トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

全国的ロックダウンが厳しい検閲とともに始まった

2021年04月30日 | 国内
4月30日 トルコはラマザン中の感染拡大を阻止するために、17日間の完全ロックダウンに入りました。大方の人々はルールに従っていますが、当局は外出禁止の初日から検閲を開始しました。

 Hurriyet

1600万人の人口を抱える最大都市イスタンブルでは、全国的ロックダウンの最初の夜から、あちこちのポイントで、ドライバー、乗客、歩行者に対する検閲が始まりました。警察隊による検閲は5月17日まで続きます。

イスタンブルでは、ファティフ区、バクルキョイ区、D-100高速道路で検閲が行われ、車は1台ごとに止められ、ドライバーと乗客の許可証がチェックされました。ロックダウンのルールを免除される許可証を持っていない人には罰金が科されます。

内務省の回状によると、完全ロックダウン中は、すべての職場は活動を停止されますが、エッセンシャルワークを行っている職場は免除されます。

外出禁止期間中は、交通機関の車両定員数は半分になります。イスタンブル市はロックダウンの初日から、公共交通機関の車両数を増やしました。

エーゲ海地方ムーラ県のリゾート地ボドゥルムには、ロックダウン中、サマーハウスやホテルで過ごそうという人々が殺到しています。トルコで最も人気のあるリゾート地ボドゥルムのアフメト・アラス町長は、この3日間、大通りには町へ向かう車の列ができていると、懸念を表明しました。

町の人口は、2020年3月、パンデミックが始まってから、すでに50万人に膨れ上がっているそうです。「人口が増える厳しいシーズンに入りました。全国から来る人、ここにサマーハウスを持っている人たちが、昨年からここに住みついています」と町長はデミルオレン・ニュースに語りました。

「この町は大勢の人口に対応する用意ができていません。町はカオスになっています。人口が少ないこの町の財源にも限界があります」とアラス町長は言いました。

最大の問題はウイルス感染拡大の懸念です。「私たちは人々がウイルスを持ち込み、拡大させないかと恐れています。町の保健サービスも大勢には対応できません。この町の病院は300床しかなく、集中治療室も30床しかありません。コロナがひろがったら、たいへんなことになります」とアラス町長は言っています。


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ロックダウン中の酒店の閉鎖に論議

2021年04月29日 | 国内
4月29日 完全ロックダウン中、酒店を閉鎖する政府の決定が論議を呼んでいます。酒店のオーナーたちはこの決定を不公平だと非難し、反対派は、アルコール飲料の販売禁止は“ソーシャル・エンジニアリング”だと言っています。

 Hurriyet

ロックダウン中、スーパーマーケット、肉屋、食料品店は、午前10時から午後5時まで営業できますが、酒店(トルコ語でテケルと呼ばれる店)は、この期間中、閉鎖されます。ロックダウン中のルールでは、スーパーマーケットその他の店でのアルコール飲料の販売も禁止されます。

「多くのテケルは食料品店の役割もしていて、近隣の顧客のために、新聞や、パン、ヨーグルト、水など基本的な食品も売っています。テケルはアルコール飲料だけ売っているのではありません」と、テケルの組合のフェリハン・カラスさんは言いました。「テケルをアルコール販売だけに限定せず、他の観点からも考えて欲しい」

「食料品店は営業できるのに、テケルは営業禁止は不公平です。3週間も店を閉めたら、テケルはもうやっていけません」と、カラスさんは言い、政府の免除を要請しています。

最大野党・共和人民党(CHP)のヴェリ・アーババ副議長も、アルコール販売の禁止を批判しました。「この禁止令はソーシャル・エンジニアリングのための試みであって、コロナ感染拡大との闘いとは関係ありません。政府はこの決定を見合わせるべきです」と、アーババ副議長は言いました。

