トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

7階から落ちた子供を受け止めた清掃作業員

2014年11月30日 | 国内
11月30日 エスキシェヒル県で、7階の窓から落ちた4歳の子供を1人の男が受け止めました。清掃作業員のシュクリュ・デニスさんが、11月28日、ジュムフリエット地区のあるビルのそばを通りかかったとき、道路に1足の靴が落ちてきました。

 Hurriyet
 
ホウキを持った英雄デニスさん


「靴を投げ捨てた人に文句を言おうと上を見上げると、最上階の窓の縁で遊んでいる子供が見えました」とデニスさんはドーアンニュースに語りました。デニスさんはホウキを投げ捨て、いまにも落ちそうな子供を受け止める態勢をとりました。「子供は最後に窓枠を握っていた手を放し、私は落ちてくる子供を受け止めました」

通行人がすぐに救急車を呼び、4歳のエジリン・エセンちゃんは重態で病院に運ばれました。子供の父親のヒュスニュ・エセンさんは、エジリンちゃんの容態は快方に向かい、30日には集中治療室を出られるだろうと言いました。

 Hurriyet
 
九死に一生を得たエジリンちゃん。よかったねえ!


デニスさんはソシアル・メディアでヒーローになりました。「子供は落ちた後、泣いていたが、意識はありました。私はいま精神的に落ちつきましたが、あのときは数分間、立っていられないほどショックを受けました」とデニスさんは言い、「褒美は“ありがとう”のことばでじゅうぶんですよ」と言っています。


トルコ=シリア国境のクルド駐屯所をISILが自爆攻撃

イスラム国(ISIL)は11月29日、初めて、シリア=トルコ国境のクルド側駐屯所を攻撃したと、トルコ当局が発表しました。クルド戦闘員」とISIL戦闘員の激しい衝突の後、シリアの町コバネとトルコの間にある駐屯所が攻撃を受けました。

 Hurriyet

「この地域で衝突が起こったのは初めて。トルコとコバネの間の国境駐屯所に、夜明け、2人のジハーディストが攻撃をかけてきた」と「シリア人権監視所」のラミ・アブデル・ラフマン所長が言いました。自爆攻撃者の1人は爆発物を積んだ車を爆発させ、もう1人は自爆爆発ベルトを爆発させたということです。

シリア第3の町コバネを防衛する人民防衛連合(YPG)のクルド人戦闘員とISILとの衝突は、この攻撃でさらに激化しました。自爆攻撃者がシリア側から来たかトルコ側から来たかについては、情報が錯綜しています。トルコ当局は、2度の爆発は「国境のシリア側で」起こったと明言しています。

ISILの攻撃は力を増していますが、クルド戦闘員はアメリカ主導の空爆とペシュメルガの軍に支援されています。コバネはいま、YPGとISILに真っ二つに分けられています。ジハーディストはなお攻撃をつづけ、トルコ=シリアの国境線を支配しようとしています。


教皇フランシスコが正教総主教座教会の祈祷式に出席

教皇フランシスコは、11月30日、世界の正教キリスト教徒の精神的指導者バルトロメウ総主教とともに、祈祷式を行い、シリアやイラクの若い難民2~30人と会って、3日間のトルコの旅を終えました。

 HUrriyet
 
教皇フランシスコはギリシャ正教大聖堂「聖ゲオルギオス教会」の祈祷式に出席しました。


夢見るような歌声が聖ゲオルギオス教会にこだまして、正教会の重要な祝日を記念した祈祷式が始まり、バルトロメウ総主教は教皇フランシスコを迎えました。教皇は祈祷式の後で、「カトリック教会が望み、私がローマの司教として願うことはひとつ…正教会との共存です」と教皇は言いました。

「紛争の犠牲者たちの叫びが、カトリックと正教間の和解と共存への道へ、私たちを促します。実際、私たちの間に敵対と意見の相違が存続していたら、私たちはどうして、キリストの平和へのメッセージを示すことができるでしょうか」

教皇と総主教は中東のキリスト教徒への支援を誓い合いました。


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ローマ教皇フランシスコにオスマンのギフトが贈られた

2014年11月29日 | 国際
11月29日 教皇フランシスコの歴史的トルコ訪問の第1日に、トルコ政府はオスマンをテーマにした2つのギフトを教皇に贈りました。11月28日、エルドアン大統領は自ら、第1のギフトであるオスマン・スルタン・メフメット2世の勅令を贈りました。

