トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

サルコジ退陣後、トルコとフランスの関係は修復へ

2012年06月23日 | 国際
6月22日 エルドアン首相とフランスのフランソワ・オランド新大統領が、昨日、リオで、大統領選後初めて会いました。

 Sabah
エルドアン首相とオランド仏大統領(右)


エルドアン首相は「フランスの大統領は20年もトルコを公式訪問されていないのですよ」と言って、オランド大統領を招待し、「トルコ訪問は私にとって光栄なことです」と仏大統領は答えました。

20分の会談で、両首脳は、こじれていたサルコジ時代が終ったいま、両国は新しい頁を開くことで合意しました。
エルドアン首相は、フランスのスタンスがトルコとEUの関係をぶち壊したとも明言しました。
最後に、両首脳は、トルコのEU加盟の問題だけでなく、両国の関係をさらに強化していくことで合意しました。


   東部ビトリス県でPKKが葬列を襲い、3人拉致

不法テロリスト集団PKK(クルド労働者党)と思われるグループが、東部ビトリス県で葬列を襲撃、市民2人と兵士1人を拉致したと、今日、民放NTVがウエブサイトで報道しました。

 Hurriyet

村のボランティア警備員らに護衛され、埋葬のために町の中心に向かっていた車の列が、PKKに襲撃され、警備員2人が負傷しました。
その後、PKKメンバーは兵士1人と市民(教師)2人を拉致して逃走しました。
治安部隊がこの地域を捜索中です。
PKKはトルコも、アメリカも、EUも、テロリスト組織と認定しています。



   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント

ギリシアの極右政党首がイスタンブールを返せだって

2012年06月21日 | 国内
6月21日 ギリシアの極右政党「黄金の夜明け党」のミハロリアコス党首が今日、民放NTVのインタビューにウエブサイトで答えました。

 Hurriyet
ギリシアの極右「黄金の夜明け党」のミハロリアコス党首


「1500万人のトルコ人が住み、ルム(ギリシア人)は3000人しかいないイスタンブールを要求するのは現実的ですか?」という質問に、ミハロリアコス党首は「ユダヤ人は何百年も後の1948年に、昔の土地に国家を建設したではないか」と答えました。

「われわれはトルコと武器で戦おうと言っているのではありません。しかし、われわれはアナトリアにも、ポントスにも、トラキアにも、ヘレニズムが存在したことを忘れてはなりません。
われわれの心は“女王の都”(イスタンブール)とともにあります。コスタンティヌス・パラエオロゴス、バンザイ!」

・・・ちなみに、コンスタンティヌス・パラエオロゴスって、コンスタンティノープル陥落とともに逝った最後のビザンティン皇帝ですよ~。
彼のあだ名はヒットラーですが、彼はこのあだ名が嫌いじゃないそうです。

すごいオジサンですけど、私、個人的には、こんなヒトもいたほうが世の中おもしろくていいと思います。ハハハ
コメント

「無垢の博物館」が世界中のメディアで反響を呼んでいる

2012年06月21日 | 文化
6月20日 ノーベル賞作家オルハン・パムク氏が4月28日、イスタンブールのチュクルジュマに、自作の小説と同名の「無垢の博物館」をオープンしたことは、この頁でも紹介いたしましたが、それから2か月、この小さな博物館は世界中のメディアで紹介され反響を呼んでいます。
フランスの「ル・フィガロ」紙は「この博物館は現実と夢の狭間にある」と書いています。

 Hurriyet

博物館のオープニングには世界中から100人以上の記者が出席したそうです。
博物館の紹介記事はみなそのユニークな企画に注目しています。なにしろ、この小説の主人公ケマルが愛した美少女フュスンが着たドレスだの、彼女が吸った4213本のタバコだのが展示されているのですから、まさに「現実と夢の狭間」ですね。


 Wikipedia
「無垢の博物館」は1897年に建てられた、ワインレッドの建物を使っています。


「これは1人の作家による世界で初めてのユニークなプロジェクト」(ワシントン・ポスト)
「世界で最もオリジナルな博物館。パムクはこの博物館で文学をべつの次元に導いた」(ウオールストリート・ジャーナル)
「この博物館はポストモダンのびっくり箱だ。展示スタイルと展示されたオモチャは、この都市の深い含蓄を示している」(フィナンシャル・タイムス)
その他、この博物館を紹介した世界の有力な新聞、雑誌、TVは枚挙に暇がありません。

  

