緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

アメデオ・アマデイ作曲「東洋の印象 第二組曲」を聴く

2020-05-05 22:33:32 | マンドリン合奏
学生時代に出会ったマンドリンオーケストラ曲のうち、イタリア人作曲家の曲もかなり演奏した記憶が残っているのだが、曲の内容を覚えているのは少ない。
とりわけ印象に残っているのは、C.O.ラッタの「英雄葬送曲」と、アメデオ・アマデイの「東洋の印象 第二組曲」の2曲で、30年以上経った今でもかなりの部分を思い出すことができる。

今日、久しぶりに「東洋の印象 第二組曲」を聴いた。
懐かしい。

1.Canto d'Amore e Fantasia  愛と歌と幻想曲



2.Crepuscolo  黄昏 回教役僧の祈祷



3.Nel Bazar  市場にて



「東洋」とはどこを指すのか。
恐らく、中東ではないかと思う。
第2楽章の副題「回教役僧の祈祷」からしても、回教徒(イスラム教)の多い地域に違いない。

この曲は、マンドリンオーケストラ曲を初めてまもない頃に出会った曲だが、自分ではかなり練習した曲でもある。
多分、自分にとってこの曲は思い入れのある曲だったのだろう。
ギター独奏とは全く異なる世界を見せつけられたのもこの曲だった。

ギターパートは殆どが伴奏だ。イタリアの曲の多くがそうであるように。





ト短調とかハ短調など、ギターにとってはセーハをたくさん強いられる曲だったが、弾き応えがあったし、練習もたくさんした。
とりわけ難しかったのが次の部分だ。





この和音の押さえは難しかったが、今でもこの和音ははっきりと憶えている。

そうだ、この曲を練習している頃に、演奏会で着る黒ズボンを、当時住んでいた大学のある町のアーケード街の確か「ヨシヤ」という洋品店で、1,500円くらいの値段で買ったことを思い出した。
あとギタートップのMさんが、第2楽章黄昏のギターパートの効果を上げるために、配布されたパート譜以外の、多分アレンジした伴奏だ思うのだが、その追加譜を4年生に弾いてもらおうと配っていたのも思いだした。

この部分、ギターパートソロの部分であるが、学生会館で練習しているとき、指揮者が「もっと、何か頬ずりしたくなるような、(軽やかで優しい)音を出せないものか」と注文を付けたことも思い出される。



ギターパートだけが記憶に残っているわけではない。
第1楽章前半のあのマンドリンの重奏のハーモニーの美しさも忘れてはいない。

この曲を聴くと次から次へと当時の記憶の断片が湧き起ってくる。

Youtubeでこの曲を検索した意外にもそれほど多くは投稿されていなかった。
一番再生回数の多い演奏を下記に貼り付けさせてもらう。

東洋の印象 第二組曲(アメデオ・アマデイ)
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