トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「トルコはもう新たな難民は負担できない」トルコ外相

2021年08月31日 | 国際
8月31日 「トルコはアフガニスタンからの新たな移民の波は負担できない」と、トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相が、8月29日、ドイツ外相との会談後、語りました。

 Hurriyet
共同記者会見するドイツのマース外相(左)とトルコのチャウシュオール外相


「わがトルコは、移民に関して、倫理的・人道的責任をじゅうぶんに果たしました」と、チャウシュオール外相は、ドイツのハイコ・マース外相との共同記者会見で語りました。「これ以上、難民を負担することは、わが国にとって問題外です」

「一時期、とくにアメリカとイギリスが、避難終了後、アフガン人をトルコに委ねるという話がありましたが、両国はこれを否定しています」とチャウシュオール外相は言いました。「避難民たちをトルコに任せるという提案は、どこの国からも聞いていません」

チャウシュオール外相はまた、350万の人々がアフガニスタン国内で追い立てられたと言い、「アフガニスタンからの移民の波が危機的レベルに達したら周辺の国々だけでなく、ヨーロッパを含むすべての人々が影響を受けることになるだろう」と付言しました。

チャウシュオール外相は諸外国に、シリア危機から学び、ともに解決の方法方を考えようと促しました。トルコはすでに400万の難民を受け入れ、世界最大の難民受け入れ国になっています。トルコは新たな移民の波を阻止するために、国境に新たな警備対策を取っています。


不法移民42人が東部トルコで捕まった

治安部隊が8月29日、東部トルコで、ミニバスで移動中の不法移民42人を捕まえました。

Hurriyet

ヴァンの憲兵隊は密告者の情報を得て、エルジスの町からアディルジェヴァスに向かう途中のミニバスを停止させました。この作戦で、アフガン人36人、パキスタン人6人が捕まり、人間密輸屋と思われる容疑者1人が逮捕されました。

容疑者は79,442リラ(9,500ドル)の罰金を科され、ミニバスは調査が行われる間、差し押さえられました。

戦争や抑圧を逃れ、新しい生活を求めてヨーロッパに渡ろうとする不法移民たちにとって、トルコは重要な中継地点になっています。


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アフガン女性がカブールから避難中の航空機内で出産

2021年08月29日 | 国際
8月30日 アフガン人女性が、トルコ航空機で避難飛行中、機内で健やかな女の子を産みました。

 Hurriyet

飛行機がドバイにストップオーバーした後、ソマン・ヌーリさん(26)が、クエート領空の高度10000メートルで出産したと、8月28日、トルコ航空が発表しました。赤ちゃんは、出産を手伝ったクルーたちによって、ハヴァ(トルコ語で“空”)と名づけられました。

妊娠している乗客から産気づいてきたと告げられたクルーたちは、機内に医者がいないか 尋ねましたが、医者はいなかったので、訓練を受けていた要領で出産を手伝いました。飛行機は用心のため、クエートに着陸した後、赤ちゃんと母親とともに、目的地の英国バーミンガムへ向かって飛行をつづけました。

1993年に創設されたトルコ航空は、国際線275機、国内線50機を含む372機(旅客機と貨物機)を有し、世界325ヵ所に就航しています。


トルコの援助団体がアフガンの100家族に食料を送った

トルコの赤新月社が、8月28日、アフガニスタンの首都カブールの100家族に食料のパッケージを配布しました。

 Hurriyet

地元アフガニスタンの赤新月社で行われた配布式には、アフガンの赤新月社のメヴレヴィ・シファトゥラー・クレシ支社長とトルコ赤新月社のアフガニスタン代表スタッフが出席しました。クレシ支社長は配布式で、タイムリーな支援物資配布に対して、トルコの赤新月社に感謝しました。

クレシ支社長は、アフガンの人々はトルコ赤新月社その他の団体からの支援を緊急に必要としていると強調し、国内では貧困と失業が最高レベルに達し、人々は援助団体の支援の盛り上がりを望んでいると言いました。

