トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコ防衛相がロンドンで安全保障会談

2024年02月29日 | 国際
2月29日 ヤシャル・ギュレル防衛相は、火曜、ロンドンを公式訪問し、英国のグラント・シャップス防衛相と会談し、安全保障と防衛問題について意見を交換しました。

 Hurriyet
英国のラダキン国防参謀総長(左)とトルコのギュレル防衛相


「ギュレル防衛相は英国防衛省で軍事式典で迎えられた。両国防衛相はその後、代表会議を行い、防衛と安全保障問題に関して意見を交換した」と、トルコ防衛省がX で声明を発表しました。

シャップス防衛相との会談後、ギュレル防衛相は、英国国防参謀総長アンソニー・デイヴィッド・ラダキン海軍司令官と会談しました。声明によると、ギュレル防衛相は、シャップス防衛相との会談と同様、ラダキン参謀総長とも、防衛と安全保障問題に関して意見を交換しました。

ギュレル防衛相は、その後、ロンドンのトルコ大使館を訪れ、進行中の活動に関する最新情報を聞きました。英国訪問を終えたギュレル防衛相は、ボスニア・ヘルツェコビナのズカン・ヘルツ副首相兼防衛相の招待で、サラエボに向かいました。


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「トルコ経済は来年から上向きはじめる」エルドアン大統領

2024年02月28日 | 国内
2月28日 「トルコ経済は来年から上向きはじめるでしょう。現在の問題は緩和されはじめるでしょう」と、エルドアン大統領は言い、政府は問題をすべて解決できると強調しました。

 Hurriyet

「経済的問題は今年末までに緩和されるでしょう。来年は上向きはじめます」と、エルドアン大統領は、2月27日、マニサの集会で語りました。

公正発展党(AKP)の議長でもあるエルドアン大統領は、3月31日の地方選挙のために遊説中です。「市民各人が、わが国の成長と強化によって、利益の分配にあずかるでしょう。私たちは過去にも、こんなことをしていますから、今度もできるはずです」と大統領は力説しました。

「トルコは当然、解決すべき問題を抱えていますが、悲観主義に陥らず、問題に取り組むことができます」と大統領は言いました。「解決する意志を持っているのは私たちです。年金生活の皆さん、辛いですか?いっしょに乗り越えましょう。商売をしている皆さん、いかがですか? 私たちがお手伝いします。若い皆さん、夢を持っていますか? いっしょに実現させましょう」

政府はテロリストを叩きつぶして、治安を提供したと、大統領は強調しました。「必要なときはそうします。テロリストの国はどこにありますか?テロリスト組織はどこにありますか?彼らはみな排除しました」

「私たちは“トルコの世紀”というビジョンを導入しました。私たちはこのビジョンに影を投げる挑戦は許しません」と大統領は言いました。


治安部隊が42人の移民密輸業者を逮捕した

アリ・イエルリカヤ内相は、トルコ全土で移民密輸業者一味の手入れを行い、最近の手入れで42人の密輸業者と333人の不法移民を拘束したと発表しました。

 Hurriyet

イエルリカヤ内相はディヤルバクルで、移民密輸グループのメンバー31人を拘束したと発表しました。この手入れは、イランからトルコへ不法移民を運ぶ組織犯罪シンジケートを目標にしたと、内相は言いました。結局、外国籍のグループのリーダーを含む17人が逮捕されました。

その他、6人の移民密輸業者がシャンルウルファで拘束され、そのうち4人は逮捕され、2人は司法管理下に置かれました。同様に、アダナでは4人、バトマンでは1人の密輸業者が逮捕されました。手入れ中、無免許のライフル銃や、多くのセル電話、SIMカード、多量の外貨などが押収されたと、内相は強調しました。

イエルリカヤ内相はまた、イスタンブル市内に配置する移動移民検問車の数を増やしたと発表しました。指紋チェックによって疑わしい人物を判定するために、これら検問車の数は38台から103台に増加されました。29の大都市では、これら検問車数は59台になりました。

