移転させた。トルコ軍とシリア内の武装集団とに衝突はなかった」と発表しました。


ISILのジハーディストが霊廟を包囲し、飛び地を守っているトルコ兵たちがISILに囲まれたという報告が入って2,3日後に、作戦は行われました。トルコ兵の解放と、逮捕されているジハーディスト戦闘員の交換交渉が行われているという報道がありましたが、メヴリュト・チャヴシュオール外相は20日の声明で、これを否定しました。

シュレイマン・シャーの霊廟は、以前から、シリア政府軍かISILの標的になる恐れがあると注目されていました。この作戦で、トルコは攻撃を受けたら、飛び地の墓とトルコ軍兵士を断固として守ることを、シリアのすべての戦闘集団に知らしめました。

 Hurriyet

シュレイマン・シャーって、だれ?
シュレイマン・シャーの霊廟は、フランスがシリアを植民地にしていた1921年、オスマン政府とフランス間で調印され、トルコの領土と宣言されました。トルコ政府は霊廟を統治権を持った領土とみなし、攻撃を受けたら、霊廟を守るとくり返してきました。

シュレイマン・シャーは、12世紀のセルジュク帝国軍の指導者です。セルジュク帝国は、アナトリアに入って定住したトルコ族が最初に築いた集団です。彼は、13世紀にオスマン帝国を築いたオスマン1世の祖父でもあります。オスマン帝国は600年つづき、独立戦争後、1923年、トルコ共和国に引き継がれました。

霊廟は1939年、ジャベル城の丘に建てられましたが、取り壊し、移転、再建を経て、1975年、現在の位置に移転されました。


ケリー国務長官とトルコ外相がトルコのシリア作戦について電話会談

アメリカのジョン・ケリー国務長官からトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相に電話があり、2人はシュレイマン・シャーの霊廟のトルコ軍の作戦について話し合いました。

 Hurriyet
 
トルコ軍の戦車のそばで警邏中のシリア・クルド軍YPGのメンバー。22日、トルコはアレッポー県エスメ村に、新しいシュレイマン・シャーの墓をつくりはじめた。


2人の電話会談後、アメリカ国務省の幹部の1人は、「私たちはトルコ、とくにこの作戦中に亡くなったトルコ兵士の友人やご家族にお悔やみを申し上げる。アメリカとトルコはシリアの状況に関して情報を共有し、密接に協力し合っている」とHurriyet 紙に語りました。トルコ政府は、2月21日夜から情報機関とトルコ軍の共同作戦を行い、シリア内のトルコの飛び領土でシュレイマン・シャーの霊廟を守っていた兵士40人を撤退させました。

トルコ国境から約37キロに位置する霊廟は、国際条約によってトルコ領とみなされ、トルコ軍兵士が警備していました。トルコ軍は、コバネの西方、国境から約180メートルの地点に警戒線を張り、シュレイマン・シャーの墓を一時移転させました。


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アフリカの最高峰にトルコ女性が初登頂

2015年02月22日 | 
2月22日 19歳のアスル・アルクシュさんは、アフリカの最高峰キリマンジャロに、トルコ女性として初めて登頂し、2月20日、帰国しました。

 Hurriyet

西部アイドゥン県の「クシャダス登山・自然スポーツ協会」のメンバーのアルクシュさんは、6日かけて登頂に成功しました。「このレベルの登山は体力と同時に精神力も必要ですね」とアルクシュさん。「今後も新しい計画を立て挑戦をつづけます」
タンザニアにあるキリマンジャロ山は海抜5895メートル、アフリカで最も高い山です。


犠牲者の女性のために男性もスカートはいて抗議デモ

「スカートをはいてタクシムを歩いてやる」というのは、トルコ男性が強く主張したいときに、よく言うフレーズです。この男性たちは、2,3日前からソシアルメディアで呼びかけ、イスタンブルの中心タクシム広場から、ほんとにスカートをはいて歩いたのです。

 Hurriyet

2月17日、エルカン・ドーアンさんは、20歳の学生オズゲジャン・アスランさんの虐殺に抗議して、アジア側のカドキョイで、スカートをはいてデモをしました。ドーアンさんの個人的行動がソシアルメディアでひろがり、男性の暴力の犠牲となった女性たちへのトルコ男子の支持を示すための“スカート着用”デモとなったのです。

