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トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「女性が男性より財産分与が少ないのは当然」と大統領令嬢

2015年03月31日 | 国内
3月31日 イスラム法による男性の責任を考えると、女性が男性より財産分与が少ないのは当然だと、トルコ大統領の令嬢で、女性と民主主義協会の副会長であるシュメイヤ・エルドアンさんが言いました。

 Hurriyet

「世界のムスリム女性の理解と平等のための戦い」と題したブリュッセルでの講演で、シュメイヤさんは、イスラムの財産分与は、その平等性について議論の的になっていると言いました。

「なぜイスラムでは、娘は息子より財産の分与が少ないのかと言われます。しかし、男性は家族にパンをもたらす責任がありますが、女性にはそんな責任はありません。ですから、男性がより多くの財産を分与されるのは当然で、公平で、正しいのです」とシュメイヤさんは言いました。「夫婦はどちらも働くことができます。でも、男性はその収入のいくらかを妻に与えなければなりませんが、女性は自分のお金の使いかたを自分で決められます」

イスラムは女性を家に縛りつけると決めつけるフェミニズムを批判し、イスラム女性は働くのに、家族の許可など要らないと、シュレイヤさんは言いました。「イスラムがはっきりと決めている社会的役割は、男性は妻や子供のためにパンをもたらす責任があると言うことだけです。働く女性に関しては、イスラム法にはルールはありません。女性は父親や夫の許可を得る必要ありません」


シャンルウルファに古代パーク博物館とモザイク博物館がオープンする

南東部シャンルウルファ県に、2か月以内にオープンするハレプリバフチェ博物館は、来訪者を前史時代にタイム・トリップさせてくれます。20万平米のエリアに、古代パーク博物館とモザイク博物館があります。

 Hurriyet

歴史ファンたちは、人間や動物のフィギャーが配された、たくさんの岩の洞窟や、墓や、碑文を見ることができます。博物館の入口にも、古代の猟師たちの生活様式を示す出土品や模型が置かれています。館内にはほぼ10万点の品々が、ビジュアル・アニメーションとともに、年代順に展示されています。

前史時代がビジュアルに展示される部分は、この博物館のハイライトで、地下シェルターに暮らす人々の日常生活や狩猟生活もビジュアルに見られます。

さまざまなモザイクも
モザイク博物館には、昔の狩猟の場面や、アマゾンの女たちの戦争シーンを描いた、1500平米におよぶモザイクがあります。アマゾンの戦士のモザイクは、ユーフラテス川の石が使われ、技術的美術的に大きな価値があると、専門家は言っています。

 Hurriyet

また、オルフェウスのモザイクは、密輸され、アメリカのダラス博物館にありましたが、その後、返却されたものです。詩人たちの父と言われるオルフェウスは、音楽で動物たちを魅惑しています。

シャンルウルファのイゼト・キュチュク知事は、クルドの平和プロセスも進んでいることでもあり、今年はシャンルウルファに内外のツーリストが訪れることを期待していると言っています。

・・・トルコ南東部といえば、ISILへ参加するジハーディストのシリアへの入口というイメージになってしまいましたが、すばらしい博物館の開館準備も着々と進んでいます。


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アナドルニュース局を批判したとして58人が捜査を受けた

2015年03月30日 | 国内
3月30日 トルコの58人の有名人が国営アナドルニュース局をツイッターで批判したとして、取り調べを受けることになったと、ジュムフリエット紙が報じました。ジュムフリエット紙のジャン・デュンダル編集長、ヒュリエット紙のコラムニスト、メリス・アルファン氏、タラフのコラムニスト、エムレ・ウスル氏らを含むトップ・ジャーナリストたちが容疑者に入っています。

