トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イスタンブル住民は週に9時間を交通に費やしている

2017年09月30日 | 国内
10月1日 アジャンス・プレスが公共交通機関と地図アプリ「ムーヴィト」から集めたデータによると、イスタンブルの住民は、週に平均9時間を交通に費やしているということです。

 Hurriyet

週に6日働いている平均的イスタンブル住民が、週に9時間を交通に費しているのは、道路の保全や新学期の開始などで起こる交通渋滞のためです。イスタンブルの公共交通機関を使って通勤している人々は、毎日、ほぼ1時間半を交通に費やしています。勤め人のほぼ30%は、少なくとも2時間を公共交通機関に費やしています。イスタンブルの住民はまた、公共交通機関の駅で、平均19分待ち、66%は交通機関を乗り替えています。

首都アンカラの住民が交通に費やす時間はイスタンブルより少なく、1日平均71分です。南部アンタリヤ県では、交通に費やす時間は平均63分です。


“サイズ規制違反”の小魚21トンを当局が押収

9月1日、漁業シーズンが始まってから、イスタンブル当局は、サイズ規制違反の小魚21トンを押収しました。

 Hurriyet

イスタンブルの食糧・農業・家畜局は、禁止令に違反して小魚を獲る漁師への警告として取締りを行いました。漁師たちは法で定められたサイズより小さな魚を獲ることを禁じられ、クロマグロは13センチ以上、ボラは11センチ以上と定められています。

サイズ規制違反の取り締まりは、今年から厳しくなり、49人の漁師が、海産物法違反で、それぞれ49,386リラの罰金判決を受けました。


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「牧師を釈放させたいならギュレンを渡せ」エルドアン大統領

2017年09月29日 | 国際
9月30日 エルドアン大統領がアメリカに、在ペンシルバニアのイスラム説教師フェトフラー・ギュレンと、アンドリュウ・ブランソン牧師の交換を呼びかけました。ブランソン牧師は2016年10月から、トルコで収監されています。

 Hurriyet

「わが国はギュレン送還のために必要な書類はすべて渡した。貴国は“牧師を返せ”と言う。貴国はトルコの説教師を手中にしている。説教師を返したら、わが国は牧師を返すための司法手続きを取る」と、エルドアン大統領は、9月28日、言いました。

ブランソン牧師は2016年10月7日、“国家の治安を脅かしている”という容疑で拘留されました。ギュレンは、2016年7月の未遂クーデターの首謀者と言われています。エルドアン大統領は交換の提案を、いつ、だれに言ったのかは明らかにしませんでしたが、大統領は9月21日、ニューヨークでトランプ大統領と会談しています。

ブランソン牧師は昨10月7日、拘留された後、妻のノライン・リン・ブランソンさんとともに、送還のために移民局に送られましたが、妻は釈放され、彼は逮捕されました。

「彼にかかわるなと、人々は言う。なぜだ? アメリカは司法組織があると言うが、わが国にもある。いずれにしろ、わが国が拘束している牧師は裁判を受けているが、貴国の手の中にある説教師は裁判を受けていない。引き渡すのは、貴国の方が容易なはずだ」とエルドアン大統領は言いました。


HDPのデミルタシュ共同議長が獄中で書いた本が売れている

人民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ共同議長が書いた短編集が、10日で5版を重ね、全国で7万部も売れました。

 Hurriyet

デミルタシュ共同議長は、テロ容疑と、クルド労働者党(PKK)との関与容疑で、2016年11月4日以来、北西部エディルネ県のF型刑務所に収監されていますが、獄中で“Seher”と題した本を書きました。「私は何日も、何か月も、心の中でストーリーを組み立てていました。執筆は夜中にしていました」と、デミルタシュ共同議長はエヴレンセル紙に語りました。

彼は2枚のイラストも描いています。出版元の「ディプノト」は、近く、海外に住む読者のために、オンライン・オーダーができるようにすると言っています。

短編集は144頁、大部分は女性のトラブルに焦点をあてた12の短編で、性差別に関するデミルタシュのメッセージが書かれています。「この本は女性たちに捧げましたが、このメッセージは男性たちに伝えたい。この本で、私は女性の悲劇だけでなく、男性の残酷さも描いたつもりです」と、デミルタシュ氏は語りました。

