トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコの観光収入は今年も増えている

2014年04月30日 | 国内
4月30日 2014年第1四半期、トルコの観光収入は2013年同期に比して3.4%増え、48億800万ドルに達しました。
トルコ統計局のデータによると、この収入の76.2%は外国人旅行者からで、23.8%は外国に住むトルコ人からのものです。

 Sabah

旅行者は自分で旅を計画する人とパッケージツアの人といますが、個人で来る人が旅行者の大半を占め、彼らの消費額は42億6200万ドルに達します。旅行者の平均的消費額は、1人当たり949ドルです。

トルコ市民の外国旅行も増えた
統計局のレポートは外国へ旅行するトルコ市民にも触れています。トルコ人の外国旅行は2014年第1四半期、前年同期に比して4.1%増え、172万8284人に達しました。彼らの平均消費額は1人当たり790ドル。観光収入は夏場、さらに増加すると期待されます。

世界中のビーチとマリーナが「国際ブルー・フラッグ計画」によって、ブルー・フラッグ賞が与えられていますが、今年、トルコは397のビーチと422のマリーナがブルー・フラッグ賞を獲得しています。
トルコ環境教育財団のリザ・エピクメン議長は、「トルコはブルー・フラッグのために、どこの国よりがんばっています」と言っています。

・・・{ブルー・フラッグ」はビーチやマリーナを対象にした環境認証で、水質、安全性、環境教育、情報、サービス、総合的環境管理を基準にしています。


トルコ軍のヘリコプターがPKKの攻撃を受けた

テペ村とカヤジク村へ入学試験の成績を運んでいたトルコ軍のヘリコプターに、PKK(非合法集団クルド労働者党)が2発銃撃してきました。ヘリの乗組員に負傷はなかったそうです。

 Sabah

ヘリが着陸した後、機体に2発の弾痕が見つかりました。事件のあった付近の捜索が始まりました。

・・・平和プロセスでしばらくおとなしくしていたPKKが、また動き出したようで、嫌な感じですね。


博物館や遺跡を訪れる観光客が増えている

トルコ全土の博物館と遺跡から得る収入がこの11年間で著しく増え、11年前の2600万リラから2億9920万リラまで跳ね上がっています。
文化・観光省のデータによると、昨年は2660万人の人々がトルコの博物館と遺跡を訪れています。

Hurriyet
 
旅行者が最も多く訪れる場所はトプカプ宮殿


博物館や遺跡の訪問者数は、2002年は740万人でしたが、2009年には1920万人、2010年は2590万人、2011年は2850万人、2012年は2880万人でした。

博物館と遺跡のためのパス「ミュゼカルト」(ミュージアム・カード)は、昨年、2800万リラを売り上げ、団体入場券は1億1430万リラを稼ぎ、入場券売り場での売り上げは1億5690万リラに達しました。

昨年、最も訪問者が多かったのはイスタンブールのトプカプ宮殿で、380万人が入場しました。2位がイスタンブールのアヤ・ソフィア博物館で330万人が訪れました。
つづいてメヴラーナ博物館200万人、エフェスの遺跡180万人、ヒエラポリスの古代遺跡170万人です。


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アタテュルク空港が過密離着陸で新記録

2014年04月29日 | 国内
4月29日 この5年間で、国際空港として急速に発展し、空の旅のハブとなったイスタンブールのアタテュルク空港が新記録を出しました。
4月25日、1248機の飛行機に乗った2513万1662人の乗客がこの空港でトランジットして世界記録を破りました。

 Sabah

国営空港公社(DHMI)のオルハン・ビルダル所長は、「空港職員の皆さんとDHMIにおめでとうと言います。DHMIはアタテュル空港の混雑をスムーズに処理しました」とスピーチしました。

アタテュルク空港は乗客数で世界18位、ヨーロッパで5位にランクされました。


エルドアン首相、アメリカにギュレンの送還を“望む”と発言

エルドアン首相は、3月30日の地方選挙後、初めての外国メディアのインタビューで、ペンシルヴァニアに住むイスラム学者フェトフラー・ギュレン師と憲法裁判所のハシム・クルチュ長官について語りました。
4月28日、エルドアン首相は、アメリカPBS放送のチャーリー・ローズ氏に、アメリカがギュレン師をトルコに送還してくれることを“望む”と、初めて公然と言いました。

