緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

千住明作曲「砂の器 宿命」(2004年テレビドラマ)を聴く

2019-02-10 21:46:17 | ピアノ
松本清張原作、野村芳太郎監督の日本映画「砂の器」を見たのは1979年、高校1年生の時だったと思う。
今まで見た日本映画の中では先日紹介した加藤剛、栗原小巻主演の「忍ぶ糸」とともに最も印象に残っている。
主人公のピアニスト兼作曲家の和賀英良(加藤剛)が逮捕直前に新作発表会コンサートで、弾き振りで自ら作曲したピアノ協奏曲「宿命」を演奏した際の過去の過酷な人生の回想シーンは今でも忘れられないくらい感動した。

この映画で使われた「宿命」という曲は菅野光亮という作曲家により作曲された。
この曲は以前記事にしたことがあった。
この映画はその後何度かテレビドラマ化されたが、2004年に中居正広主演で放映された。
その時の主題曲「宿命」の作者が千住明氏であった。
菅野光亮氏の「宿命」は素晴らしいが、千住明氏の「宿命」も素晴らしい。
純クラシックとは言えない曲であるが、一度聴いたら惹き込まれる力強さがある。

原曲はピアノ協奏曲であるが、私はピアノ独奏版の方が好きだ。
ピアノ独奏の方がこの曲の本質をより多く表現しているように感じる。
Youtyubeに録音があったので下記に貼り付けておく。

この「砂の器」は1961年に書き上げられ、1974年に映画化された。
この時代だからこそ生まれた作品だと思う。

砂の器 宿命


ピアノ演奏 ~ 砂の器 ~ 『宿命 第1楽章』
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