トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

無装備の射撃がカッコいいと、世界で話題のトルコ人アスリート

2024年08月11日 | 
8月11日 耳当ても、カラーレンズも身につけず、片手をポケットに突っこんだままの射撃ポーズで、銀メダルを獲得したトルコのユスフ・ディケチュ選手が,「かっこよすぎ」と、世界中の熱烈なファンがオンラインで騒いでいます。

 Hurriyet

片手はポケット、Tシャツ姿で、装備はなにもなし、さりげない射撃ポーズでメダルを獲得したディケチュ選手は、日本では「無課金おじさん」と呼ばれていますね。

しかし、ディケチュさん自身はネット上の人気には無関心、「私は私、同じ人間です」と言っています。「銀メダル獲得後、ソシアルメディアに何回となく私の寫眞がシェアされましたが、私には関係ありません。私は以前通りの生活をつづけます」と、アンカラの射撃練習場でAFPに語りました。

彼のリラックスした射撃ポーズはオリンピック・アスリートの間でも評判になり、スエーデンの棒高跳びのアルモンド・デュプランティス選手は、6.25メートルのジャンプで金メダルを獲得した後、「ユスフ・ディケチュのポーズ」で喜びを表現しました。その後も、ディケチュ・ポーズで勝利を喜ぶアスリートが続出しました。

「私がポケットに手を入れているのを傲慢さの表れだと言う人もいますが、彼らは私についても、射撃というスポーツについても、なにも知りません」と彼は笑って言いました。「私はただ、からだを安定させ、バランスをとるためにしているのです」

ユスフ・ディケチュさんは51歳。治安部隊の隊員でしたが、1年前にリタイアし、装備なしの射撃を始めました。


ガザで清潔な水の提供に取り組む女性技術者を、大統領夫人が賞讃

トルコのファーストレディ、エミネ・エルドアン夫人が、ガザで海水を飲料水に変える方法を開発したパレスチナの女性農業技術者に祝辞を送りました。

 Hurriyet

「あきらめなければ、どんな条件下でも、解決の道は見つかります。パレスチナの農業技術者イナス・エル=グルさんは、開発した技術によって、闇の中にある母国に光を与えました」とエミネ夫人はソシアルメディアX に投稿しました。

「海水を飲料水に変える驚くべき離れ業を成し遂げた勇気ある女性に、心からお祝いを申し上げます」とエミネ夫人は言い、多くの人々が彼女が開発したシステムにあやかれることを望むと付言しました。

エミネ夫人はメッセージの最後に、「パレスチナは破壊されているが、国内には希望もあることを世界は知るべきです」と国際社会の呼びかけています。

パレスチナの保健省によると、ガザの10か月に及ぶ戦争で、イスラエルの攻撃によって39,790人が殺害されています。何か月もの爆撃でガザは飲料水が不足し、多くの避難民が水の危機に苦しんでいます。


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女性海軍提督就任に、NATOも「すばらしい」と賞賛

2023年08月19日 | 
8月20日 NATO連合会軍司令部(MARCOM)は、ギョクチェン・フラトさんが提督に推されたことに祝辞を述べ、彼女はトルコ海軍史上、初の女性提督だとし、彼女の地位はNATOの海軍作戦にとっても、極めて重要だと言いました。

 Hurriyet

イギリスのMARCOMで作戦参謀長補佐を務めていた彼女は、8月3日、トルコの「最高軍協議会」の会合で提督に推薦されました。「彼女の立場は全同盟国の海上作戦と演習の成功にとって重要だ」と、8月17日、MARCOMは声明文で言いました。

フラトさんは、昨年、MARCOMへ移動する前は、ノルウエーのNATOの共同戦争センターで働いていました。声明文には、就任後のフラトさんの発言も書かれています。「提督に推されたことは、海軍将校のキャリアとして最高です」と彼女は言っています。「トルコ海軍の初の女性提督に任命されたことで、激励されました。私の夢の実現です」