 Hurriyet

4月29日、エルドアン首相は、ギュレンをアメリカから送還させるための法的手続きを始めると言いました。

「私は首相になってから、数分間の電話以外、ギュレンとは会っていない。イスタンブール市長だったときには、彼とよく会った。首相になってからも、最初の2期は、彼のグループとよい関係だった」と首相はインタビューで語りました。

「問題は2011年の憲法改正の国民投票後に始まった。その後、彼らは力を持とうとしはじめた。彼らは警察、治安部隊、司法を巻きこんだ。後でわかったことだが、いま思えば彼らは、治安部隊と司法の場での力を強めようとしていた」とも首相は言いました。

ある日、突然、ギュレニストたちが政府内に潜入していることに気がついたのかという質問に、エルドアン首相は、「われわれは彼らが多くの組織に潜入しようとしていたのは知っていたが、彼らの最終的な悪しき意図は知らなかった。われわれはそれを知って、対策をとりはじめたのだ」と答えました。

ギュレニストが行った“最初の一歩”は、オスローでのクルド労働者党(PKK)の代表との会談に関して、国家情報局(MIT)の次官に反対することだったと、首相は言いました。
「2013年12月17日と26日の汚職捜査を皮切りに、ギュレンが指導する動きは、“ほとんどクーデター”といえるものに変わった」

「私が黙っていたら、事態は違った方向に進んでいただろう」と首相は言い、ギュレニストは首相の執務室の電話も盗聴したと主張しました。
4月29日のアンカラでの記者団の質問に答えて、エルドアン首相は、アメリカにギュレンを送還してもらうための法的手続きを始めることを明らかにしました。

「もしアメリカの治安を脅かす人物がトルコに住んでいたら、トルコ政府は彼をアメリカに送還するだろう。アメリカが“パートナー”として、ギュレンをトルコに送還してくれることを望む」と首相は強く言いました。
その根拠も裁判所の判決もありませんが、エルドアン首相は「アメリカは少なくとも、彼を追放するべきだ」と言っています。
汚職について、首相は、トルコ経済の好調に触れて、その主張を否定しました。

このインタビューのもうひとつのターゲットは、憲法裁判所のハシム・クルチュ長官が政府の司法への介入を非難した25日のスピーチでした。エルドアン首相は「そのスピーチは聞いた」と言い、「クルチュ長官は生涯、あのスピーチの責任を負うだろう」と答えました。


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東南部で2人の兵士が武装クルド・グループに誘拐された

2014年04月28日 | 国内
4月28日 武装したクルド人グループが、トルコ東南部で2人のトルコ人兵士を誘拐したと、日曜、国営アナトリアニュースが報じました。
非合法のクルド労働者党(PKK)の収監中の指導者オジャランが、暴力闘争に戻る可能性を警告した後の土曜夜、この事件は起こりました。

 Sabah

この誘拐犯たちがPKKと関係があるかどうかはまだわかりません。PKKは昨3月、トルコ政府との画期的な停戦を宣言しています。

誘拐犯たちはリジェの町近くの高速道路でバスを止め、2人の兵士を捕らえました。道路は、軍用基地建設に反対するデモ隊によって封鎖されていました。
PKKの代弁者フラートニュースによると、グループは、トルコ当局が基地建設を中止すると発表するまで、兵士たちを解放しないと言っているそうです。

2人の兵士救出の作戦が始まっていると、アナトリアニュースは報じています。
PKKは、東南部の自治を求める過去の武力闘争中には、何回となくトルコ兵を誘拐しています。
親クルドのメディアによると、デモは5日間行われていたが、土曜、兵士たちとデモ隊の衝突が起こり、短時間の銃撃があって、デモ隊が暴力化したということです。死傷者は出ていません。

クルドの平和プロセスは、昨9月、反政府側が政府の約束の不履行を非難し、トルコ領からの撤退を一時停止すると発表した後、進行が止まった状態です。
「現在のプロセスには、根本的な解決か、衝突か、どちらの可能性もある」とオジャランは、土曜、刑務所を訪れた親クルドの弁護士を通じて、声明を出しました。


