トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イスタンブル映画博物館オープン

2021年02月28日 | 国内
2月28日 イスタンブルの歴史的な劇場と映画博物館が、2年間の修復プロジェクトを終えて、2月28日、エルドアン大統領出席の下、オープンされました。

 Hurriyet

イスタンブルの繁華街ベイオール地区にある歴史的な「アトラス・シネマ」と「イスタンブル映画博物館」の修復オープンは「ベイオール文化ロード・プロジェクト」の一環として行われました。プロジェクトには、「ガラタ港」から「タクシム広場」「アタテュルク文化センター」「ガラタ塔」まで含まれています。

HUrriyet
中央の4人の中の左がエルドアン大統領夫妻、右がエルソイ文化観光相夫妻


イスタンブル映画博物館のオープンには、歴史的映画が上映されました。メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相は、文化観光省はこのプロジェクトをしっかり見守ってきたと言いました。トルコ初の映画博物館となったこの博物館は、トルコの映画産業の歴史に光を当てることを目的としています。

館内には、世界の映画に関する特別コレクションや、情報、記録が展示され、映画大好きな人々が、トルコ映画の傑作を見ることもできます。


保健省が都市別のコロナ統計を発表した

2月26日、ファフレッティン・コジャ保健相が、先週の都市別のコロナ感染者数の増減を発表しました。

 Hurriyet

保健相はツイッターで、10万人に対して感染者の最も多い都市は、バイブルト(北東部)、エルジンジャン(東部)、トラブゾン、カラビュク(黒海地方)、ハタイ(南部)だと言いました。オルドゥ、ギレスン、サムスン、トカト(いずれも黒海地方)、ボル(北西部)の諸都市は、感染者数が最も増えている都市だと、保健相は付言しました。

1月14日、トルコは、医療従事者から、集団コロナ・ワクチン接種キャンペーンを始めました。昨12月から、トルコはウイルス拡大を阻止するために、週日夜と週末の外出禁止を行ってきました。先週、コジャ保健相は、トルコは地方のデータをベースにして、3月1日から、コロナ規制を正常化していくと発表しました。


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ヨーロッパから来る粉塵雲に専門家が警告

2021年02月27日 | 国際
2月27日 ヨーロッパからやってくる粉塵雲が、来週にはトルコの空を覆うだろうと、気象学者が言っています。

 Hurriyet

イスタンブルの気象学者ヒュセイン・トロス氏が、ヨーロッパを襲った砂漠の砂塵嵐が、活発になって、いまトルコに向かっていると、アナドル通信に語りました。「低気圧によって北アフリカで発生した砂漠の砂塵が、現在、高気圧によって大陸を超え、ヨーロッパに移行してきました。これはよくある正常な自然現象です」

トルコも高気圧の影響下にあるから、砂漠の砂塵嵐は、濃度が薄くなるが、わが国にヒットするだろうと、トロス氏は言いました。「砂漠の砂塵嵐は、強力な北風に乗って、トルコ南部に下りてきますが、来週の初めまでに、北から影響力を失ってくるだろうと推測されます」

砂塵嵐は健康上の深刻な問題を起こすかもしれないと、トロス氏は警告し、大気中の砂塵の濃度が増すと、呼吸器に問題のある人は影響を受けるかもしれないと言っています。「濃い砂塵を浴びると、私たちの免疫システムに悪影響があるかもしれません。健康に問題のある人は注意したほうがよいでしょう」

昨年も巨大な砂塵雲が首都アンカラのポラトル地区にヒットし、人びとの視覚に影響が出て、日常生活が混乱しました。


トルコはワクチン接種の第2段階に入る

トルコは1月14日から,対コロナ集団ワクチン接種プログラムを始めていますが、いま第2段階に入っています。

 Hurriyet

ワクチン接種の第1段階では、医療従事者、65歳以上の高齢者、身障者、密集地域に住んでいる成人、介護ホームに住んでいる人に、中国製ワクチン「シノヴァク」が接種されました。現在までに、ほぼ800万回の接種が行われ、約660万人がワクチンの第1回接種を受け、140万人が1回目と2回目の接種を受けました。

ワクチン・カレンダーによると、第2段階の接種は、50歳~64歳の人々に行われます。また、エッセンシャル・ワーカーと、持病のある人も接種を受けます。第2段階には、国防省、内務省、法務省の職員と、刑務所、警察の職員、民間の治安職員、大学教職員、運送と食品分野で働く個人も含まれます。教師は、3月1日に対面授業が始まる前の今週から接種が始まっています。