スレイマン・ソイル内相は、週末ロックダウン中に、アルコール飲料の販売を許可したら、不公平な競争を生むことになると言いました。「政府はテケルの権利を守るよう努力します。政府の決定は科学的見解によるものです」

アンカラ弁護士会のエリンチ・サーカン会長は、「この禁止令は国民の憲法上の権利を侵害し、法的根拠への挑戦にもなります」と言いました。アルコール禁止令は、ソシアルメディアでもひろく論議され、批判されています。


「バイデン大統領の大量虐殺発言は非難ではない」米国務長官

ジョー・バイデン大統領が1915年の事件を大量虐殺と認知したのは、トルコに罪を負わせようという意図ではないと、4月28日、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官が言いました。

 Hurriyet

ブリンケン国務長官は、外国メディアとのイベントでのスピーチで、「バイデン大統領の発言は驚くようなことではない。大統領は長年にわたる彼の見解を表明したのであって、大統領はこの件については明快な見解を持っている」と語りました。

「大統領が言っているように、事件の記念日には犠牲者に敬意を表するのであって、非難はしない」とブリンケン国務長官は言いました。

バイデン大統領は土曜日、1915年の事件を大量虐殺と呼びましたが、これまでのアメリカ大統領たちはこの言葉の使用を控えてきました。トルコはただちに、このことばは事実に反し、無意味だと否定しました。

エルドアン大統領は、バイデン大統領の発言は根拠がなく、不公正であり、100年以上前に起こった悲しい出来事に関する事実に反すると言いました。

ブリンケン国務長官は、バイデン大統領はエルドアン大統領がよい会談ができたことは重要であり、両国がともに行う多くの問題や分野があると言いました。「トルコはアメリカとNATOにとって重要な同盟国である。両国は多くの地域的・世界的問題を共有している」



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外国人ツーリストはロックダウンを免除される

2021年04月27日 | 国際
4月28日 外国人ツーリストはトルコのロックダウンのルールを免除されると、4月27日、ヌーリ・エルソイ観光相が言いました。

 Hurriyet

エルソイ観光相は、地中海のリゾート地アンタリヤで行われたイベントでのスピーチで、コロナウイルス発生以来、トルコではツーリストにロックダウンが適用されたことはないと言いました。

「パスポートを持った外国人ツーリストは、自由に歩き、博物館や遺跡を訪ねることができます。トルコで旅行者であることは有利です」と観光相は強調しました。

トルコはコロナウイルス拡大を阻止するために、4月29日から5月17日まで、完全ロックダウンを科しました。今回の規制はラマザン中からラマザン明けの祝祭までカバーされます。カフェとレストランはデリバリー・サービスのみとなり、スーパーマーケットも日曜は閉鎖されます。

エルソイ観光相は、トルコの「安全ツーリズム認可」プログラムについて語り、今年、証書を得る基準が拡大されたと言いました。

ホテルやレストラン、旅行社などツーリズム分野で働くプロたちは、いまワクチン接種をしているところだそうです。5月末までに彼らの接種が終わるだろうと、観光相は言っています。「トルコのツーリズムは去年に比べても、より管理され、よりヘルシーになりました」

観光相はまた、トルコを訪れ帰国したツーリストの感染率は非常に低いと言いました。「これは認可と対策に信頼性がある証拠です」


「2020年、トルコはEUのゴミの最大の輸入者だった」グリンピース

「グリンピース地中海」によると、トルコは2020年、EU諸国からのゴミの最大の輸入者にランクされました。

 Hurriyet

グリンピースのデータによると、トルコは2020年、ヨーロッパから66万トンのプラスチック・ゴミを輸入しています。グリンピース地中海は「トルコをプラスチック・ゴミ捨て場にさせるな」をモットーにしたプロジェクトを始め、トルコに輸入を止め、禁じるよう勧告していました。