Hurriyet
 
左からピアニスト、ファズル・サイ氏、ジャーナリスト、ジャン・デュンダル氏、CHPの議員ウムト・オラン氏。


原告はアナドル局の前マネジャー、ケマル・オズテュルク氏と副総局長のエブベキル・シャヒン氏です。容疑者たちはその立場やソシアルメディアを使って、“人々の憎悪と敵意を煽り、人々を中傷、名誉毀損、威嚇した”として告訴されました。

共和人民党(CHP)の議員ウムト・オラン氏とムスリム・サル氏、アーティストのエルダル・ベシクチオール氏、世界的に有名なピアニスト、ファズル・サイ氏、歌手アッティラ・タシュ氏も容疑者に含まれています。原告はユーザーの記事の削除または停止を要求しています。

「CHPを支持する皆さん、アナドルニュース局のレポートは無視してください」と、CHPのウムト・オラン議員は書きこみました。ジャーナリストのデュンダル氏は2月24日、ジェラル・カラ検事のインタビュー記事を書き、この記事に関して取り調べを受けました。ちなみに、カラ検事は2013年12月の汚職事件で政府のトップ数人を担当しましたが、証拠不十分で不起訴にしました。

また、ピアニストのサイ氏は11世紀の詩人オマル・カイヤムの作とされる数行をツイートし、2013年、10か月の禁固刑判決を受けました。

・・・ジュムフリエット紙は親CHP(最大野党・共和人民党)の新聞、サバー紙は親AKP(現政権・公正発展党)の新聞です。


「PKKは分離主義者でも民族主義者でもない」とPKK幹部

ブリュッセルに住む、非合法組織・クルド労働者党(PKK)の有力人物、ジュベイル・アイダル氏は、PKKは分離主義者の組織でも、民族主義者の組織でもないと力説、PKKは進行中の平和プロセスに関して、収監中のPKKの指導者アブドゥラ・オジャランのスタンスを全面支持していると言いました。

 Hurriyet

「政策のために武器をとった人々も、いま武器を置きました。トルコを分断しようという考えを、みなが放棄しました。われわれは選挙を通じて、われわれ自身を表現しようとしています。人民民主党(HDP)が結成された理由もそこにあります」とアイダル氏はヒュリエット紙の独占インタビューに応えて言いました。「PKKは、トルコが他国の模範になるような“民主的先進国”になることを望んでいます」

「トルコがそのような国になれば、外国にいるクルド人たちも、トルコに協力したいと思うでしょう」とアイダル氏は言いました。アイダル氏は、いまはない親クルドの“人民労働者党(HEP)”が選挙に参入した1991年、国会議員に選ばれました。HEPがPKKと協力したため非合法組織となった1995年、アイダル氏はヨーロッパに移住し、それ以来、ヨーロッパに住んでいます。


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ダヴトオール首相が大統領制への移行に賛意を表明

2015年03月29日 | 国内
3月29日 ダヴトオール首相は現在の議会政府を大統領制に切り替えることに賛意を表明し、新しい大統領制は公正発展党(AKP)の選挙マニフェストに含まれるだろうと言いました。

 Sabah

ダヴトオール首相は「首相は大統領制を支持していない」という言説を否定し、トルコの現在のシステムは重大な政治問題を処理できず、政府内各局の衝突の原因になっていると言いました。

首相はまた、大統領制への移行と新憲法は、公正発展党の選挙マニフェストに含まれると言い、わが国の政治システムを切り替えるAKPの意向の詳細に関するマニフェストの一部は、首相自身が自ら書くとも言いました。

政府のシステムは建国以来、熱く討議されてきた問題です。第8代大統領トゥルグト・オザルが検討を提議し、第9代大統領シュレイマン・デミレルが継続し、ここでまた、エルドアン大統領が「わが国の政治構造には大統領制がふさわしい」と主張しはじめました。


チュニスの反テロ行進にトルコ副首相が参加

トルコのヌマン・クルトゥルムシュ副首相が3月29日、チュニスで、国内外の要人たちとともに、反テロ行進に参加しました。このイベントで、チュニジアは最近のテロ攻撃に対する国民的団結を示しました。

