トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「今年は3300万人のツーリストを期待している」観光相

2012年04月29日 | 国内
4月29日 エルトゥルル・ギュナイ文化観光相は昨日、「イスラエルやシリアからの観光客は減っているが、今年は3300万人のツーリストの訪土を期待している」と語りました。

 Hurriyet

ギュナイ大統領は「ツーリズムはヨーロッパの経済危機と中東の問題の影響を受けているが、それでもトルコは今年は3300万人のツーリストを期待している。今年は250億ドル以上がツーリズムで稼げるだろう」と言っています。

2011年のツーリストは3140万人、観光収益は230億ドルだったそうです。
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あの優しい軍曹さんが戦死したなんて悲しすぎる

2012年04月27日 | 国内
4月27日この写真をおぼえていらっしゃる方もおいででしょう。
昨12月。雪の中で捕虜になったPKKの少年テロリストが薄着で寒さに震えるのを見たケマル・オズドアン軍曹(28)は自分のコートを脱いで着せてやり、15歳のテロリストに優しいことばをかけてやりました。

 Zaman

たまたま撮られたこの写真はメディアにのって感動を呼びました。
なのに、なんということでしょう、この優しい軍曹さんが今度のビンギョルの作戦中、PKKのテロリストに殺されてしまったのです。

今日、オズドアン軍曹は故郷のカフラマンマラシュのエルビスタン地区に埋葬されました。コートをもらった少年はどんな思い出それを聞くのでしょうか。

女子供をテロリストに仕立てるPKKの指導者は許せません。


トルコとオーストラリアの友好深まる

 オーストラリアのジュリア・ギラード首相は、第一次世界大戦中、ガリポリで戦死した兵士たちを記念する式典に出席後、ギュル大統領とエルドアン首相と会談しました。

 Sabah
オーストラリアのギラード首相(左)とエルドアン首相


エルドアン首相とギラード首相は、チャナッカレの戦いの100周年記念を共同プロジェクトとして行なうことを決めました。
会見後、両国は第一次世界大戦の悲劇を体験したが、両国間の強い友好の絆を再確認できたという共同宣言が発表されました。

共同宣言には「2015年に向けての準備」「共同プロジェクト」「経費は政府が負担する」などの事項の決定も盛り込まれています。
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お祈りしてたら、モスクに閉じ込められちゃったオジサン

2012年04月27日 | 国内
4月26日 黒海岸の町オルドゥのできごとです。今日、ケニム・チャクルさん(66)はイマーム・ハティプ・モスクでお祈りをしていたら、お祈りをすませた他の人たちがチャクルさんがいるのに気づかず、鍵をかけて帰ってしまいました。

 Hurriyet

チャクルさんはだれもいないモスクに1時間半、閉じ込められていたそうです。
窓から助けを求めるチャクルさんに気づいた近所の人が警察に通報、警官が駆けつけて鍵を開けました。

チャクルさんは、この町に嫁いでいる娘の家に遊びに来ていたそうで、このモスクに来たのは初めてでした。だから、このモスクの常連さんはチャクルさんがいることに気づかなかったんですね。

・・・礼拝時間以外はカギをかけているモスクって、よくあります。地方を旅行中、小さいモスクを訪ねたときなんか、閉じ込められないように気をつけましょうね。


    トルコも北キプロスで石油とガスの踏査を始めた

キプロス島沖の豊かな天然資源に関する論争が高まる中、トルコはトルコ・キプロス(北キプロス)とともに、石油と天然ガスの調査発掘を始めました。

 Hurriyet
タネル・ユルドゥス・エネルギー相


ギリシア・キプロスがアメリカの会社と組んで調査発掘を始めたことで、トルコ政府も対抗上、踏査に着手せざるを得なくなったようです。
トルコのタネル・ユルドゥス・エネルギー相は今日、発掘開始のために、トルコ・キプロスのデルヴィシュ・エロール大統領と会いました。


