トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

生産向上のための農業支援計画が始まった

2024年08月31日 | 国内
9月1日 政府は生産を向上させ、食糧供給の安定を確保するために、2025~2027年、トルコの何百万人の農業者たちを支援する計画が用意されました。

 Hurriyet

農作物に関する大統領府令が官報に掲載されました。この新計画は、農業生産の持続性と食物供給の安定を確保し、生産と品質の向上を目的としていると、イブラヒム・ユマクル農林相は言いました。

この新計画は、トルコの農業の「新時代の始まり」になると、ユルマズ農林相は言い、これは計画生産制度の最も重要な柱だと付言しました。

「農作物生産のために、3年間、支援が提供されることになったのは初めてです」とユマクル農林相は言いました。農林相によると、この新しい支援計画はシステムも簡略で、登録されている農業者はすべて、政府が提供する支援を受けられます。

また、この新システムでは、計画生産内の戦略的産物を生産する場合と、水不足の盆地での生産の場合には、付加支援が提供されると、農林相は言っています。

農林相によると、新しい支援計画は、トルコの必要に応じられるだけ国内の収穫を増やし、産物の品質を高め、また経費の増加や不安定な価格のような悪条件から生産者を守ることを目的としています。

計画生産内の産物としては、大麦、紅花、ヒマワリの種、小麦、キャノラ(ナタネの改良種)、インゲン豆、レンズ豆、コーン、ヒヨコ豆、綿、ジャガイモ、玉ネギ、大豆、マグサなどがリストされています。


トルコ全土で勝利の日の祝祭が行われた

8月30日、トルコは全国81県で、さまざまな展示や式典が催され、勝利の日の102周年が祝われました。

 Hurriyet

近代トルコの創設者ムスタファ・ケマル・アタテュルクの霊廟アヌトゥカビルには、早朝から何千人もの人々が集まり、カーネーションを捧げました。

「今日、私たち家族は式典に出席するつもりです。まず、アタテュルクに敬意を捧げたいと思います。その後、広場のイベントに娘を連れてゆきます」と、アヌトゥカビルを訪れた1人の市民がメディアに語りました。

5月19日には220,000人が訪れたアヌトゥカビルには、「勝利の日」にも多くの人々が訪れるでしょう。勝利の日は、1922年、ドゥムルプナルの戦いで、トルコ人がギリシア占領軍に勝利した記念日です。

トルコ空軍のアクロバット・チーム「トルコの星」が、アヌトゥカビルの上空で息をのむような演技を披露しました。また、国防省は、全国のいくつかの港で、20隻の軍艦を公開しました。ドルマバフチェとチャナッカレの軍艦が多くの人々に注目されていました。

イスタンブルではべつの航空チーム「ソロテュルク」が、F-16戦闘機による航空ショウで市民らを魅了しました。チームはイエニカプ地区の上空で27分間の演技を行い、記録を破りました。

市内のヴァタン通りでは,大パレードと学生たちのパフォーマンスが行われました。地元メディアは、住居やオフィスに国旗を掲げる市民や、父親に肩車されて国旗を振る幼児の映像を放映しました。

タクシム広場で行われた式典には、ダウト・ギュル・イスタンブル知事とイクレム・イマムオール市長も出席し、共和国記念碑に花輪を捧げました。


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ISIL容疑者100人余がトルコで逮捕された

2024年08月31日 | 国内
8月31日 トルコは、今週、テロ組織をターゲットにした手入れで、100人余のISILのメンバー容疑者を逮捕したと、金曜、当局が発表しました。

 Hurriyet

何十人もが殺害された2017年のナイトクラブ攻撃を含め、トルコは、ISILによる数回の大きな攻撃を受けています。トルコは最近、首都アンカラや最大都市イスタンブルを含む各地で、手入れを行ったと、アリ・イエルリカヤ内相がXに投稿しました。8月初旬には99人が逮捕され、今週の手入れでは119人が逮捕されました。

2019年に「カリフ制」が崩壊して以来、ISILのメンバーの一部はトルコに帰国して定住しています。2023年6月以来、テロリスト・グループISILとの関係が疑われる3600人以上が逮捕されたと、当局は言っています。