 Hurriyet
ジェスチュア入りでスピーチしているのがチュニジアのベジ・カイド・セブシ大統領、その隣にフランスのフランソワ・オランド大統領(中央右)、その後ろにトルコのヌマン・クルトゥルムシュ副首相の顔も見える。


フランスのフランソワ・オランド大統領、ポーランドのブロニスワフ・コモロブスキ大統領、イタリアのマッテオ・レンツィ首相、アルジェリアのアブデル・マレク・セラル首相らが3月29日、チュニジア政府の招待に応じて、チュニジアの首都チュニスのデモ行進に参加しました。

今月初めのチュニスのバルドー博物館のテロ攻撃に抗議するこの行進は、29日朝、厳戒態勢の中、多くのチュニジア人も参加して始まりました。行進は事件現場の博物館に向かい、そこで犠牲者を慰霊する記念式典が行われました。「この行進はチュニジア人のテロに対する国民的団結の反映です」と市民の1人、フセイン・タラブルさんは言いました。

今月初め、チュニスのバルドー博物館をガンマンが襲い、治安部隊が博物館に突入して、2人のガンマンを殺し、中にいたツーリストを解放しました。イタリア、日本、ポーランド、スペインのツーリストが殺害され、ISIL(イスラム国)が犯行声明を出しました。チュニジアのナジェム・ガルサリ内務相は、テロ攻撃後、数名の治安職員を首にしたと言いました。


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トルコ人は昨年、テレコミュニケーションに133億ドル消費した

2015年03月28日 | 国内
3月28日 27日、情報コミュニケーション局(BTK)が発表した報告書によると、トルコ人は昨年、テレコミュニケーションに355億リラ(133億ドル)使ったそうです。2013年は322億リラ(122億ドル)でした。
 Hurriyet

大手テレコミュニケーション会社4社の総収益は、2013年の259億リラから、1年で8.6%跳ね上がり、281億リラ(101億リラ)に達しました。4社の総売り上げは昨年、74億リラ(29億ドル)に達し、前年に比して16%アップしました。

報告書によると、トルコの携帯電話申込者数は、2013年の6960万人から、2014年の約7200万人に増え、5700万人以上が3Gの申込者です。携帯電話の普及率は、2014年には93.8%になりました。

BTKによると、トルコは携帯電話を主として中国、ヴェトナム、韓国、台湾から輸入していますが、輸入量は2014年、0.57%減少しています。2013年、トルコは1580万個を輸入しましたが、2014年には1460万個に減少しています。

携帯電話の国内生産量は、昨年、208%に増加し、2013年の34万6746個から、2014年は110万個に増えました。国内の生産業者は政府に、国内生産を盛りあげるために、携帯電話に非常輸入関税を課すよう求めています。

トルコの輸入電話の半分はスマホです。その輸入コストは2013年、100億リラ{38億ドル)だったと推定されます。


国旗を引き下ろした男に禁固13年の刑

 2014年6月、南東部のディヤルバクルでデモ中に、1人の男が軍用地に入り、国旗が掲げられているポールを登って国旗を引き下ろした事件を記憶しておいででしょうか。男は逮捕され、今度、13年9か月の判決が下りました。

 Hurriyet

ディアルバクルの高等裁判所は、その男O.M.に、“武装テロ組織の名において犯罪を犯した”として6年3か月、“国家の尊厳の象徴である国旗を侮辱した”として3年1か月、“禁じられた軍用地に入った”として2年6か月、“顔を覆うことによってテロ組織の宣伝を行った”として1年3か月、“集会とデモ法に反した”として7か月15日の禁固刑判決を受けました。

O.M.は2月の裁判でテロ組織のメンバーであることを否定しました。「国旗は私たちの旗です。私たちの犠牲者の血でできた旗です。私はあのとき、われを忘れていただけです。なにをしているかわからずにしたことです」と彼は言いました。