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エルドアン首相、シリアの国境侵害に強く警告

2012年04月26日 | 国内
4月25日 エルドアン首相はアルジャジーラのインタビューに応じて、トルコはシリアがふたたび国境を侵害することのないよう強く警告すると語りました。

 Hurriyet

「わが国は強い軍隊を持っているが、慎重に行動している。しかし、シリアは国境侵害をくり返さないよう注意しなければならない。トルコのスタンスは同じではない」と、エルドアン首相はアルジャジーラに語りました。

エルドアンが言う国境侵害とは、2週間前、トルコに逃げ込んだシリア人に対しシリア軍が発砲したことです。
トルコはこの一件を国際社会に訴え、国際社会もシリア軍の攻撃を非難しています。
「国境侵害がくり返されたら、わが国はNATOの加盟国として必要な手段をとる。NATO条約第5条には“加盟国への攻撃はNATOへの攻撃とみなす”とある」

エルドアン首相はアナン計画を支持し、その実施を楽観していると言いましたが、シリアとの休戦を監視するためには、2000人か3000人のオブザーバーが必要だと言っています。
「私の意見では、アナン計画が失敗したら、国連安保理は重要な義務を果たさなければならなくなる」


   アンザック・デーの式典にオーストラリア首相が出席 

今年もチャナッカレ県ガリポリで行なわれたアンザック・デー(25日)の式典に、何千人というオーストラリア人とニュージーランド人が集まりました。
アンザックはANZAC、Australia New Zealand Army Corps の略。ご存知の方はご存知ですね。

 Cumhuriyet

第一次世界大戦中、オーストラリア軍とニュージーランド軍を主とする連合軍が、ドイツ側に与したトルコのガリポリに上陸、後のトルコ共和国大統領アタチュルク率いるトルコ軍と連合軍との激戦となり、両軍に多くの死傷者を出しました。

「昔日の敵は今日の友」となったいま、両軍の戦死者を記念して毎年、アンザック・デーには式典が行なわれ、祖先の墓参のために大勢のオーストラリア人とニュージーランド人がガリポリを訪れています。

 Hurriyet

今年はオーストラリアのジュリア・ギラード首相が式典に参加し、スピーチしました。
「トルコの皆さんはわれわれの戦死者を敬意をもって、わが子として受け入れくださいました。われわれの聖地をよく守り、われわれの訪問を寛大に迎えてくださる、このような国はほかにないでしょう」
ガリポリの戦いはトルコの独立のための戦いでした。トルコ共和国はこの戦いから8年後に誕生したのです。
 


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スルタンのお孫さんが父君が生まれた宮殿で結婚

2012年04月25日 | 国内
4月25日 スルタン・ムラト5世のお孫さん、オスマン・セラ八ディン・オスマンオールさん(72)が4月22日、結婚式を挙げました。
お相手は元・哲学教師ハニフェ・ジャンダン・ギュネンさん。

 Hurriyet
右端がオスマン・オスマンオールさん、その隣りがハニフェ・ギュネンさん。


結婚式はイスタンブールのチュラーン宮殿で行なわれましたが、この宮殿はオスマンオールさんの父君アリ・ヴァスブ・エフェンディが生まれた場所でもあります。
結婚式はユスキュダルのムスタファ・カラ区長が司会を勤め、トプカプ宮殿博物館長イルベル・オルタイル教授がスピーチをし、オスマン朝の歴史について解説しました。

オスマンオールさんはスルタンの現存する男性の子孫24人の1人。英国人のアシーナ・ジョイ・クリストフォリデスさんと結婚していましたが、1996年離婚。ギュネンさんとは1年前から婚約していました。
オスマンオールさんの父はスルタン・ムラト5世の子で、母はスルタン・メフメド・レシャド5世の娘です。
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今日、イスタンブルで火事。作業場60棟余が炎上

2012年04月23日 | 国内
4月23日 今日、イスタンブールのバクルキョイ地区の作業場から出た火が、界隈の60棟以上の作業場にひろがったと、イスタンブール市が発表しました。