「トルコは“ゴミ・ゼロ・プロジェクト”を行っています。しかし、プラスチック・ゴミを輸入していては、トルコはこの目的は達成できませんね」と、グリンピース地中海の生物多様性プロジェクト・リーダー、ニハン・デミズ・アタシュさんは、4月27日、デミルオレン・ニュースに語りました。「これら輸入されたゴミは自然界に捨てられています」

2020年11月に、南部アダナ県でプラスチックが燃やされている映像があります。グリンピースのプロジェクト後、都市‣環境省はゴミの輸入量を削減したと、アタシュさんは言っています。「よい処置ですが、これでじゅうぶんではありません。トルコは最大のヨーロッパのゴミ捨て場になりつつあります」

2019年、トルコはEUから58万2000トンのプラスチック・ゴミを輸入しました。「毎日、トラック241台分のゴミが、トルコの運ばれています」とアタシュさんは言っています。


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トルコはロシアのワクチン「スプートニクⅤ」を生産する

2021年04月26日 | 国内
4月27日 トルコの製薬会社「ヴィスジョラン製薬」と「ロシア直接投資資金」(RDIF)が、トルコで、コロナワクチン「スプートニクⅤ」を共同生産することで合意しました。

 Hurriyet

ヴィスジョラン社は、生産の移転について必要な調査をすませ、国内の数か所の施設で生産を始める予定だと、RDIFが4月26日、声明で発表しました。ヴィスジョラン製薬は他の有力な製薬会社との協力も、RDIFとの契約の一部としています。

トルコの製薬会社「ジンナゲン製薬」は現在、技術移送を終えようとしています。また、生産力を強化するため、他の2社との交渉も進行中だと、声明は言っています。

RDIFによると、97.6%の有効性を示している「スプートニクⅤ」は、世界61か国で登録され、30億人に使用されています。先週、ファフレッティン・コジャ保健相は、トルコはまもなくロシア製のワクチンの使用を開始すると言いました。保健相はまた、鼻スプレーを含む、いくつかの対コロナ・ワクチンの研究を行っていると言いました。

4月29日から5月17日までトルコは“完全ロックダウン”を発表

トルコはコロナウイルスの拡大を防ぐために、4月29日から5月17日まで、完全ロックダウンを決行すると、4月26日、エルドアン大統領が発表しました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は3時間の閣僚会議後、記者団に、規制中 は食料・生産など内務省が除外した分野を除き、すべての職場は活動を中止するか、在宅勤務とすると、発表しました。「この規制は、ラマザン中からイド・アル・フィトル(ラマザン後の祝祭)までカバーします」

「ヨーロッパが再開の段階に入りつつあるとき、わが国は早急に感染者数を5000人以下に減らさなければなりません」と、大統領は言いました。「でなければ、観光から貿易、教育まで、影響が出てきます」

エルドアン大統領は、カフェとレストランはデリバリー・サービスのみとし、チェーン・スーパーマーケットは日曜、閉店とすると言いました。

すべての都市間旅行は許可を必要とし、公共交通機関は50%の操業とすると、大統領は付言しました。以前のコロナ対策では、予約すれば、都市間移動ができましたが、今回の完全ロックダウンでは、外出禁止も旅行規制も例外はなく、予約もできません。

幼稚園・保育園を含む、あらゆる教育施設は、対面授業は中止され、試験もすべて延期されます。

集中治療室のサービスや、私立病院でのワクチン接種には、特別な料金は不要だと、エルドアン大統領はくり返し言いました。


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「規制はコロナ感染減少に役立った」専門家

2021年04月26日 | 国内
4月26日 新たな規制とワクチン接種の効果を査定するために、26日、閣僚会議が開かれましたが、新しい規制は新たな感染を防ぐのに役立ったと思われると、専門家が言いました。

 Hurriyet

政府は4月13日、ラマザン中の2週間、週日夜の外出禁止や全国的な週末ロックダウンを含む多くの対策を導入しました。規制の一部である今週の週末ロックダウンは、4月23日の祝日も含まれました。