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欧州評議会がトルコの漫画家の禁固刑判決を非難

2015年03月26日 | 国際
3月27日 欧州評議会(COE)幹部が、エルドアン大統領を侮辱したとする犯罪ケースの増加に懸念を表明し、2人の漫画家バハドゥル・バルテル氏とオゼル・アイドーアン氏の判決に関してトルコ当局を非難しました。

 Hurriyet

2人の漫画家はエルドアン大統領を侮辱したとして、最近、11か月の禁固刑の判決を受けました。「私はトルコのエルドアン大統領を侮辱したとする犯罪ケースの増加について非常に懸念しています。漫画家バレテル氏とアイドーアン氏に対する最近の判決を非難します」と、3月26日、COE人権委員ニルス・ムイズニクス氏が声明書で言いました。

ムイズニクス氏は、欧州人権裁判所(ECHR)の判例法が表現の自由を大きく保護していることに触れ、表現の自由には、国家またはあらゆる分野の人々を、誹謗し、憤慨させ、妨害することも含まれると言いました。

「この判決は犯罪を起訴するパターンとしてまちがっています。この判決はメディアのプロと、表現の自由を行使したいと思うすべての人々を震撼させるものです。表現の自由が安全に行使される平和な空気を取り戻すために、私は、当局が、共和国大統領に対する侮辱罪を取り消すことによって、“中傷”を犯罪の枠からはずすよう促します」

人気風刺週刊誌“Penguen”に寄稿している漫画家バルテル氏とアイドーアン氏が描いた問題のマンガは、エルドアン大統領が新しくできた大統領宮殿の職員に、イスラムの犠牲の儀式にからませて、大統領就任記念のために、「ジャーナリストをする準備はできたか」と尋ねているもの。

・・・“”はどぎついことばですが、お祝いに動物を屠るイスラムの伝統にからめているわけで、ホントに大統領がジャーナリストをするわけはないからリアリティないし、侮辱罪というほどのものではない気がします。とにかく、11か月の禁固刑というのはひどすぎと思います。


ヴァンの5000年の古代都市が消滅の危機

 ヴァン湖の畔の、5000年昔の古代都市が放置されたまま、消滅の危機に瀕しています。この古代都市は1986年、文化観光省に登録されていると、ビトリス・エレン大学のメフメト・デミルタシュ准教授が言いました。

 Hurriyet

「一部は地下に埋まり、一部は海底に沈んでいるこの古代都市は、都市のすべての痕跡を残しています。この都市は不法発掘者や商業利用を考えている人たちから守られなければなりません」と、デミルタシュ准教授は言っています。准教授はヴァン文化観光局と自然遺産保護委員会に行動を起こすよう要請しています。

「この地域には5000年の歴史があります。BC3世紀の遺物が出土しています。この地域には2つの都市がありました。ひとつはシャミラン村にあり、もうひとつがこの湖畔の都市です。ここは古代都市タトヴァンとして知られています。ここには岩を掘った棚や、幾何学模様や絵画があります。これらは古代都市に共通する特徴で、すべて1986年に登録されています」

以前に発掘された建造物は保護されなかったため、また地中に埋まってしまったと、デミルタシュ准教授は言いました。「まず古代都市を完全に掘り出すことです。そうしたら、世界の注目を集めるでしょう。しかし、ここを住宅地や休暇村にしたい人々がいるのです。また、宝探し屋がこの地域に大きなダメージを与えています。プロジェクトはこの地域の保護のためのものでなければなりません」


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トルコの軍事基地にシリアから砲撃。トルコ軍報復砲撃

2015年03月26日 | 国際
3月26日 25日、シリアからの越境砲撃で、トルコ市民5人が負傷、軍事基地がダメージを受けました。トルコは報復としてシリアの砲兵隊に対し砲撃したと、トルコ軍が発表しました。