第3段階では、持病のある50歳以下の人々、若い成人、第1、第2段階に含まれなかった分野の仕事で働く人々が接種を受けます。最後の第4段階では、第1~第3段階以外のすべての個人がワクチン接種を受けます。


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黒海地方の諸県でウイルス感染が増加

2021年02月26日 | 国内
2月26日 トルコ政府は3月からコロナ規制を順次緩和していく計画ですが、黒海岸の5県ではウイルス感染数の増加が懸念されています。

 Hurriyet

オルドゥ、ギレスン、サムスン、トラブゾン、リゼの諸県は、全国81県の中でもウイルス感染拡大がめだっています。2月15日と2月21日、保健省が発表した週単位のデータでは、オルドゥがウイルス感染率トップで、10万人に対して感染者は228人、次がギレスンで218人です。トラブソンは10万人に対して感染者208人、サムスンは203人、リゼは200人でした。

リゼの隣のアルトゥヴィン県は、10万人に対して感染者は76人、サムスンの隣のシノップ県は10万人に対して84人の感染者でした。かつてトルコのコロナ感染拡大の震源地だったイスタンブルは、黒海地方より減少して10万人に対して68人になり、首都アンカラは38人になりました。

黒海地方の地元当局は、コロナ拡大を阻止するために、対策を強化しています。オルドゥは家庭訪問や都市間・村間の移動などの社会活動を禁じました。リゼでは、2人以上の人が、おしゃべりや喫煙のために、店や家の間に集まることが禁じられました。専門家たちは社会的交流や動きが、ウイルス感染増加の原因になっているかもしれないと推測しています。

「週末ロックダウンが始まる前は、村人たちは村落間を移動し、1軒の家に集まって時を過ごしていました」と、サムスン医療会議のフンタ・ネスリハン・フォリトゥンさんは言いました。トラブソン医療会議のキバル・ヤシャル・ギュヴェん会長によると、トラブソンの住民たちは、週末外出禁止令を無視して、週末は買物のために街に出かけているそうです。ギュヴェンさんも黒海地方では都市間の移動が多いことを指摘しています。


「2020年、結婚も離婚も減少した」統計局


2020年に結婚した人も、離婚した人も、前年に比して減少したと、2月25日、トルコ統計局(TUIK)が発表しました。

 Hurriyet

統計局は結婚と離婚に関する最近の統計を発表し、「2019年に結婚した人の数は、54万2314人だったが、2020年には48万7276人で、10.1%減少した」と言いました。統計局によると、離婚したカップルの数は、1年で13.8%減少しました。

パンデミックのため、2020年4月と5月は、結婚数が著しく減少しました。結婚の数は2020年4月、前年同月に比して68.7%まで減少しました。イスラムの聖月ラマザンとほぼ重なった2020年5月は、減少率は61.6%でした。「反対に7月の結婚数は、2019年に比して8.2%増え、8月は15.1%増えた」と統計局は言っています。

2020年、結婚率が最高だった県は、南東部のアドゥヤマン県で、1000人当たり7.14人でした。次がシャンルウルファで、1000人に対し7.13人、3位がキリス県で、1000人に7.00人。結婚率が最低だった県は、黒海地方のギュミュシハネ県で、1000人に対し4.14人、次がトゥンジェリ県で、1000人に4.18人、3位がアルトゥヴィン県で、1000人に対し4.58人でした。

トルコ人と結婚した外国人花嫁の数は18,909人で、トルコ女性と結婚した外国人花婿は3,828人でした。外国人花婿を国別に分けると、ドイツ人花婿が全体の27.6%。次がシリア人花婿で、19.2%、3位がオーストリア人花婿で、5.6%でした。

外国人花嫁を国別に分けると、シリア人花嫁がトップで、全外国人花嫁の14.8%、次がアゼルバイジャン人花嫁で、10.5%、3位がドイツ人花嫁で、9.4%。

2020年、最も離婚率が高かった県はアンタリヤで、1000人に対して2.47人、次がイズミルで、1000人に対して2.45人、3位がムーラ県で、1000人に対し2.46人。最も離婚率が低かったのは南東部のハッカリ県で、1000人に対し0.24人、次が東部ムシュ県で、1000人に対し0.25人、3位がシュルナク県で1000人に対し0.29人でした。