1977年、イスタンブルに生まれたフラトさんは、1998年、海軍士官学校を卒業しました。トルコ初の女性艦長となった彼女は、海軍学校の学生たちのための訓練船で指導しました。その後、彼女はTCGヤウズ・フリゲート艦上で、水中兵器係や、対潜水艦係など、さまざまな役職を務めました。

フラトさんはまたトルコ参謀本部や国防省でも働いていました。


国家情報機構がAIで大統領の声を複製した詐欺師を逮捕

国家情報機構(MIT)が、AI(人工知能)を使ってエルドアン大統領の声をまねし、ビジネスマンや上級公務員をだまそうとしていた男を捕らえました。

 Hurriyet

ひと稼ぎしようと、AIアプリを利用してエルドアン大統領の声を複製している人物について情報を入手したMITは、調査を開始しました。容疑者は複製した声を使って、外国人として登録した10本の電話から、ビジネスマンたちに接触していました。MITはその人物の身元と居場所をつかむことに成功しました。

MITのサイバー・セキュリティ部はたちまち容疑者を逮捕し、法廷に送りました。MIT当局は、このようなサイバー犯罪に気を付ける必要を市民に伝え、安全確保のために、声や身元証明の詐欺に対し、対策を強化すると強調しました。

AIの世界的普及によって、「ディープフェイク」のようなアプリ、とくに声の複製による詐欺行為の例が増えています。このようなアプリの悪意ある利用によって、サイバーの安全性が脅かされています。気をつけましょう。


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初の女性トルコ中央銀行総裁になったエルカンさん

2023年06月10日 | 
6月11日 アメリカの金融関係企業幹部を歴任したハフィズ・ガイエ・エルカンさんが、6月6日、エルドアン大統領に任命されて、トルコ中央銀行の初の女性総裁になりました。

 Hurriye

ファースト・リパブリック銀行の元共同CEOで、ゴールド・サックスの常務だったエルカンさんは、5月28日のエルドアン大統領の再選後、この任に就きました。4年間、第5中央銀行の総裁だった41歳のエルカンさんは、エルドアン大統領の利率引き下げを推進したシャハプ・カヴジュオール氏の後任となりました。

中央銀行の通貨政策委員会(MPE)は、6月22日、新総裁の下に最初の会合を予定していますが、この会合で、利率は現在の8.5%から引き上げられると予想されます。

エルカンさんはイスタンブルのボアジチ大学で、産業工学で学士号を取得し、卒業生総代として卒業し、プリンストン大学で経済科学と金融工学で博士号を取得しました。彼女はまた、ハーヴァード大学ビジネス・スクールで経営科学、スタンフォード大学でリーダーシップに関する訓練プログラムを終了しました。

多くの大企業の最高ポストに就任したエルカンさんは、アメリカ・ベースのファースト・リパブリック銀行の共同CEO,リスク・戦略・保険分野のサービス会社マーシュ・マクレナンの取締役会メンバー、投資銀行ゴールドマン・サックスの常務、ジュエリー会社ティファニーの取締役会メンバーを歴任しました。

アメリカ100大銀行のひとつの総裁またはCEOの称号を持った、40歳以下の最初の女性になったエルカンさんは、「サンフランシスコ・ビジネス・タイムス」と「クレーン・ニューヨーク・ビジネス」の「40歳未満の40人」のリストに入りました。

2019年には、エルカンさんは、「クレーン」の「銀行・金融界の注目すべき女性」と「アメリカン・バンカーズ」の「注目すべき女性」のリストにも入りました。
 

トルコ人旅行者にキャンピングカーが人気

ホテルの宿泊代が天井知らずに上がってきたため、人々はキャンピングカーを利用するようになってきましたが、キャンピング場もまた値上がりし、4人家族なら少なくとも,ひと晩1000リラは払わなければなりません。

 Hurriyet

それでも、休日を安く過ごそうと、近頃、キャンピングカーの需要が高まっています。サマーハウスは高価で手が出ないし、ホテルに大金を払いたくないというツーリストが増えたことが、キャンピングカーの需要増加の原因です。コロナ・パンデミック後は、とくに需要が増しています。