シリア国境に移動可能なコンクリート塀が築かれた

国境の治安対策の一環として、移動可能なコンクリート塀が南部ハタイ県のシリア国境に築かれました。長さ3メートルのコンクリート・ブロックでできた塀が、不法入国と密輸を防ぐために、国境の町レイハンルのクシャクル村に築かれました。

 Hurriyet

塀は完成すると、長さ1200メートル、重さ9トンになります。コンクリート・ブロックは必要なときに移動できます。
建設は2日前に始まり、150個のコンクリート・ブロックがすでに配置されました。

南東部のガジアンテップ県でも、チェックポイントを避けて不法に入国する人々を防ぐために、1月に塀が築かれました。
トルコは基本的には難民に対して“オープン・ドア”政策をとっているのですが、国境近くで銃撃戦があったり、不法に入国しようとする者も、一般難民から、反体制派の戦闘員、密輸業者までさまざまで、時に応じて国境を封鎖せざるをえない状態です。

最近も、川をゴムボートで渡ってハタイ県に不法入国した人々が治安部隊に捕まっています。


子育て中の母親や妊婦のためのフレキシブル・ワーク

公務員事務所のメフメト・アリ・クムブズオール所長が、月曜、未来の母親のために、公務員のフレキシブル・ワーク制度を導入すると語りました。

 Sabah

「われわれはこのシステムによって、働く母親や妊娠中の公務員のために選択肢、つまり一種のシフト制を提供します。妊婦と子育て中の母親は、給料なしで2年間、職場を休むか、あるいは週5日間、半日勤務するか、どちらかを選択できるようにします」

「身体障害者や重病の親族の介護をしなければならない公務員にも、このシステムを適用します。また、60歳以上のリタイアする公務員に関する案も準備しています」とクムブズオール所長は言っています。

クムブズオール所長によると、2002年には官吏として公職についている身体障害者は6000人でしたが、2014年には、その数は3万3000人に増えたということです。一般公務員を入れると、身障者の公務員数は13万人になると、所長は力説しました。

「トルコは社会的に身障者の雇用が増えてきています。身障者の雇用に関しては、トルコはヨーロッパ諸国より進んでいます」

 ・・・イスタンブールで子育て中のとも江さんも、トルコ社会は妊娠、出産、子育てに理解があって寛容だから、仕事をつづけながら子育てしやすいと言っていました。フレキシブル・ワークなんていう以前に、子供をかわいがり、妊婦や母親をいたわる素地があるようですね。


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ギュレニストに対する苦情続出に教育省も困惑

2014年04月28日 | 国内
4月27日 ギュレニストの学校での政治的プロパガンダの宣伝に対する学生や父兄の苦情が噴出し、教育省も対抗処置を強化しています。
ギュレン運動と関係のあるイズミルの私立高校ヤマンラル・カレツジもそんな学校のひとつで、ある学生によると、教師たちは政治的プロパガンダによって、学生たちを反政府に扇動しようとしているそうです。

 Hurriyet
 
ギュレン学校の反政府プロパガンダ教育に苦慮するナビ・アヴジュ教育相


教育省はギュレニストガ経営する諸県の68の学校に査察官を送りました。予備校1校、学寮1件、私立校2校が閉鎖され、14人の教職員が懲戒処分を受けました。37都市の55人についての政治的プロパガンダに関する調査はまだつづいています。

教育省によって閉鎖された学校と学寮の教師と経営者は、エルドアン首相とAKP政府を中傷するプロパガンダの宣伝によって告発されます。
西部の都市ウスパルタのイマーム養成校のギュレニストの教師たちも、運動のために金を集めたとして告発されました。

また、教育省は、学生たちが“尋問され”、ギュレン運動に反対する証言を強いられたとするギュレニスト関連のメディアの報道も否定しました。
学校や教育施設での政治的プロパガンダの宣伝はトルコの法律で禁じられています。

元学生のYK君は、ヤマンラル・カレッジの教師たちは定期的に反政府的プロパガンダを宣伝していたと言っています。とくに宗教を教える教師の1人ギュルテキン氏は、いつも政治的意見を言撃事で知られていました。
ギュルテキン氏はエーゲ海地方のギュレン運動の高位のメンバーで、ギュレン運動の指導者フェトフラー・ギュレン師が住むアメリカへしばしば出張しているそうです。「彼はトルコ政府は“悪い”人間ばかりでできていると、いつも言っていた」と学生は言っています。