 Hurriyet
シリアからの砲弾が川床に幅15メートルの爆弾穴をつくった


トルコ軍参謀部の発表によると、3月24日、反体制派と戦闘中のシリア軍が発射したロケットかミサイルが国境を越え、トルコ・ハタイ県のレイハンル地区のジュディデ近くで爆発しました。砲弾は川床に15メートル幅の爆弾穴をつくり、周辺の家々の窓を割り、近くの軍の建物の屋根を破壊し、2台の軍用車を損壊したと、軍は発表しています。

トルコ軍は3月25日午前5時25分、ハタイ=ヤイラダーウ・ダーアルドゥ国境の基地から、155mmのフルトゥナ(嵐)型の榴弾砲で、シリア体制側の砲撃基地に発砲して応じました。「トルコ領土への砲撃がつづいたら」この砲撃はつづくと、トルコ軍は強調しました。シリア政府はこれまで、この件に関して声明を出していません。

シリアの新聞は「3月25日、シリアがトルコ軍の無人機を撃墜した」と、ロシアのニュース局の情報として書いています。


「トルコのGDPは大統領制によって25000ドルになる」エルドアン大統領

現在の1人当たり11,000ドルのGDPは、わが国が大統領制を採用すれば、2023年までに25,000ドルに達するだろうと、エルドアン大統領は言い、わが国の成長のペースは、多数発言制の行政システムのために減速していると主張しました。

 Hurriyet

「新しいトルコには新しい憲法と大統領制が必要です。大統領制を採用すれば、現在国会で見られているようなことはほとんど起こらなくなります。政府内での過剰発言はなくなります」と、エルドアン大統領はアンカラの露天商組合の会合でスピーチしました。

公正発展党(AKP)が政権の座に就いた2002年、1人当たりのGDPは3400ドルでした。この数字はAKP政権下で11,000ドルまで上昇しましたが、現在の国会システムの欠陥のために成長は止まったと、大統領は言いました。「G-20中の10か国で大統領制が行われています。なぜトルコではノーなのでしょうか」

「私たちはこの目標を達成しなければなりません。障害はあるが、時間を浪費しているときではありません。私たちは早急に決断し、新しいシステムをつくるべきです」とエルドアン大統領は言い、「憲法を変え、大統領制を採用するためには、400人の議員が必要です」とくり返しました。「だからこそ、6月7日の選挙が重要なのです」

「これはワンマン政治や独裁者をもたらすことではありません」と大統領は最後に強く言いました。


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トルコへの外国の投資は1月、18億ドルに増加した

2015年03月25日 | 経済
3月25日 外国からのトルコへの直接投資は、1月、18億ドルに達したと、経済省が23日、発表しました。国際資本の投資はエネルギー分野が最も多く、1月は7億3500万ドルでした。

 Hurriyet

トルコへの外国の投資は、2015年1月、前年同月に比して44%増加したと発表されました。国際投資の25%はEU諸国からですが、これは毎年、減少しています。投資の4億2000万ドル以上は、中国やマレーシアなど、アジアからです。

今年1月、175社の新しい外国資本の会社が設立されました。2015年1月現在、トルコで営業している国際資本の企業は4万1699社で、その中の2万4612社が、トルコ最大の都市イスタンブルで営業していると、経済省は言っています。

首都アンカラでは、外国資本の企業2514社が営業し、最大のビーチ・リゾート都市アンタリヤでは、4444社の外国企業が営業しています。外国資本の企業の中の6054社がドイツ資本で、2774社がイギリス資本です。
2014年にトルコに直接投資された額は124億ドルで、2013年の127億ドルに比して1,7%の減少です。


トルコは国境のハタイ県でシリア反体制派軍を訓練する計画

トルコは南部ハタイ県の軍事施設と、中央アナトリア・クルシェヒル県のヒルファンル軍事基地を、ISILと戦うシリア反体制派軍の訓練と教育のために提供する予定だと、政府当局者がHurriyet紙に語りました。

