トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコの科学者たちが第8回南極探検に出発

2024年01月31日 | 国際
2月1日 トルコの科学者グループがイスタンブルから、第8回南極探検に出発しました。

 Hurriyet

20人の科学者と3人の高校生からなるチームは、ブラジルのサンパウロから、長い旅の後、南極のキング・ジョージ島に到着するでしょう。

「トルコ科学技術協議会」の極地研究所所長で、第8回南極科学探検のコーディネーターでもあるブルジュ・オズゾイ博士は、出発前の空港でのスピーチで、探検のための準備は万全だと語りました。「チームにはいろいろな研究施設で働いている人がいると、オズ沿い博士は言いました。

「昨年、テクノフェストが開催した極致研究プロジェクト競技会で優勝した3人の高校生も、今回の南極探検チームに参加しています。これから長い旅です。3日以内に南極に到着する予定です」と博士は語りました。

「私たちは22の科学プロジェクトを計画しています。これらプロジェクトの実現には、南極の気象条件が非常に重要です。私たちはホースシュー島で、氷河の減少から,大洋の潮流まで、大気の状態から、マイクロプラスチックの測定まで、地質学的研究を行います」と、彼女は言いました。

チームの3人の高校生は、彼ら自身が開発した装備を試すだろうと、オズゾイ博士は言いました。「彼らはテクノフェスト協議会で、彼らがデザインしたこの装備で1位を獲得しています。彼らの装備には、体温や、人間の詳細な部分をすべて測定できるセンサーがセットされています」


「トルコの人口の28%は借家に住んでいる」公式データ

トルコ統計局のデータによると、賃貸のアパートに住むトルコ人は、昨年よりやや増えて、27.8%になりました。

 Hurriyet

1月30日、統計局が発表した「貧困と生活状態調査」によると、自分の家に住んでいる人の率は、2022年に比して0.5%減少し、2023年は56.2%になりました。自分の所有する家を持たず、家賃も払っていない人の割合は15.1%です。

最も懸念される住宅問題は、家の暖房の問題だと、統計局は言っています。その他、雨漏りする屋根、じめじめした壁、交通や工場などが原因の大気汚染も、懸念される住宅問題として挙げられます。

統計局は、収入が社会の標準を下まわる人々を定義する「相対的貧困」の調査を行い、人口の13.9%がこの範囲に入ると指摘しました。統計局はさらに、低学歴の人の貧困率は27.8%だが、高学歴の人の3.2%も貧困に陥っていると報告しています。

統計局はまた、物質的、社会的貧困に関しても詳細に調査し、車の所有、不意の出費に対応する能力、1週間の休暇、肉、鶏、魚などを含む食事の日常的摂取、家の暖房、古くなった家具の買い替えなど、貧困に関するさまざまな要点を明確にしました。

データによると、少なくとも7つの要点を満たしていないとされた、物質的社会的貧困者の率は、14.4%になると推測されました。


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ディヤルバクルの城壁上から、1週間に2人も「自撮り」中に転落

2024年01月31日 | 国内
1月31日 南東部ディヤルバクルの歴史的な市壁上から、1週間に2人も「自撮り」中に転落しました。市壁周辺は「自撮り」の人気スポットですが、対策を講じなければという懸念の声が上がっています。

 Hurriyet

ユネスコの世界遺産にもなっているディヤルバクルの市壁は、高さ10~12メートル、幅3メートルですが、最近は「自撮り」好きの人々の人気の場所になっています。

政府は、市壁に登るのは危険として、禁じていますが、写真を撮るために登る人が、いまだにいます。この1週間に城壁から落ちた2人の容態は、いまのところ、安定していると、オズカン・ユクセルミシュ博士は言い、高所からの転落は重傷を負うことも、死ぬこともあると警告しています。「高所からの転落の結果として、頭部の損傷や骨折もあります」

「残念ながら、私たち医者は、市壁の上から景観を撮ろうとして足を踏みはずした若い患者を何人も見ています。写真のために、こんなトラブルに会うのは、とても悲しいことです」と博士は言いました。

高いところから落ちて、生涯、障害者になることもあると、ユクセルミシュ博士は指摘しました。「城壁や建物など高いところから落ちて、取り返しのつかない障害を負ったり、死亡する人を、私たちは見ています」