1950年から2000年のイスタンブールの日常生活から拾ったというこまごました品々。イスタンブールに行って、ちょっぴり懐かしいイスタンブールに出会ってきます。
コメント

「PKKが武器を置かなければ話し合いはあり得ない」首相

2012年06月20日 | 国内
6月19日 エルドアン首相は今日、政府は不法集団PKK(クルド労働者党)と話し合う気はないと記者団に語り、PKKが武器を置くことがテロを終らせる唯一の道だと付け加えました。

 Hurriyet

「テロと話し合いはできない」とエルドアン首相は言い、「われわれは遅かれ早かれ終らせる。テロリストが唯一なすべきことは、武器を置くことだ」
「PKKが武器を置けば、治安部隊は作戦を中止する」と、エルドアンはさらに言い、「治安部隊は好んで作戦を行なっているわけではない。問題が起こったとき、治安部隊は活動を行なっている」

今朝、プロ・クルディッシュ平和民主党(BDP)のリーダー、セラハッティン・デミルタシュ氏はPKKに、武器を置いて、軍事行動を終わりにするよう呼びかけました。


博物館のネコと子どものミイラが見学者の注目を集める

アクサライ県の博物館には、マナストゥルラルの丘の「チャンル教会」とその周辺で発掘されたネコと4人の子どもたちのミイラが展示され、見学者たちの注目の的になっています。

 Hurriyet
なんだかかわいいミイラちゃんですね


アクサライ博物館長で歴史学者のユスフ・アルトゥン氏は、アクサライ周辺にはエジプトのように多くのミイラがあると言っています。この周辺には文明の進んだ社会があり、人々はミイラつくりに必要な技術を持っていたのでしょう。
ミイラは盗掘でみつかったものも含めて、アクサライとニーデの博物館に展示されているそうです。
「このへんにミイラがたくさんあるのは、ここが重要な宗教センターだったからでしょう。人々は救いを求めてここへ来たのでしょう。チャンル教会とその周辺では、ミイラつくりは一般的なことでした。
この子どもたちは当時の重要な人物の子どもでしょう」というアルトゥン館長の話です。



   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント

橋の閉鎖で今日のイスタンブールは交通カオス

2012年06月18日 | 国内
6月18日今朝、ボスフォラス海峡にかかるファティフ・スルタン大橋と金角湾の端が修理のために部分的の閉鎖されたため、今日のイスタンブールの交通はカオスと化しました。

 Hurriyet
ひや~、この渋滞! トイレが心配ですね


閉鎖のため長い渋滞が起こり、市内の何箇所かは交通不能となりました。ファティフ大橋からバージュラル地区のイストチまでの23キロは、ふつう20分で行かれるのが、いまは140分かかっています。
公共交通機関を使おうとする人々は、駅に行くのに、道路をふさいだ車列を乗り越えなければなりませんでした。
イスタンブールのヒュセイン・アヴニ・ムトゥル知事は、この交通渋滞について、イスタンブール住民に謝罪しました。

・・・ただでさえ交通渋滞のイスタンブールですけど、橋も修理をしなければならないし。やっぱり早く第3大橋をつくるしかない?


   歴史的カーペットの修理はスルタンハヌの技術が世界一

絨緞の修理職といわれても、日本人にはぴんとこないかもしれませんが、トルコでは古い骨董的価値のある絨緞の傷んだ部分を修理するのはりっぱな専門職で、絨緞を織るより高度な技術を要するそうです。

 Hurriyet

中央アナトリアのアクサライ県スルタンハヌという町は、歴史的絨緞の修理で世界に知られています。
スルタンハヌには300の絨緞修理の工房があって、1500人の人々が働いています。工房で働くのはほとんど男性。絨緞修理は1枚仕上げるのに何か月もかかる、骨の折れる仕事です。

スルタンハヌのある工房の主人ファフリ・ソラクさんは、われわれの経験と技術でスルタンハヌが世界に知られる「絨緞の修理センター」になったとを喜んでいます。
「私は小学校を出てすぐから、父親について絨緞の修理を始めました。修理は絨緞を織るより集中力の要る仕事で、1人前になるには少なくとも7年はかかります。
たとえば、アメリカで骨董絨緞を扱う業者に聞いてみてごらんなさい。みんなこの小さな町スルタンハヌを知っていますよ」
 