夏に向かって、キャンピング場の需要は、昨年に比して2倍になっています。しかし、キャンピングカー内で使われる設備の多くはヨーロッパ諸国から来ているため、キャンピングカーの生産と販売価格は、為替レートによって高騰しています。

2022年には、中級の、標準品質のキャンピングカーは、10万~15万リラで買えましたが、今年は30万リラまで上がり、モーターホーム(住宅型キャンピングカー)は100万リラまで跳ね上がっています。

キャンピングカーの価格も上がっていますが、それでもホテルやクルーズ船に比べたら、キャンピングカーはお得な休暇が過ごせます。


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トルコ人教授が初めてアメリカの大学の学長になった

2023年05月09日 | 
5月9日 トルコ人教授アイシェギュル・ティムルさんは、アメリカのフロリダ・ガルフ・コースト大学(FGCU)の、トルコ人初の学長になりました。

 Hurriyet

FGCUは投票で、ティムルさんを学長に指名しました。ティムルさんは初のアメリカの大学のトルコ人学長となり、また同大学の初の女性学長になりました。

ティムルさんは大学の理事会による投票で、7対6でFCGUの学長になりました。現在、ティムルさんはFCGUで「戦略と計画の革新」の副会長を務めています。この役職にあって、彼女はマイクロ・オーセンティケーションとディジタル・バッジを導入し、アメリカ商務省経済開発局を通じて、大学のために2290万ドルの助成金を確保しました。

「このりっぱな大学の長となることは、なんと名誉なことか、ことばでは言えません」とティムルさんは投票後のスピーチで言いました。「彼女の業績については問題ありません」と、大学理事会のピーター・サリック議長は言いました。「ティムルさんは聡明で、勤勉で、決断力があり、魅力的なリーダーの素質を持っています」

6月、大学理事会の承認後、7月1日、彼女は学長の職に就きます。ティムルさんはイスタンブル大学でビジネス管理を学び、学士号と修士号を取得した後、25年前、トルコからアメリカに移住しました。


50か国を旅した73歳の女性

人生のほとんどを子供と孫の世話に捧げ、いまガンと戦っている73歳のエメル・ゲディクリさんは、これまでに3大陸50か国を訪れていますが、いまも病気にめげず、世界各地を見たいという夢を追いつづけています。

 HUrriyet 

44年前の新婚旅行で、旅に興味を持ったゲディクリさんは、その後、子供や孫の世話に追われていましたが、旅行への夢は失いませんでした。この15年間、彼女は機会あるごとに世界を旅し、これまでに3大陸50か国の土を踏んでいます。

「私は2017年までに、44か国と156都市を訪ねました。2017年から2020年3月の間には、さらに18か国51都市を旅しました。その後、コロナ・パンデミックになり、旅は中断せざるを得ませんでした。

私は船で、オーストリア、スロヴェニア、ドイツ、スペイン、リトアニア、ハンガリー、エジプトを旅しました。オーロラを見に、フィンランドとノルウエイにも行きました。ヴェトナム、カンボジャ、インドに行きました。インドには3回行きました。世界一長いシベリア鉄道も経験しました」とゲディクリさんは旅を語りました。

4か月前、彼女は肺がんと診断されたため、現在、化学治療を受けていますが、ガンは彼女の旅への情熱を妨げなかったようです。

「病気を知る1か月前に、日本とドイツへの航空券を買っていました。航空券はキャンセルしましたが、治療後、行きたいと思っています。日本のお寺やお城はすばらしいでしょ」とゲディクリさんは言っています。

ゲディクリさんは20年間、パッチワークを趣味にしていて、訪れた国々で小布を買い、パッチワークの雑誌カバーをつくっています。作品はグループ展に展示されましたが、いま個展の準備をしているそうです。


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ウクライナ軍が戦争に助力するトルコ男性を表彰した

2022年12月30日 | 
12月30日 リヴィウでカフェを経営していましたが、戦争が始まってもウクライナを去らず、ボランティアの戦士となったトルコ男性が、ウクライナ軍によって表彰されました。