この学生はギュレニストが経営する学寮に宿泊していましたが、「彼らはしじゅう集会を開いた。私たちは出席を強制はされなかったが、出席せざるを得ない感じで、みな出席した。集会の話題は、最初はもっぱら宗教と道徳だったが、予備校問題が出てきてからは、話題は反政府のプロパガンダに変わった」と言っています。

論議の的の、アメリカ在住フェトフラー・ギュレン師が率いるギュレン運動は、政府に対する攻撃をつづけ、政府の信用を覆そうとした12月17日の汚職手入れで、それはクライマックスに達しました。

ギュレン運動が経営する予備校の閉鎖を政府が決めたことで、ギュレニストたちを怒り、その後、ギュレン運動が経営する予備校や学寮で反政府プロパガンダがひろがりました。
学生たちは反政府ビデオを見せられたり、政府を中傷するツイートを送らされ、拒否すると学寮を追い出されました。


  メルシン県アククユの原発は2万人の職を生む

将来、2つの原発が稼働したら、トルコはエネルギー輸入を42億ドル減らせるだけでなく、必要な電気の32%を生産することができるようになると、土曜、政府の核エネルギー当局が言いました。

 Sabah

「人口増加に伴って、電力の需要は増えています。わが国は増えつづける需要に対応するためにエネルギーを必要としています」と、エネルギー省のネジャティ・ヤマジュ核エネルギー部長は、イスタンブールで開催中の「国際エネルギー・環境フェア&会議(ICCI 2014)」で言いました。

現在、年間の電気の需要は2390億キロワットですが、2023年の電気の需要は約5000億キロワットになると予想されます。
トルコは必要な電力の46%を天然ガスから生産していますが、天然ガスの98%は輸入しています。世界の天然ガス使用の平均は25%ですから、そのほぼ2倍です。

さらに、将来のアククユの原発は、建設時に2万人の職を生み、操業が始まれば7000人の雇用が提供されると、ヤマジュ部長は言っています。

2011年の日本の福島第一原発の災害で安全面を懸念する声も起こっていますが、世界中で72基の原発の建設がいまも進行中です。31か国で436基の原発が使用され、2030年までにはさらに237基が稼働すると思われます。

エネルギー源を大きく輸入に頼っているトルコは、エネルギー源多様化のために、南部メルシン県のアククユ近くの原発に投資しました。メルシンの原発はロシアの国営核エネルギー企業ロサトムと共同で建設され、2020年までに稼働するでしょう。

トルコはさらに、黒海岸の港湾都市シノップに、フランスと日本の企業によって、第2の原発を、また北西のクルクラーレリ地区に、国内資金と技術者によって、第3の原発の建設を計画しています。


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メーデーにそなえてタクシム広場は警察が厳しい警戒態勢

2014年04月27日 | 国内
4月26日 イスタンブールの中心タクシム広場をメーデーに解放するか否かで、野党、組合、政府の間で緊張がつづいています。警察はメーデー当日、このエリアへの立入りを禁止するとし、厳重な警戒態勢をとっています。

 Hurriyet

当日は道路も閉鎖され、50台の放水車と1万5000人の警官が配備されるでしょう。放水車は近隣の都市からも運ばれてきています。監視カメラも増設されました。

一方、アンカラでは、1人の弁護士が、政府のメーデーのタクシム広場立入り禁止令をくつがえそうと、憲法裁判所に問題を提起しました。
アンカラ弁護士協会に所属するセダット・ヴラル弁護士は、集会と表現の自由を根拠に、憲法裁判所に個人的に問い合わせています。

ヴラル弁護士は「集会とデモ行進を行う権利」と題したトルコ憲法第34条を挙げています。34条には「すべての人は事前の許可なしに、非武装かつ平和的な集会とデモを行う権利を有する」と書かれています。

今週初め、エルドアン首相は、タクシム広場でのメーデーの集会は許可しないと言いました。昨夏のゲジ・プロテスト以来、タクシム広場は政府に対する抵抗の場となっています。