 Hurriyet

ハタイ県での訓練・教育プログラムは4月末には始まるだろうと当局者は言っています。アメリカとトルコは最近、自由シリア軍(FSA)のメンバー2000人をトルコ領内で訓練することで合意しました。

トルコ政府とアメリカ政府は、トルコ領内で訓練を受けるシリア反体制派軍のリストを検討中で、アメリカは1200人ほどのシリア反体制派戦闘員を訓練可能と認定しました。シリアの訓練生の最初の2000人のグループは、ダマスカスとアレッポーのテュルクメンが主力になると思われます。

・・・アメリカと組んでそんなことしたら、トルコがもろにISの標的になりそうでコワイ。


古代史の岩にスプレーで“らくがき”した旅行者に猛反発起こる

バファ湖近くのベシュパルマク(ラトモス)山頂には、8000年昔の岩絵が残っていますが、その山頂の岩に、愚かな旅行者がスプレイで名前を書いて、考古学者や歴史家の怒りを買っています。

 Hurriyet

「彼らは“われわれはどこにでも足跡を残す”とFacebookにシェアしたのです。神が彼らを罰せられます!」と、ボドゥルム海底考古学博物館の前館長アイシェ・テミズさんはその蛮行を批判する声明書を出しました。「これは恥ずべき行為です。無邪気とは言えません。このグループは教育のある人たちなのですから。これは石器時代の人のやることです」

2週間前、イズミルの「アッソス自然旅行グループ」がバファ湖へ2日間の歴史と文化の旅を主催し、40人が参加しました。何人かの旅行者がスプレイ・ペンキを使って、8000年昔の岩絵で知られるエリアの岩にグループの名を書き、その写真をソシアル・メディアにシェアしました。

 Hurriyet

歴史と自然の愛好家たちと考古学者からの怒りに驚いた旅行者たちは、あわててソシアル・メディアの写真とビデオを除去しました。

「古代、ラトモスと呼ばれたベシュパルマク山には、非常にユニークな絵文字の岩絵があります。ラトモスは昔から聖なる山とされていたのです。嵐の神が山頂に祭られていました。この場所はまた、雨と豊穣の中心でもありました。それはオスマン時代までつづいていました・・・」テミズさんは憤懣やるかたないようすです。

グループの主催者が謝罪
「アッソス自然旅行グループ」の創設者で代表のギョクハン・チャプクンさんは、旅行が終わってから、この一件を知ったと言いました。

「グループの何人かが、岩にスプレイで書いたのです。私も同様に怒りを感じます。私は彼らにペンキを消すよう要求します。このような過ちを認めることはできません。考古学者や歴史と自然の愛好家の皆様にお詫びいたします。そのような参加者に注意するのが私たちの役目ですが、広い場所なので目が届かなかったのです」


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日本人エンジニアが橋の事故の責任をとって自殺した

2015年03月24日 | 国内
3月24日、イズミットとヤロヴァを結ぶ橋の建設にかかわっていた日本人エンジニアが、ロープが切れたことの責任をとって自殺しました。

 Hurriyet

3月23日、キシ・リョウイチさん(51)が、ヤロヴァのアルトゥノヴァ地区の共同墓地の入口で、手首とのどを切っていたのを、学校へ行く子供たちが見つけたと、ヌルラ・カヤ町長が発表しました。

現場に残されていたノートによると、キシさんはロープが切れたことの責任をとって、自らの生命を断つ決意をしたようです。3月21日、橋の“キャットウエイ”と呼ばれる部分のロープが切れました。キシさんの遺体は検死のため、ヤロヴァ国立病院に運ばれました。
10億ドルの経費で架けられる3キロメートルの橋は、世界最長の吊り橋になります。橋ができれば、車が迂回して70分かかっていたヤロヴァ=イズミット間を6分で行かれるようになるでしょう。この橋はイスタンブルとイズミルという2つの産業の中心を結ぶだけでなく、エーゲ海岸の多くの観光地を結ぶ高速道路の大プロジェクトの一部でもあります。
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AKPが国会議員立候補の年齢を18歳に引き下げる議案を提出