 Hurriyet

「私のようにボランティアとして戦うことを希望する者は武器を与えられ、射撃訓練を受けます。私たちはまだ激しい戦闘の場に出ていませんが、予備兵として、必要な時には戦う用意ができています」と、42歳のカディル・ソイルさんは言いました。

ソイルさんはイスタンブルに住んでいましたが、5年前、ウクライナの移住し、カフェをオープンしました。多くの人々が安全のためにウクライナを去りましたが、ソイルさんはこの国にとどまると決め、ボランティアの戦士になりました。

ウクライナ軍のリヴィウ司令部はソイルさんに表彰状を贈りました。ソイルさんは10か月間、戦争の犠牲者と、各地で戦う兵士たちを支援してきました。ウクライナでは今も激しい戦闘が続いています。

戦争の勃発以来、ソイルさんは自分の車で、戦場の兵士たちに食料や薬品を届けてきました。さらに彼は、必要とあれば、軍の病院のためにも働こうとしています。「市民の多くは戦場に行くのを怖っていますが、私は人々を支援することに喜びを感じているので、望んで戦場に行きます」と彼は語りました。

彼は自分の車を軍に寄付し、たくさんのブーツや寝袋も提供しました。「これはすべて私自身の意志でやっていることです」と彼は付言しました。


「ジャー・ケバブ」が2022年のベスト料理のリストに入った

世界の伝統料理の旅行ガイドブック「テイストアトラス」が、「2022年ベスト料理トップ10」に、ジャー・ケバブを入れました。

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「テイストアトラス」は読者投票をベースに、世界中の料理からベスト50を選んで発表しました。ジャー・ケバブは、トルコ北東部エルズルム県をオリジンとするケバブのⅠ種ですが、「テイストアトラス」の9位にランクされました。

「私はジャー・ケバブを1位か2位にしたかったが、多くの国々の料理の中から9位に選ばれたのは名誉なことだと思います」と伝統料理の研究者として知られるケマル・コチ氏は言いました。「わが国のケバブはいま、世界中に、中国にまでひろがり、わが国の料理長が求められています」

ジャー・ケバブはオスマン時代からの料理だと、コチ氏は言いました。ジャー・ケバブという名は、皿ではなく、ジャー(焼肉の串)でサーブされるためだそうです。

ジャー・ケバブには、玉ネギ、塩、コショウに約12時間漬けた子羊肉が使われます。肉は大きな、水平に置かれた串で、薪で焼かれます。シェフは長い串を用い、串がいっぱいになるまで、柔らかく、ジューシーなラムを小片にスライスします。kono
ケバブは、昔式に串から直接、皿に盛るか、あるいは暖かい焼きたての、平たいパンに包んでいただきます。


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トルコ女性外科医がBBCの最も影響力のあった女性100人に入った

2022年12月10日 | 
12月9日 完全人工心臓を移植した、ヨーロッパで最初の女性心臓外科医ディレク・ギュルソイさんが、2022年の世界で最も影響力のあった女性に選ばれました。

 Hurriyet

このリストには、政治から科学までの多分野の女性が選ばれます。「私は2010年から完全人工心臓の研究をつづけてきました。この研究を始めて12年になりますね」とギュルソイさんは言いました。

「ヨーロッパで初の完全人工心臓を移植した女性外科医というニュースは嬉しくありませんが、手術中、他の外科医からこのニュースを知らされました。アメリカにはこの種の女性外科医はいますが、ヨーロッパではあなた1人だと言われました」と、ギュルソイさんは語りました。

ギュルソイさんは経験の重要性を力説し、ニュースは晴れがましいが、この仕事は準備のプロセスが求められる仕事だと言いました。「私は人工心臓の研究で、人間と動物両方で多くの経験を積んできました。医療の成功は経験です。私はつねに多くの人がやりたがらない仕事に興味を持ってきました。これは運というものですね」

「私は野心家ではありません。一生懸命がんばれば、最後には成功します。成功への唯一の道は努力ですね」と、ギュルソイさんは付言しました。「私は4,5年前から、娯楽も絶ち、完全に研究に集中してきました。困難もありましたが、私は自分を信じていました。努力をつづければ、前進できるものだと思っています」

