「ムスカリ・サンライズ」 ピンクは珍しいそうです (11-3-22)
約1ヶ月前の3月27日の日曜日、大阪にパンを買いに行くだけではもったいな
いので、見たいのにのびのびになっていた「英国王のスピーチ」を見に行きました。
この映画は第83回アカデミー賞の「作品賞」「監督賞」「主演男優賞」「脚本賞」
を撮った作品です。
日本の皇室では考えられない王家の環境であると感じました。「開かれた王室」と
はまさにこのことと言う感じです。
これは現在の英国のエリザベス女王の父君の実話です。1936年、国王ジョージ
5世が亡くなり、長男のエドワード8世が即位した。しかし、王としては過ってか
ら離婚暦のある、シンプソン婦人との間を認められないと、王位を捨てて、シンプ
ソン夫人との恋を選びました。
結果として、次男である、ジョージ6世が王位を継ぐことになる。所が彼は幼い頃
から「吃音」である。王ともなればスピーチはつき物です。あらゆる伝をたどって、
直そうとするが、ことごとく失敗する。
妻エリザベスが見つけてきた、オーストラリア人のライオン・ローブのユニークな
方法で、一度は袂を分かったが、再び、指導を求めて、王は「吃音」を克服する。
ナチスドイツとの開戦直前、国民は王の演説を待っています、国民が心を一つにす
る事を演説した王は「吃音」を克服していました。
ただ、シンプソン夫人の事を余りよく書かれていないのが一寸残念かな…。私が子
どもの頃、シンプソン夫人の写真を見たことがあるが、とても上品で、美しい人だ
ったと記憶しているのに、映画では、品のない、娼婦のように描かれていて、寂し
い思いがしました。
「ムスカリ」 咲き始め (11-3-15)