国内当局によると、3月、モスクワのクロッカス・シティ・ホールで145人を虐殺した暗殺者2人は、ロシアに向かう前に、トルコで数週間過ごしています。


「イスラエルのガザでの残虐性が西岸にも」フィダン外相

「西岸でイスラエルがやっていることは、ガザで彼らがやっている残虐な行為と同じだ」と、金曜、ハカン・フィダン外相が言いました。

 Hurriyet

リュブリャナでのスロベニア外相との共同記者会見で、フィダン外相は、イスラエルの長きに及ぶ占領、抑圧、残忍性、虐殺を非難し、パレスチナの領内での犯罪を止めさせるよう国際社会を促しました。

「ネタニヤフの政府は火遊びをしている。彼は自分の職を維持するためだけにパレスチナ人を危険に曝している」と外相は言いました。

イスラエルは、10月7日のハマスの攻撃以来、国連安保理の即時停戦の要請にもかかわらず、ガザへの攻撃をつづけてきました。地元保健当局によると、「攻撃によって、40,600人のパレスチナ人の命が奪われましたが、その多くは女性と子供です。負傷者は93,800人に達します」ということです。

ガザの封鎖は人間としての条件を悪化させ、食物、飲料水、薬品の不足を引き起こし、ガザの地域の多くを荒廃させました。イスラエルはまた、大量虐殺で国際裁判所から告発され、南部のラファ市の軍事作戦を止めるよう命令を受けています。ラファ市には5月6日の侵略の前、100万人余のパレスチナ人が避難していました。


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ガジアンテプのシェフたちが2.5Kmの長いケバブで記録更新

2024年08月29日 | 文化
8月30日 「ガストロ=アンテプ文化ロード・フェスティバル」で、500人のシェフたちが力を合わせ、2.5キロメートルの長さのケバブをつくり、現在の2.47キロメートルの記録を破って、最長ケバブの新記録を打ち立てようとしています。

 Hurriyet

フェスティバルは「健康生活と美食経済」をテーマに、ガジアンテプ県で、9月14日から22日まで行われます。このフェスティバルは「トルコ文化ロード・フェスティバル」の一部で、文化観光省の文化と美術の総合的なプロジェクトのひとつです。

この文化イベントは、ガジアンテプの地元製品を世に知らしめ、地元の料理を国際的に宣伝することを目的としています。フェスティバルでは、何千年もの文化の故郷であるガジアンテプの郷土の美味が、受賞歴のある9人のシェフの協力によって、世界のステージに登場します。

参加者たちはシェフたちの研究によって、さまざまな創造的なアイディアと料理法を知るチャンスを得るでしょう。「ガストロ=アンテプ文化ロード・フェスティバル」では、コンサートや展覧会、演劇、映画、オペラ、バレーの上映も行われます。


トルコとギリシアの外相がブリュッセルで会談

トルコのハカン・フィダン外相とギリシアのヨルゴス・イエラペトリティス外相が、8月29日、ブリュッセルで行われたEUの非公式集会で、2国間会談を行いました。

Hurriyet
ギリシアのイエラペトリティス外相(右)とトルコのフィダン外相


フィダン外相は、EUのジョセフ・ボレル外交・安全保障政策上級代表の招待で、5年ぶりに会合に出席しました。外相と、加盟27か国の外相との会談では、トルコとEUの関係と、ロシアのウクライナ占領、イスラエル=ハマス戦争の現状が中心になりました。

トルコはEUの招待を、対話を再開するEUの姿勢と見て歓迎しました。トルコはこの会談が、トルコとEU間の関係、とくに安全保障、経済、貿易、外交政策に関するターニングポイントになるよう望んでいます。

フィダン外相は、関税同盟の近代化とトルコ国民のビザの自由化の交渉開始への期待を開陳すると思われます。フィダン外相はトルコ国民がシェンゲンビザを入手するときの面倒な問題を解決するよう要請するでしょう。

この会合で、フィダン外相は、ギリシアのイエラペトリティス外相を含むEU諸国の数人の外相と会談しました。トルコとギリシアの隣国同士の会談は、最近の相互の訪問と対話によって関係回復が進んでいる中で行われました。

「総じて、ギリシアはトルコのEUへの前進に好意的です」と、イエラペトリティス外相は言いました。「この会談は、キプロス問題を話し合う道をつくるでしょう」


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トルコのインタネット利用者は89%に達した

2024年08月29日 | 国内
8月29日 トルコ統計局(TUIK)の最近のデータによると、トルコのインタネット利用者は増えつづけ、現在、16歳から74歳の人の88.8%がインタネットを利用しています。2023年の87.1%からも確実に増加しています。