トルコ代表団のマフフュズ・ヨルダシュ団長は、最近の紛争のために、首都カブールに移住してきた100家族に食料のパッケージを配布すると言いました。

パッケージには米、油、いんげん豆、お茶,砂糖、パスタが入っているとヨルダシュ氏は言い、トルコは困難な状況下にあるアフガンの人々の味方でありつづけると付言しました。


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カブールからのトルコ人の避難は48時間以内に終わった

2021年08月29日 | 国際
8月29日 トルコ軍と、帰国を希望するトルコ市民全員が、アフガニスタンの首都カブールから48時間以内に引き揚げたと、フルシ・アカル国防相が、8月28日、発表しました。

 Hurriyet
カブールから帰国した兵士に花を贈るアカル国防相


アフガニスタンから帰国した軍のためにアンカラで行われた歓迎式で、アカル国防相は、避難は航空機8機とヘリコプター2機を使い、パキスタンの首都イスラマバードを経由して行われたと言いました。

タリバンは8月31日を外国軍がアフガニスタンを撤退するデッドラインとしていますが、トルコの避難はその前に終わりました。

「危険や脅威など、戦争に荒廃したアフガニスタンの現状はつぶさに観察した。トルコは主導権をとり、必要な対策はすべて行なった」と、アカル国防相は付言しました。

「わが軍は世界平和に貢献するために、リビヤからコスヴォまで、アフガニスタンからボスニア・ヘルツェゴヴィナまで、カタールからソマリアまで、国連、NATO,OSCE(欧州安全保障協力機構)との協定の下に、非常な努力をもってその任務を遂行してきた」とアカル国防相は語りました。

トルコは、日々、その影響力と関心の範囲を拡大し、国際関係を動かす存在になったと、国防相は付言しました。


カッパドキアで国際熱気球フェスティバルが始まった

トルコのカッパドキアで、8月28日、3日間の「国際熱気球フェスティバル」が始まりました。

 Hurriyet

何十もの気球が、妖精の煙突で知られるカッパドキアの空を彩りました。このフェスティバルを主宰したのは、ネヴシェヒル県の気球会社のひとつ「パシャ・バルーンズ」です。パシャ・バルーンズのハリス・アイドーアン社長は、スペインやポルトガルの気球も、このフェスティバルに参加していると、アナドル通信に語りました。

「私たちはこのフェスティバルが3日間、快調につづくことを期待しています。カッパドキアは熱気球のフライトが世界で最も多く行われている場所です」とアイドーアン社長は言いました。「2022年には、外国からもっと多くの参加者を迎えてフェスティバルを開催するつもりです」

フェスティバル中は夜のコンサートや、熱気球のライト・ショウも行われます。


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トルコはカブールのテロ攻撃を強く非難する

2021年08月28日 | 国際
8月28日 トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相は、8月26日、アフガニスタンの首都カブールの“憎むべきテロ攻撃”を非難しました。

 Hurriyet

「今日のカブールの攻撃で亡くなられた方々に哀悼の意を捧げます。この憎むべきテロ攻撃を強く非難します」と外相はツイッターに書きました。「亡くなられた方がのご家族にお悔やみを申し上げ、負傷された方の早い回復を祈ります」

ハミド・カルザイ国際空港近くで爆発が起こり、何十人もの人々が死亡・負傷しました。今月初め、タリバンは、空港以外、カブールとアフガニスタンの大部分を支配下に入れました。タリバンのザビフラー・ムジャヒド報道官はツイッターで攻撃を非難しました。

「イスラム首長国はカブール空港の市民への爆発攻撃を強く非難する。爆発はアメリカ軍が警備意しているエリアで起こった」と報道官は言いました。「イスラム首長国は人々の安全と保護に注意を払っている。邪悪な集団は厳しく阻止される」