「1日の感染者数が、今週は先週に比して減少しました。今週は感染が減りつづけるかもしれません」と、デニス・チャルシュカン・オダバシュ教授はミリエット紙に語りました。「潜伏期間がありますから、規制の効果は10日後くらいに数字に反映されます」

ファフレッティン・コジャ保健相は、23日、ツイッターで、イスタンブルは感染者数が20%減少したと発表しました。「病院で治療中の患者数も減少しましたが、集中治療の件数はまだ厳しい状況です」

感染症の権威、メフメト・ジェイハン教授によると、トルコな感染拡大は改善の状況が見られるということです。「いま、トンネルの向こうに灯りが見えてきました」と、ジェイハン教授は言い、人々は前にもまして厳しく対策を守らなければならないと付言しました。「規制が緩み、人々が無防備にふるまい始めたら、ふたたび状況は悪化するでしょう」

コロナ拡大を抑制するためには、ワクチン接種と対ウイルス対策の両輪で進むべきだと、教授は付言しました。「ワクチン接種が少なくとも70~75%まで普及すれれば、感染拡大は克服されるでしょう」とジェイハン教授は言いました。

エルドアン大統領も、コジャ保健相も、現在行われている規制で望ましい結果が得られなかったら、ウイルス拡大を阻止するために、より厳しい対策が考えられることもあると言っています。


キプロス交渉がジュネーヴで始まる

国連主催の非公式の会談が、4月27日、トルコとギリシャの首脳のほか、トルコ・ギリシャ・イギリス保障国3国の外相らも参加して、ジュネーヴで始まります。会談では、何十年も行き詰まり状態にあるキプロス問題を解決する交渉の、新たな公式会議を行うための共通の基盤を探ることになるでしょう。

 Hurriyet
北キプロスのタタール大統領(左)とトルコのエルドアン大統領


トルコ・キプロスのエルシン・タタール大統領は、ジュネーヴ会議の前の4月26日、アンカラを訪れ、トルコのエルドアン大統領と話し合いました。

「われわれはわれわれが正当であることを全世界に示します。われわれの最大の力は、100%トルコが、われわれの背後にあることです」と、タタール大統領はアンカラからキプロスへ発つ前に、記者団に語りました。

タタール大統領は、キプロスと東地中海では多くの変化があったから、会談ではトルコ・キプロスの新しいビジョンを述べると言い、「われわれは、“連邦を基盤にした解決はあり得ない。独立し、主権を持った、平等な2国家以外の解決はない”と、彼らに告げる」と付言しました。

タタール大統領はまた、4月27日、会談が始まる前に、ジュネーヴで、アントニオ・グテーレス国連事務総長と会談すると言いました。タタール大統領とトルコのチャウシュオール外相は、いっしょにジュネーヴを訪れると思われます。

トルコとトルコ・キプロスは、主権を持った2つの独立国以外に、もうギリシャ・キプロスと話し合うことはないと強調しています。53年前の実りのない話し合いをくり返すのは意味がないと、トルコは言っています。

   
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バイデン大統領が1915年の事件を「大量虐殺」と認めた

2021年04月25日 | 国際
4月25日 ジョー・バイデン米大統領が、4月24日、1915年の事件を“大量虐殺”と規定しました。トルコは、1915~1917年のこの事件に、オスマン帝国による殺害というレッテルを張られることを強く否定しています。

 Hurriyet

「われわれはオスマン時代のアルメニア人大量虐殺でなくなった方々を記念し、このような悲惨な事態が再び起こることのないよう自戒する」とバイデン大統領は声明で言いました。年次メッセージでこの言葉を使用したアメリカ大統領は、彼が初めてです。「われわれは歴史に学ぶ。われわれはこの事件に目を閉じない。こんな事件を再び起こしてはならない」