野党と組合はタクシム広場立入り禁止に反対し、メーデー当日、広場への行進を試みると言っています。


トルコでロマンティックなウエディング

テレビのメロドラマでトルコの文化や風景の魅力が知られ、多くの外国人カップルがイスタンブールで結婚式を挙げていますが、トルコで行われる結婚式の15%はイスタンブールだそうです。

 Sabah

最近、アラブ諸国、インド、ロシア、アゼルバイジャン、ヨーロッパの多くのカップルがトルコに結婚式を挙げに来ます。
トルコ統計局によると、昨年、60万138組のカップルがトルコで結婚しましたが、その50%はイスタンブールだったそうです。

ラスヴェガスやパリ、イタリアやギリシアの諸都市と並んで、イスタンブールは最も多く結婚式が行われる都市のひとつになりました。
結婚式は、乗物、宿泊、旅行社、レンタカー、商店、ケータリングなどで、地域経済に著しく貢献します。結婚式に出席する客も、ツアーなどで経済を盛り上げます。

イスタンブール、カッパドキア、ボドゥルム、マルマリス、フェティエ、アンタリヤを選ぶ外国人は、だいたい中流か上流です
毎年、推定1000人の外国人がトルコで結婚しています。

外国人の1カップルが結婚式を挙げると、150人から600人の人々が3日3晩で使うのと同じ額のお金が落ちます。結婚式のためにトルコに来るツーリストは、通常のツーリストの5倍のお金を使うそうです。


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ギュル大統領が「タイム」誌のトップ100人に選ばれた

2014年04月25日 | 
4月25日 トルコのアブドゥラ・ギュル大統領が「タイム」誌の「最も影響力のある人物トップ100人」の中に入りました。ギュル大統領は、アメリカのバラク・オバマ大統領、中国の習近平大統領、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、イランのハナ・ロウハニ大統領らとともに、指導者のカテゴリーでリスト入りしました。

 Sabah

「トルコの政治は男っぽく、また分極化しているが、11代大統領アブドゥラ・ギュルは、穏健な雰囲気と、なだめ役的なスタイルで、きわだっている」と、トルコの作家エリフ・シャファク氏は「タイム」誌に書いています。

シャファクによれば、ギュルは首相に立候補することも考慮中ですが、これは彼にとって重大な選択です。
「ギュルはいま重要な岐路に立っています。彼は静かな生活を選ぶことも、この国が必要とする民主化を推進するために忙しい生活に戻ることも選べる」とシャファク氏は言っています。


黒海岸の静かな町の都市化計画に地元民が反発

ヘムシンは黒海岸東部リゼ県の、のどかな町で、2300人の住民は主としてお茶の栽培で収入を得ています。
そこに例の「首相府住宅開発局(TOKI)」が157戸の住宅と29点の店舗を建て、ヘムシンを観光の町に変えるプランを持ち込んできたので、静かに暮らしていた住民たちはびっくりして、抵抗しましました。

 Hurriyet

2006年に最初にこの町の都市化プランを持ち込んできたのは、実はバシャル・ジュムブル前町長でした。「歴史的建物は保存し、壊れた建物は修復し、人々が末永く暮らせる町をつくりたい」と前町長は言い、2008年、TOKIとの協定に調印してしまいました。

その後、町長は変わり、この話もいったんは収まりましたが、TOKIは計画を進めていました。2010年、3人の地元住民がTOKIとヘムシン町をリゼ地方行政裁判所に訴えました。裁判所はプロジェクトの延期を命じましたが、プロジェクトはまた復活、結局、ヘムシンの人々は生まれ育った土地を売って、政府が建てるアパートに暮らすことになりそうです。

ヘムシンの人々はもともと、AD790年頃、故郷をアラブ軍に占領されて、黒海岸に逃げてきたアルメニア人です。
1480年、オスマン帝国はこの地方を征服し、1600年、キリスト教徒の子弟を徴集するデウシルメという制度をつくりました。ヘムシンの家庭の少年もオスマン政府に徴集され、都でエリート教育を受け、イスラムに改宗し、家族はその見返りに税を免除されました。

いまヘムシンの人々は自分をトルコ人ともアルメニア人とも認めず、ヘムシン人と認識しているそうです。

 Hurriyet

・・・TOKIはこんな町をつくる計画だそうです。故郷の山河も想い出も破壊されるヘムシンの人たちは気の毒ですが、海が近く、緑あふれ、空気の澄んだこんなニュータウンは、リタイア族やホリデー族には魅力でしょうね。

