トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

南東部でAKPの前・青年部長が射殺された

2015年08月31日 | 国内
9月1日 8月31日、ディヤルバクル県で、公正発展党(AKP)の前・青年部長が射殺されました。

 Hurriyet

ディヤルバクルの中心、イエニシェヒル地区のドラグストアの前で、薬剤師のユヌス・コジャさんが身元不明の襲撃者たちに射殺されました。コジャさんは重傷を負い、病院に運ばれましたが、亡くなりました。

治安部隊は襲撃者発見のための捜査を開始し、警察はこの襲撃が地元のテロリスト集団と関係があるかどうか捜査しています。


東南部のテロで警官3人と市民1人死亡

南東部でテロリスト組織クルド労働者党(PKK)のメンバー容疑者による攻撃で、警官3人と市民1人が死亡し、警官5人と市民1人が負傷しました。

 Hurriyet

警官イルケル・ナリンさんは、8月30日、ディヤルバクル県カヤプナルで、警察車輛で交通チェックをしていたとき、攻撃を受けて負傷し、病院に運ばれましたが、同日、死亡しました。ナリンさんの同僚の警官アフメト・グルチさんも負傷し、病院へ運ばれる途中、亡くなりました。

もう1人の警官ユルマズ・ディクメンさんは、8月30日、シュルナク県シロピの警察のゲストハウスを攻撃されて死亡しました。PKKのメンバー容疑者は警察のゲストハウスをプロペラつきの手榴弾と長身銃で攻撃し、PKKと警官の衝突が起こりました。

ディヤルバクルとシュルナクでなくなった3人の警官を記念する式典が、ディヤルバクルの県警で行われました。ディクメンさんの遺体は故郷の中央アナトリア・クルクカレ県に運ばれて埋葬され、グルチさんの遺体はエーゲ海岸のイズミル県に、ナリンさんの遺体は黒海地方のカスタモヌに、それぞれ送られました。

シュルナクのシロピの衝突では、ファトゥマ・アイさん(55)が流れ弾に当たって亡くなりました。弾丸はどこから飛んできたかわかりません。PKKの青年部である「愛国革命青年運動(YDG-H)」と治安部隊の衝突中のことでした。17歳のベルフィン・オクテンさんは銃撃音を聞いて、自宅のバルコニーに出て、流れ弾で負傷し、病院で治療中です。


モンクアザラシが観光地ボドゥルムに現れた

ツーリストに人気のリゾート、ボドゥルムのジェンネット・ビーチ近くに、地中海のモンクアザラシが現れ、ツーリストのカメラにポーズをとりました。

 Hurriyet

絶滅危惧種のモンクアザラシは、大喜びのツーリストたちの前で、水中から飛び出したり潜ったりのショーを見せた後、地中海へ消えてゆきました。


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バンコク爆発事件でトルコ国籍の男が拘束された

2015年08月30日 | 国際
8月31日 29日、タイ当局は、先週のバンコク爆発事件関連で、28歳のトルコ国籍の男を拘束しました。この爆発では20人が死亡し、何十人もの負傷者が出ています。

 Hurriyet

8月17日、バンコクの中心にあるエラワン廟で起こった爆発事件関連での最初の逮捕者です。この爆発はタイランド最悪の大量虐殺となりました。

29日、爆発物の専門家を含む警官や兵隊約100人が、バンコク郊外のノンチョク地区のアパートの手入れのために集まりました。トルコ国籍の男が爆弾製造のための機材や何通ものパスポートを所持していたため拘束されました。タイのテレビ局は、男が拘束されたアパートで押収されたパスポートの映像を流しましたが、それは1987年生まれの男のトルコのパスポートでした。

 Hurriyet

「われわれはこの容疑者がエラワン廟の爆発に関わったと考えている」と、国家警察のスポークスマンが、29日、テレビのライブで言いました。彼はまた、廟の爆発後、観光スポットの桟橋近くで起こった爆発にも、この男が関わっていると言いました。この爆発では死傷者は出ませんでした。