 Hurriyet

TUIKの「家庭情報技術利用調査」が、トルコにおけるインタネット利用と電子取引状況、技術の選択について調査しました。

この調査はまた、インタネット利用における男女の差異も明らかにしました。男性の92.2%はインタネットを利用していますが、女性の利用者は85.4%でした。このギャップは、政府の電子サービスの利用にも現れていて、男性は85.4%はオンラインの公的サービスを利用していますが、女性の利用者は66.7%でした。

オンライン・ショッピングも増加し、2024年には、インタネット利用者の51.7%が商品やサービスを購入しています。昨年は49.5%でした。

オンラインで多く購入される商品は衣類、靴、アクセサリーで、電子取引利用者の76.7%がこれらの商品を購入しています。男性はレストランの配達にオンラインを利用することが多く、女性は化粧品や保健製品の購入に利用しています。

メッセージにはWhats App が圧倒的に多く利用され、インタネット利用者の86.2%が利用しています。次いで多いのがYouTube とInstagram です。

また、インタネット利用者の約半分(47.9%)が接続されたTVによってインタネットにアクセスしていますが、これはトルコの家庭にスマート・テクノロジーが普及していることを示すものです。


トルコはイスラエルの「西岸」での不法作戦を非難

トルコはイスラエル軍の「西岸」での作戦を強く非難し、西岸への作戦を拡大するというイスラエルのイスラエル・カッツ外相の発言を批判しました。

 Hurriyet

トルコ外務省は、この作戦を「不法」であり、「世界の安全保障に対する大きな脅威」だと言いました。

8月28日、トルコ外務省は、声明で、パレスチナの人々に対して大量虐殺政策を進める、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の施政を非難し、イスラエルの国際法違反に対して、即時行動を起こすよう要請しました。

「イスラエルの行動は・・・人間の良心に対する侮辱的な行為でもある」と外務省は言っています。「イスラエルを無条件で支持するひと握りの国々は、法と人間の良心に反する立場をただちに放棄すべきだ」

パレスチナ保健省の最近の数字によると、この作戦で少なくとも10人のパレスチナ人が死亡しました。


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トゥス湖の新しい送水システムがフラミンゴの大量死を防いだ

2024年08月28日 | 国内
8月28日 トルコはフラミンゴの数を維持するために努力をつづけていますが、地中海地方最大のフラミンゴの生息地トゥス湖では、今年、新しく開発された送水システムによって、水不足によるフラミンゴの大量死を防ぐことに成功しました。

 Hurriyet

2022年の厳しい干ばつ時には、フラミンゴに水を与えるために、自然保護総局が「井戸掘り作戦」を行いましたが、今年は新たな送水システムが開発されました。太陽動力によってポンプを動かし、4キロメートルのパイプラインによって、「幼稚園」と呼ばれる孵化場に水が送られます。

「私たちはアナトリアで最も繊細なお客様を世話しているのです。トゥス湖の特別環境保護地域に水を供給するために、私たちは井戸を掘り、4キロのパイプラインを設置しました。私たちは状況を観察しながら、フラミンゴのヒヨコたちを一生懸命世話しています」と、ムラト・クルム環境・都市化・気候変動相はソシアルメディアに投稿しています。

今年、「幼稚園」には4300羽のフラミンゴのヒヨコがいると、環境相は言いました。トルコで2番目に大きく、世界最大の塩湖のひとつであるトゥス湖は、長い間フラミンゴの孵化場でした。しかし、降水不足と地下水の使用過多による干ばつで湖は枯れ、フラミンゴの食物はなくなりました。

今年の新プロジェクトのコーディネーターであるアフメト・カラタシュ教授は、「プロジェクトはこの問題を根本から解決しました。今年はなにも問題なく、フラミンゴたちは野生に返りました」と強調しました。


豪雨がイスタンブル市内を襲った

8月27日、豪雨と洪水が、トルコ最大の都市イスタンブル、とくに北部を混乱させました。

 Hurriyet

イスタンブルの災害調整センター(AKOM)と気象庁はイエロー・コードでイスタンブルっ子たちに警告し、予想される天候は異常ではないが、リスクも起こり得るから予報に注意するよう指示しました。警告が出された後、急激な雨が降り、イスタンブルの一部の道路は水浸しになりました。

歴史的エリアのスルタナメットでは、豪雨で道路がプールになったため、市民たちは市電の停留所に避難しました。イスタンブルの人気観光スポットのひとつ、エジプト・バザールとも呼ばれるスパイス・バザールは、豪雨のため、人々が逃げ込んで満杯になりました。