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イラン国境でアフガン人の違法移民逮捕

2014年04月24日 | 国内
4月24日 イランと国境を接する頭部のウードゥル県で、5人の子供を含む105人のアフガン人の違法移民が憲兵隊に逮捕されました。
内包を受けた軍がバスを止めました。バスは大勢の移民たちを乗せるために、シートが取り除かれていました。

 Sabah

移民たちといっしょに、彼らの不法入国を手引きした1人のトルコ国籍者も逮捕されました。この人間密輸には、もう1人、トルコ人が関与しているようです。
憲兵隊の手入れ中、何人かの移民が逃げ出そうとしましたが、全員、捕まりました。違法移民たちは強制送還されます。

・・・夜陰に紛れ、税関を通らない抜け道を手引きされて入国したのでしょうね。長い地つづきの国境線を持っている国は、国境警備も大変ですね。


「トルコは性の平等が遅れている」とNGO

昨年の統計を見ても、トルコは性の平等が推進されていないと、「女性候補者の支持・訓練協会(KA.DER)」が最近のレポートで言っています。
トルコは2013年の「性の格差指数」で136か国中、120位にランクされました。女性の政治参加では103位でした。

 Hurriyet
 
トルコの女性国会議員は1935年、議員総数の4.6%だったが、2011年の総選挙では14.3%になった


KA.DERは毎年、政府に成績表を渡していますが、「2013年の成績表でも、トルコは性の平等に関して不合格だった」とウエブサイトで発表しています。

女性国会議員の率は1935年、4.6%でしたが、その後、増えることなく、2007年の総選挙でようやく9.1%になりました。
2011年の選挙で女性国会議員は14.3%になりましたが、この数はヨーロッパ諸国に比して、まだ少ない。

女性への暴力は2013年もあり、全国で214人の女性が男性に殺されていると、KA.DERは言っています。
3月の地方選挙では、ガジアンテップ、アイドゥン、ディヤルバクル、ハッカリで、4人の女性市長が選ばれたにすぎません。クルド人の多い地域では、多くの女性が平和民主党(BDP)から共同市長に選ばれていますが。

各省の次官の総数26人の中、女性次官はたった1人、81人の知事の中、女性知事はたった1人だと、レポートは言っています。
法曹界でも女性は少なく、最高裁判所、憲法裁判所、最高選挙評議会(YSK)、判事・検事高等評議会(HSYK)軍事裁判所などの重要な司法施設の長は男性で、唯一、国家評議会のみ、女性が議長になっています。

また、全国176の大学でも、女性学長は14人のみだと、KA.DERは言っています。


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「なくなった地球儀はレプリカだった」と文化遺産保護協会

2014年04月24日 | 国内
4月23日 昨日のこの頁で、「イスタンブールの旧市街のマフムート2世の霊廟の一隅にある地球儀が行方不明になった。地球儀は174年前の歴史的なもの」と書きましたが、歴史的地球儀の盗難事件は、どうやらレポーターの早とちりだったようです。それに、なくなった地球儀は174年前のオリジナルではなく、レプリカだったそうです。

 Hurriyet
 
左がなくなったレプリカ。真ん中にヒビが入っています。右がオリジナル。縦横に線が入っています。


「霊廟・泉・文化資産保護協会」は、最近、レプリカの地球儀にヒビが入ったので、とりあえず協会の倉庫にしまったと言っています。
1840年、スルタン・アブデュルメジトの命によって、アルメニア人建築家がこの霊廟を建てたとき、泉の上に飾られたオリジナルの地球儀は、すでに所在不明になっていたということです。

「わが協会が、もっとオリジナルに近い地球儀をつくらせて、近いうち、また泉の上に置きます」と文化資産保護協会は言っています。盗難事件じゃなくてよかったですね。


 イスタンブール市長選に敗北したサルギュル氏がCHP党首の座をねらう

3月の選挙に敗北した最大野党・共和人民党(CHP)は党内の責任のなすりあいが次第に収拾がつかなくなり、ケマル・クルチュダルオール党首は党内の抜本的改革を考慮しているようです。
週末、CHPは選挙結果について、緊張した、長い討論を行い、クルチュダルオール党首は、とくにナショナリストと強硬派ケマリスト議員たちからの厳しい批判に曝されました。