 Hurriyet

作業場の屋根裏に大量に置いてあったペンキのシンナーに火がついたようです。
炎はたちまち界隈の建物にひろがり、ぜんぶで68棟の作業場がダメージを受けました。他の作業場には布地や化学薬品が大量にあったようです。

「80組の消防チームを現場に送り、鎮火のためにベストを尽くしました」と、市当局は言っています。死傷者の報告はないという知事の話しです。

 Hurriyet

炎はイスタンブール中から見られたそうです。バクルキョイに行く観光客はいないでしょうけど、観光客の増えている春、みんな炎にびっくりしたでしょうね。上はアジア側から見た写真。
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シリアで行方不明のジャーナリスト2人、いまだ情報なし

2012年04月23日 | 国際
4月23日 シリアで2人のトルコ人ジャーナリストが行方不明になっていることは3月15日と30日の頁で書きましたが、40日以上たっているのに、いまだに情報がありません。彼らと同行していた現地ガイドはすでに解放され、2人はシリア政府軍に拘束されていると話しました。
でも、シリア外務省のスポークスマン、ジハド・マクディッシ氏は「政府はまったく知らない」と言っています。心配ですね。

 Hurriyet
記者のアデム・オズキョセさん(左)とカメラマンのハミト・ジョシュクンさん


シリア外務省のスポークスマンは「2人の行方はまったく知らない。もし2人を見つけたら、ただちにトルコに送り帰す」と言ったそうです。
「われわれはジャーナリストたちを利益のために利用することは絶対にない」
じゃあ、だれが拘束しているのでしょう? 
 Sabah

スポークスマンは政府軍のシリア市民に対する攻撃についても、「政府側は休戦のために努力しているが、政府軍に対する攻撃がまだつづいている」と言い「政治的話し合いで必ず解決できる。話し合いへの扉は開かれている。武器を置くことが危機を終らせる第一歩だ」とも言っています。???

・・・じゃあ、トルコ国境の難民キャンプを銃撃したのはだれ???
とにかく早く、2人のジャーナリストを解放してあげなさいよ。


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オルハン・パムクが「無垢の博物館」のマニフェストを発表

2012年04月21日 | 文化
4月23日 ノーベル賞作家オルハン・パムクが、まもなく自著の小説と同名の「無垢の博物館」をオープンすることは4月16日の頁でお知らせしましたが、今月末のオープンに先立って、パムク氏がその「博物館」のマニフェストを日刊「タラフ」に発表しました。

 Hurriyet
博物館には20世紀後半を象徴する女主人公の個人的グッズがいっぱい

博物館はイスタンブールのチュクルジュマにオープンします。
パムク氏は博物館が大好きで、昔から博物館にいると幸せを感じると言っています。
「私が子供の頃には、イスタンブールには博物館はわずかしかなく、その多くは歴史的な建造物だった。
その後、ヨーロッパの小さな博物館を見て、私は、博物館が個人のストーリイを語れることを知った。
私はルーブルや、メトロポリタン博物館や、トプカプ宮殿博物館や、英国博物館や、プラド博物館のような豊かな人間性を持った博物館を決して忘れません。しかし、未来の博物館は、記念碑的な大博物館であるべきではないと思います。
博物館は人間性を表現するものでありたい。しかし、国営の博物館は個人でなく国家を表現するのが目的です。これはよい、無垢の目標ではありません」とパムク氏はマニフェストで言っています。

 Hurriyet

「無垢の博物館」は1950~2000年のイスタンブールの生活を表現する試みで、パムクの小説「無垢の博物館」の主人公ケマルの恋人フュスンに触発された品々に溢れています。

パムク氏がマニフェストに書いている彼の“考え方”を少しご紹介しましょう。
「ルーブルやエルミタージュのような昔の宮殿や国立の大博物館は、ツーリストが必ず訪れる国家的シンボルで、個人のストーリイより国家のストーリイに重きを置かれています。しか、人間性の深奥を表現しやすいのは個人のストーリイです」