・・・デミルタシュさん、文才もおありだったんですね。


[バルザニは自ら火中に身を投じた」エルドアン大統領

イラクのクルド自治政府(KRG)のマスード・バルザニ大統領は、25日の独立国民投票を中止しなかったことによって自ら火中へ身を投じたと、エルドアン大統領は言い、北イラク、とくにキルクークで“テュルクメン人を抑圧している”KRG政府を非難しました。

 Hurriyet
警察学校の卒業式で、バルザニ批判を語るエルドアン大統領


「バルザニの政権は自ら火中に飛び込んだ。われわれはこの火にちょっと触れただけだが、大きく傷ついた人々もいる」と、エルドアン大統領は28日、警察学校の卒業式で言いました。トルコは国民投票に反対してきました。中東も世界も反対しているのに、バルザニ政権は投票中止を拒否しました。

「貴君は北イラクの自治政府を率いている。金も、オイルも、すべて手に入れた。次はなにをするか?貴君は独立を欲した。帰国はわが国と350キロにわたって国境を接しているが、この問題をわが国と話し合ったことがあるか?」とエルドアン大統領は言いました。

「イランと話し合ったことがあるか? ないだろう。イラク連邦国家とは? シリアとは合意しているのか? ノーだろう。国家を統治するには、部族の首領とは違う技が必要なのだ」とエルドアン大統領は言いました。トルコとの関係は最近、急降下しましたが、バルザニは何年間もエルドアン政権の親密な同盟者でした。

“KRGはテュルクメン人を抑圧している”
イラクのクルド人たちの独立への動きは、失望で終わるだろうと、エルドアン大統領は言い、かつてサダム・フセイン体制がクルド人に対して行ったのと同じような政策によって、北イラクのテュルクメン人は抑圧され、その権利を侵害されていると、警告しました。


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2019年、アタテュルク文化センターが再オープンする

2017年09月28日 | 文化
9月29日 長いこと閉鎖されている、イスタンブル・タクシム広場のアタテュルク文化センター(AKM)が修復され、2019年、再オープンすると、ヌマン・クルトゥルムシュ文化観光相が言いました。

 Hurriyet

「AKMの再開の期は熟しています。2019年には完了させる計画です。10月にはプロジェクトを開始します」と、クルトゥルムシュ文化相は、9月27日、アンタリヤで行われた「ヘラクレスの石棺」の開幕式で、記者団に語りました。

文化相はまた、トプカプ宮殿の所蔵品の展示スペースを拡大するために、宮殿の近くに博物館を建てる計画だと言いました。「トルコは博物館が足りません。トプカプ宮殿の倉庫には、展示されているものの10倍もの多数の美術品が眠っています」と文化相は付け加えました。


「KRGとの貿易は従来通りつづけるべきだ」経済相

「トルコとイラク・クルド自治政府(KRG)との貿易は、独立国民投票と関係なくつづけるべきだ」と、ニハト・ゼイベクチ経済相はHurriyet紙に語り、現在は“通常通りのビジネス”がつづいていると言いました。

 Hurriyet

「2015年のロシア危機のとき、ロシアが最初にしたことは、貿易の規制だった。彼らは貿易によって、トルコに学習させようとした。これは非常によくないことだ。私はKRGに対して、同じやり方で過ちをくり返したくない」と、ゼイベクチ経済相は、26日、言いました。

内閣は9月22日の会議でKRGに制裁を課すという決議はしていないと、経済相は強調し、“通商停止”について語ることは、経済と貿易の中東のハブをめざすトルコにとって危険なことだと言いました。

イラクとの貿易黒字
トルコとイラクの貿易量は、現在、80億ドルで、そのうちの25億ドルは北イラクとの貿易よると、経済相は言いました。多くのトルコ人が北イラクとビジネスしていると、彼は力説しました。

「通商停止を課したら、輸出は止まる。人々は私を責めるだろう。私は経済相であるから、貿易は通常通りつづけるという選択をしなければならない」

・・・アルビルの商店街は、トルコ製品ばかり並んでいるという話ですよ。


ボストン・マラソン・テロのIS戦闘員がイスタンブルで逮捕

警察が、イスタンブルでテロ攻撃をしようとしていたイスラム国(IS)戦闘員3人を逮捕しました。

 Hurriyet

戦闘員らの家を捜索したところ、2013年のボストン・マラソンのテロ攻撃に使われた爆弾の製法について書かれた書類が見つかったと、アナドル通信が報じました。9月12日、イスタンブルでIS戦闘員を対象にした作戦が行われ、合計25人の外国人が拘束されましたが、そのうちの3人は“どでかいテロ攻撃”を計画していたことがわかりました。

