緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

マルタ・デヤノヴァ演奏のライブ録音 スクリャービン作曲前奏曲集を聴く

2023-12-03 22:29:40 | ピアノ
数日前にブルガリア出身のピアニスト、マルタ・デヤノヴァさんのことを偶然のきっかけで知り、それ以来すっかり彼女の演奏に魅了されてしまった。
先日のシューベルトソナタ集に続き、注文していたスクリャービンとプロコフィエフのピアノ曲集のCDが今日届いたので聴いていたところだ。
1988年の録音。彼女がまだ若い頃の演奏だ。



Youtubeでもかなりの数の彼女の商業録音が投稿されているが、彼女が40過ぎの頃と思われる最盛期(?)のライブ録音(プライベート録音?)がいくつか投稿されていた。
まだ全部聴いていないが、下記にリンクを貼り付けさせていただく。

技巧が物凄い高いレベルで、音が非常に美しい。単なる美しさではなく、心に食い込んでくるような美しさだ。
素晴らしい演奏。是非聴いていただきたい。

Marta Deyanova performs Skriabin Preludes-a.wmv


ショパンのワルツ。彼女にとってはめずらしい曲目か?。アンコール曲だと思われる。これも素晴らしい。

Marta Deyanova Chopin C sharp Minor Waltz.wmv


年老いてから演奏したと思われる、ベートーヴェンのピアノソナタ第1番の投稿もあった。
これからしばらくは彼女の演奏鑑賞三昧だな。

ところで彼女は本も出版していたようだ。
昨日彼女のFacebookの投稿写真集を見ていたら、裏表紙にポートレートが掲載された本の写真が出ていたので不思議に思っていたのだが、アマゾンで検索していたら確かにその本が出品されていた。
"the dark side of the day"というタイトル。



本に紹介文を翻訳(google)してみたら、こんな感じに(訳が滅茶苦茶)。
自叙伝。輝かしいピアニストの経歴の痕跡がFacebookに殆ど全く見られなかった理由がこの本で分かる?。
うーん、読んでみたい。(総解英文法を勉強しないと)

The adventures of a young woman travelling throughout the world. The hard work is left behind, and every day is a present as nothing is more contagious than fame. Loneliness becomes a good companion too, until the day Gina is stranded at an airport and meets someone who will change the meticulously organised schedule of her life.
Without realising yet, this is the foggy night, when her downfall begins. Falling into her obsession, she puts her career at stake, but never abandons the man who remains a mystery until the end.
Marta Deyanova lives in the United Kingdom with her two sons and the white boxer known as Happy

世界中を旅する若い女性の冒険。 ハードワークは後に残され、名声ほど伝染するものはないので、毎日が贈り物です。 孤独もまた良き友となるが、ある日、ジーナが空港で立ち往生し、周到に計画された人生のスケジュールを変える人物に出会う。
まだ気づかぬうちに、これが霧の夜、彼女の転落が始まるのだ。 執着に陥った彼女は自らのキャリアを危険にさらすが、謎の残る男を最後まで見捨てることはなかった。
マルタ・デヤノバは二人の息子とハッピーとして知られる白人ボクサーとともにイギリスに住んでいる
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ピアニスト:マルタ・デヤノヴァさんのFacebook

2023-12-03 00:50:12 | ピアノ
先日記事にしたピアニスト、マルタ・デヤノヴァさんのシューベルトソナタ集のCDを中古であるが早速注文し、今日届いた。
まだ全部聴いていないが、やはり実力派でピアノの音の魅力を引き出す才能の高いピアニストという印象をあらためて感じた。



ネットで彼女の経歴など検索しても何も出てこない。不思議だ。
Nimbusというレーベルを中心にかなりの商業録音を残した彼女であるが、現在では中古CDや中古レコードの販売サイトが出てくるのみである。

しかし今日、Youtubeで見つけたベートーヴェンのピアノソナタ第31番を弾くマルタ・デヤノヴァさん、ご本人と思われる方のFacebookが見つかった。
投稿されている写真、それは膨大な数で、殆どが子供など家族や友人、風景などの写真で、彼女の昔のピアニスト時代を示すものは無かった。
ここがまた不思議に感じたのであるが、彼女が投稿した写真の中に、今日届いたNimbusレーベルのシューベルトソナタ集のCDのライナー・ノートに掲載されていた彼女の若い頃の写真と同一のものがFacebookの投稿写真の中にあったので、このCDの録音で演奏している人がこのFacebookのマルタ・デヤノヴァさんであることはもう間違いないであろう。



現在では、ピアノの演奏活動は止めてしまったのだろうか。
このCDを録音した1996年の頃は、2人の息子たちが未だ幼い頃だったようだ。
子育てをするなかで演奏活動を休止し、現在は引退してしまった、ということなのかもしれないが、昔のプロのピアニスト時代の痕跡をあえて出さないようにしているようにも感じる。

Facebookの膨大な数の写真を見ていると、幸せそうな日常を送っていることが伝わってくる。
ピアニストとして多忙な演奏活動を送る日々よりも、素朴な、家庭や友人たちを大事にする普通の人生を送ることを選択したのだろうか。
それにしてもあのYotubeで投稿されていたベートーヴェンのピアノソナタ第31番の演奏は凄いレベルに高いものであることは間違いないと思っている。
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