 Hurriyet
 
スルタン・メフメット2世の勅令を教皇に贈るエルドアン大統領


エルドアン大統領は、この勅令は15世紀、ボスニアで、キリスト教の聖職者の権利を守るためにオスマン帝国が発布したものだと説明しました。エルドアン大統領の第2にギフトは、アンカラ大学で出版された、トルコ語とドイツ語によるイスラムとキリスト教の用語辞典でした。

アルゼンチン人の教皇フランシスコは、流暢なイタリア語の他、スペイン語とドイツ語を話します。ドーアンニュースによると、教皇フランシスコから返礼に、イタリアのサンタンジェロ城からテヴェレ川を描いたモザイク作品が贈られたそうです。

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トルコ宗教庁のトップ、メフメト・ギョルメズ師は教皇フランシスコに、20世紀初頭のオスマン・スルタン・アブデュルハミド2世に送られた教皇ピウス10世の書簡のコピーを贈りました。

 Hurriyet

教皇フランシスコはエルドアン大統領との共同記者会見で、トルコが“偉大な調停者”になることを希望すると言い、“狂信と原理主義”に対して警告しました。エルドアン大統領は、シリアの大量虐殺とエジプトのクーデターに対する国際社会の反応に失望を表明しました。大統領はまた、イスラム嫌いとテロと、国際社会のダブルスタンダードを非難しました。


勇敢なトルコ女性の死にドイツ人たちが哀悼と感謝

悪い男たちに、しつこくつきまとわれて、助けてと叫んでいた2人のドイツ女性を助けようと、「おやめなさいよ」と敢然と近づいて言ったトルコ系女性が、悪ガキの1人になぐられ、こん睡状態に陥った末、なくなりました。

Hurriyet
 
こんなきれいなお嬢さんが・・・痛ましすぎますね。


ドイツのオッフェンバッハ市のあるレストランのトイレの前で、2人のドイツ女性が3人のセルビア系男性につかまって、性的いたずらをされ、「助けて」と叫んでいるのに気づいた22歳の女子学生トゥーチェ・アルバイラクさんが、女性たちを助けようと割って入ったところ、悪がきの1人、18歳のセルビア系の男に駐車場で無残に殴られ、トゥーチェさんは昏睡状態に陥りました。

彼女は2週間、昏睡状態でしたが、11月26日,医師が脳死を告げ、トゥーチェさんの両親は彼女の23歳の誕生日である28日、生命維持装置を外すことを決めました。

維持装置が外された誕生日後、ドイツのヨアヒム・ガウク大統領はトゥーチェさんの家族に哀悼の意を伝え、「私は市民たちと同様、この恐ろしい暴力にショックを受けています。トゥーチェさんは大きな尊敬と賞賛に値する方です。彼女はいつまでも私たちの模範でありつづけるでしょう」と語りました。

 Hurriyet

11月27日、事件が起こったレストランの前に、何百人もの人々が集まり、無言のプロテストを行って、勇敢なトルコ女性に別れを告げました。人々はトゥーチェさんの写真と“Seni Seviyoruz”(私たちはあなたを愛します)とトルコ語でプリントしたTシャツを着て、「ダンケ(ありがとう)、トゥーチェ」と書いたボードをかざしていました。

トゥーチェさんの叔父のヤシン・アルバイラクさんは、この事件に哀悼のことばのない加害者の家族を非難しました。「子供がまちがいを犯したのだ。親は少なくとも申しわけないくらい言うべきだろう。彼らは私たちの娘に同情を感じていないようだ」アルバイラクさんはまた、トゥーチェさんに助けられた2人の女性に、警察に証言するよう求めています。


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バスの排気ガスで暖をとるイスタンブルのシリア難民の少女

2014年11月28日 | 国内
11月28日 27日、イスタンブルで、止まっているバスの排気ガスで手を温めようとしている若いシリア難民女性の姿です。シリア難民たちの状況は絶望的です。

 Hurriyet

少女は膝をつき、バスの排気ガスに手をかざしています。イスタンブルの中心タクシム近くのタルラバシュ地区です。

2011年3月の内戦の勃発以来、何百万人の人々がシリアからレバノン、ヨルダン、トルコ、イラクの近隣諸国へ逃れています。シリア国内にも600万人の家を追われた人々がいます。何千人ものシリアのクルド人も、イスラム国を逃れてトルコに入国しています。トルコだけで、170万人のシリア難民が命をつなぐために苦闘しているのです。

国境近くに難民キャンプが設けられていますが、シリア人の多くは、大都会へ行けばなんとかなるかと考えるらしく、多くの人が大都会へ移住し、街頭で暮らしている人も少なくありません。近づく冬に、彼らの状況はさらに悪化するでしょう。