「働いている人も、もちろん、仕事上の安全ルールに従って欲しいが、私は若い男女に忠告したい。ソシアルメディアにシェアしたり、風景写真を撮る場合はよく注意し、危険な高いところには、いっさい登らないで欲しい」と博士は付言しました。

 ・・・私も、何年も前、ディヤルバクルで、カメラを担いで、市壁の上に登りました。当時は、市壁も整備されていず、いまよりずっと危険でした。落ちないでよかった。 
  

トルコは大雪と格闘中

トルコは 寒気 に包まれ、イスタンブルを含む各地で雪が降り、専門家たちはみぞれや雪は今後も続くと、市民に警告しています。

 Hurriyet

イスタンブルにも「黄色警報」が出ていますが、人々は雪を見て喜んでいます。雨や雪は1月30日まで降ると思われ、交通チームはドライバーに雪や雨、凍結に注意するよう警告しています。

イスタンブルでは、とくにファティフ、キャアウトハネ、エユプスルタン、チャタルジャ、アルナヴトキョイ、シリヴリの諸地区で大雪が降り、道路も車も雪に蔽われました。

来週も寒さはつづくでしょう。イスタンブルでは、内陸部に雪やあられが降るでしょう。首都アンカラでは、断続的な雪は終わりますが、寒気はひろがるでしょう。マルマラ地方、とくにイスタンブルは、気温は例年以下になり、週末は2~4度下がるでしょう。

北西部のブルサやキュタヒヤへ行く道路は大雪が積もり、トラックと大型車両は通行止めになりました。当局は交通機関の混乱や、高地の凍結、霜、視界の縮小、屋根を飛ばしたり、樹木や電柱を倒す強風に注意するよう市民に警告しています。


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トルコ外相がガザの飢餓と病気を阻止する行動を国際社会に促した

2024年01月29日 | 国際
1月30日 トルコのハカン・フィダン外相が、ガザの人道的大惨事を阻止するよう国際社会に嘆願しました。支援の道を断たれたガザでは、飢餓と伝染病が住民の間に蔓延しています。

 Hurriyet

「われわれは弾丸や爆弾で多くの人々を失いましたが、いま、ガザでは、イスラエルの人質になっている何百万のパレスチナ人が、飢餓と伝染病による大量虐殺の危険に曝されています」とフィダン外相は、1月29日、アルバニアの首都ティラーナで、アルバニア外相との共同記者会見で語りました。

国連によれば、ガザの紛争によって、100万人のパレスチナ人が、エジプト国境に近い、はるか南のラファ地域への避難を強いられ、人道的危機は深まっています。飢餓と病気が密集するテント村にひろがっています。テント村では家族たちが一時しのぎのテントで、冬の寒さや、雨や泥をしのぎ、さらなる空爆に怯えています。

「これまでのような国際社会の努力と介入では、ガザに支援物資を搬入することはできません」とフィダン外相は言いました。「私は国際社会に、飢餓と病気に苦しんでいる人々を破滅から救うために、さまざまな手段を使って対処するよう要請します。ぐずぐずしていたら、まにあわなくなるかもしれません」

フィダン外相は、何百万の人々を飢餓のために失うことへの倫理的責任を懸念し、既存の条約を超えても、ガザへの支援物資を輸送するための刷新的な手段をとる必要を強調しました。


ボスフォラス海峡沿岸での漁業に論争が起こっている

ボスフォラス海峡の沿岸近く、とくにサリエル沖で操業する漁船が24メートルの深度制限に違反し、魚の個体数を減らしているという主張が論争を呼んでいます。

 Hurriyet

「とくにボスフォラス海峡の北部では、巻き網漁業は許可されています。漁業管理では、水深24メートル以上のエリアでは、巻き編み漁業は許可されているので、適法です。しかし、これを科学的に考えると、ボスフォラス海峡は魚の通り道です」と、イスタンブル大学水中科学部のサーデット・カラクラク教授は言いました。

「2つの海の間を魚たちは移動していて、移動する魚にとって、海峡は中継点です」と彼女は言いました。「このエリアで集中的に魚を獲れば、魚資源に悪影響を及ぼすでしょう。漁獲量は毎年、減ってきています」

