今日は主人が、尼崎の病院の月1回の診察日だったので、待ち合わせて、映
画に行きました。
「日本のいちばん長い日」終戦にまつわる事実と言う事で、楽しみに待ってい
ました。
終戦の日私は小学4年生で10歳でした。戦争を経験したとはいえ、戦争の事
を何も知りません。神戸の家は丸焼けですが、私は加古川に集団疎開してい
ましたから、知りません。
引率の先生が、しっかり私たちを守ってくださったので、勿論「サツマイモのは
っぱ」の入ったお粥のときもありましたが、それでも、そんなにひもじいと思っ
たことはありません。男の子はもしかしたらひもじいと思ったかも知れないとは
思います。
ただお風呂に入ることがあまりなかったので、体も、髪の毛の「しらみ」で一杯
でした。「しらみ取り」の時間があって、二人一組で、「髪の毛のシラミ」のとり
っこをしましたね。体のほうは自分でシャツに潜んでいるのを見つけてプチン
プチンと潰していくのです。ご存知ですか?「シラミ」は保護色?といいますか、
髪の毛のシラミは「黒」身体の「シラミ」は白なんです。私の血を吸った「シラミ」
はまん丸に太っているのです。今ではこれもまた、懐かしい思い出です。
今日の映画を観て、昭和天皇は天皇という地位にふさわしい立派な方だと、
改めて思いました。今丁度サンケイの連載小説で昭和天皇の伝記の連載が
なされています。それを読みながら昭和天皇は尊敬に値する御方だとは思
っていましたが、今日改めて、その感を強くしました。
戦時中のこと、終戦にいたるまでのこと、何となく分かってきたような気もしま
すが、まだまだ理解したとはいえないようです。これから少しずつ、自分なりに
「大東亜戦争」の事を知りたいと思っています。
早い話、何故「大東亜戦争」が「太平洋戦争」に名が変わったのかも、よく分
かっていません。