 Sabah
CHPのケマル・クルチュダルオール党首(左)とイスタンブール市長選で落選したムスタファ・サルギュル氏


情報筋によると、CHP幹部は選挙結果に関して550頁におよぶレポートを作成しましたが、その内容は、選挙中、ギュレン運動と同盟したり、右翼が後押しする候補を指名したりしたクルチュダルオール党首を告発するものでした。
ギュレン運動は政界・法曹界とのリンクを利用して政府を攻撃しようとしたことで告発されています。

CHPの内部情報によると、クルチュダルオール党首は、選挙の敗北に責任があると思われる党の中央実行委員会(MYK)と地方組織の大改革を進めるでしょう。
党首はさらに、厳しい批判をかわすために、落選した候補者たちをターゲットにしはじめました。

クルチュダルオール党首が、イスタンブールの市長候補だったムスタファ・サルギュル氏を選挙の敗北に関して非難したと、昨日、メディアがレポートしました。
党首はまた、あるインタビューで、「トルコ変革運動(TDH)」とCHPの地方組織が選挙中、うまく連携しなかったことが敗北の原因になったという見解を語りました。

TDHは2009年の選挙後、サルギュル氏が結成した団体です。サルギュル氏は2011年の選挙の前に、TDHを政党にするつもりでしたが、デニス・バイカル氏がセックス・テープを暴露され、CHPの指導者を辞任せざるをえなくなったため、サルギュル氏はこの選挙でCHPをサポートすることにしたのです。

CHPの地方組織のサルギュル氏に対する不快感はもう消えかけていましたが・・・3月の選挙で、サルギュル氏の前妻アイリン・コティル氏がベイオール区長に立候補し、彼の弁護士のムラト・ハジネダル氏がベシュクタシュ区長に立候補しています。そのうえ、彼の息子のエミル・サルギュル氏が、父親が15年間市長を務めたシシリ区の区議に立候補しました。
サルギュル氏と前妻は落選しましたが、彼の弁護士はベシュクタシュ区長に選ばれ、息子はシシリ区議になりました。

CHP本部からの秘密情報によると、サルギュル氏は来るべき総会で党首に立候補するつもりでいるそうです。
ある政界コメンテイターは、将来は首相をも考えているサルギュル氏は、党首の座をねらってクルチュダルオール氏に挑戦すると思うと言っています。 
党の規約によると、CHPは7月18日に総会を開くはずですが、大統領選のために9月に延期されるかもしれません。


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トルコも子供の数が減り高齢化社会へ向かっている

2014年04月23日 | 国内
4月22日 トルコ統計局のレポートによると、トルコの人口は今後、高齢化へ向かう危機に直面しているそうです。
現在、総人口中の子供の割合は、29.7%ですが、トルコ共和国誕生後まもない1935年には45%だったとレポートは言っています。

 Sabah

レポートによると、2023年には25.7%、2050年には19.1%、2075年には17.6%まで減少するだろうということです。国連は17歳以下を子供としています。

トルコ統計局のデータはエルドアン首相の持論を反映しています。首相はトルコの人口の高齢化を防ぐために、子供は少なくても3人は持つよう、くり返し呼びかけています。
トルコの人口は2013年末、7666万7864人で、そのうちの2276万1702人が子供だったと統計局は言っています。

レポートによると、都市化と、女性の教育の向上と労働への積極的参加が、出生率の減少の原因だそうです。女性の生活の変化が、総人口中の子供の割合を減らしているということです。


オスマンの歴史的な地球儀が消え失せた不思議

イスタンブールの旧市街の真ん中で、174年昔の大理石の地球儀が、先月、行方不明になりました。旧市街のディワン・ヨル、市電が走り、ツーリストがゆきかう大通りです。

 Hurriyet
 
マフムート2世の霊廟の一隅の泉の上にあった地球儀は、写真でごらんのように、なくなってしまいました。

1840年、オスマン・スルタン・アブデュルメジトは父親のマフムート2世のために、チェムベルリタシュ地区に霊廟を建てさせました。
アルメニア人皇室建築家のオハンネス・ダディヤンとボゴス・ダディヤンの2人がこの霊廟を完成させ、その一隅に、高さ2.5メートルの、飲料水用の泉を設け、その上に幅70センチの大理石の球体を飾りました。