・・・昨日の頁のギュル前大統領のロンドンでのスピーチもぜひごらんください。トルコはシリア難民のために懸命に頑張っているのです。


ローマ教皇フランシスコがトルコの首都アンカラに到着

3日間のトルコ訪問の途に就いた教皇フランシスコがトルコに到着しました。教皇はこの訪問でイスラム世界との関係に雪解けをもたらし、前任者ベネディクト16世が壊した架け橋の再建を考えています。

 Sabah

教皇の飛行機はアンカラのエセンボア空港に到着。10人のトルコ兵が整列し、教皇は、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相、駐ヴァチカン・トルコ大使メフメト・パジャジ博士、アントニオ・ルキベッロ駐土ヴァチカン大使、トルコの有名女優セラ・ユルマズさんらに迎えられて、飛行機を下りました。

トルコとヴァチカンの旗が振られ、白いコート姿の教皇は、出迎えの人々と握手を交わしました。教皇は空港で、チャヴシュオール外相や両国大使たちとトルコのチャイを飲んだ後、トルコ共和国の建国者で初代大統領のムスタファ・ケマル・アタテュルクの霊廟へ向かいました。

アルゼンチン人の教皇は76歳、トルコを訪れた4人目の教皇になりました。エルドアン大統領は新しくオープンした官邸に教皇を迎えると思われます。教皇はこの宮殿の最初の公式訪問者tpなるでしょう。トルコ宗教界のトップメフメト・ギョルメズ師と会い、共同記者会見を行うでしょう。

教皇は土曜朝、イスタンブルへ移動し、カトリックの聖霊教会でミサを挙げ、ブルーモス訪れるでしょう。


床暖房つきローマ時代の家が南トルコで発見

南部ウスパルタ県ヤルヴァチ地区の古代都市ピシディアで掘り出されたローマ時代の家は、床暖房つきだったと考古学者たちは言っています。この家は下水道まで設けられていたそうです。

 Hurriyet

「この家は浴室、サウナ、床暖房つきの2階家だったと思われます。家の床はすべて暖炉の熱で温められていました。下水道設備も出土しました」と、シュレイマン・デミレル大学の考古学部メフメット・オズハンル教授は言っています。教授は、初期キリスト教時代の重要なセンターだったピシディア発掘の隊長でもあります。

昨年発見されたこの家は、およそ2000平米の広さがあり、紀元前25年に建てられた、典型的なアナトリアの家です。「この家は大通りに位置し、11世紀まで使われていました。金持ちか有力の者家だったと思われます」とオズハンル教授は言っています。

「具体的なデータはありませんが、この家には紀元前から11世紀までの、さまざまな文明の痕跡が見られます」この家は1度焼かれた痕跡があると教授は言いました。「火災の痕跡の下で、私たちは、大理石に描かれたキリスト教の聖像画を見つけました。この絵は、この家が主として4世紀頃に使われていたことを示しています。おそらく8世紀のアラブの襲来で焼かれたのでしょう」ピシディアの発掘は5年前からつづいています。


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「イスラム国は宗教運動ではない」ギュル前大統領がスピーチ

2014年11月27日 | 国際
11月27日 アブデュラ・ギュル前大統領が、ロンドンのチャタム・ハウス(王立国際問題研究所のシンクタンク)の1時間討論に出席しました。前大統領は中東の情勢、とくにイスラム国(ISIL)の脅威の緊急性について語りました。

 Sabah

ギュル前大統領は、ISILは宗教運動ではなく、政治運動だと説明しました。
「ISILは2006年に出現しました。彼らは自分たちが樹立したい国の国境を描いてビデオで流しました。しかし、だれもまじめには考えなかった。

彼らがもし、アメリカやヨーロッパのジャーナリストたちを全世界の前で非道に殺さなかったら、多分、彼らはいまも深刻に考えられていなかったかもしれない。ISILは中東の微妙な問題をみごとに利用したのです。彼らはイスラム国だのカリフだの言い、イスラムの用語を使っていますが、彼らに好感を持つイスラム国などありません。
それどころか、宗教心のある人々は、イスラムに悪いイメージを与える彼らを憎んでいます。ISILは政治運動です。宗教運動と見るのはまちがいです」

ギュル前大統領はまた、ISILがトルコだけの問題と思われていることを批判しました。「ISILはトルコだけの問題ではないし、トルコとシリアの問題でもない。ISILは中東全体の問題、人道の問題です。トルコは隣国であるため、好むとこのまざるにかかわらず、巻きこまれているのです」