「昔から現在まで、ボスフォラスでは漁業が行われてきました。ボスフォラスの漁業は総じて、昔ながらの、小規模なものでしたが、近年、技術の発達によって、漁業が以前より盛んになってきました。重要なのは乱獲しないことです」と教授は言いました。

「ボスフォラスのような細い通路を魚が通れば、漁師たちは必然的に沿岸で魚を獲るようになります。漁業は広いエリアで行われるべきなのです。少なくとも、魚たちにボスフォラスを通過するチャンスを与えるべきです」

漁師のムスタファ・ヌルスさんは、沿岸漁業について、ソシアルメディアでひろがっている主張について、「海岸が拡張されて、海岸に漁網などありません。市は海岸ぎりぎりまで道路を造りました。ボスフォラスとマルマラ海の70%はもう漁業禁止になっていますから、私たちは30%を使っているだけです」と語りました。


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イスタンブルのサンタ・マリア教会が襲撃され、1人死亡

2024年01月29日 | 国内
1月29日 武装した襲撃者が、イスタンブル・サリエル地区のイタリア教会をミサ中に襲い、1人の犠牲者を出したと、アリ・イエルリカヤ内相がX で発表しました。

 Hurriyet

1月28日午前11時40分頃、2人のマスクをした襲撃者がサンタ・マリア教会を襲撃して発砲し、ミサに出席していたC.T. さんを殺害したと、イエルリカヤ内相がX で発表しました。内相はこの襲撃を非難し、すでに捜索が始まり、警察のチームが逃走した襲撃者の逮捕に努めていると言いました。

防犯カメラは、襲撃前に、黒いマスクをして、手をポケットに入れた2人の男を捕らえていました。1人の男は黒いサングラスをしていました。ミサには40人くらいが出席していたと、地元警察は言っています。ダヴト・ギュル・イスタンブル知事は、負傷者はいないと、現場で記者団に語りました。襲撃の動機はまだわかっていません。

エルドアン大統領は、イタリア教会の司祭や地元当局との電話で弔意を表明しました。「できるだけ早く犯人を捕らえるために必要な手は打った」と大統領は明言しました。公正発展党(AKP)の報道係オメル・チェリク氏は、治安部隊が大規模な捜索を開始したと言っています。

フランシスコ法王は、襲撃後、この教会への支援を表明し、「イスタンブルのサンタ・マリア・ドラペリス教会の皆さまにお悔やみを申し上げる」と、ヴァチカンの聖ピエトロ広場での礼拝の終わりに言いました。

イタリアのアントニオ・タイヤ―ニ外相も、「弔意と断固たる非難」を表明し、トルコ当局が犯人を捕らえるのを支援すると言いました。


イスタンブルのカトリック教会を襲った容疑者2人が捕まった

トルコの治安部隊は、イスタンブルのカトリック教会を襲撃して1人を殺害した2人の襲撃者を捕えました。襲撃者はテロ組織 ISILと関係があると思われると、アリ・イエルリカヤ内相が発表しました。

 Hurriyet

マスクをした2人は、午前11時40分頃、イスタンブルのヨーロッパ側サリエル地区にあるサンタ・マリア教会を襲撃したと、イエルリカヤ内相がソシアルメディアで言いました。

トルコ当局は、この攻撃はカトリック教会に対するより、1人の人物をターゲットにしたもののように見えると言いました。「容疑者は2人とも外国籍です。1人はタジキスタン人で、もう1人はロシア人です。われわれは、彼らはISIL関係者と見ています」と、1月28日、内相は記者団に語りました。

治安部隊はイスタンブル市内の30か所以上に手入れを行い、この襲撃に関係したと思われる容疑者47人を拘束したと、イエルリカヤ内相は付言しました。

また、襲撃で殺されたトゥンジェル・ジハンさんはムスリムですが、ときどき教会を訪れ、信者たちと親しくしていたそうです。彼の姉はヒュリエット紙に、ジハンは精神的に障害があり、この2か月は教会で過ごし、日曜礼拝にもよく出ていたと語りました。

エルドアン大統領は、3月の地方選挙を前に、AKPの集会のために中央アナトリアのエスキシェヒル県にいましたが、イタリア教会の聖職者に電話で見舞いの言葉を述べました。