「トルコは軍と市民をカブールから引き揚げた」エルドアン大統領

トルコは、少数の技術者以外の市民と軍をアフガニスタンから引き揚げたと、エルドアン大統領が、8月28日、言いました。

 Hurriyet
サラエボを日帰り訪問中に記者会見するエルドアン大統領


「われわれはわが国の市民をトルコに運びました。現在、少数の技術者が残っているだけです。われわれはわが国の全員を撤退させました」と、エルドアン大統領はボスニア・サラエボの記者会見で言いました。「世界最強と言う国々は、より注意深く彼の地を去るべきです。この国をテロリスト組織にゆだねて帰国することは高くつきます」

エルドアン大統領はボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボを日帰り訪問中に、このコメントをしました。「残念ながら、アフガニスタンでは、世界は一か所に閉じ込められています」と大統領は言いました。「世界最強と言われる国々はじゅうぶんに気をつけて撤退すべきです」

トルコ3大都市がコロナの低リスク都市に入った

トルコの3大都市の最近のコロナ感染率が、8月28日、低リスク県の中に入りました。

Hurriyet

ファフレッティン・コジャ保健相は最近、8月12日から20日までの、81県の週単位のコロナ感染率を発表しました。発表されたデータによると、人口のほぼ5分の1が暮らすイスタンブルで、感染率が減少し、3大都市で、10万人に対する感染者数は、先週の181.96から147.73に減少しています。

首都アンカラの10万人に対する感染者数は先週の199.55から176.38に減少し、イズミルでは先週の49.81から46.24に減っています。

感染率最多の県は黒海岸のリゼ県で、10万人に対して538.1人の感染率。次が東部のビンギョル県、バトマン県、バイブルト県、中央トルコのアクサライ県です。

「集団免疫はみなが団結して初めて可能です」と、保健 相は人々にワクチン接種を促しました。


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トラック1300台分の泥が洪水地域から除去された

2021年08月26日 | 国内
8月27日 約トラック1300台分の泥が、8月11日の洪水の被害を受けた黒海岸カスタモヌー県ボズクルト地区から運び出されたと、スレイマン・ソイル内相が言いました。

 Hurriyet

「災害から2週間後、トラック1300台分の泥が除去されました。また、トラック1207台分の人道支援物資が被災地に配られました」と、ソイル内相が8月26日、ツイートしました。

ソイル内相はボズクルトを訪れ、捜索・救助活動を見守り、「わが国は偉大な国です。神がわが国の存在を守られんことを」と言いました。

8月11日の豪雨は、ボズクルトに洪水を起こし、少なくとも48人が死亡し、何十戸もの建物が破壊されました。ほぼ1500人の人々がこの地から避難しました。

160人の不法移民がトルコ全土で見つかった

治安ソースによると、8月25日、トルコ全土で総計162人の不法移民が捕まりました。

Hurriyet

東部ヴァン県とカルス県では、治安部隊が、40人のアフガン国籍者を含む66人の移民を捕らえました。ヴァン県では人間密輸容疑で4人が逮捕されました。

北西部コジャエリでは、ミニバスで移動中の21人の不法移民が捕まりました。ドライバーは人間密輸容疑で逮捕されました。

エーゲ海岸のムーラ県では、ボドゥルムの沖合で48人の不法移民グループが、沿岸警備隊に救助されました。警備隊の司令官は、2隻のゴムボートに乗った移民たちが、ギリシア軍によってトルコ領海に押し戻されたと発表しました。2人の容疑者が移民密輸容疑で逮捕されました。

司令官はまた、別件で、33人の不法移民がアイドゥン県のディディムの沖合で救助されたと言いました。移民たちは全員、送還手続きのため、地域の移民事務所へ引き渡されました。