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メルジャン元駐日トルコ大使が駐米大使に

2021年02月25日 | 国際
2月25日 ハサン・ムラト・メルジャン元駐日トルコ大使が、2月24日、駐米トルコ大使に正式に指名されました。

 Hurriyet

外務省の人事改革で、何人かの大使の指名があったと官報が報じています。これによって、セルダル・クルチュ駐米トルコ大使、レヴェント・ムラト・ブルハン駐アイルランド・トルコ大使、タンジュ・ビルギチ駐セルビア・トルコ大使は、アンカラ外務省勤務になりました。

コルクト・ギュンゲン多国間政治問題総議長が駐日トルコ大使に、ハミ・アクソイ外務省報道官が駐ユーゴスラビア・トルコ大使に、メフメト・ハカン・オルジャイ戦略開発議長が駐アイルランド・トルコ大使に指名されました。

メルジャン新駐米大使は、キャリア外交官ではなく、公正発展党(AKP)の創立メンバーの1人です。2017年、東京に赴任する前は、エネルギー・天然資源の副大臣を務めていました。彼はまた、トルコ外交問題委員会議長も務めていました。

メルジャン大使はまた、欧州評議会議員会議(PACE)と欧州列国議会国家安全保障会議(IESDA)のトルコ代表議長を務め、また、欧州評議会議員会議の副議長(2002~2007)の任にもありました。

彼はボアジチ大学を卒業し、フロリダ大学でPh.Dを取得しています。


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「低」「中度」のリスクの県が最初に規制緩和される

2021年02月24日 | 国内
2月24日 政府は3月から正常な生活にもどす準備をしていますが、「低」「中度」のリスク・グループに分類された県から、規制緩和が許可されることになるでしょう。

 Hurriyet

トルコ全国の81県は、感染率やワクチン接種経過などをベースにして、「低い」「中度」「高い」「非常に高い」の4段階のリスクに分類されます。10万人に対して、ウイルス感染者10人以下の県は「低」リスク地域とみなされます。10万人に対して感染者が11人から35人の県は「中度」リスクに分類されます。

「低リスクの県は、規制緩和が始まりますが、県民たちは基本的な衛生ルールを厳守しなければなりません」と、保健省科学委員会のセマ・トゥファン・トゥラン教授がヒュリエト紙に語りました。「中度のリスクの県では、“管理された営業活動”になるでしょう。たとえば、小規模な営業から許可されるでしょう」

専門家によると、「高い」「非常に高い」リスクに分類された県では、正常な生活に戻ることはまだなさそうです。10万人に対して36~100人の感染者が報告された県は「高」リスクに分類され、100人以上の感染者がある県は「非常に高い」リスクの県とされます。

トゥラン博士によると、首都アンカラは現在、規制緩和が始まりそうですが、イスタンブルとイズミルはまだその段階に達していません。


トルコは対面授業を始める前に教師のワクチン接種を始める

3月1日から対面授業が始まる前に、トルコは教師たちのワクチン接種を始めました。

 Hurriyet
ワクチン接種を受けるジヤ・セルチュク教育相


ジヤ・セルチュク教育相は、2月24日、中央アナトリアのチョルム県で、最初のワクチン接種を受けました。「私たちは教師たちとともにあります。私は教師たちといっしょにワクチン接種を受けました。教師たちはEパルス・システムによって、接種を受ける時を知らされます」とセルチュク教育相は記者団に語りました。

トルコは正常化に向かって努力中ですが、3月1日、小学生と、8年生から12年生の生徒は、順次、対面授業が始まります。ワクチン接種計画は1月14日から始まり、中国シノヴァク社のワクチン750万回分が人々に接種されました。

学校の再開を決めた政府は、ワクチン接種によって教師たちを守ることも決めました。「保健省はワクチン供給に必要な計画を立てています。私たちはこれまでに125万9000人の職員のリストを提出しました」と、セルチュク教育相は言いました。「生徒と教師に門戸を開く学校はすべて、校内と教室を衛生的にする準備を終えました。私たちはなんの問題もなく、対面授業を完全に行うことができます」


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トルコ当局は正常化のための詳細を検討中

2021年02月24日 | 国内
2月23日 トルコ当局は、3月、県ベースでコロナ関連の規制緩和を始めるにあたって、各県の保健当局が守るべき基準を決める作業に取り組んでいます。

