今日Youtubeでたまたま藤掛廣幸作曲「グランドシャコンヌ」の初演録音を見つけ、聴いた。
1981年4月、東京演奏会:浅草公会堂にて、とある。演奏団体は神戸大学マンドリンクラブ。
グランドシャコンヌ(初演)神戸大学マンドリンクラブ 1981年4月
藤掛廣幸作曲「グランドシャコンヌ」は私が初めて聴いたマンドリンオーケストラ作品だ。
1982年4月、大学入学直後に開催されていた各サークル団体の新入生勧誘イベントの一つとして、たまたま学生会館のホールで聴いたのである。
その時にこの曲が演奏された。
そのころ私はすでにクラシックギターを6年間やっていたが、マンドリンオーケストラ曲というのは1度も聴いていなかったし、興味も全く無かった。
ただ、クラシックギターを使う大学の団体ということで、その時は何気なく聴いてみようという気持ちになったのかもしれない。
演奏される曲はどうせポピュラー系の軽い曲か有名な親しみやすいクラシック曲の編曲ものだろうと想像していた。
演奏が始まった。5、60人規模の編成だった。
最初は静かだった。
だが次第に演奏に釘付けとなった。その場を動くことが出来なくなっていた。
演奏者たちの体が拍に連動して上下に揺れ、凄まじいほどの熱いエネルギーが放射されていた。
この時のコンサートマスターの顔、体の動きは40年経過した今でも鮮明に記憶に残っている。
「何、この曲?」、「何だ、この腹から煮えたぎってくるような熱いものは」
正直、凄い演奏だった。これがマンドリンオーケストラなのか。この瞬間がマンドリンオーケストラ曲で初めて出会った曲を聴いたときの衝撃だった。
藤掛廣幸の最高傑作は「スタバート・マーテル」。
この曲は私にとっては、熊谷賢一作曲「マンドリンオーケストラのための群炎Ⅵ 樹の詩」と鈴木静一作曲「交響譚詩 火の山」とともにマンドリンオーケストラ曲の最高傑作であると思っているが、「グランドシャコンヌ」はその次に位置する曲だ。
グランドシャコンヌを実際に演奏したのは大学4年の最後の定期演奏会だった。
弦が切れるかと思うくらい腹の底から凄まじいほどの情熱を出し切った演奏だったと記憶している。
今日、この神戸大学マンドリンクラブの初演を聴いて、初めてこの曲を聴いたときの驚きと感動の場面がよみがえった。
1981年4月、東京演奏会:浅草公会堂にて、とある。演奏団体は神戸大学マンドリンクラブ。
グランドシャコンヌ(初演)神戸大学マンドリンクラブ 1981年4月
藤掛廣幸作曲「グランドシャコンヌ」は私が初めて聴いたマンドリンオーケストラ作品だ。
1982年4月、大学入学直後に開催されていた各サークル団体の新入生勧誘イベントの一つとして、たまたま学生会館のホールで聴いたのである。
その時にこの曲が演奏された。
そのころ私はすでにクラシックギターを6年間やっていたが、マンドリンオーケストラ曲というのは1度も聴いていなかったし、興味も全く無かった。
ただ、クラシックギターを使う大学の団体ということで、その時は何気なく聴いてみようという気持ちになったのかもしれない。
演奏される曲はどうせポピュラー系の軽い曲か有名な親しみやすいクラシック曲の編曲ものだろうと想像していた。
演奏が始まった。5、60人規模の編成だった。
最初は静かだった。
だが次第に演奏に釘付けとなった。その場を動くことが出来なくなっていた。
演奏者たちの体が拍に連動して上下に揺れ、凄まじいほどの熱いエネルギーが放射されていた。
この時のコンサートマスターの顔、体の動きは40年経過した今でも鮮明に記憶に残っている。
「何、この曲?」、「何だ、この腹から煮えたぎってくるような熱いものは」
正直、凄い演奏だった。これがマンドリンオーケストラなのか。この瞬間がマンドリンオーケストラ曲で初めて出会った曲を聴いたときの衝撃だった。
藤掛廣幸の最高傑作は「スタバート・マーテル」。
この曲は私にとっては、熊谷賢一作曲「マンドリンオーケストラのための群炎Ⅵ 樹の詩」と鈴木静一作曲「交響譚詩 火の山」とともにマンドリンオーケストラ曲の最高傑作であると思っているが、「グランドシャコンヌ」はその次に位置する曲だ。
グランドシャコンヌを実際に演奏したのは大学4年の最後の定期演奏会だった。
弦が切れるかと思うくらい腹の底から凄まじいほどの情熱を出し切った演奏だったと記憶している。
今日、この神戸大学マンドリンクラブの初演を聴いて、初めてこの曲を聴いたときの驚きと感動の場面がよみがえった。
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