私達のNo1はこの小さな男の子 3歳ぐらいでしょうか…
この腰のひねり 大人顔負け
僕は男だ! 男踊りだ! 腕の振りも見てよ 足捌きも見てよ! かっこ良い!!
阿波踊りを取り入れた「体操教室」のみなさん
月の10日が過ぎてから、主人が突然「阿波踊り見にいこか?」と言い出しま
した。「そんなん無理や、宿取れへん。来年にしょ」「来年なんて言うたら、行
かれんかもしれん…」ま~ぁ80代の人が言うことですから、無碍にも出来ず、
調べる事にしました。
日帰りが可能かどうかを調べました。始発バスで行って最終バスで帰るなら
どうにか行けそうです。三宮に23時着、JRは24時30分まであります。しかし、
今はお盆の時期です、渋滞に摑まったら1時間半ぐらい直ぐでしょう、この事を
息子に言いますと「もし電車が間に合わなければ、三宮まで迎えに行く」と言っ
てくれたので、行く決心をしました。
ネットでも買えるのですが、日が迫っていますし、まず最終バスをゲットしてから
始発を取らなければ帰れなくなりますし、と言う事で行った方が早いと思い三宮
に出かけました。
遍路のときに何度かJRバスを使っています。その場所に行きましたら、其処は
ロッカールームになて居ました。それじゃバスに乗った場所に行ってみようと思
いました。その途中に神姫バスの販売所があったので聞いてみますと「全て満
席」と言われました。JRバスの販売所は元の新聞会館にあると聞いて行きま
した。
うまい事バスをゲットできました。後は阿波踊り見学の桟敷だけですが、当日
券を買う事にしました。バスは予定どうりに徳島に着きました。桟敷の発売は
10時からと言うので間に合いましたが、S席は売り切れで、A席の一番天辺
16列でした。一つ良い事は後に誰も居ないので、写真を撮るのに立ち上がっ
ても叱られない事でした。
桟敷で見るのは6時からですから、それまでどこかでして居ないかと聞きまし
たら、商店街とNHKでしていると教えてもらいました。
NHKに行きましたら1時からしか入れないというのです。1時間あります。
「踊り会場以外に内部を見せてもらえるか」と聞きましたら「見せていない」
と言う事です。
私達のやり取りを聞いていた女の方が「お時間があるなら、『徳島城博物館』
にいかれては如何ですか、阿波踊りの歌と三味線の名手だったお鯉さんが去
年100歳で亡くなって、その偲ぶ会で遺品の展示と、阿波踊りのお囃子をし
ています。私は今見てきたのですが今度は1時です。各パートはその道の達人
の集まりで、とてもよかったですよ」
私達は行きました。本当に教えていただいて良かったと思いました。三味線と
歌は「お鯉さん」のお弟子さんで後を継いでいる方でした。「みさと笛」と言うの
はドレミでも吹けるように、オーケストラとも競演できるように加工された笛の事
です。その工夫研究された方が付けた名が「みさと笛」で普通には「横笛」とい
われているものだそうです。お囃子にあわせて阿波踊りもありました。
正調? 阿波踊りの鳴り物 尺八 三味線 みさと笛
踊りを盛り上げる 囃し方 鉦(かね) 大太鼓 しめ太鼓
男踊りと女踊り
蛇の目傘を持ってしっとりと舞う阿波踊り 珍しいね~
昼の阿波踊りとお囃子は哀愁を帯びて静かな場面もありましたが、夜の
桟敷はその賑やかな部分だけを使って居ますね。簡単な踊りだけに、か
えって上手下手がはっきりしますね。堪能しました。
女舞 鳥追い姿が粋ですね 衣装の競い合いも楽しみです
男舞 浴衣の背中が良いですね
男舞の女性達 増えましたね 私も男舞が好きなのです
子供達の男舞 なんだか女舞の様な男舞の様な中性舞…
四国八十八ヵ所の第13番札所 大日寺の住職(唯一他国籍の住職)だそうです
「連」の最後にはこのような「お囃子」が続きます
背中の男の子は音にあわせて踊っているんですよ 見物人は大喜びでした
帰りのバスは気になったように遅れました。そのままバスに乗って三宮に行けば
最終電車に乗り遅れるかも知れないと思い予定を変更して、本州に渡ったJR舞
子で下車して電車に乗り変え帰宅しました。18時間の日帰りの旅は無事終了し
ました。満足満足の一日でした。