緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

合宿終わる

2023-10-08 23:22:15 | マンドリン合奏
10月7日、8日と1泊2日の日程で行われた千葉マンドリンクラブの合宿が終わった。
1日目は晴天に恵まれたが外に出ることは殆ど無く、1日中練習会場で過ごすことになった。

合宿場所は参加者が個室で宿泊可能な施設で快適だった。
練習会場は狭かったが、音響は悪くなかった。
朝早めに車で出発したが、途中、考え事をしていたらバイパスの入り口を入り損ねて通り過ぎてしまった。
幸運にもすぐ別ルートの道路がすぐに見つかったので引き返すことなく、1時間15分程で到着。
任意参加の個人練習のための会場開錠前の30分以上も前に一番乗りだ。早くつきすぎた。

午前中はギターパートで譜面合わせとパート練習。
divする箇所や譜面の誤植の確認、そして難しい箇所や合わせにくい箇所の楽器を使っての確認と共有が行われた。

昼食後は合奏練習。これは普段やっているのと同様の練習だった。
そして夕食後に再び1時間合奏練習。
合奏練習終了後は懇親会が行われた。
この懇親会は楽しかった。まだ名前も分からないし、話したことの無い方も大勢いたので、何人かの方々と話ができたのは良かった。
結局2次会の最後まで参加し、自分の部屋に戻ったのは夜中の1時。
シャワーを浴びたりして寝たのが2時。
夜中にいさんの襲撃と乾燥肌のかゆみ攻撃で1度目を覚ましたが、静かな環境で物音ひとつしない静かな所だったので概ねよく眠れた。
しかし朝起きたら胸やけだ。もうしばらく飲み会は自粛だな。

朝は8:30から合奏練習(各曲通し演奏)。昼食をはさんで再度17時まで合奏練習というハードな1日だった。
午後は寝不足のせいで、何度も睡魔に襲われた。
欲を言えば、個人練習や部屋で何人か集まって楽器を弾いて楽しむといったことがあったらもっと良かったのにと感じたが、それでも普段練習する時間がなかなか確保出来ないので、今回のこの合宿で練習できたことはかなりプラスとなったと思う。
本番まであと1か月ちょっとであるが、未だ弾けていない箇所をどれだけ克服できるかどうかはこれからの努力次第といったところだ。

帰りは駅まで徒歩の方々を車で送り、道を迷うことなく無事自宅に着いた。
こういう合宿という環境でないと、普段話の出来ない方々となかなか話が出来ないことがあらためてわかる。そういう意味で今回の合宿はとても良かったと思っている。
もしかすると団員のこの方は自分のことをあまり良く思っていないのではないかといった思い込みが、今回の合宿でのコミニュケーションで全くの見当違いだったということがわかり驚いたということもあった。意外と言ったら変だろうが、マンドリン音楽をやっている人の殆どはいい人ではないかという気がした。

さて、寝る前にこの曲を聴いて寝ることにした。
宍戸睦郎作曲「ギターのためのプレリュードとトッカータ」((1969年作曲)。







今日の合奏練習で、アンコール曲のある箇所がNHKの新日本紀行のテーマ音楽と似ていると、同じ大学出身の後輩が言っていたのを思い出したのがきっかけ。
プレリュードは新日本紀行のテーマ音楽を彷彿させる。1960年代の良き時代の日本。季節は夏だ。スイカ、虫取り、川遊び、縁側、夕暮れといった情景が浮かんでくる。

この曲は東京国際ギターコンクールの本選課題曲に2度(もしかして3度かもしれない)選ばれた曲で、審査委員長の野田暉行氏が「ギター曲の名曲」と絶賛したほどの曲。
私はこの曲を2000年頃の東京国際ギターコンクールの本選でこの曲を聴き、早速楽譜を入手して随分練習したことが思い出される。30代半ばから後半の頃だったと思う(最初に聴いたのは1992年頃)。
度重なる譜めくりで紙が黒ずんでいる。





その当時、この曲の練習時に全曲通しで録音した音源があったはずなのだが、消してしまったようだ。
実はこの曲、ナルシソ・イエペスも演奏会で取り上げて演奏している。イエペス本人がインタビューで発言しているので間違いない。レコーディングされなかったのが残念だ。

この曲の全曲演奏をYoutubeで探したら10年前くらいの東京国際ギターコンクールの本選の録画が1つだけあった。
しかしあまりこの曲を理解している演奏でない。ミスも結構ある。トッカータはもっと炸裂するようなエネルギーが欲しい。

Mutsuo Shishido - Prelude and Toccata -- Otto Tolonen, guitar


コメント    この記事についてブログを書く
« 合宿前日夜久しぶりアンダルーサ | トップ | Zoomを使ったアンサンブル練... »

コメントを投稿

マンドリン合奏」カテゴリの最新記事