地元当局は、ミサには40人の人々が出席していたから、銃の調子が悪くならなかったら、もっと死傷者が出ていたかもしれないと言いました。サリエル区のシュクリュ・ゲンチ区長は、「2発目を撃った後、銃が不調になったらしく、2人は逃げだしました」と記者団に語りました。「その瞬間、みんな床に伏せました。教会内には35人から40人いました」


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貿易省が消費者保護のため「インフルエンサー認定計画」を導入

2024年01月27日 | 国内
1月28日 貿易省が、消費者を守り、ソシアルメディアの影響を規制するために、「インフルエンサー認定計画」を導入し、インフルエンサーを検定し、広告主に政府の保証を与えるために、このプログラムに参加することを必須条件にしました。

 Hurriyet

貿易省は消費者を保護するための取り組みを強化し、新しい総合的な管理を始めました。全国81県851地区の既存の消費者調停委員会を、全県庁に個別に再建する新たな対策に着手しました。

「貿易省2024~2028年戦略的計画」によると、今後、消費者保護のための活動がさらに強化されます。とくにデジタルの場では、誤解を招く広告など、消費者をターゲットにした欺瞞的行為と戦うことに重点が置かれます。

オンライン・ショッピングに影響を与える大物として認められているソシアルメディアのインフルエンサーは、これから厳選されるでしょう。「インフルエンサー認定計画プロジェクト」は「広告自主規制委員会」と「広告委員会」との協力で実施されます。

このプロジェクトによって認定されたインフルエンサーは、広告主が責任をもって営業していることを保証できます。


大雪がトルコ各地を蔽った

西部黒海地方と南東・東部アナトリア地方は、予想されていた大雪が降り、気象庁は全国81県中31県に「黄色警報」と「オレンジ警報」を出しました。

 Hurriyet

イスタンブル市の災害調整センターのデータによると、バルカンからの寒気と雨が、週末中、イスタンブルに影響を与えると思われます。1月27日に降ると思われていた雨は、28日、あられと雪になって降り始めました。

マルマラ地方、とくにイスタンブルでは、気温は例年より2度から5度低くなりますが、2月1日から10日は例年より1度から3度高くなると予想されます。

気象庁の最近の予想によれば、マルマラ地方東部、東地中海地方、中央アナトリア、黒海地方、東部・東南部アナトリア、アフィヨンカラヒサル、キュタヒヤ、ウスパルタ周辺と、クルクラーレリ海岸部は曇天か雨になります。

「黄色警報」は天候による脅威の可能性を示し、「オレンジ警報」は気象によって被害・損失のある可能性を意味します。


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トルコと英国の外相がガザとウクライナの紛争について話し合った

2024年01月27日 | 国際
1月27日 トルコと英国の外相が、イスラエルのガザでの攻撃と、ロシアのウクライナへの 侵攻について話し合いました。英国のデヴィド・キャメロン外相の今回の訪問は、就任後初のトルコ訪問になりました。

 Hurriyet
イスタンブルで会談する英国のキャメロン外相(左)とトルコのフィダン外相


トルコのハカン・フィダン外相と英国のキャメロン外相は、1月26日、イスタンブルで会談しました。キャメロン外相は、イスラエル、パレスチナ、カタールを含む中東歴訪の4日間の旅の最後に、トルコを訪れました。

キャメロン外相はイスタンブルで、エルドアン大統領の招待も受けました。外交ソースによると、両外相は、地域と世界の問題の他、両国の関係についても話し合いました。フィダン外相はガザの停戦の必要を力説し、中東に永続的平和を確立するためには、二国家解決への努力が必要だと強調しました。

トルコは、パレスチナ=イスラエル問題を永続的に解決するための外交努力として、イスラエルを説得するよう、国際社会に圧力をかけてきました。

両外相はまた、NATOによる同盟国同士であることにも言及しました。英国外相は、トルコ国会がスエーデンのNATO加盟を批准する決議を下し、エルドアン大統領が署名したことを歓迎すると語りました。両外相はまた、ロシア=ウクライナの紛争に関して、黒海の安全保障の重要性を強調しました。