2月13日、南部メルシン県で、オズゲジャン・アスランさんの焼かれた遺体が川原で発見され、全国的な反響を呼びました。保守的な人の中には、女性の服装が性的な攻撃やハラスメントの引き金になると言う声もあります。

Hurriyet

今週、イスタンブルでは記録破りの雪が降ったので、“スカート行進”は参加者が少ないのではと思われましたが、21日、男たちのグループが広場に集合し、ガラタ方面へイスティクラル通りを行進しました。子供連れで来た人もいました。


論議を呼んでいるセキュリティ法案

現政権・公正発展党(AKP)は国内セキュリティ法案を推進していますが、全野党が反対、国会で殴り合いが起こったり、全国的に議論を呼んでいます。国会内のケンカで5日も遅れましたが、20日、この議案の討議が始まりました。

 Hurriyet
 
国内セキュリティ法案に抗議してタクシムでデモ行進する人々。デモ隊の中にはゲジ・プロテスターやHDP議員の顔も。


討議の後、この法案は“自由を守るための法的パッケージ”と改名されました。政府は、公的秩序と市民の安全を維持するために、警察がもっと権限を持つ必要があると言っています。「火炎瓶の使用が増えれば、平和的なプロテストも暴力的に変わる。この法案はまた、合成ドラグ「ボンザイ」の最近のひろがりも考慮している」と政府は説明しています。

しかし、すべての野党が、この法案は警察に過剰な権力を与えると主張し、法案が法律になるのを阻止しようとしてきました。「政府は弾圧を正当化するために、言論の自由を抑圧する法案を推進している」と野党は政府を批判しています。

AKPの何人かの議員は、この法案は国会のセッションで、もう少し穏健になるだろうと言いましたが、エルドアン大統領は「この法案をなんとかして通過させる」と断言しました。
法案の7つのポイントは以下の7点です。

Hurriyet

1)身体検査、車検査 2)48時間拘留 3)現場からの強制退去 4)火器使用 5)マスク禁止、投石禁止 6)公務員の権限増 7)48時間の盗聴


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トルコの代表的お菓子バクラバに新基準制定

2015年02月21日 | 国内
2月21日 トルコ基準協会は木曜の声明で、トルコで最も人気のあるお菓子のひとつ「バクラバ」の基準を発表しました。

 Sabah

バクラバの新しい基準は、まず生地は小麦粉、塩、水、少量のバター、白砂糖でできていること。オブンから出したとき、金茶色で、焼き上がりに、香料入りの砂糖と水とレモン汁でできた熱いシロップがかけてあること。ひと切れのサイズが35ミリ以上あること、などです。

協会によると、“バクラバ”ということばの語源はトルコ語で、昔のトルコ語で“baklagu”または“baklagi”と呼ばれたそうです。

・・・伝統の味を守るために基準を設けるのはよいことと思います。


「法律はOKだが、検察のプロセスに問題がある」と家族・社会政策相

「女性への暴力に対するトルコの法律はじゅうぶん厳しいのだが、問題は検察のプロセスにある。裁判官は起訴過程で自由裁量権を持っている」とアイシェヌル・イスラム家族・社会政策相が言いました。

 Hurriyet
 
「暴力男にはこの電子リストバンドをつけさせましょう」


「最も重い処罰の復活と実施のために、システムを変えるべきです。現在、最も重い終身刑も、実質は独房で36年暮らすだけです」とイスラム家族相は言い、無残に殺された20歳のオズゲジャン・アスランさん事件の3人の容疑者に対する処罰について議論が起こっていることにも言及しました。

「これは法律そのものの根本に関することではなく、起訴過程の問題です。すべてが裁判官の裁量にかかっているのです。裁判官は独立した立場ですから、私たちはとやかく言えません。しかし、加害者の処罰を独自の判断で決めるべきではないと私は思います」と、イスラム家族相は20日、語りました。

「暴力のケースが増えているのはトルコだけではありません。世界中で暴力が増加しています。昨年、EU28か国で行われた調査では、女性の3分の1が肉体的・性的ハラスメントの犠牲になっていることが明らかになりました」

イスラム家族相はまた、「緊急ボタン制度」は“ある程度”有効だが、現在、内務省と法務省で使っている「電子リストバンド制度」のほうがもっと効果があると言いました。「女性に暴力をふるう男たちに、試験的プロジェクトとして使用を始めたい」