前大統領はまた、難民の流入の問題の重要性を力説しました。トルコは人道的政策に従っていると言い、難民問題を語りたがらない西洋諸国を批判しました。

「全ヨーロッパ諸国の中で、最も多くの難民を受け入れているのがドイツです。そのドイツでも、20年間に200万人を受け入れたにすぎません。トルコは200万人を2年間で受け入れています。トルコは大きなテストを行っているのです。わが国は国境を閉ざすこともできます。しかし、彼らが自国に留まれは、もっと大きな悲劇が起こるのです。

私たちはこれを人道上のテストと考えています。私たちは隣国を救うのを義務と考え、それを誇りに思っています。しかし、トルコの肩にかかる荷は重すぎます。

最近の数字では、トルコは難民に40億ドルを費やしました。最大の財政支援国はサウジアラビアですが、それはたったの1億ドルです。他国からは300万ドルです・・・」

ギュル前大統領は2010年、チャタム・ハウス賞を受賞しています。

・・・ギュルさんの演説、とてもわかりやすくていいですね。


トルコ全国、雪で交通混乱

全国の多くの県で、悪天候のため、道路が大雪で封鎖されました。当局はディヤルバクル、シャンルウルファ、バトマン、シイルトなど東南部の6県、とくに高地に、さらに降雪があると警告を出しました。

 Hurriyet
 
西黒海岸地方のカスタモヌーのハイウエイ


11月26日、中央アナトリアのコンヤ県では学校が休校になりました。西部デニズリ県と地中海岸のアンタルヤ県間の鉄道は、雪のため部分的に封鎖。積雪20センチになったところも。

アンタルヤ県の一部では、この地方には珍しく、今週初め、雪が降りました。南部アダナ県では、雪のために、ポザンティ地区へ行く道が封鎖されました。通常、冬も温暖なエーゲ海地方でも、雪が交通に影響を与えています。


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大統領の“性の不平等”発言に女性の権利活動家が抗議

2014年11月26日 | 国内
11月26日 性の平等に関するエルドアン大統領の発言は国会で新たな議論を呼び、女性の権利活動家たちの反発を買っています。11月24日のスピーチで、エルドアン大統領は「女性を男性と同等のポジションにつけることはできない。それは自然に反することだ。女性と男性は自ずから違うのだから」と発言しました。

 Hurriyet
 
女性活動家たちがエスキシェヒル県で集会を開き、トルコのDVと女性殺人に抗議しました。


大統領のこの発言に野党はたちまち反発しました。人民民主党(HDP)のフィゲン・ユクセクダー共同議長は、性の平等を認めない大統領に怒り狂って言いました。「21世紀に、“女性と男性は平等ではない。男女平等は自然に反する”と言う人がいます。女性たちを奴隷市場で売る人たちもいます」と、11月25日、ユクセクダー共同議長は、エルドアン大統領とイスラム国のジハーディストを指して言いました。

「両者の考えかたに違いがあると思いますか?」とユクセクダー共同議長。
最大野党・共和人民党(CHP)アイリン・ナズルアカ議員も、エルドアンのコメントには、びっくり仰天したと言いました。「私たちは彼が天性の性差別主義者だと知りました」とナズルアカ議員は11月24日、声明文で言い、大統領は公然と、女性に対するヘイト・クライム(憎悪犯罪)を犯したと批判しました。

CHPのギュセル・テキン事務局長は、CHPは家庭内暴力と不平等がなくなるまで女性の権利のために戦うと言いました。しかし、政権与党・公正発展党(AKP)の議員たちはエルドアン大統領を弁護し、「彼がほんとうに言いたかったのは・・・」などと言っています。AKPの女性部副部長のテュライ・セラムオール議員は「大統領は、女性と男性は生まれつき差異を持っていると言いたかったので」と弁護しています。


「1220万人のシリア人が人道支援を必要としている」国連

「7月には1080万人だったシリア人難民が、いま推定1220万人になり、激しくなる暴力と悪化する国内状況の中で支援を求めています」と、11月25日、国連のヴァレリー・エイモス人道問題担当事務次長兼緊急援助調整官が語りました。

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イスタンブルで雨の中、1枚の毛布にくるまるシリア難民。11月25日。


エイモス事務次長は、さらに悪化するシリアの現状を説明し、シリアの反体制派が支配するエリアへ、シリア政府の認可なしでも越境援助を拡大するよう委員会を促しました。シリアは2011年以来、経済は40%縮小、人口の40%は貧困にあえぎ、50%は就学していません。760万人が国内で家を追われ、320万人が外国に逃れています。