他の22人の外国人は手続き終了後、追放されました。ISのメンバーとして逮捕されたのは、E.D.P.とM.T.M.というインドネシア人2人と、F.A.O.というシリア人1人です。

当局は3人の戦闘員から没収した、暗号化されたデジタル書類を調査し、処刑のビデオや宣伝用に撮られた写真を発見しました。処刑のビデオはこれまでウエブで流れたことのないものでした。ボストン・マラソンで使われた爆弾の製法は英語で書かれていました。

2013年のボストン・マラソンのテロでは、3人の命が奪われ、250人以上が負傷しました。戦闘員たちは、書類に書かれた製法で爆弾をつくり、テロを行う計画だったと思われます。戦闘員たちは互いにソシアルメディアで連絡を取っていたこともわかりました。


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「バルザニの国民投票はトルコに対する背信だ」エ大統領

2017年09月26日 | 国際
9月28日 エルドアン大統領は、クルド自治政府に対して、軍事的経済的対策はすべて用意されていると警告し、投票を行ったマスード・バルザニの決断は“トルコに対する裏切り行為”だと言いました。

 Hurriyet

「率直に言って、われわれはバルザニがこんなミスを犯すとは最後の瞬間まで信じられなかった」と、9月26日、エルドアン大統領は言い、「国民投票は、結果のいかんを問わず“無効”だ」と、くり返しました。「トルコとの関係が、史上、ベストだったときに、事前に相談もなく国民投票を決めたことは、トルコに対する裏切りだ」と、エルドアン大統領は言いました。

バルザニ率いる自治政府は、トルコ政府との親密な関係を享受し、北イラクからトルコの地中海岸の港ジェイランまでのびているパイプラインを使って、石油を輸出してきました。石油の輸出はKRGの経済の頼みの綱です。もしトルコが北イラクへ行くトラックと石油パイプラインを止めたら、イラクのクルド人はたちまち干上がってしまうと、エルドアン大統領は言っています。

国民投票は、KRGが支配する3県と、KRGがイスラム国(IS)から奪ったキルクーク県、サラディン県、ディヤラ県で行われました。これらの地域には多くのテュルメン人やアラブ人が住んでいますが、彼らは投票をボイコットしました。バルザニ大統領は、“イエス”票は独立宣言ではなく、バグダード(イラク政府)とのさらなる交渉を進めるためのものだと言っています。


ハサンケイフ遺跡で11500年昔の居住地が出土

南東部バトマン県のチグリス川沿いにある古代遺跡ハサンケイフの発掘の第5ステージで、11,500年昔の居住地が出土しました。

Hurriyet

この発掘は、ウルス・ダム・プロジェクトに対し、文化遺産保護と救助のために始まりました。ハサンケイフの発掘隊長メヴリュト・エリウシュク助教授は、日本人の考古学者12人も、この遺跡で作業をしていると言いました。「最初の3か月は居住地の発掘をつづけ、その後、出土品の保存を行った。出土品の分析によって、ハサンケイフの居住地はBC9500年、すなわち11,500年昔のものだとわかった」と、彼は言いました。

彼らは発掘で、「いくつかのフィールドを発見し、ここにギョベクリテペのような石柱があったと考えているが、石柱は残存していない」とエリウシュク助教授は言いました。「この居住地は11500年昔にできたが、1000年後、人々はこの居住地を放棄した」

発掘顧問である、筑波大学の三宅裕教授は、居住地は新石器時代初期のもので、人々は狩猟と採集で暮らしていたと思われると言いました。「人々は野生の羊を狩っていた。植物では、ピーナツや、アーモンドや、テレビンの実が見つかった。穀物や小麦が見つからなかったことは興味深い。ここは農地や牧場になるまえは、居住地だった」と、三宅教授は言っています。

遺跡は2段階に分けられると、教授は言いました。「第1段階では、家の建物は丸かった。人々は穴を掘り、その周辺に壁を造った。第2段階では、人々は長方形の家を建てはじめた」

死者は家の中に埋葬された
「埋葬されていた骨の3分の1は、黒と赤の2色で彩色されていた。骨にペンキのようなもので線が描かれている。死者を埋葬した後、人々は死者のからだが腐敗するのを待って掘り出し、ペイントで骨を彩色した後、ふたたび埋葬した」と三宅教授。

