緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

テデスコ作曲「プラテーロと私」より「子守り娘(子守歌)」の練習録音(2)

2023-11-03 22:12:30 | ギター
元々、詩の朗読とギターとのアンサンブル曲である、テデスコ作曲「プラテーロと私」から、「子守り娘(子守歌)」という曲を独奏曲として弾いている。
この曲はこの組曲中でも屈指の名曲であり、演奏機会も多い曲だ。



(譜面の一部がホッチキスから外れた)



譜面の指定では6弦のみD音に下げる指定であるが、私はセゴビアの録音と同様、6弦をD、5弦をGに下げる調弦を採用している。
今日、この曲を録音してみた。
2回目の録音であるが、前回に比べると少しましになったか。
弾き始めてから2か月くらいであるが、本当の意味で完成するのに2、3年はかかる曲だと思う。
もっと流暢に、感情を込めて弾く必要がある。


①今日の午前の録音 4弦の調弦が狂っている。額と手の平に夥しい汗をかいた、間違ってはいけないというプレッシャーと戦い、疲弊しながらも何とか終えることの出来た苦しい演奏。2023年11月3日 午前

②Oさんとのアンサンブル練習が終わったあとでの練習録音 不安な箇所あり。2023年11月3日 夕方


ボリュームを大きくしないと聴こえない。
何でハンディ録音機で録音すると音が小さくなってしまうのだろう。
Youtubeで投稿されている演奏の中には小さいボリュームでも大きな音で録れているものがあるが、あれって多分、電気処理で音を大きくしているんだろうな。
まあいいや。ボリュームを大きくすればいいだけのことだ。

②が弾き終わったあとにいつものアルハンブラを録音した。
弦が新しいのと、「子守り娘」の変調弦を正調弦に直した直後の演奏で調弦が狂ってしまっている。

③調弦狂いアルハンブラ、他弦接触有り 2023年11月3日 夕方
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Zoomを使ったアンサンブル練習(5回目)

2023-11-03 21:14:10 | ギター
この3連休は近く行われる演奏会のために、ギターアンサンブル、ギター独奏、マンドリン合奏練習のために殆どの時間が費やされることになった。
コロナ前までに毎年行っていた弦楽器フェアは今年は開催されていると思うが行けない。

今日は午後から東京マンドリンクラブのギターパートのoさんとzoomを使ったアンサンブル練習をやった。
今日で5回目で、一旦ここで区切りをつけることになる。
曲目はテデスコ作曲の「プラテーロと私」より「メランコリア」。

1週間前の前回の練習に比べ、だいぶギターのミスは減った。
今日も5回くらい通し練習をしたが、左手の押さえはかなり難しい箇所があり、気の抜けない曲だ。
ちょっとでも油断するとミスにつながる。
気持ちよく演奏出来るにはまだまだ時間を要するようだ。
そして今回も、弾いている最中に、額と手の平その他に夥しい汗をかいた。緊張からくる悪い汗だ。
失敗してはならない、というプレッシャーをかけていることが原因であろうが、なかなかそのプレッシャーから解放されない。
恐らくであろうが、「上手いと評価されたい」、「認めてもらいたい」という潜在的な強い願望があるからだと思う。
それだから「失敗でもしたら、評価してくいれない」という恐れが起きてきて、「失敗しないように」という意識に支配されてしまうのである。
これを、単に「演奏して楽しい」、「聴こえてくる自分のギターの音が美しい」、「この曲を弾きたい」というような純粋な動機からくる気持ちでのぞむことができれば、自分の演奏に高い集中力を持って楽しむことが出来るのではないか。

あとは人前に演奏して、喜んでもらえた、というプラスの体験を1つでも多く体感していくことではないかと思う。
過去の失敗でのトラウマ体験がもとで、演奏することが辛く苦しいと感じることが、喜びや至福感を感じられる体験を積み重ねていくことで解消されていくのではないかと思う。いわゆる小さな成功体験をしていくということだ。

今日もoさんから前回と同じ指摘を受ける。
前回の練習時に比べて、運指を変えるなどしてかなり改善されてきたとは思うのだが、まだ旋律のつながりが切れてしまっているところがあるとのことだった。
今後の演奏のためにも記録しておくことにしよう。

まずは次の箇所の6拍目裏のシの音が次の小節のレの音に移る際に、運指の飛躍があるためどうしても途切れてしまいがちなのであるが、音符に示す音価よりも長く保持してでもいいから、プツっと切れてしまうような弾き方にならないように、ということであった。
ここは演奏中に意識しておかないとならない。



次に終結部の下記の部分。







ここは最後のかなめとなる部分であるから、音を十分に保持して、テンポもゆっくり目、繊細に歌うように演奏するように指導を受けた。
前回の練習で説明のあった、死んだプラテーロが蝶となって現れ舞う情景をイメージしながら弾くことを思い出した。
しかしなかなか奥の深い曲だ。

その後はフォレーの「パヴァーヌ」のリコーダーとギターとのアンサンブルを練習する。
前回からホ短調版を使ったが、リコーダーは部分的にオクターブ下げれば演奏可能で、違和感もないので、この編曲で行くことになった。
この曲のリコーダーとギターのアンサンブル、我々が初めてかもしれない?。
この練習をしているときに、oさんからギターの音が、リコーダーを吹いているときに途切れて聴こえなくなってしまうという話があり、zoomのマイクの設定画面でいろいろ試行錯誤して設定を変えてみたが、結局改善できる方法が見つからず、音の不充分なまま練習を続行。
しかし楽器どおしのアンサンブル演奏をzoomで行う方はたくさんいるだろうから、何かしらの解決方法があるに違いない。

最後は「プラテーロと私」より「子守歌」を1回通しで練習。
発表会では独奏のみということにしていたが、独奏+アンサンブル演奏の2本立てで行こうということになった。
本番ではどうなるやら。この曲も結構難しい。

今回の練習で一旦区切りをつけるが、その後の1か月に1回くらいの頻度でアンサンブルの練習をやっていこうということになった。
自分としては、テデスコの「プラテーロと私」の中から出来るだけアンサンブルを完成させて録音できるように持っていければと思っている。
(パートメンバーに聴かせちゃうかな)

明後日の曲持ち寄りお楽しみ会での、他のパートメンバーが提案した曲であるが、全く手を付けていない曲が多数ある。
超難曲は一昨日あたりから恐る恐る手を付けたが、お手上げ状態だ。
当日は、弾けないで黙って苦痛にゆがんだ顔を必死に隠そうとするんだろうな~。
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