エイモス事務次長のブリーフィングの前に、潘基文事務総長が、反体制派の支配する地域へ、シリア政府の認可なしに援助物資の越境配送を実施する件について報告しました。「シリアの広い地域を支配しているイスラム国(ISIL)は打破しなければならないが、軍事作戦はさらなる激化を招き、新たな暴力の火種となり得る」と潘事務総長は懸念を表明しました。「どの集団も治安を悪化させ、環境を支配して、利益を得ている」

「シリアのISILに対する連合国の空爆は、ほとんど毎日行われ、50人の市民を含む865人が死んでいる」と、事務総長は報告しています。


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ギュル前大統領、退任後初の外国訪問

2014年11月24日 | 国際
11月25日 アブデュラ・ギュル前大統領が、大統領退任後初の外国旅行で、イギリスとカナダを訪れます。前大統領はイギリスに1日滞在した後、「ハリファックス国際安全保障フォーラム」に出席するため、カナダへ向かいました。

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「現在の中東情勢の深刻さを表すキー・ワードは“挫折”です。挫折が紛争の原因であり結果だと言えます。実際、中東のエリートと国際社会は、中東の問題解決の失敗、パレスチナの状況、これら問題の深刻化に、深く失望しています。われわれはなんとかして、この失望と挫折を終わらせることを考えるべきです」とギュル前大統領は言いました。

「政治家たちが建設的な考えを持って、全体論的・戦略的アプローチで、すべての問題に取り組めば、状況は変わってくると私は信じます。関係する政治家すべてが共通の基盤に立たねばなりません」とギュル前大統領はさらに言いました。「これは平和と安定につながるだけでなく、中東のみならず全世界の人々のためでもあります」

前大統領は24日夜、「アブデュル・ギュルと新しいトルコの建設」と題したジェラルド・マクリーン博士の著書の出版記念会に出席するため、イギリスに戻ります。11月25日には、彼は「トルコと中東に及ぶ影響」と題したチャタム・ハウス(王立国際問題研究所のシンクタンク)の討論会に参加します。来個kは27日の予定。


イスタンブルのカトリック教徒は教皇の来訪を待っている

今週のローマ教皇フランシスの訪土を前に、11月24日、カトリックの聖職者たちがイスタンブルに集まりました。この集会で、イスタンブル・ラテン・カトリック教会司教モンシニョール・ルイ・ペラトルは、教皇の訪問予定地はアンカラとイスタンブルでイズミルは含まれないと言いました。

Hurriyet
 
教皇はイスタンブルのカトリック聖霊大聖堂でミサを挙げます。


「メディアは、教皇がイズミルの聖母マリアの家を訪れると報じていましたが、それはありません。フランシス教皇の訪問予定はアンカラとイズミルだけです」ペラトル司教は言いました。イズミル県セルチュクにある聖母マリアの家は、パウロ6世(1967)、ヨハネ・パウロ2世(1976)、ベネディクト16世(2006)の3人の教皇が訪れています。

フランシス教皇はトルコを訪れる4番目の教皇になります。教皇は11月28日午後1時にアンカラに到着し、30日の午後4時45分にイスタンブルを発つ予定です。教皇の来訪はトルコとヴァチカンの対話の改善につながるだろうと、ペラトル司教は言っています。「フランシス教皇がまずアンカラを訪れることにしたのは、両国の関係の強化を望んでのことでしょう」

3日間の滞在中、世界10億のカトリック教徒の精神的指導者は、エルドアン大統領と、トルコのムスリム聖職者のトップ、メフメト・ギョルメズ師と会います。教皇はまた、イスタンブル・シシリのカトリック聖霊大聖堂でミサを行い、世界の東方正教会の精神的指導者であるギリシャ正教会総主教バルトロメウ1世と私的に会います。

アンカラでは教皇は、トルコ共和国建国者ムスタファ・ケマル・アタテュルクの霊廟を、イスタンブルではブルーモスクを訪れるでしょう。


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毎年300万のトルコ人移民が休暇をトルコで過ごす

2014年11月23日 | 国際
11月23日 休暇を過ごしにトルコを訪れるトルコ人移民の数は、2014年は270万人になりそうです。移民たちは故国で、1年間に35億ユーロも使っているようです。

 Sabah

「教育と科学研究のためのトルコ=ドイツ基金」(TAVAK)は最近、“ヨーロッパ在住トルコ人のツーリズム研究”と題して、ドイツ、オランダ、フランス、オーストリア、ベルギーに住むトルコ人を中心に調査を行いました。