昨年の7月以来、イスタンブルで検査を受けた56,620人の外国人が、送還のために移動センターに送られたと、内相は言いました。「われわれは移民密輸業者たちに、わが国を、不法移民のための目的地や中継ルートにするチャンスを決して与えません」


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イスタンブルの有名な海岸が一新される

2024年02月27日 | 国内
2月27日 パノラマのように美しい、イスタンブルのサラジャック海岸が、市の刷新プロジェクトによって修復中です。

 Hurriyet

このプロジェクトは海岸の眺めを一新するもので、海岸沿いにサイクリング路や、カフェ、屋外施設などの新しいエリアが造られます。
全長1.5キロ、停留所6つの路面電車もできます。電車は始発から終点まで10分、1時間に281人の乗客を運べます。

プロジェクトの一環として、歩道には292本、海岸側には486本の木が植えられます。海岸沿いに2400平米の緑地も造られ、すわって休めるエリアもできます。

イスタンブル市のアリフ・ギュルカン・アルパイ次長は、「サラジャック海岸は来月公開され、ノスタルジックな路面電車も年末ごろにはできる」と言い、サラジャック海岸に断崖が造られると語りました。特別の石がカットされ、対岸から見ると、サラジャックは断崖に見えるようになるそうです。「乙女の塔」の対岸には展望デッキも造られます。


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フィダン外相、G20後、メキシコとヴェネズエラへ

2024年02月26日 | 国際
2月26日 トルコのハカン・フィダン外相は、ブラジルでのB20会議に参加した後、ラテン・アメリカの外交ツアーに出発、ヴェネズエラを訪れ、次にメキシコを訪れました。

 Hurriyet

フィダン外相は、ヴェネズエラの首都カラカスで、ヴェネズエラのニコラス・マドゥーロ大統領やイヴァン・ギル外相と会談しました。会談はエネルギー分野での協力から、トルコとヴェネズエラの貿易の活性化にまで及びました。

ヴェネズエラ外務省の声明によると、会談では、埋蔵天然ガスの探査や、油田サービスの拡大、両国間の貿易と生産の増強の戦略について語られました。

「われわれはパレスチナで続いている不公正、虐待、無法、ダブルスタンダード、国際的システムの腐敗などに対決しているトルコに感謝している」と、マドゥーロ大統領はソシアルメディアに投稿し、会談の結果に満足を表明し、明確な合意と実績によるトルコとヴェネズエラ間の「永続的な友情」の強化を確言しました。

フィダン外相はまた、今年中に、エルドアン大統領がヴェネズエラを訪れる計画があることを明らかにしました。


季節農業労働者の権利強化のための新条例

労働・社会保障省は季節農業労働者の権利と生活改善のために新しい条例を導入します。この件に関する回状によると、季節農業労働者の定義には、出稼ぎ労働者も含まれます。

 Hurriyet

季節労働者は、まず、住居、インフラ、衛生、治安などの点で安心して居住できる国有地の臨時居住区に居住することになります。さらに労働省は、臨時居住区が恒久的な住居にならないよう確保する対策を取ります。

また、不法労働の仲介を防ぐために、農業労働者を紹介する仲介者は証明書が必要になります。新条例ではまた、季節労働者と、その家族に保健サービスを提供することが義務化されます。

季節農業作業で児童労働を防ぐために、条例は、意識向上のための活動、訓練プログラム、検査などを導入しています。臨時居住区での検査、社会的サービスの提供、児童労働の阻止は、県の社会サービス部との協調の下に行われます。同時に、農業労働者の労働許可と書類は、労働・社会保健省がチェックします。


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「選挙後も従来の経済政策はつづく」財務相

2024年02月25日 | 国内
2月25日 近づく選挙後も、現在の経済政策はつづけられると、メフメト・シムシェク財務相が言いました。トルコでは3月31日に地方選挙を行われます。

 Hurriyet

昨年の総選挙後から経済管理の舵取りをしてきたシムシェク財務相は、政府がインフレ抑制のために企画された従来の政策を推進すると決めたことを再度、明言しました。

「エルドアン大統領の強い支持によって実施されている現在の政策は、選挙後もわれわれの目標として継続されます」とシムシェク財務相は、2月22日、X に書きました。「政府は現在の経済計画を断念するだろうという推論は信用すべきではありません」