28歳の男は、ボール・ベアリングや、爆弾を入れるためのパイプなど、爆弾製造の資材を不法に所持していたと、スポークスマンは言いました。この男が、防犯カメラに映っていた、爆発直前にエラワン廟にバッグを置いた男かどうかは確認できていないそうです。「われわれは彼の部屋で何十通ものパスポートを見つけました。その国籍をチェックしなければなりません」と警察は言っています。

エラワン廟で死亡した人の大半は、アジア各地から来た中国系の人々です。彼らは幸運を得ようとこの廟にで祈っていました。今週初め、タイ警察はこの攻撃の背後にだれがいるのかは、わかっていないと言いました。

先月、タイ当局は、中国の弾圧を逃れてきた100人以上のウイグル人難民を中国に強制送還しました。中国に住む少数民族ムスリムであるウイグル人を、タイ政府が中国に送り返したことに激しく反発したトルコ人も多く、イスタンブルのタイ領事館には憤慨したプロテスターが押し寄せました。中国のウイグル人弾圧に協調したタイランドに対する反発が動機かも、という推測も出てきています。


トルコは95回目の「勝利の日」を祝った

8月30日、トルコは95回目の「勝利の日}を祝いました。8月30日は、1922年、独立戦争の最後の戦い「ドゥムルプナルの戦い」でギリシア軍に勝利した日です。

 Hurriyet

エルドアン大統領、ダウトオール首相、イスメト・ユルマズ国会議長、ズフテュ・アルスラン憲法裁判所長、ヌマン・クルトゥルムシュ副首相、ヤルチン・アクドーアン副首相、愛国者運動党(MHP)から新たに任命されたトゥールル・テュルケシュ副首相、共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首、HDPの2人の閣僚ミュスリュム・ドーアン氏とアリ・リザ・コンジャ氏、フルシ・アカル参謀長、軍の高官らが、アンカラの丘に立つ、トルコ共和国の建国者ムスタファ・ケマル・アタテュルクの霊廟「アヌトゥカビル」に花輪を捧げました。

霊廟での式典後、アタテュルク文化センターで祝典が行われ、エルドアン大統領とアカル参謀長がキャブリオレー(幌つきの古い型の車)から群衆に手を振り、その後、パレードが行われました。
「われわれはいまだアナトリアで、内なる敵と戦ったいます」と大統領は群衆に言いました。「わが国の存在は内外から脅かされているが、何者もわが国の独立と未来に影を落とすことはできない」

「勝利の日」はアタテュルクの指揮の下に勝利しました。1922年8月30日、ギリシア軍に勝利した戦いは、両軍の最後の戦いとなりました。独立戦争は、第1次世界大戦後、1919年5月、ギリシア軍が連合国(主としてイギリス)の暗黙の支援を受けて、イズミルに侵攻したときから始まりました。

8月28日、ダウトオール首相は、多くの死傷者を出したテロがつづく折から、勝利の日の祝典は控えめにするよう通告を出していました。


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ディディムの遺跡でアポロンの神殿の一部が発見された

2015年08月29日 | 文化
8月30日 西部アイドゥン県ディディム地区の「アポロンの神殿」の発掘作業で、神殿の一部と思われる巨大な建物の基礎が出土しました。

 Hurriyet

この遺跡の発掘作業はドイツのハレ・マルティン・ルッター大学、ドイツ考古学研究所、ミレット博物館が共同で行っています。発掘隊長のヘルガ・ブムケ教授は、アポロンの神殿は3つのエリアにひろがっていると言いました。「ひとつは学校の庭内の発掘エリアで、第2は、いまはモスクになっている教会のエリア、第3が神殿につづく現代の道路のエリアです」

ブムケ教授は、発掘隊はモスクの庭で作業していて、この巨大な建物を見つけたと言いました。「建物は幅2メートルあり、おそらくアポロンの神殿とつながっていたでしょう。非常に典型的な神殿のプランですから、これは神殿だったと言えます。実際、聖地に神殿がひとつだけということはありません。ギリシアの聖地でも、神殿は複数あります。私たちは碑文からも、それを知ることができます。これはおそらくアポロンの神殿の一部でしょう」