ヨーロッパとトルコの関係の研究者で、経済学者で、TAVAKの会長でもあるファルク・シェン博士は、「トルコを休暇で訪れるトルコ移民の数は、2014年末には270万人になります。その中の142万人はドイツ在住です」と言いました。トルコ移民は故国に帰ると、平均4週間滞在します。

「昔の移民は親類縁者を訪れるのがも目的でしたが、いま親族訪問は目的のひとつになりました。彼らはアンタルヤやボドゥルムなどエーゲ海や地中海の町で休暇を過ごすのです。でも、一番の人気はやはりイスタンブルです」とシェン博士。

トルコ人移民は経済危機もなんのその、鷹揚に消費するそうで、移民たちがトルコに落とすお金は、今年は35億ユーロになると思われます。


古代ローマ人のゲームはバックギャモンの先祖?

1800年昔のローマ時代のゲーム器が、南部ブルドゥル県ギョルヒサル地区の古代都市キビラで出発見されました。

 Hurriyet
 
ローマ帝国で人気だった盤上ゲームがキビラで見つかった。


「このゲームについての情報は多くありませんが、2人の人間が向き合って…サイコロを使って遊んだと、私たちは考えます。少なくとも1800年か2000年昔のローマ時代のゲームです」と、ウナル・デミレル教授は言っています。この古代都市の発掘はメフメト・アキフ・エルソイ大学の考古学部が行っています。

このゲームはラテン語で“Ludusduodecim scriptorium”として知られています。発掘作業は2007年から、古代都市のアゴラの道路上で行われています。
「このゲーム器はプールの建物の中で発見されました。ローマ人たちはアゴラで、このゲームをして時を過ごしたのでしょう」とデミレル教授。

「ビザンティンのゲーム“タブラ”は、このゲームの子孫と考えられますが、どちらも現在のバックギャモンに似ています。私たちは、このゲームは3個のサイコロを使い、2人のプレイヤーは15個のコマを持ったと考えます」

・・・白い衣装を着たローマ人たちが、アゴラの一隅にすわってゲームをしていた姿を想像してしまいますね。お金をは賭けていなかったんでしょうか、デミレル先生。


「島の天然資源は両国のもの」と北キプロスのエネルギー相

 「キプロス島の両国は、島のすべての天然資源に関して同等の権利を持っている」と、北キプロス・トルコ共和国のハカン・ディンチユレク・エネルギー相が、21日、発言しました。

 Hurriyet
 
ディンチュレク北キプロス・エネルギー相(右)とユルマズ・トルコ・エネルギー相


イスタンブルで開かれた太平洋評議会エネルギー・経済サミットで、ディンチユレク・エネルギー相は、北キプロス政府は島内と島周辺の天然資源の権利を断念しないと主張しました。「エネルギー政策は国際関係に重要な影響がある。ギリシャ・キプロス政府は東地中海で他の国々と協力しようとしている」とエネルギー相は言いました。

「ギリシャ・キプロス政府は、トルコ側が炭化水素の踏査をしていると口実をつけて、平和的話合いを中断し、恒久平和を達成するための解決策をすべて拒否した」と、ディンチュレク・エネルギー相は言っています。交渉のテーブルにつかず、アナン事務総長の時代から、国連の提示する解決策を拒否してきたのはギリシャ・キプロス側です。

ギリシャ・キプロスが資源踏査をしているキプロス島沖合に、トルコが監視のための戦艦を送ったため、ギリシャ・キプロスは10月7日から、島の統合に関する話合いを拒否しています。「資源の開発はエネルギー相としての私の義務だ」とディンチュレク・エネルギー相は言っています。


   
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ロバに乗ったフランス人カップルがボスフォラスでストップされた

2014年11月22日 | 国内
11月22日 ロバとラバに乗って世界旅行中のフランス人カップルが、「動物は橋を渡ってはいけない」というトルコのつまらない規制に困惑しています。ダヴィド・ヴェルショさんとモルガーヌ・レフェヴルさんは、フランスへ帰るために、アジア側からヨーロッパ側に渡ろうと、ボスフォラス橋にやってきました。

 Sabah

橋の警官がロバとラバに乗っている2人にストップをかけたので、2人はびっくり、警官と議論になりました。カップルは2010年に旅だってから11000キロを旅し、3か月前、イランからトルコに入国しました。

フランスでレストランを経営していたヴェルショさんとレフェーヴルさんですが、この旅では携帯電話を放棄、わずかな旅費で世界旅行をつづけていました。そんな彼らは、混雑する道路や橋での動物に関する規制を知らなかったようです。