この居住地は、南東部シャンルウルファ県の遺跡ギョベクリテペと同様の特徴を持っていると、三宅教授は言いました。「1人の子供の頭蓋骨が、成人たちの墓のそばで見つかった。野生の羊やヤギと思われる動物の頭蓋骨も見つかった・・・」
ハサンケイフ遺跡の作業は12月15日までつづきます。


東トルコでPKK戦闘員が移民3人を殺害

軍情報源によると、非合法組織クルド労働者党(PKK)戦闘員が、9月25日、東部アール県で、移民3人を殺害し、7人を負傷させました。

 Hurriyet

PKK戦闘員らは、アール県ドーウバヤジト地区の不法ルートでトルコに潜入した移民を乗せたミニバスに発砲しました。トルコの憲兵隊が車内の移民10人を拘束しましたが、運転手と何人かの移民は逃亡しました。当局は攻撃者と逃亡した移民らの捜索を開始、負傷者を病院へ運びました。

南東部ハッカリ県でも、9月25日、同様の事件が起こりました。ハッカリのシェムディンリ地区で、PKKの攻撃でシリア移民1人が死亡し、5人が負傷しました。PKK戦闘員らは、午後2時頃、デレジク地方のバルカヤ山脈から迫撃砲を発砲し、たまたまシリア移民が居合わせた憲兵大隊司令部に命中しました。

移民たちは不法に国境を越えて憲兵隊に捕まり、送還手続き中でした。1人が死亡し、5人が負傷しました。2人は重傷。


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ドイツの総選挙で、トルコ系市民14人が当選した

2017年09月25日 | 国際
9月27日 24日のドイツの総選挙で、トルコ系ドイツ人14人ドイツ連邦議会議員に当選しました。

 Hurriyet

「社会民主党」(SPD)からは、アイダン・オゾギュズ、メティン・ハクヴェルディ、マフムート・オズデミル、ジャンセル・クズルテペ、ギュリスタン・ユクセル、エルヴァン・コルクマズの各氏が当選しました。「緑の党」からはジェム・オズデミル、ダンヤル・ベヤズ、エキン・エリギョズ、ジャナン・バイラム、フィリス・ポラトの各氏が、「左翼党」からはエヴリム・ソムメル、セヴィム・ダーデレン、ギョカイ・アクブルトの各氏が、晴れて連邦議会議員になりました。

結果として、ドイツ連邦議会のトルコ系議員は、前期の11人から14人に増えました。トルコ系の立候補者数は92人でした。ドイツ民主党(ADD)と同盟関係にある、トルコ系市民が設立した党は、ノルトライン=ヴェストファーレン州のみで選挙に出て、4万1178票を得ました。


トルコの観光地クシャダス沖合で、移民64人が捕まった

エーゲ海地方アイドゥン県の観光地クシャダスの沖合で、プラスチックの船に乗った不法移民64人が捕まりました。

 Hurriyet

9月24日、午前6時頃、ダヴトラル地区の沖合で、沿岸警備の航空機が、移民を満載した船を見つけました。沿岸警備艇が彼らを上陸させ、警察は64人の移民を捕えました。彼らの中の39人はシリア人、18人がアフガン人、6人がソマリア人、1人がレバノン人でした。25人は子供で、男性19人、女性20人。彼らは不法に、ギリシャのサモス島に渡ろうとしていました。彼らは事情聴取の後、内務省移民管理局へ送られました。

また、北西部クルクラレリ県でも、べつの移民64人が捕まりました。アフガン人を主とする、シリア人、パキスタン人の移民たちは、不法にブルガリアに潜入しようとしていました。デミルキョイーシスリオバ村で、パトロール中の憲兵隊に捕まった7人のシリア人は、ブルガリア国境を越えようとしてブルガリア警察に捕まり、所持品を押収され、警官にぶちのめされたと言いました。

他の村で捕まった24人のシリア人は、国境を超えようとして掴まり、貴重品を押収されて、トルコに送り返されたと語りました。


プーチン大統領とエルドアン大統領がイラクの領土に関し電話会談

エルドアン大統領とロシアのプーチン大統領が、9月25日、“イラクとシリアの領土保全”について電話会談したと、CNNトルコが報じました。

 Hurriyet

会談で、両首脳は、“イラクとシリアの領土保全の重要性”を確認し合ったと、CNNトルコは報じています。会談は、9月25日、北イラクのクルド自治政府(KRG)が国民投票を行っている最中に行われました。