 Hurriyet

各県は、感染率とワクチン接種の経過に基づいて、そのリスクを「低い」「中度」「高い」「非常に高い」の4段階に分類されます。政府は3月1日から、コロナウイルス規制を次第に正常化してゆきます。当局は現在、県をリスク査定に基づいて分類する基準を制作中です。

規制が緩和されたら、地方のパンデミック委員会はこれらの基準に従うことになります。各県は、感染者数、ワクチン接種経過、病院の収容力、集中治療室の収容力に従って、リスク分類されます。正常な生活への復帰に関する決定は、ひとつの県内ではどの地区も同じですが、ある地域でコロナ感染が増加した場合には、地域隔離が行われるかもしれません。

「わが国は、全面的ロックダウンは必要ないと思います」と、保健省科学委員会のデニス・チャルシュカン教授は言いました。「県を越えて通勤する人もいますから、ひとつの県に全面的ロックダウンを科すのは難しいでしょう」

正常化プロセスの詳細については、一般の人々にじゅうぶんに情報を与えなければならないと、専門家たちは言っています。人々は保健省が提供する情報を通じて、各県の規制に関する状況と決定を監視できるでしょう。

一方、ファフレッティン・コジャ保健相は、コロナ感染が大きく増加ている県もあると警告しました。「正常化への復帰を考えるとき、私たちはこれまで以上に対策を厳守する必要があります」と、コジャ保健相は22日、ツイッターに書いています。


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イスタンブルはウイルス規制を緩和する準備を始めている

2021年02月21日 | 国内
2月21日 イスタンブルはコロナ関連の規制の緩和を3月1日から始めることにし、そのために、政府の計画に従って、県ベースで正常化フェーズに移行する準備中だと、イスタンブル県保健部長が言いました。

 Hurriyet

イスタンブルの感染拡大パンデミックに関しては、ウイルス患者数は減り、集中治療室も以前ほど忙しくなくなりました。現在、イスタンブルは3月1日から始まる対策緩和の準備中です。

1600万の人口を有するイスタンブルのウイルス感染数は減少していると、ケマル・メミシオール教授は言いましたが、j住民は感染を低レベルに保つために、ルールを守りつづけるべきだと付言しました。先週、エルドアン大統領は、県ベースで、次第に正常な生活にもどす計画が3月から始まると、発表しました。

正常化計画では、各県は、感染とワクチン接種率をベースに、「低い」「中度」「高い」「非常に高い」というようにリスク度で分類されます。「政府は感染とワクチン接種その他県の基準をベースに、週末のロックダウンから始めて、順次、外出禁止を撤廃してゆきます」と、エルドアン大統領は閣僚会議後、語りました。

ファフレッティン・コジャ保健相も、正常化を始める日を3月1日とすると言いました。


トルコ副外相がハーナウ事件の犠牲者家族を弔問

2月19日、トルコのヤウズ・セリム・クラン副外相が、2020年、ドイツの町ハーナウで起こった人種差別攻撃の犠牲者の家族に会いました。

 Hurriyet

攻撃一周年記念に、クラン副外相は、アリ・ケマル・アイドゥン駐独トルコ大使とエルデム・トゥンジェル駐フランクフルト総領事とともに、セダト・ギュルビュスさんの墓に詣で、彼の家族にお悔やみを述べました。

その後、クラン副外相はスピーチで、人種差別は人類への脅威であると言いました。「われわれはいつも、このことをわが友人たちである同盟国の人々に警告しています」

「イスラム排斥、人種差別、外国人排斥の台頭は、トルコ人やムスリム社会にとってだけでなく、全世界、全人類にとっての共通の脅威です」と副外相は力説しました。「われわれはゾーリンゲン事件やNSU殺人で体験した苦痛をふたたび体験しました」と、クラン副外相は、1993年、ドイツのゾーリンゲン市で女性や少女が殺された放火事件に言及しました。

2020年2月19日、ドイツ西部ハーナウの町で、2軒のカフェが襲撃され、トルコ・オリジンの4人を含む9人の人々が、ドイツの極右集団に殺害されました。ドイツでは近年、極右集団と反ムスリム集団のプロパガンダにあおられて、人種差別や外国人排斥が盛り上がってきています。


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トルコは3月からウイルス規制を正常化しはじめる

2021年02月20日 | 国内
2月20日 トルコは3月1日から、コロナ・ウイルス規制を次第に正常化しはじめると、2月20日、ファフレッティン・コジャ保健相が言いました。