「私たちはいま、この神殿の発見で興奮しています。ディディムもこの発見で繁栄していくでしょう」とブムケ教授は言いました。


2人の英国人ジャーナリストが南東部で拘束された

8月28日、トルコ警察は、政府の信用状なしで、クルド人が支配的な南東部を取材していたVice News の2人の英国人ジャーナリストを拘束しました。

 Hurriyet

警察はディヤルバクル県バーラル地区で、ジェイク・ハンラハンさんとフィリップ・ペンドゥルバリさんを拘束しました。情報筋によると、2人はディヤルバクルで、トルコの治安部隊とクルド人戦闘員の衝突を撮影していたそうです。2人の英国人とトルコ人通訳は、非合法組織クルド労働者党(PKK)と緊密に接触していたということです。

「ディヤルバクルで2人の英国人が逮捕されたと聞きました。領事がトルコ当局と交渉中です」と英国大使館は Hurriyet 紙に言いました。トルコ政府とPKKとの2年半の休戦は、PKKに近い集団が2人のトルコ警官を射殺した7月、崩壊しました。トルコ政府は報復として、国内とイラクのPKKを空爆しました。

Vice News は国際的ニュース局で、世界のトピックスのドキュメンタリーを報道しています。


「外出禁止令下では、クルド人は自治を選ぶしかないだろう」デミルタシュ

人民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ共同党首が、8月26日、訪問先のウィーンの集会で「国会議員が東南部に入ることも許されない雰囲気では、クルド人は自治を宣言するしかないだろう」と言いました。

 Hurriyet

デミルタシュ共同党首は、最近、HDPの議員数人が、南東部ハッカリ県のユクセコワ地区に入ることを県知事に止められたことに触れ、「議員たちは10時間くらい待っていますが、公正発展党(AKP)の知事は装甲車で入口をふさいでいます。わが党の議員はハッカリで90%近い票を得ていますが、知事は彼らを入れないと言っています。私は皆さんに訊きたい。クルド人は自治を宣言する以外に、なにができるでしょうか」と言いました。

11月1日の選挙について、デミルタシュ共同党首は、前回の選挙と同様、HDPは成功すると確信していると言いました。


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エルドアン大統領の娘を“侮辱”した男が短期拘留された

2015年08月28日 | 国内
8月29日 エルドアン大統領令嬢シュメイエ・エルドアンさんをツイッターで侮辱した男が短期間拘留されました。27日、アンタリヤ県の土木技師オスマン・C.さんは拘留され、イスタンブルに連行されました。

 Hurriyet

彼のツイートが捜査の対象になったことはすぐにはわかりませんでしたが、彼はシュメイエさんを侮辱したとして証言させられました。

「私は少し酔っていました。私はツイッターでテロの犠牲者に関するニュースを見ていて、シュメイエ・エルドアンさんと彼女の父親に関するツイートを見ました。私はそれに乗せられたのです。私は自分がしたことを後悔しています」と彼は証言し、最近のPKKの攻撃で治安部隊が殺害されていることを懸念しているとも言いました。

検事は容疑者を尋問し、裁判所に彼を逮捕するよう求めましたが、裁判所は、最終判決が出るまで毎日、警察に出頭するという条件つきで、彼を釈放しました。裁判中、トルコから出国することを禁じられたオスマン・C.さんは2年間、収監されるかもしれません。

2014年8月、エルドアンが大統領に選ばれて以来、彼と彼の家族を侮辱したとして、政治家、ジャーナリスト、漫画家、十代の若者から元ミス・トルコまで、何十人もが大統領に告訴されました。