戦争や圧力を逃れ、新しい生活を求めてヨーロッパへ渡ろうとする亡命希望者たちにとって、トルコは重要な通過点になっています。

すでに400万人の難民を受け入れ、世界一の難民受け入れ国であるトルコは、新たな移民の流入を防ぐために、国境に新たな警備対策を取っています。


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アフガニスタンから最初のトルコ軍団を乗せた飛行機が到着

2021年08月26日 | 国際
8月26日 アフガニスタンからトルコ軍の最初の集団を乗せた飛行機が、8月26日、アンカラのエセンボーア空港に着陸しました。

 Hurriyet

トルコはアフガニスタンのトルコ軍の避難を開始したと、8月25日、国防省が発表しました。「トルコ軍は委任された任務をりっぱに遂行し、わが母国に帰ってきた」

フルシ・アカル国防相は、8月26日、「アフガニスタンからのトルコ軍の避難は始まっている。まもなく完了するだろう」と言いました。「トルコ兵たちはアフガニスタンで与えられた任務をりっぱに遂行した」

タリバンの占領以来、多くの人々が国外に逃げようと空港に殺到したが、そんな条件下で、トルコ軍は大きな問題も起こさず、飛行機を離陸させたと、国防省は付言しました。「わが友、パキスタンとタジキスタンおよびアフガニスタンでわれわれとともに働いた同盟国に感謝したい」


国産コロナ・ワクチン候補実験の第3フェーズが始まった

トルコは8月25日、国産コロナ・ワクチン候補研究の第3フェーズとして、中央アナトリア・カイセリ県で、ボランティアの人々に実験接種を始めました。

 Hurriyet

不活性化テュルコヴァク・ワクチン候補は、トルコの保健省、保健研究所、エルジェス大学の協力で開発されました。エルジェス大学のムスタファ・チャルシュ学長は、ボランティアに対するテュルコヴァク実験接種は同大学で始まったと言いました。

また、カイセリ市立病院でも、8月25日、ボランティアに接種が始まりました。「第3フェーズの研究は完全に世界的基準に従って行われています。従って、ワクチンの効果は比較されるでしょう」と、コロナウイルス科学委員会のメンバー、イルハミ・チェリクさんは言いました。「私たちはこのワクチンを、不活性化ワクチン・シノヴァクと比較します」

トルコは1月に集団ワクチン接種キャンペーンを始めて以来、9108万回以上のコロナ・ワクチンの接種を行っています。


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トルコ外相と米国務長官が最近のアフガン状況について討議

2021年08月25日 | 国際
8月25日 トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相とアメリカのアントニー・ブリンケン国務長官が、電話でアフガニスタンの最近の状況について話し合ったと、トルコ外務省は8月25日、発表しました。

 Hurriyet
アメリカのブリンケン国務長官(左)とトルコのチャウシュオール外相


チャウシュオール外相とブリンケン国務長官は、アフガニスタンにおける“協力の継続”と、両国と同盟国市民の安全で整然たる避難の確保について話し合ったと、アメリカ国務省のネド・プライス報道官が発表しました。

チャウシュオール外相は8月24日、トルコは全関係集団と対話を続け、多くの市民をアフガニスタンから避難させるために同盟国と協力すると語りました。「われわれの願いは、アフガにスタンの平和と安定が民主主義と人権の枠内で恒久的に樹立されることにあります」

「この方向で対策が取られるのなら、トルコは最善の協力をします。われわれは特定のグループではなく、すべての集団と接触します」と、外相は付言しました。

タリバンは8月15日、カブールを奪取した後、アフガニスタンの支配権を獲得し、大統領と要人たちは故国を去りました。タリバン支配への電撃的な移行は、未来が見えないアフガニスタンを逃げ出す人々のラッシュを生みました。

気象変動でトルコ最高の山の氷河が溶けはじめた

標高5137メートルのトルコ最高の山、アール山の氷河が、気象変動によって溶けています。

 Hurriyet

山頂の10.2平方キロのエリアを占める氷河は、南からアール県のドーウバヤズト地区のオキュズ川へ、北からはウードゥル県のアラルク地区のジェヘンネム渓谷へひろがっています。