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「KRGの土地はクルド人だけのものではない」エルドアン

2017年09月24日 | 国内
9月26日 エルドアン大統領はニューヨークからの帰途、北イラクの国民投票について尋ねられ、「イラクのクルド自治政府の土地には、クルド人だけでなく、テュルクメン人も、アラブ人も住んでいる」と力説しました。

Hurriyet

エルドアン大統領は、9月22日、国家安全保障委員会の会議で、トルコはKRGとの国境を閉鎖するのかと訪ねられ、「わが国はとるべき対策はとる。KRGの土地はクルド人だけのものではない。テュルクメン人も、アラブ人も住んでいる。クルド人だけの土地であるかのような行動はまちがっている」と話しました。

かつてよい関係にあったトルコ政府とバルザニ大統領の関係が、なぜこうなったのかという質問に、エルドアン大統領は、非難されるべきはバルザニだと答えました。「バルザニがこの状況に持ち込んだのだ。わが国は、彼らが公務員の給料も払えないときに、援助している。私が首相だったときだ。わが国は彼らに20億ドルを貸与し、それで彼らは公務員の月給が払えたのだ。わが国は、ロシアより、アメリカより、彼らを助けてきた」


「KRGはトルコの脅威ではない」バルザニ首相

KRGはトルコを脅かしたことはないし、今後もそんなことはしないと、北イラクのクルド自治政府(KRG)のネチルヴァン・バルザニ首相が言いました。

 Huuriyet

バルザニ首相は、アルビルでクルド独立国民投票に一票を投じた後、記者会見で「これはイラク・クルド国の人々の意志の表現である」と言いました。Rudaw(KRGのメディア)によると、「われわれはトルコの国家安全を脅かしていないし、今後もしない。現在もトルコの問題に介入していないし、今後もしない。われわれはよき隣人でありたい」と、バルザニ首相は語りました。

「わが国はトルコに脅威を与えることはないと説明するために、2か月前からトルコ訪問を要請してきたが、残念ながらトルコは私にチャンスをくれなかった」とバルザニ首相は言いました。「クルディスタンの人々とクルド自治政府を代表して、クルド人とクルド自治政府は、トルコにとって最もよき友人だと、くり返し言いたい。私はこの友好関係が、投票の結果で損なわれないことを願う」

マスード・バルザニの甥ネチルヴァン・バルザニ首相は、「KRG政府はトルコから受けた支援に感謝している」と言いました。


ヘラクレスの石棺がアンタリヤ博物館に展示された

ローマ時代のヘラクレスの石棺が、スイスからトルコのアンタリヤへようやく帰り、博物館を訪れる人々を喜ばせています。石棺は50年前国外へ密輸され、スイスで発見されました。(9月13日と15日のこの頁参照)

 Hurriyet

ヘラクレスの12の功業を描いた石棺は、9月24日、ヌマン・クルトゥルムシュ文化観光相も出席した式典の後、博物館に展示されました。石棺はアンタリヤの古代都市ペルゲで盗掘され、密輸出されましたが、9月13日、ジュネーブで、トルコの文化観光省職員に渡され、石棺の故郷トルコへ送り返されました。

多くの密輸品がまだ海外に多数ある
クルトゥルムシュ文化相は、石棺の返還のために努力したすべての人に感謝すると言い、トルコから海外へ密輸出された歴史的遺物がまだ多数あると言いました。「トルコは石油や天然ガスのような天然資源はないが、歴史的資源は豊かにあります。われわれはそれを発掘し保存していきます」

石棺は、30年ぶりにアメリカから帰ってきた「疲れたヘラクレス」とともに、アンタリヤ博物館に展示されました。AD2世紀に彫られたと思われる石棺は、重さほぼ3トン、高さほぼ135センチ、幅は112センチあります。


黒海の移民船沈没の死者は24人になった

トルコ沿岸警備隊によると、黒海からヨーロッパへ向かっていた、移民を乗せた船が、22日、転覆しましたが、死者数は24人になりました。(9月24日の頁参照)

 Hurriyet

船はケフケン村の沖合で転覆し、捜索チームが40人を救助しました。「地中海やエーゲ海は移民の不法渡航の取り締まりが厳しくなっているので、移民たちはいま、ルートを黒海に変えた」と、バルトゥン警察のオズギュン・ヴラル署長が言いました。