青銅時代の牡牛の像がウイーンから帰ってきた

半世紀前に売られた青銅時代の牡牛の像が、ウィーンからアンタリヤ博物館に送られてきました。

 Hurriyet

アンタルヤでこの像を買った、マンフレド・ウェンワルムという人物が、この歴史的美術品をカーゴで送ってきたと、オメル・チェリキ文化観光相が言いました。美術品はドイツ語で書かれた手紙といっしょに、アンタルヤ博物館当局宛てに送られてきたそうです。

「送り主は1963年に1週間アンタルヤを訪れ、小さな店でこの美術品を買ったと、手紙に書かれていました。彼はこの牡牛を母国に返してやりたくなったようです。像はテラコッタ製で、青銅時代(BC3000~1200)のものです。いま、アンタルヤ博物館に収められています」と文化観光相は言いました。

最近、国外に流出した美術品の返還要請が成果を上げてきたと、文化観光相は言っています。「返還要請中の116点の歴史的美術品のうち、30点が2013年に、86点が2014年に、アナトリアに帰ってきました。116点の美術品にはそれぞれ興味深いストーリーがあります。その中にはオスマン軍の旗やアムフォラから、ウル・モスクの入口の扉まであります」


PKKのテロがつづく南東部の12地区が“ハイ・リスク”と指定

南東部で非合法組織クルド労働者党(PKK)のテロがつづいていますが、警察情報報告書が南東部の12地区をハイ・リスク(高危険率)地区としました。

 Hurriyet

報告書によると、PKKの青年部「愛国革命青年運動(YDGーH)」のメンバーや地域の武装戦士たちが、兵糧や武器を南東部のユクセコワ、ジズレ、シロッピ、チュクルジャ、ヌサイビン、シェムディンリ、エルフ、ヴァルト、ブラヌク、リジェの諸地区に配送しているということです。

また、彼らはこの地方に、彼らの州を設立する目的で、検問所を設けたと、Hurriyet 紙は報じています。PKKは市民を人間の盾として使うことで、治安部隊の介入を阻止しようとしてきたとも報告書は言っています。

PKKの戦闘員は、地元行政が夜間外出禁止令を出しているシルヴァン、リジェ、ヴァルト、ユクセコワを深夜、徘徊し、夜陰にまぎれて治安部隊を攻撃してきます。報告書によると、治安部隊は溝を埋め、隠された爆発物を処理してきましたが、PKKの戦闘員は、夜間に溝を掘り、爆発物を仕掛けます。

今回、5地区で行われた作戦では、シルヴァンで11人のPKKのメンバーが殺害され、33人が逮捕され、600キロの爆発物が押収されたそうです。


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黒海岸の洪水がゴミの不法投棄を暴露した

2015年08月28日 | 国内
8月28日 黒海地方アルトゥヴィンの豪雨では8人の方が亡くなりましたが、その後の洪水がゴミの山を海岸に押し流しため、ゴミの不法投棄が明らかになりました。

 Hurriyet

アルトゥヴィンの海岸道路にゴミが溢れて、ホパ区とアルハヴィ区が、山の後ろの麓にゴミを不法に投棄していたことが明らかになりました。8月24日の豪雨と地滑りの後、洪水がチャムルクキョイ地区とフェネル地区の間のエリアを洗い流し、市の海岸沿いにゴミの山を築く結果になりました。

公正発展党(AKP)のホパのネディム・ジハン区長は、山麓のゴミの山の責任を問われ、「あの辺りは長年、ゴミ捨て場として使われてきました。私たちもときどき、あそこにゴミを捨てました。海岸に引きずられたゴミは片づけ、道路はきれいにします」と答えました。

 Hurriyet

アルハヴィのジョシュクン・ヘキムオール区長もAKP党員ですが、彼はゴミの投棄を否認しました。「私が区長になってから、区がゴミをあそこへ捨てたことはありません。あそこにゴミを捨てるのは不適切です。実際、私は他区に警告し、“洪水になったら、ゴミは海岸に流されるだろう”と言ってきました。残念なことに、私が言ったとおりになりました」とヘキムオール区長は言いました。