ギュルソイさんはまた、世界的に有名な雑誌「フォーブス」の11月3日発行のドイツ版の表紙になっています。


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ノーベル化学賞のトルコ人科学者が北キプロス支援のTシャツ着用

2022年10月22日 | 
10月23日 トルコのノーベル化学賞受賞者アジズ・サンジャル氏が「TRNC(北キプロス)は認められるべきだ」と書かれたTシャツを着て北キプロス支持を表明し、ソシアルメディアで大きな賞賛を受けています。

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トルコ・キプロスのエルシン・タタル大統領の保健顧問ネディメ・セラクンジュさんが、サンジャル氏への誕生日プレゼントとして、「北キプロスは認められるべきだ」と書かれたTシャツを送りました。サンジャル氏は1946年9月8日生まれです。

「親愛なる師アジズ・サンジャルさんは、“養女”からのプレゼントを喜んで、誇りをもって着てくれました」とセラクンジュさんは言い、サンジャル氏の寫眞をソシアルメディアにシェアしました。サンジャル氏の寫眞は北キプロスのメディアで広く報道され、ソシアルメディアに大きな反響がありました。

「私自身と北キプロス国民を代表して、アジズ・サンジャル教授に感謝します。サンジャル氏はセラクンジュさんの贈物を誇らかに着て、わが国民の闘争を大きく支援してくださいました」と、タタル大統領は言いました。

2017年にサンジャル氏が北キプロスを訪れたときから、サンジャル氏とセラクンジュさんの友情はつづいています。サンジャル氏はセラクンジュさんを「養女」と呼んでいます。サンジャル氏はまた、アゼルバイジャンの首都バクーや、カラバフの象徴的な都市シュシャを訪れました。カラバフは2020年、28年ぶりにアルメニアの占領から解放されました。

トルコ南東部にあるサンジャル氏の家を博物館に変える作業は、2020年から始まっています。マルディン市は、かつてサンジャル氏の家族が住んでいた3階建て36室の歴史的な家の一部を修復するプロジェクトを準備しています。

アメリカのノースカロライナ大学で働いているサンジャル氏は、DNAの修復の研究で、2015年にノーベル化学賞を受賞した3人の科学者の1人です。


「ガン検査予約システムが家庭医の管理下に」保健相

ガン検査予約システムが家庭医の管理下に入ると、ファフレッティン・コジャ保健相が、「肺ガン検査月間」の声明で発表しました。

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「ガン検査を受ける人は、該当する検査センターを教えられ、予約もしてもらえます。予約の通知はSMSで携帯電話に送られてきます」とコジャ保健相は説明しました。

肺ガン、直腸ガン、子宮頸ガンの検査は、コミュニティ保健センター、保健生活センター、ガン早期発見・検査・トレーニング・センター、家族保健センターなどで、無料で受けられると、コジャ保健相は言いました。

ガン検査センターは各県に少なくとも1か所はあり、347のガン検査センターがあると、保健相は語り、これらセンターのうちの41は移動検査センターで、辺鄙な場所に住んでいる人や、貧困層の需要に応えるそうです。

2021年、440万件のガン検査が行われ、ガン検査数は今年上半期、400万件に達しました。


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トルコ女性がドイツで公爵夫人になった

2022年09月26日 | 
9月27日 トルコ女性がドイツのメクレンブルグで、ドイツのプリンスと結婚し、公爵夫人になりました。

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南部メルシン県タルスス地区に生まれたハンデ・マジトさんは、12年前、学業目的でオランダに渡りましたが、たまたま友人が開いたパーティで、31歳のプリンス、ゲオルグ・アレクサンデルさんと出会いました。マジトさんは彼と出会ったとき、プリンスだとは知りませんでした。

「パーティで彼は私に近づき、おしゃべりした後、私の電話番号をきき、1週間後、ドイツからオランダに来ました」とマジトさんは言いました。「私は彼と会ってから2週間後に、彼がプリンスだと知ったのです」

マジトさんと会うまで、トルコの文化についてなにも知らなかったと、プリンスは言っています。デートをするようになってから、彼はタルススを訪れ、トルコ料理も大好きになりました。