沿岸警備司令部は、8月13日から9月9日の間に救助した移民の数を発表しました。沿岸警備隊は7件の事故で834人の移民を救助し、警察は人間密輸屋10人を拘束したそうです。


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イラク軍トップがアンカラでトルコ軍トップと会談

2017年09月23日 | 国際
9月25日 イラク軍のトップが、9月23日、アンカラに到着し、トルコ軍トップのフルシ・アカル将軍と会談したと、アナドル通信が報じました。

HUrriyet
イラクのアルガニミ参謀総長(中央)とトルコのアカル参謀総長(左端)


イラク軍参謀総長オスマン・アルガニミ将軍とトルコ軍参謀総長アカル将軍は、アンカラの参謀本部で会談しました。両将軍は、クルド自治政府(KRG)が25日に計画している国民投票や、イラクの領土統合問題、対テロ戦などについて話し合いました。


ハッカリでPKKの攻撃で、兵士と作業員が死亡

南東部ハッカリ県で、23日、兵士1人と作業員1人が、クルド労働者党(PKK)戦闘員らの攻撃で死亡したと、政府当局が発表しました。

 Hurriyet

また、シェムディンリ地区で、ロケットと迫撃砲攻撃で、兵士2人が負傷したと、声明は言っています。犯人を捕らえるための大規模な作戦が始まっています。

・・・トルコが長年、手を焼いているテロ組織PKKを支援する一部欧州諸国には困ったものです。


トルコの小説家アスル・エルドアンがドイツでレマルク平和賞を受賞

トルコの小説家アスル・エルドアンさんが、9月22日、ドイツのオスナブリュク市で、エーリヒ・マリア・レマルク賞を受賞しました。

 Hurriyet

昨夏、逮捕され、刑務所で132日を過ごしたエルドアンさんは、授賞式の前のスピーチで、受賞のためにドイツに来られた幸せを語り、トルコではいまも180人の作家が刑務所にいて、海外に行かれないでいると力説しました。

彼女は、いまは休刊になっているオズギュル・ギュンデム紙に執筆した記事で、“テロを宣伝した”という容疑で逮捕されました。トルコ政府は同紙をクルド労働者党(PKK)の代弁者として非難していました。エルドアンさんは2016年12月、釈放されましたが、旅行を禁止され、いままで海外の5つの賞の授賞式に参加できませんでした。

旅行禁止は、6月22日、裁判所命令で取り下げられ、当局は最終的にエルドアンさんの2か月以上のパスポートを返したと、彼女の弁護士が、9月8日、発表しました。ドイツのジグマール・ガブリエル外相は、エルドアンさんが受賞できてとても嬉しいと言いました。

9月1日、エルドアンさんは「ドイチェ・ヴェレ」のインタビューで、パスポートがなくて海外へ行かれなかったときの焦燥感を語りました。

・・・レマルク平和賞は、「西部戦線異状なし」や(凱旋門」で知られるエーリヒ・マリア・レマルクを記念して、彼の故郷オスナブリュクで、1991年、設立されました。


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黒海で移民船が沈没。少なくとも19人死亡。

2017年09月23日 | 国際
9月24日 移民を乗せた漁船が、9月22日、トルコ北西部コジャエリの黒海岸で沈没し、少なくとも19人が死亡しました。

 Hurriyet
黒海上を低空飛行して、行方不明の移民を探す航空機


死亡者の中には、母親の胎内の赤ちゃんもいました。沿岸警備チームが行方不明の移民たちを探しています。船はケフケン海岸沖で転覆しました。40人の移民はすでに救助されています。事件は64マイル沖合で起こりました。

沿岸警備司令部は、午前5時3分、事件の通報を受け、沿岸警備艇2隻、沿岸警備航空機1機と航空機もう1機、ヘリ1機、トルコ海軍司令部のパトロール船2隻が、すぐに現場に向かいました。5隻の商船も捜索と救助を支援しています。

「エーゲ海岸と地中海岸は不法移民の取締りが厳しくなっているので、移民たちは近頃、黒海にルートを変えたのです」と、バルトゥン警察のオルギュン・ヴラル署長が記者団に言いました。「警察も、さまざまな警備対策によって不法渡航の阻止に努めています。憲兵隊が1日中、海岸を警備し、NGOも協力しています」