トルコ初の宇宙飛行士は宇宙で6種の実験を行った

トルコ初の宇宙飛行士アルペル・ゲゼラヴジュさんは、国際宇宙ステーションで、彼のミッションになっている13種の実験のうちの6番目の実験を行っています。 
  
 Hurriyet
宇宙ステーションのトルコ人宇宙飛行士ゲゼラヴジュさん(左)


ゲゼラヴジュさんは14日の宇宙滞在中に、多くの大学や研究所が提案し、「トルコ宇宙局」(TUA)とトルコ宇宙委員会の科学技術研究評議会が決定した実験を行うことになっています。

TUAがXに発表した声明によると、ゲゼラヴジュさんが行っている実験は、がん研究から、免疫細胞、藻、プロポリスの研究まで、広範な科学的研究に及んでいます。

イスタンブルのニシャンタシュ大学の研究者オーウズハン・アイデミル氏が提案した実験は、人工知能の助けを借りて、大気中の酸素レベルを測定することによって、低重力の影響を識別しようというものです。

1月19日に、フロリダのケネディ宇宙センターを飛び立ったゲゼラヴジュ飛行士とそのチームメートたちは、宇宙ステーションで、昨9月27日から滞在している7人の宇宙飛行士に迎えられました。

酸素実験以外のゲゼラヴジュ飛行士の仕事は、宇宙船の推進システムの効率の向上、無重力下での微小藻類の二酸化炭素回収・貯留能力の研究、極微重力下でのバクテリアに対するプロポリスの効果の調査などです。

宇宙飛行士たちは、1月末、宇宙船ドラゴンでオーランド洋に着陸して、宇宙の旅を終えます。


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トルコはイスラエル=パレスチナ問題の外交解決をくり返し要請した

2024年01月26日 | 国際
1月26日 国際社会はガザの戦争の終結に歴史的責任がらうと、トルコのフィダン外相は言い、外交手段による紛争の解決をくり返し要請しました。

 Hurriyet

「私はイスラエルとその支援国に、外交的解決を模索するよう要請します。われわれは、まだできます」と、フィダン外相は、1月23日、国連の安全保障理事会の特別会議で言いました。ガザの状況に集中したこの会議には、国連安全保障理事会のメンバーと、中東の有力な国々も参加しました。

「ガザで続いている戦争は、平和も降伏ももたらしません。われわれには戦争を終わらせる歴史的責任があります」とフィダン外相は言いました。「迅速かつ永続的な停戦と、捕虜の解放、ガザへの間断ない人道支援が、平和を達成するために絶対必要な条件です」

フィダン外相は、国際社会がガザと西岸の惨事を終わらせられないことを強調し、「ガザは野外牢獄でした。いまは戦場と化し、イスラエル首相が自分の政治生命を引きのばすために、軍事作戦によって市民を惨殺しています」と言いました。

「ガザの戦争を、イスラエルの自衛権と認めることはできません。イスラエルの自衛権を主張する人は、パレスチナ人の安全保障と自衛権については語りません。イスラエルは深刻な戦争犯罪を犯しています。責任ある人々はその代価を払うべきです」

フィダン外相はまた、中東その他の地域での戦争の拡大への懸念をくり返し語りました。「われわれが危険と言っていたことが、いま現実になっています」と外相は言い、紅海、イエメン、レバノン、イラク、イラン、シリア、パキスタンの現状に言及しました。


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カドキョイのレストランが学生に無料で食事を提供

2024年01月25日 | 国内
1月25日 イスタンブル・カドキョイ地区の20店余の飲食店が大学生にキチンを開放し、学生たちは定められた日時に無料で食事ができるようになりました。

 Hurriyet

カドキョイのカフェとレストランは、2か月前、「カドキョイ通り」と名づけたソシアルメディアが始めたアプリを通じて、大学生たちに、可能な範囲で、食事を無料で提供しています。「カドキョイ通り」というソシアルメディアが、カドキョイのレストランに学生を支援しようと呼びかけ、この活動が始まりました。いま、24軒の店が学生たちに無料で食事を提供しています。

この呼びかけの前から、学生たちを支援するために無料で食事をさせている店はありましたが、この呼びかけで、支援する店が増え、メニューの種類も、ヴィガンから米飯まで、ファーストフードから家庭料理まで増えました。