洪水は自然災害か、努力で避け得る災害かという論議が、今度の洪水でふたたび始まりました。首相府は緊急時の費用として、1000万リラを提供しました。水力発電所の建設が、地質の弱いこの地域に適切か否かという論議は、いまもつづいています。


イスタンブルの“スポンジボブ城”の調査が始まる

イスタンブルの北海岸地区シレの、2000年昔の城の修復が調査を受けることになりました。修復中の城がマンガのキャラクター“スポンジボブ・スクエアパンツ”に似ているという批判に曝されています。(昨日のこの頁参照)

 Hurriyet

イスタンブル第6保護委員会は、8月27日、調査を始めると発表しました。27日、委員会のメンバーたちは、個人的に、シレ区修復チームから知らせを受け取ったそうです。メンバーたちは調査後、報告書をまとめるということです。

シレ区のプロジェクト・マネジャー、アデム・アヴギン氏は「この歴史的建物の修復が決まったのは2010年です」と言いました。「修復は建物の保存だけでなく補強でもあります。建物は倒壊の危機にありました」

 Hurriyet

ソシアル・メディアのユーザーたちは、修復中の建物がスポンジボブ・スクエアパンツや、人気ビデオ・ゲームの“マインクラフト”に似ていると笑っています。イスタンブル選出の共和人民党(CHP)のバルシュ・ヤルカダシュ議員は、国会でダウトオール首相に質問しました。「われわれの歴史的文化的遺産をAKPは重要としないのか? 歴史的建造物が本来の形と魂を失ってしまったのはなぜか?」

「このプロジェクトは修復ではなく、完全に新しい建物を建てているように見える」とヤルカダシュ議員は言い、修復にかかった費用についても質問しました。シレ区は修復プロセスの詳細についてはコメントしていません。


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歴史的な城が修復後USマンガのキャラ“スポンジボブ”になった

2015年08月27日 | 文化
8月27日 イスタンブル・シレ区の修復中の歴史的な城が、マンガのキャラクター「スポンジボブ・スクエアパンツ」に似ていると、ソシアルメディアで、ひどい批判を受けています。

 Hurriyet
確かにこのお城、マンガチックな“顔”になっちゃいましたね


ソシアルメディアのユーザーたちは、修復中の城の映像をシェアして、有名なアメリカ・マンガのキャラクター「スポンジボブ・スクエアパンツ」に似ていると、ケチをつけています。ビデオ・ゲームのマインクラフト(Minecraft)に似ていると言う人もいます。

あるコメントは「びっくり。シレ城を修復して、スポンジボブの記念碑にしたんだ。この美的感覚に脱帽」と言っています。「これが修復? 2000年昔の城がマインクラフト城になっちゃった」というコメントも。また、ある人は「私は4年間、修復の仕事をしてきましたが、スポンジボブに似た城の修復を見たのは初めてです」と言っています。

困ってしまったシレ区当局は、修復中の城の状態についてはコメントせず、「城の修復はコジャエリ大学の建築・デザイン学科との共同作業で行われた」と公式サイトに発表しました。


外国人戦闘員に対するトルコの努力を要請する諸外国をトルコ外相が批判

イラクやシリアに入ろうとする外国人戦闘員に対するトルコの処置はじゅうぶんでないと非難する諸外国が、トルコが追放した外国人戦闘員を釈放していると、メヴリュト・チャヴシュオール外相が語りました。

 Hurriyet

「トルコが外国人戦闘員に対して責任ある対処をしていないとか、もっと努力できるはずだと言う諸外国が、わが国が追放した戦闘員を釈放している」と、チャヴシュオール外相が、8月25日、ニュース局カナル24のインタビューで言いました。

トルコが追放した者の多くが、ふたたびトルコ国境に現れると外相は言いました。「トルコは外国人戦闘員容疑者1900人を追放したが、その中の1500人がトルコに戻ってきた。トルコは1800人以上を旅行禁止にしている」とチャヴシュオール外相は言いました。