最初、彼らはイスタンブルのヨーロッパ側へフェリーで渡ろうとしましたが、動物の乗船は許可されませんでした。そこで、2人は橋を渡ろうとしたのです。警官は彼らに、動物をトラックに乗せて橋を渡るようアドバイスしましたが、2人はトラックに払うようなお金はないと言い、なんとかして欲しいと警官に頼みました。

警官は、何キロか北のファティフ・スルタン・メフメト橋に行くようアドバイスしました。困惑した2人は、橋の近くの林に向かい、テントで一夜を過ごしました。その後、彼らがヨーロッパ側に行かれたかどうかはわかりません・・・

・・・旅人に親切なトルコ人ですもの、きっと空車のトラックがロバと2人を乗せてくれたと思います。個人の船が2人と2頭を運んでくれたかもしれませんね。


エルドアン大統領がアフリカで“危険な組織”と戦うよう訴えた

エルドアン大統領は、11月21日、明らかにイスラム学者ギュレンの信奉者たちを指して、アフリカ諸国に“アフリカ諸国で活動している危険な組織に注意”するよう訴えました。ギュレニストたちは世界各地で学校を経営しています。

Hurriyet

「私たちは、ある危険な組織が、NGOやボランティア教育者の仮面の下で、アフリカ諸国に影響を与えようとしていると考えます。私たちはこれを注意深く監視しています。アフリカの友人たちも、この脅威を知って欲しい。私たちには、この組織と戦うために情報を交換する用意があります」と、エルドアン大統領は、11月21日、赤道ギニアの首都マラボで行われた第2回アフリカ=トルコ・サミットでのスピーチで言いました。

ギュレン運動は、アフリカを含む140か国の私立や公立の学校によって、教育活動を行っています。国内に“国家のような組織”をつくっていると告発されたギュレニストたちは、法曹界や警察に入り込んだメンバーたちの活動を通じて、多くの人々を不法に盗聴して告発されています。


ISILと戦うKRG支援のため、トルコ軍はペシュメルガを訓練する

“栗色ベレー”として知られるトルコの特殊部隊が、クルド領政府(KRG)のペシュメルガ軍のためのトレーニング・プログラムに着手すると、政府当局が Hurriyet 紙に語りました。トルコは対イスラム国闘争への協力の一環として、イラクで1か月の訓練プログラムを開始します。

 Hurriyet
 
ISILと戦闘中のクルド・ペシュメルガの戦闘員たち。11月8日


ダウトオール首相は11月21日、北イラクのペシュメルガの軍事訓練キャンプと難民キャンプを訪れています。KRGのマスード・バルザニ大統領との共同記者会見で、ダウトオール首相は、イラクのクルド地域の安全保障のための“あらゆる支援”を約束しました。

「トルコにとって、イラクの安全保障はきわめて重要であり、国境を接しているKRGの安全保障はとりわけ重要です。この支援は歴史的、人道的、戦略的問題です。ペシュメルガの訓練については、イラクのクルド当局と討論しています。わが国はトレーニングを含めて、支援をつづけます」と、ダウトオール首相は言っています。


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ダヴトオール首相が主任経済顧問に“革新的な”教授を指名

2014年11月21日 | 国内
11月21日 アフメト・ダウトオール首相が、ボアジチ大学のエミネ・ヌル・ギュナイ教授を、彼の主任経済顧問に指名しました。彼女は著名な改革と貿易のスペシャリストです。

 Hurriyet
改革を基盤にした成長と、大小のトルコ企業との共同プロジェクトの業績で知られるギュナイ教授は、ボアジチ大学の国際貿易学部の教職メンバーでもあります。彼女はまた、大学の「改革と競合ベースの開発研究センター」の所長も務めています。ギュナイ教授はまた、企業や銀行との仕事のほか、トルコの貿易チャンスに関する学術研究も行ってきました。

11月初旬に発表された経済行動計画で、ダウトオール首相は、トルコの望む経済的目標を達成するために、“技術と情報を基盤にした成長モデル”を推進したいという政府の願いを力説しました。

強力な成長を維持するための、人的資本の重要性に関するギュナイ教授の意見は、この問題に関してダウトオール首相が以前に述べた意見と非常に近いものがあります。研究と開発を基盤にした改革ベースの経済のために、人的資本を最重要とする点で2人の意見は一致しています。


16人のイスラム国のメンバーがトルコの刑務所にいる

イスラム国(ISIL)のメンバー16人がいま、トルコの刑務所にいて、その中の3人は、3月20日、中央アナトリアのニーデ県での攻撃に関与していたとして、裁判中だと、ベキル・ボズダー法相が発表しました。