「集団や国家や会社などのストーリイを語る博物館はたくさんあります。だが、われわれはふつうの個人のストーリイのほうが、より人間的で、おもしろいことを知っています」

右の2冊は日本語訳の上下


「博物館は小さく、個人的で、安価であるべきです。小さな博物館だけが個人のストーリイを表現できるのです。
大きな博物館は国家を想起させられます。だから、多くの人々は博物館に行きたくないと思うのです」
「多くの記念碑的博物館に費やされるお金を、個人のストーリイを伝える小さな博物館に費やすべきです。
個人の小さな家を博物館に変えるのを助成し支援するためにお金を使って欲しいと思います」

・・・写真を見ると、昭和っぽいワンピースなんかも飾られていて、おもしろそう!
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トルコはバルザニ大統領にPKKに対する強い行動を求めた

2012年04月21日 | 国際
4月21日 トルコは訪土中のイラクのクルド自治区のリーダー、マスード・バルザニ大統領に、テロリスト集団PKKに対し、より強い行動に出るよう求めました。

 Hurriyet
イラクのクルド自治区のバルザニ大統領(左)とトルコのダヴトオール外相


トルコのダヴトオール外相はバルザニ大統領との会談で、PKKに対してより強固な行動に出るよう促しました。会見ではイラクの外交政策も重要な話題になりましたが詳細はわかりません。

 Sabah

トルコ訪問2日目、バルザニ大統領はイスタンブールのドルマバフチェ宮殿でエルドアン首相と会いました。会談は1時間40分におよびました。
バルザニ大統領は予定より35分遅れて、ターコイズ・ブルーのベンツでドルマバフチェに到着したそうです。
会談後、エルドアン首相はイラクのヌル・アル・マリキ首相の自己中心的な政治姿勢を非難しましたが、バルザニさんというヒトもなにやってるんでしょうね。

・・・PKKのテロリストたちは北イラクをトルコ東南部への攻撃のベースにしているのだから、なんとかできないの?。
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イスタンブールのチューリップ祭、エミルギャンの森で始まる

2012年04月19日 | 文化
4月20日 第7回イスタンブール・チューリップ・フェスティバルが「エミルギャンの森」での式典とともに開幕しました。祭のために市は1200万個のチューリップの球根を植えたそうです。
イスタンブールのカディル・トプバシュ市長は「チューリップは350年前、イスタンブールからオランダに行きましたが、結局、故郷に帰ってきました」とスピーチしました。

 Hurriyet

「われわれはイスタンブールとトルコがチューリップのセンターになることを願っています。市はチューリップに250万リラかけました。これは市の予算から見ても大きな金額です」とトプバシュ市長。
市の緑化プロジェクトは、ヴァンのユズンジュ・ユル大学と共同で、イスタンブールに3万本のエルグアン(花スオウ)を植えることも計画しているそうです。

フェスティバルの開会式に出席した駐土オランダ大使は「チューリップはトルコとオランダの友好のシンボルです。両国の外交関係は今年で400周年ですが、その間、両国の間には1度の戦争もなく友好関係がつづいてきました」とスピーチしました。

その後、チューリップで飾られた7段のケーキが出席者にサーブされました。ケーキにはチューリップから採った有機フード・カラリング(食紅)が使われたそうです。


   「子供は最低3人はつくるべき」とエルドアン首相がフィンランド首相に

訪土中のフィンランドのユルキ・カタイネン首相に、トルコのエルドアン首相が「子供は少なくとも3人は持つべきだ」とアドバイスしました。

 Hurriyet
フィンランドのカタイネン首相(左)とトルコのエルドアン首相


記者会見で、カタイネン首相は自国の経済発展について語り、フィンランドでは1夫婦の子供の数は平均1.8人だと言いました。
それを聞いたエルドアン首相はすぐに口を挟み、「子供は少なくとも3人は持つべきですよ」とアドバイスしました。
これはエルドアン首相の口癖らしく、結婚式によばれても、決まってこのフレーズを言うそうです。


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