 Hurriyet

コジャ保健相は、保健省は慎重に正常化への作業を進めていると強調し、このプロセスは県の公衆保健委員会とともに、保健省が定めた「低い」「中度」「高い」「非常に高い」の4段階のリスク・レベルに合わせて行われるとツイートしました。エルドアン大統領は今週初め、3月には規制緩和を始めると発表し、各県は感染率フォーラムで語りました。とワクチン接種プロセスに基づいて、リスク・レベルを4段階に分類されると言いました。

昨12月以来、トルコはウイルスの拡大を阻止するために、週日と週末の外出禁止を実行し来ました。ウイルスが最初に見つかった2019年12月以来、パンデミックは192の国と地域で、245万人の命を奪いました。


「カラバフの戦いやパンデミックはトルコ世界の団結を示した」大統領

エルドアン大統領は2月19日、「トルコ世界気象フォーラム」へのメッセージの中で、“団結”の重要性を力説しました。

 Hurriyet

「カラバフの戦いとコロナ・パンデミックを体験したことによって、われわれは統合と団結の重要性を知りました。防衛から外交まで、保健から農業まで、観光からエネルギーまで、トルコ世界はあらゆる分野において、団結が重要です」と、エルドアン大統領は、アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギスタン、北キプロス、ウズベキスタン、タジキスタン、テュルクメニスタンからの代表が出席しているフォーラムで語りました。

気象庁と農林省が共催したこのイベントには、トルコのフアト・オクタイ副大統領とアゼルバイジャンのアリ・アサド首相も出席していました。

「われわれトルコ世界も、コロナ・ウイルスのために、友人たちや愛する者を含む多くの人々を失う悲しみを体験しました。しかし、同時に、私たちは、カラバフが30年間占領されていた母国を取り戻したことを喜んでいます。

アゼルバイジャンとアルメニアは、昨年9月27日に新たな衝突が起こってから、6週間戦いました。アルメニア軍は市民とアゼルバイジャン軍を攻撃しはじめ、人道主義による休戦協定も数度、破られました。戦闘によって、アゼルバイジャンは、アルメニアの占領下にあった数都市と300の居住地と村落を解放しました。

両国は11月10日、ロシアの仲介による協定に調印し、戦闘を止め、包括的解決のために動き始めました。エルドアン大統領は、トルコ世界間のさらなる協力の重要性を語りました。「トルコ世界は同じ言語を話し、同じ宗教を信じ、共通の歴史と文化と文明を持っています」


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NATO事務総長が トルコ市民を殺害したPKKを非難

2021年02月20日 | 国際
2月19日 NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長が、17日、最近、北イラクでトルコ市民13人を殺害したことでPKKを非難しました。

 Hurriyet

「北イラクでトルコ市民が殺害された件で、トルコに弔意を贈りたいと思います」と、ストルテンベルグ事務総長は、NATOの国防相たちとのバーチャル会談後の記者会見で語りました。「私はこの事件に責任ある者を強く非難します」

事務総長は国防相たちとの会談で、この不幸な事件について話し合ったと言いました。「NATO同盟国はトルコ国民と連帯しています」

地中海に関するトルコとギリシャの緊張について、ストルテンベルグ事務総長は、トルコはNATOの重要な同盟国だと言い、ISILテロ集団に対するトルコの軍事作戦を賞賛しました。「トルコは最も多くテロ攻撃を受けているNATOの同盟国であり、またトルコは何百万の難民を受け入れています」

「意見の相違や不一致を隠す理由はありません。NATOは問題を取り上げ、積極的アプローチを見つける場です」と事務総長は言いました。

日曜、トルコのフルシ・アカル国防相は、北イラクの対テロ作戦中に、13人のトルコ市民の遺体が発見されたことを明らかにしました。トルコは、PKKその他のテロ集団がふたた組織され、トルコ国内で越境テロをすることのないように、2月10日、作戦を開始しました。
博士がヒュリエト紙に語りました。


「ワクチン接種の有効性が証明された」トルコの専門家


トルコの対コロナ・ワクチン接種は有効性が証明されたと、専門家たちは言っています。「ごくわずかの人が、接種の結果、いま病院で治療中です」

Hurriyet

トルコは1月17日、集団ワクチン接種プログラムを開始しました。その後、 590万の人々(大半は医療従事者と高齢者)が接種を受けました。

保健省のデータによると、500万以上の人々が、中国の製薬会社「シノヴァク」が開発したワクチン「ゴロノヴァク」の最初の接種を受け、86万4000人が2回目の接種を受けました。