救助された人々は、ケフケン海岸に設置された移動病院で手当てを受けています。何人かは精密検査のため、コジャエリの病院に運ばれました。

・・・不法移民といえば、エーゲ海と決まっていましたが、今度は黒海ですか。トルコの沿岸警備隊も、やっていられませんね。


メルシン海岸で古代の難破船発見

南部メルシン県海岸の海底調査で、海岸から100キロの沖合で、18隻の難破船が発見されました。難破船は1000年から2700年昔のものと思われます。

 HUrriyet

海底調査プロジェクトの隊長ハカン・オニス准教授は、メルシン海岸の考古学的海底調査は2015年から行われていると言いました。「海底考古学者30人のプロジェクト・チームとともに、2017年、私たちはすばらしい成果を上げました」

「私たちはメルシンの海岸から100メートルの沖合で、18隻の昔の難破船を発見しました。1隻の船は皿を,16隻の船はアンフォラ(両取っ手つきの壺)を摘んでいました。もう1隻の貨物のない船は、貨物を下ろして港へ帰るところだったか、戦艦でしょう。

アンフォラは国際貿易が行われていたことを示しています。アンフォラのほぼ半分は、アンタリヤの東とメルシン海岸のアンフォラ工房でつくられたものでした。アンフォラにはワインかオリーブ油が入っていたのでしょう。これらの産物から、この地方は、とくにAD2世紀後、農業と貿易が進んでいたことがわかります」と、オニス准教授は言いました。

2015年から2016年にも、チームは14隻の難破船を見つけたそうです。「今年、私たちは20日間、海底調査を集中的に行いましたが、20日間で18隻の難破船を見つけたのは、すばらしいことです。18隻は古典時代、ローマ時代、ビザンティン時代のものです。

短期間でこれだけ発見できたのは、調査船セルチュク1号は最新技術が搭載されているからです。私たちは海上から海底を見ることができます。これらツールを使って、海底のさらに下まで見ることもできるのです」とオニス准教授は言いました。


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エルドアン大統領が米国にギュレン派の活動について警告

2017年09月22日 | 国際
9月23日 エルドアン大統領が9月20日、フェトフラー・テロリスト組織(FETO)に関してアメリカに警告し、彼らはやがて組織のほんとうの顔を見せるだろうと言いました。FETOは2016年7月の未遂クーデターの首謀者と考えられています。

 Hurriyet

トルコ大統領府によると、エルドアン大統領は、9月21日夜、トランプ大統領と双務的結束について話し合いました。

「FETOも、イスラム国(ISIL)も、クルド労働者党(PKK)も違いはないということを理解していただきたい。FETOはアメリカで、多くの詐欺的な、非合法の契約をしている」と、エルドアン大統領は、ニューヨーク市で行われたTURKEN財団のディナーでスピーチしました。FETOの学校での活動は明らかになりはじめていると、エルドアン大統領は言いました。

「アメリカのわれわれの友人たちは、FETOの活動を知らなかった、あるいは知りたくなかった。FETOの学校の手口は、じわじわと明らかになり、メディアも報じ、一般の人々も話題にするようになった。アメリカのわれわれの友人たちも、早晩、この組織のほんとうの顔を見るだろうと思う」と、大統領は付け加えました。


「トルコは5万人のシリア人に市民権を与える手続き中」内務省

トルコは約5万人のシリア人に市民権を与えると、9月22日、内務省の人口・市民権総局のシナン・ギュネル局長が言ったと、アナドル通信が報じました。

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ギュネル局長は、市民権を認める手続きはすでに始まっていると語りました。「3万5000人のシリア人の市民権手続きが終わりました。さらに1万5000人の申請が受けつけられています。そのほとんどは子供です」と彼は言いました。内務省によると、これまでに1万2000人以上のシリア難民にトルコの市民権を与えられているそうです。

内務省によれば、トルコは300万人のシリア難民を受け入れています。2011年3月、シリア内戦が始まって以来、多くのシリア人が近隣諸国や一部ヨーロッパ諸国に逃れました。「市民権を認められたシリア人は、ある基準で選ばれています。とくに、トルコに貢献できる技術を持っている人々が選ばれます」と、ギュネル局長は言っています。