アール山の頂の氷河はこの地域にとって非常に重要だと、ウードゥル大学地理学部のオーウズ・シムシェク准教授はアナドル通信に語りました。シムシェク准教授は、アール山の氷河はトルコ最大の氷河だと強調し、「地球温暖化の影響が、最近、トルコでも見られています。地球温暖化によって、7月8月に氷河が溶け、この地域に地滑りを引き起こしています」と言いました。

氷河の溶解は、とくにアール山の南側のオキュズ川で起こっているのが、はっきりと見られると、准教授は言いました。「氷河の溶解が引き金となり、湿気を含んだ土が、岩や砂などの堆積物を拾って、山の斜面から住宅地へ流れ込んでいます」


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マルマリスの山林火災後、自然がよみがえりはじめた

2021年08月25日 | 国内
8月24日 トルコ・ムーラ県の火災で被害を受けた地域の生態がよみがえってきました。

 Hurriyet

ムーラ・ストゥクル・コチマン大学の講師イレミン氏は、火災による野生生物の影響を研究するため、現場を調査していると、アナドル通信に語りました。

イレミン氏は、緑がよみがえってきた地域もあり、調査中、小鳥の声も聞こえてきたと言っています。彼は調査中、甦ってきた自然の写真も撮っています。「焼けた地域に復活してきた緑は、地域に暮らす動物たちをハッピーにしています」

イレミン氏は「皆さんによいニュースがある」というメッセージとともに、復活してきた緑の写真をソシアルメディアにシェアしました。「火災からほぼ3週間が過ぎました。常緑樹の林、とくにビャクダンが地下から芽吹き、緑を取り戻しています。カラブリアマツの種も自然にひろがっています。木の芽たちは最初の雨を待ち望んでいます」とイレミン氏は書いています。

トルコの治安部隊はイラン国境を24時間監視

イラン国境のトルコの治安部隊は、不法移民と密輸と、わが国に潜入してくるPKKテロリストを阻止するために警備を強化しました。

 Hurriyet

警備局特別作戦部の第2作戦分隊のヒュセイン・エディス・テルジャンオール分隊長は、月曜、記者団に、前線の軍は重要な任務を遂行していると語りました。

治安部隊はトルコ東部のヴァン県で、サーマル・カメラと暗視カメラで怪しい動きを見つけると、すばやく対応しています。ヴァン県はイランと最長の国境で接しています。

何十台の装甲車、ドローン、サイマル・カメラ、無人航空機を駆使して、治安部隊はイラン国境を管理下に置いています。これら技術的対策はすべて、夜陰に乗じて国境を超えてくる不法移民を防ぐために使われています。

「われわれはいま、密輸が行われてきた場所で任務についています」とテルジャン分隊長は言いました。「周辺はすべて、360度回転するサーマル・カメラで監視されています。なにか動きが見つかれば、すぐに軍を送ります」

タリバンがアフガニスタンを奪還してから、イラン経由でトルコに逃げ込んでくる新たな不法移民が懸念されるため、国境警備の兵士たちの任務はより重要になりました。

トルコは現在、400万人の難民を受け入れています。これ以上の新たな移民の流入は受け入れられないのがトルコの実情です。

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トルコ大統領とギリシア首相がアフガン移民問題を討議

2021年08月22日 | 国際
8月23日 トルコのエルドアン大統領とギリシアのキリアコス・ミツォタキス首相が、8月20日、アフガニスタンの最近の状況と移民問題について、電話で話し合いました。

 Hurriyet
ギリシアのミツォタキス首相(左)とエルドアン大統領


戦争で疲弊したアフガニスタンがふたたび危機的状況に入ったため、エルドアン大統領とミツォタキス首相は、アフガニスタン政府の円滑な移行を望む声を上げました。政権移行が確実に行われなかったら、すでに高まっている移民の大波が深刻な事態を生むだろうと、エルドアン大統領はミツォタキス首相に言いました。