外相はまた、中東におけるイランの役割を“宗派的”と非難し、イラン政府にもっと“建設的”になるよう要請しました。


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「アメリカとトルコは対ISIL作戦で密約を交わした」トルコ外相

2015年08月25日 | 国際
8月26日 トルコ軍とアメリカ軍は対ISIL作戦に関して技術的交渉を終え、この問題に関する協定に署名したと、メヴリュト・チャヴシュオール外相が、8月25日、アンカラの記者会見で言いました。

 Hurriyet

「アメリカ軍とトルコ軍当局は協定に調印しました」とチャヴシュオール外相は言いました。チャヴシュオール外相の発表の前に、ホワイトハウスのスポークスマン、ジョシュ・アーネスト氏が、24日の記者会見で、トルコとアメリカの交渉はつづいているが、まだ合意に達していないと言いましたが、これについて、チャヴシュオール外相は、契約の調印に関する情報が遅れたのは単に時差のためで、ワシントンに遅れて届いたのだろうと説明しました。

アメリカ軍とトルコ軍の当局が、ISILに対する共同作戦をいつ始めるかを決めるだろうと、チャヴシュオール外相は言いました。アメリカのジェット機はすでに、トルコのインジルリク空軍基地から発って、トルコ国境に近いシリアのジハーディスト集団を空爆しています。トルコはアメリカの共同作戦の要請をようやく受け入れたということです。


考古学者たちがISILによるシリア人学者殺害に抗議

西部ウスパルタ県ピシディアのアンティオキアの遺跡で作業している発掘チームのメンバーたちが、彼らの仲間のシリア人考古学者カリド・アルアサド氏が、イスラム国(ISIL)によって残酷に処刑されたことに対して、遺跡で抗議のすわりこみをしました。

 Hurriyet

アルアサド氏はISILによって地元の広場で斬首され、その遺体は公衆の前に吊るされました。82歳の学者がISILの戦闘員に、市の宝物を隠した場所を教えなかったためです。

アンティオキア遺跡の発掘隊長のメフメト・オズハンル教授とシュレイマン・デミレル大学考古学部のチームは、遺跡で抗議を行い、抗議声明書をプレスに送りました。

「近年、トルコ全国で、世界で起こっている事件、とくにこの2年間、シリアとイラクのISILのテロ攻撃を傍観することはできない。われわれの仲間カリド・アルアサド氏は、彼が50年を捧げた遺跡で首を切られた。彼の遺体を円柱に吊るした残酷な処刑を非難する。われわれの仲間の虐殺だけでなく、その他の殺害された人々や、破壊された古代の遺物に関しても、われわれは非難する」と声明は言っています。


トルコは世界6位のテキスタイル輸出国

 トルコ統計局の発表によると、トルコは2014年、世界のテキスタイル輸出量の4%を占めて、世界6位のテキスタイル輸出国になりました。

 Hurriyet

テキスタイル輸出のトップは中国で41%、次がインドで5.4%、3位がイタリアで5.3%、4位がドイツで5%です。統計局によると、トルコの全輸出量におけるテキスタイル分野の割合は、2014年、金額で18.7%、295億ドルでした。この割合は、1995年には40%でしたが、2005年には26%、2013年には19.3%と減少しています。

今日、トルコ最大の輸出分野は自動車です。トルコ輸出業者会議[TIM]によると、2014年、トルコの自動車輸出量は前年に比して4%増え、1576億ドルに達しました。車はテキスタイルと化学製品とともに、トルコの輸出の主要な推進力になっています。

近年、テキスタイルの取引量は世界的に減少しています。トルコはこの分野で黒字を出している国の3位だそうです。中国のテキスタイル分野の貿易黒字は、2014年、2646億ドル、次がインドで337億ドル、3位がトルコで160億ドル。次が、アメリカ、日本、イギリス、ドイツとつづきます。


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ギリシア正教総主教がイズミルに植えた木がツーリストの人気に