洪水は有名なタクシム広場でも起こり、イスティクラル通りも洪水になりました。イスタンブルでは、すでに「イエロー・コード」警告は解除されましたが、エーゲ海地方と地中海地方の10県に、イエロー・コード警告が出されています。


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コーカサスの平和会談のため、アゼルバイジャン外相がトルコへ

2024年08月26日 | 国際
8月27日 アゼルバイジャンのジェイフン・バイラモフ外相が、トルコとアルメニア、アルメニアとアゼルバイジャンの関係正常化について、トルコのハカン・フィダン外相と話し合うために、8月27日、アンカラを1日訪問します。

アゼルバイジャンのバイラモフ外相(左)とトルコのフィダン外相 Hurriyet


外交ソースによると、両外相は、経済と貿易の協力、エネルギー、運輸など、2国間の問題を論議するでしょう。トルコとアゼルバイジャンは貿易と投資による実質的な経済協力を享受しています。2国間の貿易は、2023年、倍増し、76億ドルを記録しました。

また、トルコの企業5,500社が175億ドルを投資し、アゼルバイジャンで営業しています。これに対応し、アゼルバイジャンの企業2,600社が195億ドルの投資をし、トルコでビジネスをしています。

両外相は地域の問題も話し合うだろうと、ソースは言っています。最重要の議題はコーカサス3国、トルコ、アルメニア、アゼルバイジャン間の正常化への取り組みです。

アゼルバイジャンとアルメニアは、2020年のナゴルノ=カラバフ戦争後、恒久平和のための話し合いを始めています。アゼルバイジャンは30年間、アルメニアに占領されていた土地を解放しました。両国には早く交渉を終わらせ、条約に調印したいという意向があります。


海面の上昇が地中海地方の史跡を脅かしている

最近の研究によると、トルコとギリシアの海岸沿いの史跡の55%が、気候変動による海面の上昇のために水没するリスクに曝されているということです。

 Hurriyet

ドゥムルプナル大学の都市・地域計画学部のエネス・ゼンギン氏は、「アメリカ大洋サービス」による「2022年海面上昇技術報告」のデータを分析し、2300年までに海面が1メートル~5メートル上昇すると、この地域の約150の考古学的史跡と歴史的建造物は重大な脅威に直面すると言っています。

最も危険な史跡は、トルコ南部ムーラ県の古代都市キンドスとカウノス、南部イズミル県のベルがマ地区の古代港エライアです。これらの史跡は、楽観的に考えても、今世紀末までに、部分的あるいは完全に水没するかもしれません。

この研究によって、東地中海沿岸の464の史跡の危険度が査定され、34は危険度が「非常に高い」、21は「高い」、25は「中程度」とされました。

海面が3メートル上昇したら、エフェスス港や、アイドゥンのミレトス城、ギュヴェルジナダ城、アンタリヤの古代都市オリンポスやパタラも危険になります。ギリシアでは、古代都市シッシ、パヴロペトリ、ロクリスの危険度が「非常に高い」になります。

「現在、世界的に炭素排出抑制の取り組みが行われていますが、多くの史跡が危険に曝されているのは明らかで、保護のためにはこれらの予測を考えなければなりません」とゼンギン氏は言っています。


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中央アナトリアの洪水で1人死亡、1人行方不明

2024年08月26日 | 国内
8月26日 中央アナトリアの諸県で、25日の急激な降雨後、洪水が起こり、1人が死亡し、行方不明の1人を救急隊が捜索しています。

 Hurriyet

中部クルシェヒル県に豪雨が降りつづき、52歳の羊飼いの男性が死亡しました。報道によると、遺体は彼がいた場所から4キロも離れたところで発見されました。

カイセリにも洪水が起こり、1人が行方不明になり、豪雨のために多くの家々が水没しました。地滑りのため、家に閉じ込められた人々を、救助隊が救出しました。

救助隊はまた、行方不明者の捜索と救助作戦を開始しました。「私たち隊員は、ビュンヤン地区で、洪水のために取り残された同胞たちを救うために、ただちに作業を始めました。現在も行方不明者の捜索はつづいています」

カイセリ県のギョクメン・チチェッキ知事は、ソシアルメディアの声明で、救助隊は40人の市民を救助したと付言しました。中部ネヴシェヒル県では、降水による洪水で、「妖精の煙突」から落ちた岩片で、3代の車両がダメージを受けました。救助隊が車に閉じ込められた人々を救出しました。