戦乱の中ではぐれたシリア難民の親と子を再会させるために

南トルコ・アダナの難民キャンプで暮らすシリア人教師サリム・アブディさんは、戦乱のシリアで親とはぐれた子供たちを家族と再会させる仕事を自らの使命としています。努力の結果、4か月で、10人の子供を家族と再会させることができたそうです。

 Sabah

2年前からトルコに住んでいる英語教師のアブディさんは、アダナのサルチャム・キャンプで、ボランティアで子供たちを教えています。私は私たちを受け入れてくれたトルコに恩義を感じているので、ボランティアで教師をしています」と彼は言いました。

アブディさんはネットで、子供を探しているシリア人家族の“尋ね人”広告を見て、行方不明の子供たちを探すことにしたそうです。「尋ね人の寫眞の少年がこのキャンプにいること知り、家族に連絡し、家族がここへ来て子供を連れて帰ったこともあります」

アブディさんはその後、ソシアルメディアで、行方不明の子供のためのサイトを立ち上げました。いまは行方不明の子供の家族の情報と、親とはぐれた子供の情報を、定期的に更新しています。「子供はアレッポーの爆撃で死んだと思っていた家族から連絡を受けたこともあります。このキャンプで親子を再会させたときには、私も喜びで胸がいっぱいになりました。報われたと思いました」
彼はこのキャンペーンをつづけていくと言っています。彼が暮らすサルチャム・キャンプには、親とはぐれた子供が18人います。


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中東の混乱はつづいても外国人ツーリストはマルマリスへ来る

2015年02月20日 | 観光
2月20日 中東では政治的混乱がつづいていますが、イギリス人やロシア人に人気のトルコ地中海岸のリゾート、マルマリスが、近頃はアラブ人の人気を呼んでいます。毎年70万人のイギリス人と20万人のロシア人ツーリストが訪れるマルマリスに、昨年は3万人のアラブ人がやってきました。そのほとんどはヨルダン人とレバノン人でした。

 Hurriyet
 
マルマリスの海岸通りはイギリスとロシアのツーリストがいっぱい


トルコの観光関係者は今後のアラブ人ツーリストの増加に期待しています。トルコ旅行社協会のイスマイル・オズボスダー会長も、中東の混乱にもかかわらず、トルコ地中海岸へ来るツーリストの数は増加していると言っています。「この地方はアラブ人ツーリストを期待できます。アラブ人は自然が美しく歴史のあるところが好きですから。アラブ人ツーリストの数は前年より30%増加しています。マルマリスは観光業者にとってオイシイ町です」

とくに、レバノン人ツーリストが増加していると、オズボスダー会長は言いました。「2013年には1万500人、2014年には1万8000人のレバノン人が来ています」


イスタンブルは28年ぶりの大雪

イスタンブル市によると、この3日間イスタンブルを麻痺させた大雪は、28年ぶりの記録破りの雪だったそうです。2月19日、イスタンブル県の西端のチャタルジャ地区では、積雪75センチに達しました。

 Hurriyet

ベシクタシュ、シシリ、カドキョイなど市の中心部でも20~32センチの雪が積もりました。イスタンブルでは1987年3月、163センチの積雪が記録されています。記録的な大雪は市内のいたるところで交通を麻痺させ、市民はソシアルメディアで、「1987年の大雪だってイスタンブルをぶっ壊しはしなかった」と苦情を言いました。

市当局は、4815人の職員を出動させ、1928台の車が道路の除雪に当たっていると抗弁しました。「市のチームは18、543トンの塩と926トンの化学溶剤を使って道路を守っている」と、市当局は声明を出し、また、437人のホームレスをシェルターに入れ、食物と暖かい食物を与えたと発表しました。嵐の最中には、一般市民もシェルターに逃げ込みました。

交通事故は市内のあちこちで起こり、トプカプ地区ではトラムが脱線し、アヴジュラルでは電線が切れて何時間も交通が麻痺しました。また、この2日間で189本の樹木が倒れました。


CHP議員たちがISILに対する安全保障パッケージを要請

政府はほんとうに市民の安全保障を考えるなら、ISIL(イスラム国)に対する安全保障パッケージの作成に専念するべきだと、最大野党・共和人民党(CHP)の幹部が、2月19日、言いました。