エルドアン大統領はまた、アフガニスタンに設立される新政府は、アフガンの人々の多様性を受け入れ、考慮すべきだと力説しました。

タリバン反乱軍は8月15日、カブールを奪取した後、アフガニスタンの支配権を握り、大統領と要人たちは国外へ逃げました。

トルコ軍は避難者のためにカブール空港に「アンカラ本部」を設けた

人々がアフガニスタンから安全に発てるように、トルコ兵たちはカブール空港を守っています。アフガニスタンを去る人々を調整するために、トルコ軍は「アンカラ本部」を設けました。

 Hurriyet

トルコ兵たちはハミド・カルザイ国際空港で、他の外国兵たちと協力して、アフガニスタンを去る日を待っている人々に助力しています。トルコ兵たちは水や食料のような基本的な必需品を配り、アフガニスタン出国を希望する人々の飛行許可やパスポートをチェックしています。

タリバンは8月15日、首都カブールを占拠した後、アフガニスタンを支配し、2001年、アメリカ主導の欧米軍によって排除されていたイスラム法を設定しようとしています。

多くの人々がアフガニスタンから逃げ出そうと必死になっています。外国大使館は外国籍者、外交官および欧米軍に協力していたアフガン人たちを避難させています。


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特定の仕事の人にPCRテストが義務化される

2021年08月21日 | 国内
8月22日 学校教師や国内交通機関で働く人など、特定分野の人々に、コロナ・テストの結果が陰性であり、ワクチン接種を受けていることが求められることになります。

 Hurriyet

政府はコロナ・パンデミックとの戦いの一環として、8月19日、ワクチン接種計画を中心とした一連の新しいルールを発表しました。エルドアン大統領は閣僚会議後、教師、研究者、社会的的集会に出席する人々に、新たな要請をすると語りました。

劇場、映画館、コンサートホールなどの大きな催物に出席する人々と、都市間のバスと航空機の旅行をする人々に、テストが義務づけられると、大統領は発表しました。

エルドアン大統領はまた、トルコのワクチン接種総回数は8700万回を超え、トルコの全人口以上になったと語りました。トルコは1月にワクチンの集団接種を始めてから、シニヴァク社のコロナヴァクとファイザー=バイオンテク・ワクチンによる接種を8760万回行ってきました。


カブールからの避難者160人がイスタンブルに到着

トルコ市民と外国籍者を含む160人が、アフガニスタンの首都カブールから避難して、8月21日、イスタンブルに着きました。

 Hurriyet

避難者たちはトルコ空軍輸送機でまずパキスタンに飛び、トルコ航空機に乗り替えてイスタンブルに運ばれました。避難者の中のトルコ市民は自宅で隔離され、外国籍者はホテルで隔離されました。トルコ空軍機は土曜にはトルコ市民104人を、金曜には100人を乗せて、カブールを飛び立ちました。

タリバンの予想外の権力掌握は、アフガニスタンから逃げ出す人々のラッシュを引き起こしました。外国軍や外国グループに協力してきたアフガン人たちは、報復を恐れています。


「トルコのコロナの90%はデルタ種」保健相

コロナのデルタ種がトルコの感染者の90%を占めていると、ファフレッティン・コジャ保健相が8月20日、言いました。


 Hurriyet

保健相は記者会見で、人々がより移動するようになり、感染に対する注意が薄れてきたため、感染数が増えていると指摘しました。デルタ・プラス種も、とくに高率ではないが増えてきていると、コジャ保健相は強調し、変異種は接触感染力が強くなっていると言いました。

トルコはワクチン接種国のトップ3に入っている
トルコは、先月、1人当たりに対するワクチン接種で、世界のトップ3の国に入ったと、コジャ保健相は言いました。「昨日、わが国は、少なくとも1回ワクチン接種を受けた18歳以上の人の数で、アメリカを抜きました」


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