緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

新実徳英作曲 合唱曲「聞こえる」を聴く

2013-06-22 22:35:00 | 合唱
こんにちは。
雨降りばかりでうっといしい日が続いています。
久しぶりに合唱曲の話題にします。
合唱曲を聴くようになってから2年半ほどになりますが、Nコンなどでの高校生の合唱曲が好きで、今までたくさんの演奏を聴いてきました。
最近ピアノ曲の鑑賞に力を入れていますが、合唱曲も聴いています。
今日紹介する曲は、岩間芳樹作詞、新実徳英作曲の「聞こえる」という曲です。
この曲は平成3年度のNコン(NHK全国学校音楽コンクール)高等学校の部の課題曲なのですが、今から2年前にこの曲をyutubeで検索して混声合唱の演奏を見つけました。
恐らく社会人の団体による演奏と思われるその演奏は、ゆっくりとした演奏でありながら、非常に心惹かれるものでした。
yutubeの画像は緑の森(林?)の静止画に「聞こえる」という文字が書かれたものだったのですが、残念なことにこの演奏は削除されてしまいました。
雑音まじりの録音でしたが、すごく感動する演奏で毎日繰り返し聴いていました。
その後このyutubeの演奏がCDで出ていないかと探して見つけたのが下記の写真のものですが、曲のテンポや歌い方が若干違うもののほぼ同じ演奏で、現在はこのCDを聴いています。



昨日の夜に久しぶりにこの曲を聴きたくなり、もう10回以上聴いてしまいました。
5分間にも満たない短い曲ですが、曲の出だしから強烈に惹き込まれます。
華麗さ、装飾等一切無い素朴でシンプルな一見穏やかな曲ですが、聴く者の心に強烈なメッセージを刻み込むような力のある曲だと思います。
生活に疲れた時、何か苦しいことがあった時にこの曲を聴くと、再生へのエネルギーが生まれてくるように思う。
私は、合唱曲はピアノなどの器楽曲や交響曲と違い、こういう簡素で短い曲であるが聴き手の感情を強く引き出してくれる曲が好きです。
その点Nコンなどの課題曲や自由曲にそういう性質の曲が多く、聴くのが楽しみになります。
この「聞こえる」がNコンの課題曲だった平成3年度の全国大会のCDは廃盤となっており、その演奏を聴く為には公共の音楽資料室まで足を運ばなければならないが、今度このNコンの演奏で素晴らしい演奏が見つかったら紹介するつもりです。


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