あるアメリカ官僚は、「この声明は、人権を守ることを中心的な基本方針にするというバイデン大統領の意向であって、それ以上の意味はない」と記者団に語りました。

トルコはこの声明を完全否定
バイデン大統領の発言の数分後、トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相は「トルコはバイデン大統領が1915年の事件を大量虐殺と認めたことを完全に否定する」と、ツイッターで言いました。「われわれはわが国の過去について、だれもそんな話は聞いていない。政治的楽観主義は平和と公正の最大の敵である」

「われわれは、この大衆迎合的声明を完全に否定する」と、エルドアン大統領も、トルコの問題に干渉する第三者を告発しました。「歴史家が論ずべき問題を、第三者が政治的に利用し、わが国に干渉する材料にしている」と、エルドアン大統領は、イスタンブルのアルメニア主教へのメッセージで言いました。

トルコ外務省もこの声明を非難しました。「わが国は1915年の事件に関するアメリカ大統領の声明を、最大の言辞をもって否定し非難する。事件は過激なアルメニア人集団と反トルコ集団の圧力の下につくられたものである・・・声明は学術的・法的ベースに基づかず、なんの証拠もないことは明らかである。この声明は両国の信頼と友情を損なう深い傷になるだろう。わが国はアメリカ大統領がこの重大な誤りを正すことを要請する」

1915年の事件に関するトルコのスタンス
1915年の事件に関するトルコの立場は、ロシア軍がトルコに侵入してきたとき、一部アルメニア人がロシア軍に味方し、オスマン軍に対して反乱を起こしたため、アルメニア人の死者が出たというものです。その後、アルメニア人の移動が始まり、多くの死傷者を出す結果になりました。

トルコはこの事件を大量虐殺と表現することに反対し、この事件を双方に死傷者が出た悲劇としています。トルコは、この問題を調査するために、トルコとアルメニアおよび国際的な歴史家たちの共同委員会をつくることを、くり返し提案しています。

歴代のアメリカ大統領たちは、アルメニア人の死を大量虐殺と呼ぶことを控えてきましたが、バラク・オバマ大統領は、この悲劇にアルメニア語の“Meds Yegher” (大罪)という言葉を用い、それがトランプ政権にも引き継がれていました。


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トルコは北イラクで陸・空軍作戦を開始した

2021年04月24日 | 国内
4月24日 ヒュリエット紙によると、4月24日、トルコは北イラクで、テロリストPKKに対する軍事作戦を開始しました。

 Hurriyet

治安部隊によると、トルコのレンジャー部隊がイラクのメティナ地方に入っているそうです。この作戦は他に、カンディル、ザップ、ガラ、アヴァシン・バスヤンを目標にしています。レンジャー部隊は、空軍、ATAKヘリコプター、無人航空機、無人戦闘航空機に支援されて、空からの攻撃作戦に入っています。

フルシ・アカル国防相とトルコ軍司令官は、軍司令部管理センターから、作戦を指示・発信しています。


トルコとアメリカの大統領がさらなる協力について合意した

4月23日、トルコのエルドアン大統領とアメリカのジョー・バイデン大統領が電話会談を行い、両国関係について話し合ったと、広報局が言いました。

 Hurriyet

エルドアン大統領とバイデン大統領は、両国関係の戦略的特性と両国の関心のある問題について、より強い協力関係を築くことが重要であるとして合意したと、広報局は言いました。

エルドアン大統領は、アメリカにFETOが存在する問題と、シリアのPKK/PYDテログループへのアメリカの支援について話し合うことが、米土の関係を前進させるために重要だと語りました。

両首脳は、6月のNATO首脳サミットで会談することで合意しました。会談はベルギーのブリュッセルで行われ、両国間と地域の全問題が話し合われるだろうと、ホワイトハウスは言いました。

「会談中、バイデン大統領は、協力範囲の拡大と、意見の相違の有効な処理によって、両国関係を構築することの重要性を語った」と、ホワイトハウスは付言しました。

1月、バイデン大統領が就任してから、これがエルドアン大統領との最初の電話会談になりました。外交ソースによると、トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相も、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官と電話で話し合い、両大統領が話し合った問題をフォローしました。