トルコはまた、メスヘティアン・トルコ人として知られるアフスカ人2万人にも、市民権を認める手続きをしていると、ギュネル局長は言いました。アフスカ・トルコ人はもともとジョージアのメスヘティ地方から来た人々ですが、1944年、ソ連邦の指導者スターリンに祖国を追われました。約2万2000人のアフスカ・トルコ人が、トルコの東部ビトリス県のアフラト地区に住んでいます。


イスタンブル市長カディル・トプバシュ氏が辞職

9月22日、イスタンブル市長カディル・トプバシュ氏がその職を辞すると発表しました。彼は13年間その職にありました。

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「私は辞職はしたが、離党はしない」と、トプバシュ氏は記者会見で語り、現政権・公正発展党(AKP)の党員であることを明言しました。

「私は疲れたと言ったことはないし、失策をして辞職するのでもない」と彼は付言し、野党が彼の辞職を利用しようとしていると警告しました。

「われわれは8000万国民として、エルドアン大統領の側に立つべきだ。イスタンブルの皆さん、大統領、首相、閣僚方に感謝する」と、トプバシュ氏は最後に言いました。市長になる前、トプバシュ氏は長年、建築家として働いていました。


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今年、イスタンブルは700万人の外国人観光客を迎えた

2017年09月21日 | 観光
9月22日 文化・観光省のデータによると、イスタンブルを訪れた外国人ツーリストの数は、今年の1月~8月、昨年同期に比して10.8%まで増加し、695万人に達しました。

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アヤソフィア博物館のモザイクの前で写真を撮るツーリストたち


8月、イスタンブルを訪れた外国人ツーリストは、昨年に比して37.3%増加し、124万人に達しました。国別にみると、ドイツ人65万6428人、イラン人52万6084人、サウディアラビア人41万3273人でした。

アラブ諸国からのツーリストは、2017年1月~8月、昨年に比して36.7%増加し、178万人に達しました。イスタンブルを訪れる大部分のツーリストは、アタテュルク空港とサビハ・ギョクチェン空港から入国しています。


エルドアン大統領がKRGに「国民投票は中止すべきだ」

エルドアン大統領は、北イラクの「クルド自治政府」(KRG)が計画している独立国民投票に対するトルコ政府のスタンスを語り、「国民投票は行うべきではない」とくり返しました。

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「はっきり言おう。わが国は初めからずっとイラクの領土を守ってきた。国民投票は行うべきではない。イラクではアラブ人、テュルクメン人、クルド人がともに暮らしている」と、エルドアン大統領はニューヨークで、PBSニュースアワーのインタビューで語りました。「わが国はイラクと350キロにわたって国境を接している。独立国民投票は受け入れられるわけがない。イランも、イラク連邦政府も、国民投票には反対している」

独立国民投票の施行には、トルコ政府、イラク政府、アメリカ、西欧列強も批判的ですが、KRGのリーダー、マスード・バルザニ議長はこの計画を推進し、9月25日には投票を実行しようとしています。エルドアン大統領は、9月19日、KRGが国民投票を実行した場合の“制裁”を警告しました。

「わが国はずっとKRGを支援してきた」と、エルドアン大統領は国連総会のスピーチ後に、記者団に語り、KRGを支援してきたトルコの意向を無視するKRGの姿勢に不満を述べました。


「アメリカ=トルコ関係はさらに緊密になった」トランプ大統領

トランプ大統領とエルドアン大統領は、9月21日、国連総会中に会談を行い、トランプ大統領は、両国関係は“いままでより緊密になった”と言いました。

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ニューヨークの国連総会の初め、トランプ大統領はエルドアン大統領を友人として賞賛し、“エルドアン大統領は、世界の最も難しい部分を仕切っている”と言いました。「エルドアン大統領とは、非常に強く、腹蔵なく、関わっている。両国の関係は、これまで以上に緊密になった」と、トランプ大統領は言いました。エルドアン大統領も、会談の初めに、「われわれは親愛なる友人ドナルドと、双務的な会談を行うつもりだ」と言いました。

「私はこのチャンスを得たことを感謝する」と、エルドアン大統領は付言しました。両首脳は、中東問題を解決するために、協力を強化し、あらゆるテロ・グループと決然と戦いつづけることで、合意しました。両首脳はまた、クルド自治政府が予定している、9月25日の独立国民投票に反対を表明し、このような動きは“深刻な結末”をもたらすだろうと、声明で言っています。

9月21日、エルドアン大統領は4日間のニューヨーク旅行を終えました。


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