2020年12月にオランダで婚約した2人は、現在ロッテルダムに住んでいますが、いずれはマクレンブルグに移る予定です。2人は6月17日に結婚しましたが、公爵としての儀式は9月17日、500人が出席して、ノイシュトレーリッツ教会で行われました。ノイシュトレーリッツでの儀式では、エリザベスⅡ世女王のために、1分間の黙祷が捧げられました。

マジトさんの結婚指輪には、メクレンブルグの色である赤とブルーが使われていました。トルコ出身の公爵夫人となったマジトさんは、兄のケレム・マジトさんといっしょに設立した「ルイワ」というブランドでヨーグルトを生産し、アレクサンデル公爵も、その会社の共同経営者になっています。彼女はまた、オランダに進出したいトルコの企業のコンサルタントの仕事もしています。

アレクサンデルさんの家は、1918年までメクレンブルグ地方を支配していた、スラブ・オリジンの北ドイツの名門で、ヨーロッパで最も長く統治した王朝のひとつです。


エルサレム商工会議所がトルコ・オフィスをオープン

トルコとイスラエルの国交正常化が進む中で、商業・貿易の関係を強化するために、エルサレム商工会議所トルコ・オフィスが活動を始めました。

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エルサレム・トルコ・オフィスの声明によると、新設されたオフィスは、工業地帯と輸出業者協会の間を結ぶ仕事をします。同オフィスはまた、文化観光省、保健省、産業技術省、農林省のほか防衛産業や貿易協会にも働きかけるだろうと、声明は言っています。エルサレム・トルコ・オフィスは国内市場と貿易振興に貢献するだろうと、声明は付言しています。

エルドアン大統領とイスラエルのヤイル・ラピド首相は、9月20日、国連総会で会談しました。トルコとイスラエルの首脳が対面で会談したのは、2018年以来です。

トルコとイスラエルの関係の完全正常化の証として、イスラエルは今月すでに、駐トルコ大使を任命しました。


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アメリカでアダナケバブを1日400個売る男

2022年07月04日 | 
7月5日 マイアミのレストランで、毎日、アダナケバブ400個を売って、ミシュラン・ガイドにも載っているトルコ人男性がいます。

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「私たちのレストラン“ドヤ”は1年前にオープンしましたが、ミシュラン・ガイドに入りました」と、エルハン・キョスペテンさんは言いました。彼は前運輸大臣のメフメト・キョスペテン氏の令息で、2004年からアメリカ・マイアミに住んでいます。

「ドヤ」は「マンドリン・エーゲ・ビストロ」に次ぐ彼の2番目の店です。「私たちはアメリカでトルコの食物をひろめています。ウチのメニューには、バクラバ、ケバブ、ラフマジュン、ピッタ、マントゥ、メゼもあります」と彼は言いました。

アメリカの客にはなにがいちばん人気があるか尋ねると、キョスペテンさんはアダナケバブと答えました。「私たちは1日400個のアダナケバブを売っています。お客さまはジャーケバブにも興味がありますね」

アダナケバブは、長い鉄串に手挽きの肉をにぎりつけ、炭火で焼いたトルコ料理です。発生は南部のアダナ県。ジャーケバブは、平らに重ねて、マリネしたラム肉を回転させて焼いたケバブで、発生は東部エルズルムです。

「オリーブ、豆、トマトペースト、米、干し肉など、ほとんどの食材はトルコから取り寄せています」とキョスペテンさんは言いました。彼はこれから5年間で「ドヤ」のチェーン店を10店出すのを目標にしています。モナコ、上海、ニューメキシコなどに新しい「ドヤ」の店を出すことを考えているそうです。

トルコにレストランを出す気はないか尋ねると、彼は「いまのところ考えていませんが、出すとしたら絶対イスタンブルですね」と応えました。


オイルレスリング大会でジェンギスハン・シムシェク選手が優勝

7月3日、トルコ・エディルネ県で行われた第661回オイルレスリング大会で、ジェンギスハン・シムシェク選手が念願の「バシュペフリヴァン」(優勝者)のタイトルと黄金のベルトを獲得しました。