「病院で治療を受けている人の数は、先月より減少しています。私たちは、これをワクチン接種と適切なウイルス関連の規制によるものと考えています。ワクチンは有効で、ポジティブな結果を出しています」保健省科学委員会のセマ・クルトゥファン・トゥラン博士がヒュリエット紙に語りました。

同じく科学委員会のレヴェント・アクン教授によると、シノヴァク社のワクチンが効果を表わしていることが、研究によってわかったということです。

「コロナウイルスを接種した人の人数が1500万から2000万を超えたら、トルコはひと息つくことができるでしょう」と、アクン教授は言いました。

保健省はまた、接種を行う家族保健クリニックに人々が押しかけたことを考え、ワクチンの予約制度を変更しました。接種を受ける人が長い行列を作ったクリニックもありました。「保健センターは待合室のないところもあり、人びとは近くのどこかで待つことになります。私たちは皆さんをコロナから守るために努力していますが、ウイルスは混雑する場所で拡大します」と、家族保健センターのハカン・カラブルト医師は、ヒュリエット紙に語りました。

保健職員からの苦情を聞いて、保健省は5分ごとの予約を、もとの10分ごとの予約に戻しました。


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“宝探し屋”に荒らされた黒海岸の正教会

2021年02月16日 | 国内
2月17日 黒海岸の3つの正教会のひとつと思われる14世紀のフトゥラ聖修道院教会が“宝探し屋”の略奪被害を受けていると、郷土史家が言っています。

 Hurriyet

「宝探し屋たちは教会の内部を掘り、壁を破壊した」と、郷土史家のアドナン・ギュンギョル・ウチュンジュオールさんがデミルオレン・ニュースに語りました。黒海地方ギュミュシュハネ県にあるこの教会は、大半は廃墟と化しています。

かつては教会の後ろに、7000冊の本を擁した図書館があったが、それも彼らに破壊されたと、ウチュンジュオールさんは言いました。宝探し屋がくり返す略奪被害からこの教会を守る方法は、修復して観光用にオープンするしかないと彼は言っています。
「そのためには、教会の修復が必要だし、ツーリストが来るための道も要ります」

地元民も彼の意見に賛成で、できるだけ早く、この遺跡の修復を始めるよう当局に働きかけています。「教会は村の中心から遠いので、略奪を防ぐために、憲兵が見張っています。教会は観光用にするべきでしょう」と、アレムダル村のユジェル・ベルケル村長も言っています。

教会は現在、廃墟となっているので、村人たちはかつての姿を見たことがありません。村人たちはインターネットで教会のもとの姿を探し、教会が観光ポイントになれば、教会も救われると思っています。

14世紀前半、ギリシャのポントスのアレクシオス・コムネンソス公によって建てられたこの教会は、オスマン・スルタン・アブドゥルハミド2世が、高額の経費をかけて、2度、修復をしています。


当局は制限つきレストランのオープンを考慮中


トルコ当局はレストランやカフェのオープンに関して、客を30%に減らし、滞店時間を45分にするなど、新しいルールを考えています。12月初旬以来、コロナ感染は減少していますが、まだまだ警戒は必要です。

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ヒュリエット紙によると、全国で新しいコロナ・ウイルス が急増しているため、この2,3週間の経過を査定したうえで、一連の決定がなされるでしょう。政府と保健省が行った会議によれば、感染数の減少傾向がつづけば、以前に計画されたコロナ対策は、3月には緩和されるでしょう。

会議では、感染リスクを減少させるために、カフェやレストランの屋内席に客がすわっている時間を45分とし、客席使用を30%とする案が提議されました。この提案では、カフェやレストランの屋外席は50%になります。

レストラン、カフェ、ショッピングモールの営業時間は、コロナ感染を抑制するために2020年11月に 科された対策の一環として、制限されています。レストランとカフェは、1日の感染数が3万人で停滞していた12月以来、テークアウトとデリバリーのみの営業になっています。

教育施設に関する規制も次第に緩和されるだろうと報道されています。中等教育施設は、計画通り3月には始まり、大学にも新たなルールが導入されるでしょう。


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