現政権・公正発展党(AKP)が3月23日、国会議員立候補の年齢を18歳に引き下げる議案を提出しました。若い層が政治に関わることを推奨するのが改正の目的だそうです。

 Hurriyet

ダウトオール首相を含む200人以上の議員が、この議案に調印し、議案は国会議長に提出されました。この議案が通過すれば、トルコ市民は18歳になれば、兵役を終えていなくても、国会議員選挙の立候補者となる資格を得ることになります。トルコでは、すべての男性に兵役の義務があります。

「若者たちにも、国内外の政策に発言する権利と、政策を改正・開発する権利が与えられる」と、議案は言っています。2006年、国会議員になれる年齢を30歳から25歳に引き下げる提案がAKPから出され、承認されました。ドイツ、イタリア、イギリスでは、18歳以上の市民は国会議員にも地方議会議員にも立候補できます。


政権政党AKPのイスタンブルの選挙事務所が攻撃された

イスタンブル・マルテペにある公正発展党(AKP)の選挙事務所が、3月23日夜、不明のガンマンたちに攻撃されました。死傷者はいないもよう。

 Hurriyet

午後11時半頃、ガンマンたちは走っている車から事務所に向けて4発発砲しました。弾丸は建物の正面のガラスに当たりました。容疑者たちはすぐに現場から逃走、事務所は事件が起こったとき、閉まっていて、死傷者はいません。

近隣の住民の通報で、大勢の警官が駆けつけました。治安部隊が事務所の内外を調べ、証拠品を収集しました。容疑者の捜索が始まりました。

国会議員選挙は、6月7日、31の政党が参加して行われる予定です。現在議席を占めているのは、AKP,最大野党・共和人民党(CHP)、愛国者運動党(MHP)、人民民主党(HPD)の4党です。

トルコ統計局(TUIK)が12月31日に発表した最新の人口調査によると、トルコの現在の人口は7769万5904人です。6月の選挙では、全国の81県が85選挙区に分けられ、550人の国会議員が選ばれます。


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副首相がクルド・プロセスに関して再びエルドアン大統領を批判した

2015年03月23日 | 国内
3月23日 ビュレント・アルンチ副首相が、政府主導のクルド平和プロセスに対するエルドアン首相の最近の介入をふたたび批判し、政府は大統領を愛しているが、この国には政府があることを忘れてはならないと言いました。

 Hurriyet
初めて大統領批判をしたビュレント・アルンチ副首相



「われわれは大統領を愛しています。彼の力も知っていますが、この国には政府があることを、どうぞ忘れないでいただきたい」と、3月22日、アルンチ副首相は言いました。「総選挙を前にして、国家は強い政府を望んでいます」

「われわれは野党を利するような行動をするべきではありません。だれもこれに異議を唱える権利はありません。政府は国会と国家に責任を持っています。この国を統治するのが政府なら、政府は強い力を持って決定し運営するべきです」とアルンチ副首相は言いました。

大統領を批判する政府の初めての発言
アルンチ副首相がエルドアン大統領を批判したのは、今回が2度目です。政府とPKKに近い人民民主党(HDP)が話合いに達したにもかかわらず、エルドアン大統領は3月20日、平和プロセスの一環としての監視委員会の結成を認めないと言いました。平和プロセスは順調に進んでいきそうだったのに、大統領は新聞でニュースを知り、この展開に反対を表明したのです。

アルンチ副首相は21日、エルドアンの発言は感情的で個人的だと言いました。「“私は好まない”とか“私は認めない”という彼の発言は、感情的な言い方です。この問題の責任は政府にあり、私たちは彼の発言を個人的な意見と見なすことができます」とアルンチ副首相は21日、記者団に語りました。