 Hurriyet

「トルコは重大な治安の危機に直面しているが、政府は本当の脅威に対処することなく、安全を守るかのような“抑圧パッケージ”を提出し、ISILその他の“過激な怪物たち”による危険を隠蔽している」と、CHPのシャファク・パヴェイ副議長は、同党議員たちとの共同記者会見で言いました。

「私たちはいま、中東の最も暗い時代のひとつを体験しています。政府はこの暗黒の中で計画し実行しなければなりません。政府がほんとうに私たちすべての安全保障に関心があるのなら、私たちが待っている安全保障パッケージを立案すべきです。政府がつくるパッケージは過激なテロリストISILに対するもので、市民に対するものではありません」とパヴェイ副議長は言いました。


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イスタンブル雪で交通麻痺。チェーンなしの車は通行不許可

2015年02月18日 | 国内
2月19日 新たな寒波と雪がイスタンブルを直撃、「チェーンなしの車、とくにトラックは、交通事故を避けるため通行不許可にする」と、2月18日、イスタンブル県庁が発表し、必要不可欠の用事以外、自家用車で出かけないよう市民に警告しました。

 
Hurriyet

降雪は19日の正午までつづくだろうと県庁は言っています。イスタンブル市では17日以来、841件の交通事故が報告されました。サカリヤのTEM高速道路では、20台ほどの車の多重衝突が起こり、イスタンブル方向の道路が閉鎖されています。イスタンブルではレスキュー隊が市内の数か所に駐屯し、塩トラックが高速道路の積雪を防ぐために働いています。

空の便も欠航
18日はアタテュルク空港の全フライトが欠航。ベイルートから着いたトルコ航空機が凍結した滑走路でオーヴァランし、空港の救助隊が駆けつけ、乗客たちを安全に非難させました。怪我人はいません。

イスタンブルでは学校が休校になりました。北西部のチャタルジャでは60センチの積雪。トルコ西部、南部、中部でも気温が下がり、チャナッカレ、ニーデ、ネヴシェヒル、ビトリス、カイセリ、アンタルヤ、コンヤげ、雪のため休校になりました。

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2人死亡
ドーアンニュースによると、この寒気で2人が死亡しました。18日、中部アマシヤ県で、53歳のエルケム・ビュルビュルさんが、作業場の入口で一夜を過ごし死亡しているのが発見されました。凍死したビュルビュルさんは路上生活者でした。西部コジャエリ県では、69歳の羊飼いが、羊たちを牧草地に連れて行く途中、繁みの中で凍死して発見されました。


女子大生オズゲジャン・アスランさん殺害に各地で抗議デモ

2月18日、メルシン県では、20歳のオズゲジャン・アスランさんの残酷な殺害に抗議して、多くの人々がデモ行進しました。人々はアスランさんが心理学を学んでいたチャー大学のキャンパス内や周辺に集まりました。学生も、家族連れも、近隣の県から来た人たちもいました。隣りのアダナ県とメルシン市は参加者のためにバスを用意しました。

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オズゲジャンさんの死を悼む人々は黒い服を着て、バナーを掲げ、女性への暴力反対のスローガンを叫んで、D-400通りを行進しました。バナーには「レイプは人道に対する犯罪だ」「オズゲの叫びを聞いたか?」「女性殺しはやめろ」「私たちは悲しんでいるのではない、抗議しているのだ」などのメッセージが読まれました。

グループは5キロ行進し、メルシン市イエニジェ地区の共和国広場で解散しました。学生たちを代表して、エセンギュル・サルさんは、「性の平等のための新しい規制の実施を要請する」とアナドルニュースに語りました。サルさんはまた、都市間の交通を担うミニバスの組合を調査し、安全対策の強化を確認するべきだと言いました。

アスランさんはタルススからメルシン市の中心へ向かうミニバスの運転手に殺されました。タルスス・バス&自動車組合(TOK)も、18日は操業を止め、アスランさんの死を記念しました。南部ディヤルバクル県のミニバスの運転手たちは、車に黒いリボンを掛けて彼女の死を悼み、殺人者が同じ職業であることを不快に思うと言いました。

イズミル、アンタルヤ、アダナ、ビレジク、エスキシェヒル、カラビュク、チャンクル、ギレスン、ディヤルバクル、バトマンでも、市民とNGOが抗議デモを行いました。


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