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全国で3日間の外出禁止が始まった

2021年04月23日 | 国内
4月23日 コロナ拡大阻止のために、4月22日から3日間の外出禁止が始まりました。

 Hurriyet

木曜午後7時から月曜午前5時までの外出禁止には、「国民主権の日」と「子供の日」(4月22日)も含まれますが、今年はコロナ感染拡大阻止のため、当日も花輪贈呈だけで、記念日の式典も催されないことになります。かわりにオンラインでイベントが行われるでしょう。

1920年、「トルコ大国民会議」の最初の大会が行われた4月23日を記念して、トルコでは毎年、この日に式典が催されています。子供たちもスタジアムや街頭で記念日を祝います。

しかし、トルコでは、先週から感染者と死者が増えてきたため、ラマザンの最初の2週間、特別のコロナ阻止対策がとられることになりました。この対策には、午後7時から午前5時までの外出禁止時間の延長も含まれ、この期間中は緊急時以外の都市間移動も禁じられました。週末の外出禁止も、リスクの高い都市ではつづいています。

カフェとレストランはデリバリーとテイクアウトのみの営業になり、結婚式場、スポーツセンター、ゲーム場は、ラマザンが終わるまで閉鎖されます。

シリア移民の工芸家がトルコでビジネス成功

9年前、シリア内戦を逃れてトルコに移民した工芸家が、南東部キリス県で、アートで生活を維持することに成功しました。

 Hurriyet

セラハッディン・ジロさん(50)は35年間、子供の時から小さな作業場で、木の工芸品をデザインし制作していました。彼は次世代にその技術を受け継がせようと、6人の子供の中の2人に、イスラムのモチーフを使った手工芸品のつくりかたを教えています。

若い時からアートを愛するジロさんは、トルコで仕事が続けられて嬉しいと、アナドル通信に語りました。「私はイスラムの文化遺産を受け継いで、木と皮を使った作品をつくってきました」

彼は子供の時から独学でアートを学んできましたが、キリスに来てから、トルコその他の外国の文化に触れ、とても勉強になったと語りました。ジロさんはどんな木でも細工しますが、とくにオリーブの木が好きだと言いました。

「私はトルコで多くのことを学びました。トルコで展覧会をしたい。私のアートはトルコの未来です」と言うジロさんは、自分の職業を楽しんでいるとも言いました。「時間をかけて作った作品を売って,後悔するときもあります。みんな、私の作品にとても興味を持ってくれます」


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55歳以上の人々がワクチン接種に病院に押し寄せた

2021年04月22日 | 国内
4月22日 政府が今週、55歳から59歳の人々にワクチン接種の範囲をひろげたので、この年代層の人々が最初のワクチン接種を受けるために病院に殺到しました。

 Hurriyet

ワクチン接種の予約を扱っているウエブサイトE-Nabiz に多くの人々がリクエストしたため、サイトは一時、アクセス不能になりました。トルコには55歳から59歳の市民が約4600万人います。コロナワクチンの接種は予約をする必要があります。人々は病院の前に長蛇の列を作り、何時間も順番を待つ人も出ました。

人々が殺到したことには、いくつかの理由があります。こんな現象は1月14日にワクチン接種が始まってから見られなかったことです。この年齢層の人々は、高齢者に比べて、ワクチンの利点をよく知っていると思われます。ファフレッティン・コジャ保健相も、以前、65歳以上の人々の24%は接種を受けたが、65%の人はワクチン接種の予約をしなかったと言っていました。

55歳以上の人々は中国のワクチンより、ファイザー・バイオンテクのワクチンを選択しました。しかし、当分の間は、ファイザー・バイオンテク・ワクチンの量には限界があり、保存の問題もあるため、決められた病院でしか受けられません。そのため、病院では予想しなかったことが起こりました。イスタンブルのシシリ・ハミディエ・エトファル訓練研究病院も、そんな病院のひとつでした。