・・・絨緞修理の仕事をまぢかで見ると、ほんとうに気の遠くなるような細かい仕事です。


コメント

イスタンブールの“皇子の島々”のヘイベリ島で火事

2012年06月18日 | 国内
6月17日 イスタンブールの沖合い、マルマラ海に浮かぶ“皇子の島々”、トルコ人は単にアダラル(諸島)と呼んでいますが、諸島のひとつヘイベリ島で今日、火事がありました。季節柄、島々に遊びに行くツーリストも多かったでしょうから、炎の上がる島を船上から眺めた人たちはびっくりしたでしょうね。

 Hurriyet

火は海風にあおられて燃え上がり、消防隊は鎮火に苦労したようです。
「火はハルキ神学校にはおよびませんでした」と諸島区の区長さんは言っています。
ギリシア正教のハルキ神学校は1971年、トルコ=ギリシア間の政治的混乱時に閉鎖されたままになっています。

出火の原因はまだわかりませんが、被害が少なかったことを祈ります。


    山中で感染症に苦しむテロリスト集団PKK

無差別テロを働いては、南東部の山中の洞窟に逃げ込むテロリスト集団PKKも、治安部隊の掃討作戦で追い詰められてきていますが、集団の中で感染症がひろがっているそうです。

 Sabah

山の中の洞窟生活はさぞや不潔で非衛生的でしょうね。感染症がひろがるのも当然でしょう。
PKKのメンバーの1人が、カンディリのPKK本部に救援を求めてかけた電話が傍受されたそうですが、本部は冷たく応答していたとか。病人は重傷者が多く、病気はひろがってパニック状態になっているようです。
最近のジュディ山の掃討作戦でも、彼らに医療品はなく、とくに女性テロリストは悲惨な状況にあるそうです。
投降者が病人ばかりではないのも当然でしょう。人殺し集団を「かわいそう」と言うのもヘンですが、哀れを覚えますね。愚かな若者たち、子供たち、早く投降しなさいよ。


    「ときどきダイアリー」へ
コメント

トルコ初のアタチュルクの顔のないコインが流通しはじめた

2012年06月16日 | 国内
6月16日 トルコのコインには、トルコ共和国建国の父ムスタファ・ケマル・アタチュルクの顔がついているものと思っていたら、トルコ造幣局は両面ともアタチュルクのいないコインを鋳造し、もう流通しているんですって。

 Hurriyet
新しいコインにはアタチュルクの顔のかわりにTurkce Olimpiyatlari (トルコ語オリンピック)という文字があります。


「トルコ語オリンピック」というのは、海外の子供たちがトルコに集まり、トルコ語の腕を競うイベントで、今年で10周年。それを記念して、このコインがつくられました。
これまでにも、記念コインが鋳造されたことは何度もありますが、今回のように何百万個も鋳造され流通させるというのは共和国始まって以来、初めてです。

アタチュルクの顔のないコインについて、一般の論議を呼んでいます。これは近代トルコの建設者をおとしめようとするプロパガンダと言って、このデザインは好ましくないとする市民もいます。
「このコインが流通するのは受け入れがたい」と憤慨する市民も。
コメント

「巨大モスクを建てる具体的計画はない」と文化・観光相

2012年06月15日 | 文化
5月15日 5月29日、エルドアン首相は、イスタンブールのチャムルジャの丘に15000平米の巨大モスクを建てると発表。この発言には宗教関係者を含めて、世間から批判の声が上がっていますが・・・。住宅街でないところにモスクを建てるなんてという人も多いようです。

 Hurriyet
「巨大モスクの具体的計画はありません」とギュナイ大臣


エルトゥルル・ギュナイ文化・観光相は13日、民放NTVのインタビューで巨大モスクについてきかれ、「この問題については“意見の交換”があっただけで、政府も市も具体的なプロジェクトに着手しているわけではありません」と答えました。

え~、エルドアン首相は、このあいだ、「このプロジェクトの立案はまもなく終る」だの「2か月以内にブルドーザー作業が始まると思う」だの言ったじゃないの。「モスクは市内のどこからでも見えることになる」とも言ったじゃん。
首相、威勢よくぶちあげすぎたのかもね。でも、プランは取りやめとは、文化相も言っていないから、いずれできるのかも。

チャムルジャの丘はイスタンブールのアジア側ユスキュダルにあり、イスタンブールの7つの丘の中で最高。いまはテレビ塔が立ち、眺望を楽しむツーリストに人気があります。


ブルガリア系トルコ人・コミュニティの財産が返還される

「20世紀初め、トルコには5万人のブルガリア人が住んでいましたが、いまは700人くらいです」とブルガリア財団組合のルベン・チャルモフ副会長は言っています。20世紀初めの政治的緊張時にほとんどのブルガリア人がブルガリアに移住したのです。
 Hurriyet
金角湾岸に立つ美しい聖ステファン教会、通称「ブルガリア教会」または「鉄の教会」