2015年08月25日 | 国内
8月25日 イスタンブル・フェネルのギリシア正教総主教座のバルトロメウ総主教が、イズミルのアジズ・コジャオール市長とともに植えたオリーブとマートル(キンバイカ)の若木が、ツーリスト誘致にひと役かっています。

 Hurriyet

今年2月6日に、バルトロメウ総主教とコジャオール市長は、イズミルの聖ヴコロス・ギリシア正教教会の庭に、若木を植えました。正教会キリスト教の歴史家たちによると、聖ヴコロスはスミルナ(現イズミル)最初のキリスト教の司教でした。彼の墓はこの教会の中庭にあると考えられています。

 Hurriyet

バルトロメウ総主教の植えたオリーブの木は、最初の収穫をもたらすまでに育ちました。マートルの木はツーリストや地元民が枝に小さな布を結んで願いごとをし、“願かけの木”になりました。

修復を終えた教会は、来訪者たちに扉を開き、来訪者はふえつづけ、とくにギリシア正教徒が毎日のように訪れています。


黒海岸の豪雨による洪水で死者は8人に達した

8月24日、黒海岸のアルトゥヴィン県で起こった洪水による死者は総計8人になりました。子供1人がいまも行方不明です。

 Hurriyet

ハジェル・カラさん(56)、アルタン・カラさん(60)、フンダ・トクソイさん(55)、ユンサル・ゲディクさん(41)、エルダル・エレン・ゲディクさん(17)が、豪雨後、ホパ地区を襲った洪水でなくなりました。行方不明の5歳の子の捜索はいまもつづいています。

23日、ヴェイセル・エルオール森林・水問題担当相が災害の状況を視察するためホパに着き、気象庁は豪雨の警告を出していたと言いました。「当局は豪雨が来ると言っていました。市も地区も市民に警告を出していました。われわれは6時間で250ミリの豪雨が全国的に降ると警告していました」

「トルコ全土で1年に640ミリの雨が降ると考えたら、4か月分の雨が6時間で降ったことになります」とエルオール大臣は言いました。「私たちは負傷者のために、救助チームを連れてきました。不幸にして、地滑りによる死者は8人に達しました。子供が1人まだ不明ですが、おそらく海に引き込まれたのでしょう。救助チームが子供の捜索に当たりますが、おそらく死者は9人になるでしょう」

エルオール大臣は、首相府がただちに被災地に1000万リラの財政支援を送ったこと、また、近隣都市からも支援用品が送られてくることも話しました。


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バスルームに隠した赤ちゃんがPKKの銃弾を逃れた

2015年08月25日 | 国内
8月24日 南東部ハッカリ県で、PKKと治安部隊の衝突中、両親がバスルームに隠した赤ちゃんが奇跡的に銃弾に当たりませんでした。

 Hurriyet

先週、ハッカリのジェムディンリ地区で、クルド労働者党(PKK)と治安部隊の衝突が起こり、弾丸が飛び交いはじめたので、公務員夫婦が赤ちゃんを揺りかごごとバスルームに隠し、夫婦はべつの部屋で衝突が終わるのを待ちました。

 Hurriyet

銃撃が止んだとき、夫婦は赤ちゃんを同じアパート内の大家さんの家に預けようとしましたが、10分後、ふたたび銃撃戦が始まり、夫婦は、銃弾が何発もバスルームの壁に当たるのを見ました。しかし、赤ちゃんは奇跡的に無傷でした。

Hurriyet

夫婦はバスルームの“ビフォア”と“アフター”の写真をソシアルメディアにシェアしました。


「126人のISILのメンバーが収監されている」と法務省

イスラム国(ISIL)のメンバーとして告訴された126人がトルコの刑務所に収監されていると、8月15日、法務省が、人民民主党(HDP)のファイサル・サルユルドゥス議員の質問に答えて発表しました。

 Hurriyet
7月24日、ISILの上級リーダー、ハリス・バヤンジュクとその妻が、イスタンブル・バージュラル地区の自宅で拘束された。


126人中の121人は、ISILのメンバーとして告訴され、他の5人は有罪とされています。法務省はまた、ISILのメンバー容疑者が犯した犯罪件数は156件に上ると言っています。南東部国境の管理が不十分という批判を受けて、当局は今年に入ってから、国内のISIL容疑者に対する警察の作戦を加速させてきました。