しかし、「霊廟局」の担当者は、球体がどうしてなくなったのか説明できません。「われわれが責任を負っているのは霊廟であって、泉ではない」と担当者は言っています。近くにある監視カメラの記録の調査が始まったようすも見えません。

この霊廟にはオスマン・スルタン・アブデュルアジズとアブデュルハミト2世の墓もあり、19世紀タンジマート時代の最高の建築のひとつと考えられています。174年間に、数回の修復が行われています。

・・・私、イスタンブールにいるときは、ここを毎日のように歩いていますが、昼夜を問わず、人がぞろぞろいます。重い大理石の地球儀を簡単には盗めないと思います。誰が、どうやって、なんのために持ち去ったのか・・・なぞですね。


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シリアの若者が金角湾で溺れる人を救った

2014年04月21日 | 国内
4月21日 シリアの若者が21日、ガラタ橋の近くで、溺れる年配の男性を救い、ドラマティックなシーンを見守る群衆は若者に賞賛の拍手を送りました。
若者は溺れる人を救おうと、ガラタ橋のフェンスを乗り越え、金角湾にジャンプしました。

 Hurriyet

勇敢な若者は、橋の上のレストランでウエイターとして働くシリア人ラバア・ラフムーン君。
彼は水上警察が現場に着くまで、溺れる人の腕を掴んで、沈ませないように頑張りました。
見守る人々がラフムーン君に拍手を送ると、彼は嬉しそうに群衆に手を振りました。

・・・ガラタ橋付近はいつも人がいっぱい。観光客も地元の人も集まって大騒ぎだったでしょうね。ラフムーン君もおそらくシリア人難民の1人で、職を求めてイスタンブールへ来たのでしょう。観光客の多いこの辺り、アラブ人観光客も多いから、アラブ語を話すウエイターとして雇われていたのかも。この善行を機会に、彼に幸運がめぐってくることを祈ります。


トルコのキリスト教徒たちがイースターを祝った

 4月20日、トルコ各地のクリスチャンたちが教会でミサを行って、イースターを祝いました。ギリシア清教徒たちは、イスタンブールのバラットにあるフェネル正教会ギリシア総主教座に集まり、バルトロメウ総主教が聖ゲオルギオス教会のミサを主宰しました。

 Hurriyet

ミサには地元住民の他、ギリシアやヨーロッパ各地から来た人も出席しました。南部のハタイ県やメルシン県のようなクリスチャン人口の少ない地域でも、ミサが行われました。

エルドアン首相はイースターに当たって、トルコのクリスチャンたちに祝辞を送りました。
「トルコ市民とクリスチャン市民は何百年もともに暮らしてきました。喜びも悲しみも分かちあってきました。イースターを迎えて、クリスチャン市民の皆さんの平穏を祈願します。イースターはクリスチャンにとって非常に重要な日であることを、私たちは知っています」

ジェミル・チちぇキ国会議長は「トルコのクリスチャン市民の皆さんが幸福にイースターを祝うことを願います」というメッセージを送りました。
「トルコではさまざまな宗教が、互いに尊敬し信頼し合って、何百年も平和に共存し、人道主義、団結、寛容などの普遍的な価値観の樹立に重要な役割を果たしてきました」


トルコはシリア人孤児のための安全な居住区を建設する


トルコはトルコに住むシリア難民の中の、12歳以上の孤児たちのために、プレハブを建てて、安全な居住区をつくると、月曜、アイシェヌル・イスラム家族・社会政策相が語りました。

 Sabah

「私たちは難民キャンプの近くに、安全な居住区をつくって、シリアの孤児たちの問題を解決します」と彼女は言いました。
イスラム家族・社会政策相はまた、同省は12歳以上のシリア人孤児の正確な人数を調べるフィールドワークを始めていると発表しました。

2011年3月、バシャル・アサド大統領の支配に反対する民衆の暴動から始まった内戦によって、640万人の人々が国内で家を追われ、250万人が国外に逃げ出しています。


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