このほど、トルコの財団理事会は、約6000ヘクタールの土地に相当する7件の財産を、トルコのブルガリア・コミュニティに返還することに合意しました。
ブルガリア系市民は、ローザンヌ条約では“少数民族”に数えられていませんが、ブルガリア・コミュニティが最初に財産を返還されることになったのです。

返還される財産には、イスタンブール・ベシュクタシュ地区の元Exarchy 財団の建物、シシリ地区フェリキョイのブルガリア共同墓地の土地、シシリ地区の他の4つの不動産などが含まれますが、最も注目されるのはやはり金角湾岸バラットに立つ聖ステファン教会でしょう。

「トルコとブルガリアは隣国同士、今後、人々の交流が増していくことはまちがいないでしょう」とチャルモフ副会長は言っています。

2011年8月、財団法がトルコ国会で承認されました。この法律はアルメニア人、ルム(アナトリアのギリシア人)、ユダヤ人がローザンヌ条約の下に、コミュニティの財産の返還を要求することを認めています。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント

トプカプ宮殿で「ハレム展」が始まりました

2012年06月15日 | 国内
6月14日 12日、トプカプ宮殿で「スルタンの館:トプカプ宮殿のハレム」展のオープニングが催されました。
エルトゥルル・ギュナイ文化・観光相が開会の辞で、オスマン朝の本拠地だったトプカプ宮殿について語りました。

 Hurriyet
歴代スルタンの肖像画を見るギュナイ大臣


「この宮殿は1500年代から帝国の中心でした。スルタンの子供たち、母親たち、未来の母親たちが徹底した規律と階級制の下に、ここで暮らしていました。子供たちの1人がやがてオスマンのスルタンになり帝国を支配しました。ここに展示された品々から、学校のようだった宮殿の規律と教育を想像してください」

宮殿のすべてを修復し、倉庫に眠っているものを展示できるようにするのが文化・観光省の目標だとギュナイ大臣は言っています。
「トプカプ宮殿は中国に次ぐ中国陶器のコレクションを持っいます。12000点の中国陶器が展示を待っています。それらを早く展示したいと願っています」

オープニングにはユルマズ国防相、トプカプ宮殿博物館館長のオルタイル教授、ギリシア正教総主教バルトロメウ1世ほか、多くの名士が出席しました。

 Hurriyet
規律と階級制の世界だったという宮殿のハレム


オルタイル教授はハーレムについて話しました。「トプカプ宮殿は征服王メフメット2世によって建てられましたが、ハレムを設けたのはシュレイマン壮麗王で、妃のヒュッレッム・スルタンの要請によるものでした」

展覧会には、ハレムで使われた楽器やジュエリーなど、私物を含めて300点が展示されています。この展覧会は10月15日まで

・・・私もぜひ見学してくるつもりです。、
コメント

海外在住トルコ市民にも選挙権

2012年06月12日 | 国内
6月13日 海外に住むトルコ市民も来年からトルコの選挙に投票できるという法案が国会を通過しました。

 Hurriyet

海外のトルコ市民が一票を投じるためには、投票者リストに名前と住所を明記しなければならないと、当局は言っています。不法滞在の人は投票できません。

2014年の大統領選挙を初め今後の選挙には、外国に住む200万以上のトルコ人が投票することになります。

・・・日本にも大勢のトルコ市民が住んでいます。彼らの間にも国政への関心が高まってくるでしょうね。


   デニズリの古代遺跡でアテネの神殿が見つかった

エーゲ海地方デニズリ県の古代都市ラオディセアは現在も発掘中ですが、この遺跡の聖域でAD2世紀の女神アテネに捧げられた神殿が見つかりました。

 Hurriyet
神殿の円柱上のアテネの胸像を示すジェラル・シュムシェク教授


「ラオディセアの遺跡の聖域は、250メートル×100メートル。この聖域に3つの神殿があったと思われます。ひとつは女神アテネに、ひとつはゼウスに捧げられたものです。この神殿の円柱にはアテネの胸像があります。われわれは第3の神殿の神を調査中です」というシュムシェク教授の話です。

・・・古代遺跡から新に遺構や遺物が日常的に発見されるアナトリアって、すごいところですね。


   「ときどきダイアリー」へ
コメント