イスタンブルのISIL関連容疑者に対する警察の対テロ作戦で、“アブー・ハンザラ”というジハーディスト名で知られる、ISILの上級リーダー、ハリス・バヤンジュクも、7月24日に妻が逮捕された後、27日、逮捕されました。

警察はまた、クルド労働者党(PKK)と極左「革命人民の自由党フロント(DHKP-C)」の戦闘員容疑者を逮捕する全国的作戦を行い、7月中旬以来、1600人を拘束または逮捕しました。


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トルコ警察がテロとの戦いのためにドローンを購入する

2015年08月22日 | 国内
8月23日 トルコの防衛調達部である防衛産業局(SSM)が、8月21日、警察隊の使用のために、ドローン15機を国立トルコ宇宙産業(TAI)から、15機をイスタンブルの開発会社バイカル・マキネから購入する手続きを始めました。

 Hurriyet

新たに購入されるドローンの中の12機は“緊急”とされます。警察は、増大するテロ攻撃に対して使うために、操縦できる、戦術的な無人機(UAV)の必要を明言していると、8月21日、SSMが声明文で発表しました。

警察も協力して、TAIが開発したANKAの国産無人航空機15機と、バイカルが開発した戦術的バイラクタル無人航空機15機の購入のための努力が始まっています。トータルでドローン6機のANKAの2セットと、バイラクタルの2セットが早急に購入されるでしょう。その他は順次、購入されるだろうと、声明文は言っています。必要な技術的詳細は、まもなく生産者に通知すると、SSMは言いました。


PKKの攻撃でトルコ陸軍大尉が死亡

非合法組織クルド労働者党(PKK)が、8月21日夜、トルコ南東部の軍の前哨基地を襲撃、陸軍大尉が殺害されました。

 Hurriyet

PKKの戦闘員らが、午後9時半頃、シュルナク県ベイテュッシェバプ地区の憲兵隊の前哨基地を襲撃しました。衝突は1時間つづき、アリ・アルカン大尉と兵士2人が負傷しました。アルカン大尉は、8月22日午前2時、シュルナク陸軍病院で亡くなりました。軍は逃げた犯人を見つけるための作戦を開始しました。

この1か月余、トルコ全土で、すでに55人の治安要員がテロリストの攻撃で亡くなっています。一方、治安部隊は国内と北イラクの作戦で、PKKの戦闘員771人を死亡させました。最近、とくにトルコの南部と東南部で、治安部隊と市民を対象にしたテロが急増、多くの死傷者を出しています。


心暖まる話が、心冷える話に・・・

心暖まる話が、レストランの主人にとっては、がっくりショックな話になりました。身元不明の女性が、シリア難民の子供35人に食事をゴチソウして・・・お金を払わず逃げてしまいました。

 Hurriyet

8月21日正午頃、イスタンブルの中心タクシム広場で、1人の女が物乞いをしているシリア難民の子供たちを呼び集めました。彼女は子供たちといっしょに近くのレストランに入り、35人の子供たち全員に、ドネルケバブとアイラン(ヨーグルト飲料)を注文しました。

子供たちが無料のご馳走を喜んで食べると、女性は、「200ユーロを近くで両替してくるわね」とウエイターに言って出て行きました。レストランのオーナーのジェンギス・アイドーアンさんは、彼女が出て行ってから何時間も待ちましたが、彼女は帰ってきませんでした。

「ビーフ・ドネルケバブ10人前、チキン・ドネルケバブ25人前で275リラ(94ドル)です。女は200ユーロを両替してくると言って、出て行ったきりです」と、アイドーアンさんはジハン・ニュースに語りました。

・・・この女性、なにを考えているんでしょうね。束の間の篤志家気分を味わいたかった?
リッパな犯罪じゃないの。


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