「災害緊急管理局」(AFAD)の声明によると、救助隊は黒海地方でも洪水と戦っているそうです。


「ボスフォラス海峡大陸間水泳競技会」に2800人が参加

8月25日、78か国から参加した2800人余のスイマーが、イスタンブルの2つの大陸を隔てるボスフォラス海峡横断レースに参加しました。

 Hurriyet

男性1967人、女性869人、計2836人のスイマーが第36回大会に参加し、午前10時、アジア側のカンルジャからスタートを切りました。

息をのむように美しいボスフォラスの光景を背景に、大勢のスイマーたちが海峡を泳ぐ姿は圧巻で、メディアの注目を集めました。ほぼ3時間のレースのゴールは、ヨーロッパ側のクルチェシュメで、ゴール近くには大勢の見物人が集まっていました。レースのスポンサーは「サムスン」です。

レースに先立ち、「トルコ・オリンピック委員会」は参加者のスイミング能力を厳しく審査し、認められた人だけがレースに参加を許可されました。

「ボスフォラス横断大陸間水泳競技会」は1989年7月23日、最初の大会が開催され、68人が泳ぎました。昨年は、ヨップ・ワイナンズ駐トルコ・オランダ大使が、2023年のトルコ南部の大地震への意識を高めるために、水泳レースに参加しました。

トルコのもうひとつの重要な海峡ダーダネルズ海峡では、9月にレースが行われ、昨年は1000人が参加しました。


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トルコとロシアが北シリアの共同地上パトロールを再開

2024年08月25日 | 国際
8月25日 トルコとロシアが安全確保のため、昨10月以来、中止していた共同パトロールを再開したと、トルコ国防省が、金曜、発表しました。

 Hurriyet

中止以前には、共同地上パトロールは344回行われていました。国防省の発表によると、共同パトロールは今年8月22日に再開し、「平和の泉作戦」地帯の東部に、車輛4台と要員24人が配備されました。

パトロールは2019年10月22日、トルコ・ロシア間で調印されたソチ協定に従って、「平和の泉作戦地帯」の西部と東部で始まりました。最初の共同地上パトロールは2019年11月に行われました。

パトロールの目的はトルコ国境の安全保障と、この地方の市民の安全の確保にあります。パトロールは、テロリスト組織PKK/YPGに属する本部や軍事施設などを認定することによって、北シリアの安定を確立することを目的としています。

PKKは、トルコがアメリカとロシアと合意しているエリアから撤退したと思われます。この活動はまた、テロとの戦いにおけるトルコとロシアの協力を強化することも目的としています。
*「平和の泉作戦」とは2019年、トルコがシリア国境を越えてPKKを攻撃した作戦です。


トルコの天然ガスとオイルの生産量が急増

今月、トルコは天然ガスとオイルの1日の生産量の記録を更新したと,アルパルスラン・バイラクタル・エネルギー天然資源相 が発表しました。

 Hurriyet

8月15日、トルコの1日の天然ガス生産量は760万立方メートルに達し、一方、オイルの1日の生産量は107,621バーレルに達したと、バイラクタル・エネルギー相は言いました。

「わが国のオイルとガスの生産は、8月、空前の量に達しました。2024年、オイルとガス双方の生産量は増加に向かっています」とエネルギー相は声明で言いました。

エネルギー相によると、ガバル・ダーのオイル生産量は、8月17日、47,058バーレルに達し、サカリヤ・ガス田の天然ガス生産量は615万立方メートルに達しました。トルコは2020年8月、黒海で、7100億立方メートルの天然ガスを保有すると推定される大資源を発見しました。

サカリヤ・ガス田の生産量は、来年4月までに1000万立方メートルに達すると期待されます。バイラクタル・エネルギー相は、サカリヤのガス生産は2025年まで続くだろうと言っています。

トルコは生産量を増すために、黒海、地中海、ソマリヤ、リビヤでも探査をつづけると、エネルギー相は言いました。国内での天然ガスの生産はガス輸入の削減に貢献しています。


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2年間耕作されていない農地はリース用地になる

2024年08月23日 | 国内
8月24日 トルコの農業生産を盛り上げるための新しい対策として、農林省は、2年間耕作されていない農地をリースすることにしました。

 Hurriyet

新規定はすでに官報に発表され、8月22日から有効になりますが、規定によると、リースされた土地を農業以外の目的に使用することはできません。リースは季節ベースで行われ、借地人はリースされた土地で農業をすることが義務となります。

