緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

懐かしい! あみん 「待つわ」を聴く

2017-10-29 00:37:47 | その他の音楽
今日の朝刊の付録に1982年9月のヒット曲を紹介する記事が載っていた。
圧倒的トップが、「あみん」の「待つわ」であった。
先ほどYoutubeでこの曲を見つけ、35年ぶりで聴いた。

1982年といえば私が大学生となった頃だ。
18歳で一人暮らしを始めてまもない頃、隣室の住人の部屋からひっきりなしにこの曲が流れていた。
馬鹿の一つ覚えみたいに何度もこの曲を繰り返し流していたから、よっぽどこの曲が好きだったのであろう。
おかげで、歌謡曲など全く興味がなかった私もこの曲を覚えてしまったし、内心、この曲はいい曲だな、と思っていた。

あみんの岡村孝子と加藤晴子も前年の1981年に名古屋の大学に入学したというから同世代だ。
岡村孝子と加藤晴子は入学直後、履修届で偶然に前後の席に座り、岡本さんが話しかけた相手が加藤さんだったという。
共に同じ出身地で意気投合したという。

岡村さんは幼い頃からピアノを習い、音楽教師を目指していたが、高校時代にさだまさしの曲を聴き、シンガー・ソングライターになる夢を抱いた。
自作の曲(待つわ)を加藤さんに聴かせると「すごくいい」と言われ、ポプコンを目指し猛練習、ポプコン本選で見事グランプリを獲得、1982年7月にデビューするとたちまちヒットチャートを駆け上がった。

新聞記事によると、岡村さんが作詞、作曲したこの「待つわ」という曲は、予備校で出会ったボーイフレンドとの遠距離恋愛消えかけた時の心境を謳ったものだと言う。

Youtubeでの演奏を見ていると、普段着のような服を着て、派手な振り付けもせず、黙々と真面目に歌う彼女たちの姿には、「芸能界」というものは全く感じられないし、寄せ付けないものを感じる。

彼女たちの歌う姿には、筋の通った信念のようなものすら伝わってくる。
普通の女子大生が、ただ純粋に自分たちの歌を伝えたい、その気持ちしか感じられないところが新鮮だったし、そのことが多くの若い人たちに受け入れられた。
芸能界で彼女たちのような歌手が極くわずかな期間であったがいたことに今もって驚く。





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