アルンチ副大統領のこの発言は、大統領に反対する最初の公式な批判となり、エルドアン大統領とダウトオール首相の意見の相違を示すものとなりました。PKKの指導者オジャランが「できるだけ早く議会を開き、武器放棄の討議をするよう」組織に呼びかけた、まさにその日、アルンチ副大統領はこの発言をしました。

「国を運営するのは政府です」
アルンチ副首相はオジャランの声明に満足の意を表明しましたが、もし大統領の発言が1日早かったら、オジャランはこの声明を出したかどうかわからないと、副首相は言いました。「平和プロセスは順調に進んでいます。ロードマップもできています。国を運営するのは政府であり、責任は政府にあります」とアルンチ副首相は力説し、「この状況を知らされていなかった」というエルドアン大統領の主張を斥けました。

「大統領がこの状況とわれわれの対処を知らなかったとは思えません。彼はなんでもよく知っています。この問題は国家治安委員会の会議や、首相が毎週開く会議で討議されています」

・・・エルドアン大統領に対して、「なんにでも口出すな。あなたは感情的発言をする。国家を運営するのは政府であって大統領ではない」と、政府高官がはっきり大統領を批判したのは、これが初めてです。エルちゃん、びっくりしたでしょうね。


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大量の武器をイスタンブルへ運搬中の車を警察が捕えた

2015年03月22日 | 国内
3月22日 大量の武器を隠して、コジャエリからイスタンブルへ向かっていた車が警察に捕まりました。シリアからトルコに入ったその車は、トルコのガジアンテプ県で登録されたナンバープレートを付けていたと、3月21日、ドーアンニュースが報じました。

 Hurriyet

匿名の人物による治安当局への通報で、警察はコジャエリ県ゲブゼ地区で車を捕えて捜査し、自動ライフル22丁、ロシア製重機関銃1丁、手投げ弾8個、弾丸2700発を見つけました。

車の運転者と、妊娠しているその妻と子供が拘束されました。彼らから供述を得た警察は、3月21日、イスタンブルの数軒の家を手入れしました。治安当局は武器の輸送先は明らかにせず、捜査はつづいているとだけ語りました。トルコ警察と国家情報局(MIT)は完全警戒態勢に入りました。


トップ・ビジネス・グループがEU加盟の“力となる”

トルコのトップ・ビジネス・グループが、トルコのEU加盟プロセスの“力になりたい”と、Hurriyet紙に語りました。「EU加盟プロセスは現在、世界的な経済危機で凍結されていますが、私たちは加盟プロセスの力になりたいと思っています」と、「トルコ産業・ビジネス協会」(TUSIAD)のジャンセン・バシャラン・シメス会長が、グループのトップたちと同行した初の外国旅行中に語りました。

3月8日、Hurriyet紙が写真撮影を依頼すると、シメス会長は「光栄ですわ」と応じたそうです。TUSIADの2人の先輩たちといっしょに。

シメス会長は、パリでの昼食の席で、TUSIADの代表団はフランスの産業・ビジネス協会(MEDEF)の招待でフランスに来たと、Hurriyet紙に言いました。「私たちはパリの会談で、トルコのEU加盟プロセスについて話し合いました。MEDEFのピエール・ガットス会長も同席した会談で、トルコのビジネス界が加盟プロセスの継続を強く後押ししていることがわかりました」

「EUはトルコが改革を促進するための重要な支えになっていると、私たちは言いつづけてきました。EUはトルコでの投資環境のためにも重要です」とシメス会長は言い、フランスのフランソワ・オランド大統領の最近のトルコ訪問は“よい結果”をもたらしたと力説しました。

「両国の貿易量が145億ドルから200億ドルに増加したことが、両国のためのポジティブなモチベーションになりました」と、シメス会長は言い、フランスのビジネスマンたちはトルコへの投資に“とても興味を持っている”ように見えると付け加えました。会長によると、MEDEFはまた、トルコのEU加盟プロセスの展望にも関心を持っているということです。


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