人々は接種を受けるために、夜明けから病院にやってきました。人々が押し寄せたため、予約は遅れ、病院職員と人々の口論になり、追加ワクチンが病院に届くまで事態は収まりませんでした。

「1年間、ワクチンを待っていたんです。私の年齢の番が来たのですぐに、予約を入れました。病院側はワクチンが足りなくなったと言って接種を止めましたが、ワクチンが届いて、接種が再開しました」と地元民のユルダギュル・ベジルガンさん(56)は言いました。

トルコは最初、中国のワクチンを使っていましたが、最近、ファイザー・バイオンテクのワクチンも使い始めました。現在までに、2050万回分のワクチンが接種されています。約1270万人が1回目の接種を受け、790万人が2回目の接種も受けました。政府はラマザン中の2週間に科す部分的ロックダウンを拡大するかどうか、来週の閣議で討議すると思われます。


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ワクチンは重症の感染者を減らすことが調査でわかった

2021年04月21日 | 国内
4月21日 コロナワクチン接種を受けた人々の入院率と集中治療室使用率が減少していることが、保健省科学委員会の調査でわかりました。

 Hurriyet

科学委員会は、中国の製薬会社シノヴァクが開発したワクチン接種の効果についての調査を終えました。「この研究は、1500万回分のワクチンが接種された後に行われました。私たちは1回目と2回目の接種を終えた人々を調査しました」と、科学委員会のセマ・クルトゥファン・トゥラン教授はヒュリエト紙に語りました。

接種を受けて、ウイルスに感染した人は2500人だけです。この中には対ウイルスのルールを守らなかった人も含まれていますと、教授は言いました。トゥラン教授によると、これら2500人のほとんどは、入院したり、集中治療を受けたりしていないそうです。

ワクチン接種が始まる前は、65歳以上のコロナ患者の18%は、集中治療室での治療が必要でしたが、この数は10%に減っていると、トゥラン教授は付言しました。トルコは1月14日から、医療従事者と高齢者を優先に、ワクチン接種運動を開始しました。トルコは現在、シノヴァク社とファイザー・バイオンテク社のワクチンの両方を使っています。

「トルコのワクチン接種は大きな成功を収めています。接種運動は効率的なやりかたで、加速させて、続けていくべきです」と教授は言いました。トゥラン教授はまた、20~65歳の人々が、次第にウイルス感染で入院するようになってきたと指摘し、「私たちは感染拡大を阻止しなければなりません」と言いました。

ファフレッティン・コジャ保健相は、4月19日、コロナ感染が拡大し、イスタンブルの集中治療室の使用率は71.4%になったと言いましtおルコは4万回分のた。全国の集中治療室の使用率は69%になっています。


トルコは4万回分のワクチンをトルコ・キプロスに送った

トルコは4月20日、北キプロス・トルコ共和国(TRNC)に、4万回分のコロナウイルス・ワクチンを送りました。

 Hurriyet

ワクチンを積んだトルコ保健省の飛行機が、レフコシャのエルジャン国際空港に着陸し、TRNCの職員らが積み荷を受け取りました。現在までに、トルコはTRNCに14万回分のワクチンを提供しています。

「われわれはわが国民とともに、トルコの支援によって、コロナとの戦いをつづけます。シノヴァクのワクチン4万回分が、今夜、母国トルコから届きます。母国トルコに心から感謝します」と、TRNCのエルサン・サネル首相がツイッターに書きました。TRNCの記録されたコロナ感染者数は3900人を超え、24人が死亡し、3000人余が回復しています。

キプロス島は1974年以来、北キプロス・トルコ共和国とギリシャ・キプロス政府に分断されています。島のトルコ系住民に対する暴力が頻発し、キプロス島をギリシャに併合しようとするクーデターが起こったため、1974年、トルコは保障国として介入しました。

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