カドキョイのカフェのマネジャー、ハカン・カラオルマンさんは、とくにパンデミック後から、学生たちの支援を考えるようになったと言いました。「家が遠い学生は飲食店に来ますが、学生たちがイスタンブルの物価についていくのは大変です。私たちは食事で彼らを支援しようと決めました。私たちは1日平均8人から10人の学生さんにご馳走しています」

カドキョイの飲食店主たちは、この運動を全国にひろめたいと思っています。


「トルコのスエーデンのNATO加盟承認後に期待」駐土アメリカ大使

ジェフ・フレーク駐土アメリカ大使が、トルコ国会のスエーデンのNATO加盟承認後の、トルコとアメリカの関係は希望が持てると発言しました。「関係が変化すれば、トルコへのF-16 ジェット機40機の販売に関しても進展があるだろう」

 Hurriyet

トルコ国会がスエーデンのNATO加盟に賛成票を投じた後、フレーク・アメリカ大使は、ヒュリエット紙のインタビューで、この票が、NATOの力と、トルコとアメリカの関係の未来に及ぼす影響について語りました。

「アメリカに関して言えば、アメリカはNATOが強化されたと強く感じています。アメリカ議会も、これをすばらしいことと思っています。これによって、他の分野でも、これまでにないほど、協力と共闘の道が開けました。新しい時代の幕開けです」

フレーク大使は、トルコ議会とトルコ政府に感謝し、これによって、トルコの安全保障も、NATOの集団的安全保障も強化されると語りました。

「スエーデンの加盟はNATOの安全保障にとって、多くを意味します。スエーデンは非常に有能な軍隊を持っていますから、フィンランドのように集団的安全保障に貢献するでしょう。NATOの32加盟国が犠牲となって、他国の安全保障を確保するのはすばらしいことです」と大使は言いました。
 

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不法移民の船が沈没し、多くの遺体がトルコ南部海岸へ漂着

2024年01月23日 | 国際
1月24日 トルコ当局は、さらに3人の遺体が、南部海岸に打ち上げられているのを発見しました。公式声明によると、移民を乗せた船が難破した結果だろうということです。

 Hurriyet
ビーチに打ち上げられた不法移民の遺体を運ぶ警察チーム


1月22日、南部ムーラで漁をしていた人が、1人の女性の遺体を見つけて当局に通告し、警察と保健当局が調査を始めました。予備調査で、この遺体は女性で、手足はバラバラになっているが、6日前にアンタリヤで見つかった遺体と、血族関係にあることがわかりました。

当局は遺体がバラバラになっている状況を考え、地元メディアとアンタリヤ知事室からの情報と合わせて、沈没した不法移民の船に乗っていた人らしいと発表しました。

もう2体の遺体が、アンタリヤ・セリク地区のホテルのビーチで発見され、この6日間で、南部ビーチで見つかった遺体は9体になりました。警察は身元不明の2遺体が、ビーチの500メートル離れた場所で見つかったと言っています。

遺体といっしょに見つかった靴やバッグはシリア製でした。当局は、これら遺体は、最近、地中海で沈没した、不法移民を乗せた船と関係があるだろうと強調しています。

トルコ当局は、2023年12月11日、駐トルコ・レバノン大使館が発表した事件に言及しています。レバノン大使館によると、90人の移民を乗せた船が、レバノンとシリア間の海岸からキプロスをめざして出航しましたが、数時間後に船は連絡を絶ち、行方不明になったそうです。

「気象記録を分析すると、強風が南から吹き、波が南東方向から来ていた。船が沈没して、問題の遺体は海流と風と波によって、アンタリヤの海岸まで流された可能性がある」と知事室は言っています。

国際移民機構(IOM)によると、2023年には、3000人以上の移民が地中海で行方不明になっています。これは2017年以来、最も多い死者数です。


フィダン外相とラヴロフ外相がNYでガザとウクライナについて討論

トルコとロシアの外相がニューヨークで会談し、イスラエルとハマスの戦争と、ウクライナとロシアの戦争について話し合いました。

 Hurriyet
ロシアのラヴロフ外相(左)とトルコのフィダン外相


トルコ外務省がX に投稿したところによると、トルコのハカン・フィダン外相とロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相は、1月22日、ニューヨークで出会い、パレスチナに関する国連安保理事会の特別会議に出席しました。