先週、シムシェク財務相は、政府は従来の政策を継続していくと断言しました。「われわれはインフレを抑制するために、特別のことはなにもしません。従来の財政政策を推進してゆきます。従来の金融引き締めが行われます」と、シムシェク財務相は言い、先週、イスタンブルで行われた「トルコ=サウジアラビア投資&ビジネス・フォーラム」について語りました。


古代都市ペルガモンが3220万ドルの予算で修復される

文化遺産・古代都市ペルガモンの修復のために、10億リラ(3220万ドル)の予算が割り当てられたと、メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相が発表しました。

 Hurriyet

「未来のペルガモンへの遺産」プロジェクトは、2019年に始まったと、エルソイ文化相は言いました。「2023年末までに133か所の発掘を行いましたが、今回、大きな助力が得られました。今年は144か所の発掘が行われます」

「われわれが持っている文化的遺産、とくに古代都市は、できるだけ早く掘り出さなければなりません。4年間取り組んできた作業の目標達成のために、われわれはあらゆるチャンスを活用しています」と文化相は言いました。

ペルガモンの遺跡はヘレニズム時代の最高のサンプルだと、エルソイ文化相は言い、アテネの神殿、劇場、図書館、ゼウスとディオニソスの神殿、アゴラ、体育館は、この時代の建造物の傑出した例だと力説しました。

ペルガモンの円形劇場はローマ建築のシンボルとして、観光の目玉になり得ると、エルソイ文化相は言いました。「訪れる観光客が楽しめるように、周囲の自然の保護と景観の整備にも努めます」

ペルガモン考古学博物館の建物の修理、展示、整備のための予算も別枠で取れたので、すぐに着手する予定だと、文化相は言いました。


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フィダン外相とロシアの外相がガザとウクライナについて討論した

2024年02月24日 | 国際
2月24日 トルコのハカン・フィダン外相とロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相が、ブラジルで行われたG20閣僚会議で、個別に会談し、ロシア=ウクライナ戦争と、ガザのパレスチナ人に対するイスラエルの攻撃について話し合いました。

 Hurriyet

フィダン外相とラヴロフ外相は、リオデジャネイロで開かれたG20外相会議に出席しました。会議の議題は、これら紛争を終結させるためにできるG20の役割が中心になりました。

外交ソースによると、両外相は地域の問題と両国間の問題について話し合いました。フィダン外相はラヴロフ外相に、トルコは地域の平和を守るために、あらゆる計画を支持すると語り、最後に、ロシアとウクライナの戦争は、2月24日で3年目になるが、トルコは交渉による合意を望んでいると言いました。

2022年に紛争が始まって以来、トルコは、ロシア=ウクライナ間の交渉を仲介してきましたたが、トルコの平和への努力は実りませんでした。トルコはまた、黒海を通る穀物回廊の設立のための交渉を成立させ、33,000余の食品を世界市場に輸送させました。

穀物回廊協定は、2023年中頃にロシアが中止させてしまいましたが、トルコは協定を再開させるための交渉を行う用意があると、フィダン外相は言いました。ラヴロフ外相とフィダン外相は、ガザの状況と、ガザの悲劇を止めるための対策についても話し合いました。

トルコ外相はまた、G20会議の2日目に、サウジアラビア、フランス、南アフリカの外相らと会談しました。サウジの外相ファイサル・アルサウド皇子との会談では、ガザに関する問題が語られました。


2023年、柑橘類の輸出が10億ドルを超えた

トルコは昨年、11億1000万ドルの柑橘類を輸出したと、「エーゲ海生鮮フルーツ野菜輸出業者協会」のハイレッティン・ウチャク会長が言いました。

 Hurriyet

「エーゲ海輸出業者協会」の声明によると、柑橘類の輸出は、2023年、前年に比して23%増えました。2022年、輸出された柑橘類の量は、194万トンでしたが、昨年は195万トンになりました。

「われわれは安全性と品質を基本にして、ビタミンC いっぱいの柑橘類を世界に輸出しています」とウチャク会長は言いました。「トルコは2023年、35億ドルに相当する生鮮フルーツと野菜を輸出しました」