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2人の最強のレスラー、シムシェク選手とムスタファ・タシュ選手の壮烈な戦いは、両者が受動的な体勢になったため、通常の時間内に終わりませんでしたが、エキストラ・タイムでシムシェク選手が試合を制しました。大会では、アリ・ギュルビュス、オルハン・オクル、イスマイル・コチ、メフメト・イエシル、レジェプ・カラ、ファティフ・アトゥルのような人気選手が準決勝前に消え、観客を驚かせました。

2回優勝しているアリ・ギュルビュス選手は、黄金のベルトの永世所有者になるために戦いました。クルクプナル・レスリングのルールによると、黄金のベルトの永世所有者になるためには、3年連続優勝をしなければなりません。タイトル保持者のギュルビュス選手は、2ラウンドでイエシル選手に敗退しました。

優勝経験のあるシャバン・ユルマズ選手は2ラウンドでタンジュ・ゲミディ選手と戦いましたが、審判委員会にイエローカードを出された後、レッドカードを出されました。ユルマズ選手は審判員室に押しかけ、警官が苦労して彼をなだめました。


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ウクライナ人母娘をわが家に迎え入れたトルコ人女性

2022年04月20日 | 
4月20日 トルコ北部サムスン県に住むファトゥマ・オズテュルクさんは、ソシアルメディアで知り合ったウクライナの母娘を自宅に滞在するよう招きました。母娘は長い旅の末、サムスンに到着しました。

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オズテュルクさんはウクライナで戦争が始まってから、ウクライナの女性や子供たちを助ける方法を、インタネットやソシアルメディアで探していました。彼女はオンラインでナタリア・ラプティエヴァさんと娘のキラ・キリチェンコさんと知り合い、メッセージを交換しました。

「知り合ったとき、キラはぜんぜん眠れないと言っていました。私は2人を助ける方法を捜し、トルコ大使館と領事館に接触し、助けを求めました」と、オズテュルクさんは語りました。領事館職員がウクライナ人母娘に食物と旅費を提供しました。

サムスンのバス駅で2人を出迎えたオズテュルクさんは、「私はキラのために努力し、報われました。ウクライナからトルコへ、長い、辛い旅だったでしょう。2人は私たちの家族です。キラももう眠れるでしょう」と言いました。

ナタリア・ラプティエヴェさんは1か月前、オズテュルクさん一家と知り合い、トルコへ行く方法を捜していました。「いま、とても幸せです。祖国の状況はよくありませんが、よくなってくるでしょう。男たちはみな、ウクライナの自由のために戦っています。女性や子供たち、私たちの家庭には、何者も手出しさせません」とラプティエヴァさんは言いました。


有害なクラゲがチャナッカレ海峡やマルマラ海に出現

一般にコンパス・クラゲと呼ばれている有毒な種のクラゲが、チャナッカレ海峡に現れ、マルマラ海にも移動していると、専門家は言い、近づかないよう警告しています。

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クリサオラ・ヒソスセラという学名のこのクラゲは、生息地の地中海とエーゲ海からマルマラ海へ北上してきました。科学者によると、マルマラ海の汚染と、海水温が2度上がったことが、クラゲの移動の原因だそうです。

コンパス・クラゲの色は赤、茶色、黄色で、触手は1.5メートルもあるそうです。クラゲが生きていても、死んでいても、決して触れないようにと、チャナッカレ・オンセキズ・マルト大学科学技術学部養殖科のムハムメト・テュルクオール教授は言っています。

「以前は、マルマラ海や黒海では、このクラゲは見られませんでした。しかし、気候変動で、マルマラ海の温度が上がりました。また、マルマラ海の汚染物質がクラゲの餌になっています」と、テュルクオール教授は言い、これらの要因がクラゲの繁殖地をつくったと、付言しました。

「このクラゲの触手には、粘着性のあるカプセルがたくさんついていて、それが発疹や痛みを起こします。触れた個所は酢で洗います。水をかけてはだめ」と教授は注意しました。


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