耕作されていないリース用の土地を認定するために、土地認定委員会が県・地区レベルで設立されます。委員会は,地籍に関するデータ、衛星画像、地理情報システム,その他、公的機関のデータに基づいて土地の認定を行います。耕作されていない農地の認定は、9月1日から、地域によって異なる収穫シーズンまでの間に行われます。

委員会はリースできる農地のリストを、電子サイトと県のウエブサイトに7日間、公表します。農地がある土地に住んでいる人と、民間社会組織には、リースの優先権が与えられます。リースされた農地は農林省の指示によって登録されます。借地人は土地に応じて、農業助成金が受けられます。


エジプトのエルシッシ大統領が近くトルコを訪問する

情報によると、エジプトのアブデル・ファッタフ・エルシッシ大統領が、9月4日、エルドアン大統領との会談のため、初めてアンカラを訪れると思われます。

 Hurriyet
近くトルコを訪れるエジプトのエルシッシシ大統領(左)とエルドアン大統領


会談の議題は主としてガザの戦争で、ガザでのイスラエル軍の行為を止めさせ、停戦を確立するための協力が中心になるでしょう。両大統領はまた、リビヤ、スーダン、ソマリヤでの紛争を含む地域問題についても話し合うでしょう。

今回のエジプト大統領の訪問は、2月のエルドアン大統領のカイロ訪問に続くもので、両国がその関係を「戦略的協力」にまで高めた2012年以来、初の訪問とになります。

両首脳はこの訪問を両国の関係の「新しい章」の始まりと言っています。両国の関係は、2013年、エジプトのモハムメド・モルシ元大統領が解任されて以来、緊張していました。

エルシッシ大統領の訪土中に、戦略的協力委員会の会談も予定されています。この会談で、両国はさまざまな分野の協定に調印するでしょう。


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マルディンの400年昔のバザールが昔日の栄光を取り戻した

2024年08月23日 | 文化
8月23日 東部マルディン県ダルゲチト地区に残る、400年昔のアッシリア人のバザールが、かつての姿に修復され、観光とビジネスの新しいセンターになろうとしています。

 Hurriyet

バザールの修復は文化観光省の計画によるもので、地元の工芸品を商っていた65戸の店舗が修復されました。マルディンの知事室の発案によるバザール修復プロジェクトには、通りに面した15戸の非登録の家屋の修復も含まれています。

かつては賑わっていたバザールですが、アッシリア人たちがこの地を去った後、店舗は打ち捨てられ、市場は閉鎖され、何年も荒廃したままの状態でした。長年放置されている間に、バザールだった建物は家畜の飼育所や、干し草の保管所 などに使われていました。

最近、トゥンジャイ・アクコユン知事とアイハン・ギョク県文化観光部長が、修復作業の完了を視察するために、現地を訪れました。店舗が再開すれば、地元の職人たちは伝統的な工芸品を販売するチャンスを得るでしょう。

「65戸の店舗の修復作業が終わりました。店舗は2週間以内くらいに、商人や市民たちに譲渡されるでしょう。バザールの再オープンは地元のビジネスや雇用に大きく貢献すると思います」と、アクコユン知事は語りました。「バザールがオープンすれば、この地への観光も活性化するでしょう」


EUはギムニヒ会議にトルコのフィダン外相を招待した

トルコはEUが、来週開催されるギムニヒ会議(非公式会議)にハカン・フィダン外相を招待したことを歓迎しています。トルコがこの会議に招かれたのは5年ぶりになります。

 Hurriyet

トルコ外務省のオンジュ・ケチェリ報道官は、アナドル通信に、フィダン外相はEUの招待を受けて、8月29日、ブリュッセルに赴き、ギムニヒ会議に出席するだろうと語りました。

ケチェリ報道官は、トルコはこの招待を、トルコとの対話を求めるEUのポジティブな試みと見ると強調しました。「われわれはこの一歩が、2019年7月15日、EU外交委員会が下した決定をくつがえす基盤になることを願っています」

EUは東地中海におけるトルコとギリシアの衝突のためにトルコに制裁を科し、トルコ政府との政治的対話を制限しました。最近、2019年の決議に起因する障害を乗り越える欧州委員会の試みがありましたが、ギリシア・キプロスの反対で進展しませんでした。

「この招待は、地域的・世界的チャレンジに際し、トルコとEUの関係を改善する必要があることをEUが理解したことを示すものです」とケチェリ報道官は言いました。

ギムニヒ会議には、EU27か国の外相と、安全保障と外交問題の代表が集まり、現在の地域的・国際的問題を非公式に討論します。トルコはEU候補国として、2019年までギムニヒ会議に招かれていました。


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