両外相の会談の内容の詳細は明かされていません。両外相は地域紛争の他に、今後の会談予定など、両国間の多くの問題を話し合ったと思われます。

ロシアのメディアは2月12日に、ロシアのプーチン大統領がトルコを訪問すると予想されると報じています。実現すれば、2022年2月に、ロシアがウクライナに侵攻して以来、プーチンにとって初のトルコ訪問になります。

国連安全保障理事会はガザの暴力が急増するのを受けて、この会議を開催しました。パレスチナの軍事集団ハマスは、昨10月7日の越境攻撃以来、25,000人以上の人々が殺されていると報じていますが、イスラエル当局は死んだのは約1200人だと言っています。


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パレスチナに関する国連の会議のため,外相がニューヨークへ

2024年01月23日 | 国際
1月23日 ハカン・フィダン外相が、1月23日に予定されたパレスチナに関する「国連安全保障委員会」の会議に出席するため、ニューヨークに到着しました。会議はパレスチナ問題を含め、中東の状況に対処することが目的です。

 Hurriyet
ニューヨークの国連総会に向かうフィダン外相(中央)


フィダン外相が参加する会談では、イスラエル=ハマス間の戦争に関する討論が行われると思われます。会談はこの地域で高まる暴力的戦闘の高まりを背景に開催されました。

昨10月7日の越境攻撃以来、ガザでは25,000人を超える人々が殺されたとハマスは主張し、イスラエル当局は約1200人が殺されたと言っています。

イスラエルの攻撃によって、ガザの人々の85%は家を失い、食物や飲み水、薬品にも事欠いています。国連によれば、現在、パレスチナ領内のインフラの半分以上は破壊されています。トルコは、10月7日の攻撃後の、イスラエルの前代未聞の攻撃に対し、声を上げつづけ、批判してきました。

エルドアン大統領はガザを攻撃するイスラエルを、一度ならず「テロリスト国家」と呼んでいます。大統領はまた、国連とEUがテロリスト組織と見ているハマスを「解放組織」と言いました。

フィダン外相はアメリカを訪れる前に、ハマスの政治部のチーフ、イスマイル・ハニエフ氏と会談していると、1月20日、外交ソースは確認しています。密室会談は現行のガザ紛争に焦点が絞られたと思われます。

最も重要な議題は、ガザの停戦の即時確立、人道支援活動の加速、ハマスに捕らえられている人質の解放、地域の永続的平和達成のための2国家解決のための道の模索などでした。


エルドアン大統領が宇宙ステーションの飛行士とビデオ電話で対談

トルコ初の宇宙飛行士アルペル・ゲゼラヴジさんは、国際宇宙ステーションと宇宙船「ドラゴン」のドッキングに成功し、ミッションに着手していますが、エルドアン大統領は昨日、ゲゼラヴジュ飛行士とビデオ電話で話しました。

 Hurriyet

ゲゼラヴジュ飛行士は電話で、興奮していると語りました。「たいへんうまくいっています。トルコの宇宙飛行士として、科学ミッションを担当できて幸せです。わが国を代表し、国際宇宙ステーションに国旗を掲げることを誇りに思います」

エルドアン大統領はゲゼラヴジュ飛行士に、現在、どんな仕事をしているのか尋ねました。彼は「実験装置を宇宙船ドラゴンから、宇宙ステーション内の予備実験保管庫に移す仕事を終えました。その後、計画されたスケジュールによって実験を始めました。実験を終え、それを記録し、わが国に持ち帰ります」と答えました。

ゲゼラヴジュ飛行士は宇宙ステーションに14日間滞在し、13種の科学実験を行うことになっています。チームメートのミカエル・ロペス・アレグリア飛行士、ウオルター・ヴィラディ飛行士、マルクス・ワント飛行士も、事前に決められた、さまざまな分野での科学研究に従事します。

宇宙環境が体に及ぼす影響について尋ねられると、ゲゼラヴジュ飛行士は、はっきりと変化を感じると言いました。「ここでは、通常、体中にゆきわたるべき体液が、体の上部に集まっています」と彼は言い、「今のところ、問題はありません」と付け加えました。


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