 Hurriyet

「ニーデ県ウルクシュラの攻撃に関与したテロ組織ISILのメンバーたちは、いまアンカラの刑務所にいます。彼らの裁判は進行中です」とボズダー法相は、11月20日、国会計画予算委員会の2015年中央管理予算法についての審議の一部としての、法務省予算に関する長い討論中に語りました。

ボズダー法相は、2014年11月19日現在、テロリスト組織ISILのメンバー16人がアンカラの刑務所にいることは話しましたが、彼らの中にトルコ人がいるのか、彼らの国籍などの情報には触れませんでした。


トルコ北西部でローマ時代の墓から頭蓋骨が出土

トルコ北西部デュズジェ県で、県の発掘チームが、地下6メートルで人間の頭蓋骨を、その近くで墓石を発見しました。墓石は長さ3メートル、幅1メートル。

 Hurriyet

すぐに警官が来て、周囲の安全対策がとられました。県の文化観光局コヌラルプ博物館の専門家たちが、墓石はローマ時代のものであることを明らかにしました。

デュズジェ県のアリ・イフサン・スー知事は、頭蓋骨は並みの体格の人のものに見えると言いました。「墓の中になにがあるかは、まだわかりません。アナトリアはいたるところで歴史的遺物が見つかりますね。これからこの墓を壊さないように掘り出すことが肝心です」


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メルシンのオレンジ・フェスティバル、楽しそうですね

2014年11月19日 | 観光
11月20日 南部メルシン県で5年前から始まったオレンジ・フェスティバル、おもしろそうです。トルコ語ではナエンジエ・フェスティバルですから、正確には柑橘フェスティバルですけど。

Hurriyet

5年間でお祭の内容も少しずつ変わってきたそうですが、今年は5万個のオレンジ、ミカン、レモン、グレープフルーツが使われ、フェスティバルのために、65人の作業員が3週間働きました。フェスティバルは毎年、11月の第2週に催され、2日間のお祭が終わると、人々はフルーツを持ち帰ってよいことになっています。

 Hurriyet

今年は32か国から参加者がありましたが、バルカン、中央アジア、ペルーからの参加者が多かったとか。パーフォーマーはカラフルな民族衣装で会場を彩りました。

・・・タコちゃんがいいですね。行ってみたいです。最後に行って、フルーツもらってきたい。


エルドアン大統領、エボラの懸念される中、赤道ギニアへ

エルドアン大統領は赤道ギニアの首都マラボで開催される「第2回トルコ=アフリカ・パートナシップ・サミット」に出席するため旅立ちました。このサミットはエボラ出血熱のため中止が勧告されましたが、大統領は出席に固執しました。

 Hurriyet
 
赤道ギニアに向かうエルドアン大統領夫妻


大統領は主催国との団結を示すために予定されたサミットの出席を決めたと、外務省当局がHURRIYET 紙に語りました。大統領は11月20,21日のサミットに出席するでしょう。トルコは2013年以来、“アフリカとのパートナーシップ”の戦略に転じています。

約200人のビジネスマンと代表団が、メヴリュト・チャヴシュオール外相とともに、大統領に従いました。アフリカ諸国のリーダーたちも招待されています。会合では、2015年から2018年への「トルコ=アフリカ・パートナーシップのための共同宣言と行動計画」が承認されると思われます。

この計画には、産業、教育、保健、貿易、エネルギー、投資、平和、安全保障など、多くの分野の行動が含まれます。アフリカ連合は2008年、トルコを戦略的パートナーと宣言し、「トルコ=アフリカ共同サミット」が、同年、イスタンブルで開催されました。


バスを利用する身障者のための新法成立

公共バスに身障者用の設備を義務づける新法が、昨日、議会を通過しました。この法によって、身障者が乗れないバスは操業を許可されないことになりました。

 Sabah

また、この法によって、公共バスのメーカーも、身障者用の設備を設置しないバスは生産できないことになりました。違反すれば罰金です。

政府はすでに身障者の生活を容易にするための一連の法規を定めています。6月に施行された新ゾーン規制では、市や町の地域計画に、身障者市民が移動するための配慮が含まれていなければならないことになりました。政府は2018年までに、バスのほか、すべての公共の車両やフェリーにも、身障者のための適切な設備を設ける計画です。

トルコ人口の6.9%になる身障者は、まだ設備不十分な都市では苦労しています。1400万人の人口を抱えるイスタンブルには、すでに5620台のバスが身障者用の設備を整えています。イスタンブルでは身障者も自由にバスを利用することができます。


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