柑橘類の中で、タンジェリン(マンダリン・オレンジ)が輸出のトップで、5億7700万ドルを売上ています。タンジェリンは柑橘類の中だけでなく、全生鮮フルーツ野菜の中でも最も需要があります。

レモンの輸出は30%増え、3億5500万ドルになり、オレンジの輸出は15%増えて、1億Ⅰ200万ドルになりました。「昨年のグレープフルーツの輸出は6800万ドルでした」とウチャク氏は付言しました。

「柑橘類の輸出先のトップはロシアで、4億2800万ドルを輸出しました」とウチャク氏は言い、次が165%増えて1億8150万ドルになったイラク、3位が1億100万ドルのウクライナだそうです。

トップ3国の後に続くのは、5700万ドルのポーランド、4900万ドルのルーマニア、3000万ドルのセルビア、2600万ドルのブルガリア、1900万ドルのサウジアラビア、1500万ドルのベラルーシ、1400万ドルのモルドヴァです。

エーゲ海地方の柑橘類の輸出は5000万ドルに達しました。トルコ西部の諸県、イズミル、ムーラ、マニサ、アイドゥン、デニズリが柑橘類を最も多く輸出しています。


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アヤソフィア・モスクの尖塔修理中

2024年02月23日 | 国内
2月23日 イスタンブルの象徴的存在アヤソフィア・モスクの重要な尖塔に、最近、深い亀裂が見つかったため、現在、修復作業が行われています。

 Hurriyet

トプカプ宮殿を見下ろす位置に建つこの尖塔は、「オスマン・スルタン・ベヤジド2世の尖塔」と名づけられていますが、いま、鋼鉄の足場が組まれています。

「アヤソフィア修復科学委員会」のメンバー、ハサン・フラト・ディケル博士は、修復作業について、尖塔に亀裂が見つかったためだと話しました。「修復作業は、アヤソフィアの4本の尖塔の中で最も傷んできている“ベヤジット2世の尖塔”から始めました。まず最初に、尖塔の石をはがします。亀裂の原因はおそらく地震か腐食でしょう」と博士は語りました。

「4本の尖塔がそれぞれ異なる建築的技法で建てられているため、修復法も違ってきます。この尖塔の修復が終わったら、他の尖塔を修復します」

鋼鉄の足場が来訪者の入場の邪魔にならないかという疑問には、「足場は安全を維持するための、一時的なものです」とディケル博士は答えました。アヤソフィアの財団総局の公式ソシアルメディアには、「ベヤジド2世の尖塔の調査中に、深い亀裂が見つかりました。アヤソフィア科学委員会が修復を決め、来訪者の安全確保のために足場が組まれました」と記されています。


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トルコ外相がガザに積極的にかかわるようG20に要請した

2024年02月22日 | 国際
2月22日 トルコのハカン・フィダン外相が、ブラジルで行われたG20の閣僚会議で、G20にに対し、イスラエルとハマス間の完全な停戦によって、ガザのパレスチナ人の悲劇を終わらせるために、さらに有効な役割を果たすよう要請しました。

 Hurriyet
トルコのフィダン外相(左)とアメリカのブリンケン国務長官


フィダン外相はリオデジャネイロで行われたブラジル主宰のG20会議に出席しました。フィダン外相は、アメリカ、ドイツ、エジプト、ボリビアなど参加国の外相らと個別に会談しました。

外交ソースによると、フィダン外相は最初のフォーラムで、進行中の国際的紛争に関して、G20のなすべき役割について語りました。外相は、現在のガザの大量虐殺は終わらせなければならないと力説し、G20その他の国際機関に、停戦を確立し、イスラエル=パレスチナ問題の2国家解決のために、さらなる努力を要請しました。

フィダン外相はまた、G20に対して、進行中のウクライナとロシア間の戦争に関して、トルコは交渉による合意を通じて紛争を解決するよう首唱しつづけると明言しました。外相はまた、地政学的紛争と、世界的格差、不公正、経済的混乱、環境問題、人工知能などに起因する問題に対処するにあたって、G20の果たすべき役割は大きくなっていると強調しました。


