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政府は南東部のために新たに治安警備員5000人を募集する

2016年10月22日 | 国内
10月23日 政府は東部・南東部アナトリアのPKK(クルド労働者党)との戦いのために、5000人の“村の警備員”の追加募集を決めました。

 Hurriyet

10月20日、首都アンカラの大統領宮殿での会議で、シュレイマン・ソイル内相は、エルドアン大統領からNGO代表49人や南東部のオピニオン・リーダーたちまでの出席者たちに、警備員の新たな募集を報告しました。この計画では、新たに募集される職員たちは、従来の“村の警備員”という呼称から“治安警備員”という名に変えられます。

これまで、村の警備員は5年に1度、4000リラの武器使用料を国家に支払っていましたが、政府はこれを取らないことにしました。警備員の収入と社会的権利も改善され、退職年齢も現在の55歳から、40歳~45歳に引き下げられます。新しい制度では、退職した警備員の親族も保障されます。

エルドアン大統領は会議でのスピーチで、最近のイラクのモスルの状況と、シリアの「ユーフラテスの盾」作戦について話しました。大統領はトルコの“越えてはならない一線”について語り、イラクとシリアの戦闘による、さらなる移民の可能性も警告しました。

憲兵隊の総司令官は、軍の権限で、9月4日、35歳以下の臨時の“村の警備員”1000名を、特務軍曹として募集することを決めていました。この決定によれば、東部・南東部のPKKに対する作戦を行う特別チームは、“村の警備員”で結成されることになるでしょう。


「アメリカはトルコの強力な同盟国でありつづける」米国防長官

アメリカのアシュトン・カーター国防長官は、10月21日、トルコ国会を訪れ、7月15日のクーデターでダメージを受けた部分を見て、「アメリカはトルコの民主主義を支持しつづける」と言いました。

 Hurriyet

「私は弔意を表したい。トルコ国民は民主主義と自由のために戦いました。アメリカも、全世界も、その映像を見ました。全世界が恐ろしい事件のヒーローたちを見ました」と、アンカラを訪れたカーター長官は記者団に語りました。「わが国はトルコの強力な同盟国でありつづけます。わが国はトルコの民主主義を支持します」

アメリカの国防長官は、イスラム国(IS)との戦いでトルコとイラク間の緊張が高まっていることについて、トルコ当局と会談するため、10月21日、アンカラに到着しました。長官はエルドアン大統領、ユルドゥルム首相、フィクリ・ウシュク防衛相と会談しました。

カーター長官は、トルコ訪問後、アラブ首長国連邦のリーダーたちと会談するため、同国へ向かう予定です。


9月、トルコでは3700社が設立された

10月21日、トルコ・チェムバー&商品取引所連合(TOBB)が発表したレポートによると、9月、3700社以上の新会社が設立されたそうです。しかし、2015年9月以来、会社設立数は29.03%減少し、昨年9月に設立された会社は5219社でしたが、今年9月は3704社に落ちたと、TOBBは言っています。

 Hurriyet

9月、832社が廃業していますが、これは2015年9月に比して21.99%の増加です。レポートによると、2016年1月~9月に新たに設立された会社の数は、昨年同期に比して3.89%減少し、48,051社になりました。

レポートによると、9月、外国と共同経営の会社が259社設立されましたが、その中の119社は、シリア人が直接設立したか、シリア人との共同経営です。


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450人の孫がいるおばあちゃんは130歳だって??

2016年10月22日 | 国内
10月22日 南東部ディヤルバクル県に住む97歳の女性は、自分は3回結婚し、450人の孫がいると言っています。また、彼女の親族たちによると、おばあちゃんは130歳だそうです。

 Hurriyet

ディヤルバクルのスル地区に住むシャヒ・タユラクさんは、3年前の計算で、孫が450人いるということです。もし彼女がほんとうに130才だったら、世界一の最高齢者ということになってしまいます。

タユラクさんの娘のテルリエ・タユラクさんは、「母の身分証明書の年齢は1919年生まれですが、まちがいかもしれません。だって、私の生年が1926年なんですから」と言っています。「家族は、母は130歳だろうと推定しています」と、90歳になるテルリエさんは言いました。

「母とおしゃべりして、昔話を聞くと、驚かされます。母は、人々が貧しくて、衣服も靴も買えなかった頃のことを話します。母の孫の総数を数えるためには、私のきょうだい、従兄弟、甥、姪、孫たちに電話してリストをつくらなければなりません」と、テルリエ・タユラクさんは言いました。

いま、息子の1人といっしょに、スル地区に住んでいるシャヒ・タユラクさんの親族たちは、彼女がこれまでに病気したのは、1度、胆嚢から石を取る手術をしただけだと言いました。彼女は15年前、骨のスキャンを受け、骨年齢は97歳と言われたそうです。彼女の子供たちは、シャヒおばあちゃんのほんとうの年齢を知るために、もう1度、骨の検査を受けさせたいと言っています。


南東部の作戦でPKK戦闘員33人が殺害された

PKKの戦闘員33人が、南東部ハッカリ県の作戦で殺害されたと、10月21日、トルコ軍が発表しました。

 Hurriyet

「10月21日朝のドローン攻撃で、ユクセコヴァのディレクリ・ニザル山にいたPKK戦闘員6人が死亡した。また、10月20日、イラク国境の山岳部チュンクルジャの作戦中、26人のPKK戦闘員が殺害された」と、トルコ参謀総長が言いました。ディヤルバクル県リジェ地区でも、10月20日、治安部隊との戦闘で、PKK戦闘員1人が死亡しました。

治安部隊はまた、10月20日、南東部マルディン県のサヴル地区で、3トンの爆発物を積んだ車両1台を破壊しました。


「トルコのモスル作戦への介入をトルコとイラクが合意した」米国防長官

「トルコとイラクが、イスラム国(IS)からモスルを奪還するための軍事作戦に、トルコが介入することを原則的に合意した」と、10月21日、アメリカのアシュトン・カーター国防長官が言ったと、CNNトルコが報じました。

 Hurriyet

「作戦でのトルコの役割の詳細はまだ具体化していないが、イラク政府からの確認を待っている」と、カーター長官は言いました。ロイターによると、「トルコの介入には、イラク政府の合意が必要であり、私は原則的な合意はあると考えている」とカーター長官は記者団に言ったそうです。「われわれはその実現のために、するべきことをしている」

イラク北部の都市モスルをISから解放するための作戦に、トルコは10月17日から参加していますが、それがトルコ政府とイラク政府の間の論争の種になりました。イラクはバシカのキャンプにいるトルコ軍を不法だと宣言し、トルコ軍に撤退を求めました。一方、トルコはその主張を否定し、トルコ軍は招かれてイラクにいると主張しました。

「トルコの戦闘機がモスル奪還のための作戦に参加することで、トルコとアメリカは合意に達した」と、10月18日、トルコのビナリ・ユルドゥルム首相は言い、「必要とあらば、トルコのF16戦闘機が、クエートを基地とする司令センターの要請に応じて出動する」と付言しました。


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