4月、黒海岸西部を走る観光列車が開通する

黒海地方西部の豊かな自然と文化に触れたい人々のために、まもなく4月、観光列車が開通します。

 Hurriyet

西黒海岸開発部が先導し、2017年に始まったこのプロジェクトは、アンカラ=チャンクル=カラビュク=ゾングルダク間の484キロのルートをカバーし、訪れる人々に、この地方の歴史、産業、自然美を見せるのを目的としています。

4月12日に開通するカラエルマス観光列車は、乗客たちに快適な旅の経験をさせてくれるでしょう。文化観光省が2月20日に行った諮問会議の決定によると、カラエルマス観光列車は、3両の寝台車と、230人が乗車できるクーシェット(昼間は座席になる寝台車)と食堂車があります。

列車のルートはアンカラのカレジク地方を出発し、チャンクルの塩の洞窟や博物館、カラビュクの歴史的サフランボル地区、ゾングルダクのギョクギョル洞窟など、重要な観光スポットをカバーします。

観光列車は金曜から日曜、週に1度、相互運行が予定されています。このプロジェクトのプロモーションのために、3月8日9日、インフルエンサーや、有名人、メディアを招いた情報ツアが行われます。


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トルコ外相がブラジルで開催されるG20会議に出席する

2024年02月20日 | 国際
2月21日 ハカン・フィダン外相がブラジルで開催されるG20外相会議に出席します。フィダン外相は、ガザでのイスラエルの大量虐殺を止めさせるために、全世界的な迅速な行動の必要を、再度、力説するでしょう。

 Hurriyet

G20の2日間の会議はリオデジャネイロで行われ、そのテーマは「公正な世界と持続可能な地球の構築」になるでしょう。G20の外相たちは2つの主要なフォーラムを開催し、国際的紛争の終結とグローバル・ガバナンス(世界の諸問題を国境を越えて解決すること)の改革におけるG20の役割について討論するでしょう。

外交ソースによれば、フィダン外相は主要なメッセージとして、公正で、包括的で、有効な国際システムがつくられれば、紛争は解決できるだろうと話すでしょう。

フィダン外相はまた、国際的システム、とくに国連安保理事会、世界貿易機構、国際開発銀行、その他重要な財政的施設の改革に関するトルコの意見を再度語るでしょう。

フィダン外相はまた、リオデジャネイロで、何人かの参加者と個別に会談を行い、また、MIKTA(メキシコ、インドネシア、韓国、トルコ、オーストラリア)の第25回外相会議に参加すると予想されます。

外交ソースは、フィダン外相はあらゆる会談で、ガザの現状に言及し、トルコのパレスチナへの継続的支援をくり返し語るだろうと言っています。G20はまた、2月24日で3年目になるロシアとウクライナ紛争についても話し合うでしょう。


オスマン朝の子孫の結婚式での発言が論議をよんだ

ヒュリエト紙の報道によると、オスマン朝の子孫の結婚式で収録されたビデオが拡散され、著名な歴史家イルベル・オルタイル博士が、アタテュルクに敵対する発言に反応しなかったという批判を受け、反論しました。

 Hurriyet

オスマン・スルタン・アブデュルハミド二世の孫娘ベルナ・スルタン・オスマンオールさんは、イスタンブルのベイコズ地区で結婚式を挙げました。カップルの結婚立会人はオルタイル博士、シェヴキ・ユルマズ元国会議員、作家のファティフ・チュタラク氏でした。

ユルマズ氏は結婚式でマイクを握り、「オスマン家の人々を追放した堕落した人々を呪う」と語りました。1922年、スルタン制が廃止され、1924年、王朝の人々はすべて追放されました。

多くの人々が、アタテュルクに対するユルマズ氏のことばに反論しなかったオルタイル博士を厳しく批判しました。2月20日付けのヒュリエト紙によると、オルタイル博士は、彼は花嫁のベルナ・オスマンオールさんを子供のときから知っていると言い、「結婚式はカップルのものだ」と言いました。「メッセージを発する場ではない。式場で反論するのは恥ずべきことだ」

「トルコ史上の偉人たちと喧嘩するのは誤った行為です。ユルマズ氏の発言は破壊的なナショナリズムから出たものでしょう。現在、トルコ人の心を語るなら、アタテュルとその戦友たちへの感謝しかないでしょう」とオルタイル博士は言い、トルコ共和国はオスマン帝国の継承であり、それ以外の見かたはないと強調しました。

「私はシェヴキ・ユルマズさんを知りませんが、彼の不当なスピーチを認めることはできません。明らかにアタテュルクに対する敵意です」と、博士は結論づけました。


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洪水の被害を受けた博物館が1年足らずで再開した

2024年02月19日 | 国内
2月20日 「シャンルウルファ考古学博物館」と「ハレプリバフチェ・モザイク博物館」は、昨年、シャンルウルファを襲った洪水で大きな被害を受けましたが、洪水後たった11か月で修復・整備を終え、再開しました。

 Hurriet

「私たちは大急ぎで行動し、2つの博物館を11か月で再開しました。博物館の地階の電気システムと冷房システムは完全に改造されました」と、「文化遺産・博物館」次長のビュレント・ギョニュルタシュ氏は語りました。

トルコ最大の博物館「シャンルウルファ考古学&ハレプリバフチェ・モザイク博物館」は、2023年3月15日の洪水で大きなダメージを受けました。市内の3つの川が氾濫して洪水が起こり、10,000点の美術品が展示されている考古学博物館の地階は水浸しになりました。

ローマ時代のモザイクを蔽った水は、災害後、排出され、層になった泥は、文化観光省の「文化遺産&博物館総局」によって清掃されました。トルコで最も多くの美術品を所有するシャンルウルファ考古学博物館は、修復・整備作業終了後、新たに新石器時代の美術品81点も展示されました。

2015年にオープンし、60,000平米の敷地を有するこの博物館には、歴史の「ゼロ・ポイント」と言われるギョベクリテペとカラハンテペの発掘で出土した美術品も展示されています。

世界初の等身大の人物像、イノシシやハゲワシの等身大の像、ビーズの装飾品なども、この博物館に展示されています。博物館を訪れた人々は、新しい美術品も展示されて、前よりずっとすばらしくなったと言っています。


「トルコはロシアの最も信頼できるガス・パートナー」プーチン大統領

ドイツがロシアのガスの輸入を一部拒否したため、トルコはガスに関して、ロシアの最も信頼できるパートナーになったと、プーチン大統領がロシアのテレビ・インタビューで語ったと、2月18日、タス通信が報じました。

 Hurriyet

「トルコは“トルコストリーム”によって、ガスをヨーロッパに供給する、最も信頼できるパートナーになった」とプーチン大統領は言いました。

プーチン大統領は、数週間内に、エルドアン大統領に会うためにトルコを訪れると思われます。プーチンの訪土は、最初は2月12日に予定されていましたが、近づく両国の選挙のために、ロシア側の要請で延期されたと、外交ソースは言っています。

「トルコストリーム」はロシア海岸を出発点とし、黒海を93キロ走り、トルコのトラキア地方で陸上に出ます。「トルコストリーム」はロシア最大のガス蓄積場を、トルコのガス輸送ネットワークに直結させ、トルコと、ヨーロッパの南部・東南部にエネルギーを供給しています。

このシステムの海中の部分は2本の平行のパイプライン(輸送管路)からなっています。パイプラインはロシア海岸で水中に入り、トルコのトラキア地方の海岸で陸上に出ます。

「トルコストリーム」は直径81センチのパイプを水深2キロメートルに設置した初のシステムです。「トルコストリーム」は年間、315億立方メートルのガスを輸送することができます。

「エネルギー市場管理局」のデータによると、トルコは、2023年11月、44億立方メートルのガスを輸入しました。これは前年に比して7.5%の増です。11月、ロシアはトルコの最大の天然ガスの供給者でした。これはトルコが11月に輸入した天然ガスのほぼ52%にあたります。トルコが次に輸入しているのはアゼルバイジャン、その次がイランです。


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