世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「戦火の馬」

2012年03月03日 23時53分36秒 | Weblog
いや~。
これは本当に良かった。
予告を見て「観たいなあ」と思う程度だったのだが、観て良かった。
映画館からの帰り道、思い出してこんなにも泣いてしまう映画なんてそうそう出会えないから。



「戦火の馬」


あらすじ: 農村に住む少年アルバート(ジェレミー・アーヴァイン)の愛馬であるジョーイが軍馬として騎馬隊に売られ、フランスの戦地に送られてしまう。敵味方の区別を知らないジョーイの目に、戦争は愚かさで悲惨なものとして映るだけだった。一方そのころ、アルバートは徴兵年齢に満たないにもかかわらず、ジョーイと会いたいがため激戦下のフランスへ旅立つ。(シネマトゥディ)

以下、ネタばれあり。





私は午年生まれだ。
クマも好きだが、馬も好き。ポニーもサラブレッドもどさんこも。
この作品を観て、もっと馬が好きになった。


監督はスピルバーグ。
カメラワーク、秀逸。
戦場のシーンでは「プライベートライアンか?」っつーほど、迫力満点だった。
映画館で観たからだろうか、大砲の音が椅子を伝わって響いてきて、思わず身を屈めてしまった。
ベタなストーリーといったらそれまでだが、このリアルな戦闘シーンはベタさを払拭するぐらい作品に信憑性を与えていた。


馬がこの上なく良い演技をしていた。
戦争する人間に時々「バカじゃん」っていう冷めた目を感じさせるほどであった。


途中から馬・ジョーイが黒い馬と運命を共にする。
様々な人々に委ねられる二頭の馬。
敵軍の大砲を運ばされるとき、弱り切った黒い馬を助けるべく、
「自分がやる!」
というように自ら前に出るジョーイ。
やがて黒い馬が命尽きるときのジョーイの演技が秀逸すぎて、目に焼き付いている。
…涙。
そして、何かに吹っ切れたように、有刺鉄線を纏いながら戦場を走り抜けるジョーイのシーンは臨場感が溢れていた。


ジョーイは青年から愛されて育った。
そして、最後、最愛の青年の元に返った。
互いが互いを求めると、奇跡は起こるのかもしれない。
そう信じてしまう。

あと、大切にされたことをこの馬は忘れなかった。
どんな苛酷な運命にあっても。
これは人にも言える。
私も職場で吉熊上司に大切に育ててもらった(今も)。
こんな駄馬なのに。
直向きに走るジョーイにわが身を重ねたら、また涙。


子供からお年寄りまで楽しめるエンターテイメント性の高い良作だった。
考えさせられるよりも、「楽しむ」映画を、久々に観た気がする。
淀川長治さんじゃないが「映画って本当いいですね」と心の底から思った。
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。


『戦火の馬』日本版予告編



P・S
①去年触れ合った代々木のポニー公園の馬。
やっぱ、馬、可愛い。


②ポーランドではクマが軍隊に入っていたそうだ。
正式に「兵士」として従軍した彼は、他の兵士とともにテントで眠り、特別製の木枠に入ってトラックで移動した。多くの証言によれば、モンテ・カッシーノの戦いにおいて部隊の一員として弾薬を運び、決して弾薬箱を落とすことは無かったという。

ヴォイテク (兵隊クマ)




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鴻巣 びっくりひな祭り

2012年03月03日 23時53分17秒 | Weblog
昼過ぎに目覚めた。
体が鉛のように重くてなかなか起き上がれなかった。
カーテンから漏れる光は春爛漫という感じなのに、歯がゆい。
やっと起きて身支度をする。

鴻巣で開催されているびっくりひな祭りに行ってきた。
会場は2箇所。
市役所とエルミというビル。
電車遅延により市役所会場の閉館時間には間に合わず、エルミだけを堪能。
規模は小さいものの、やはり迫力があった。
来年は市役所会場にも行きたい。









絵手紙コーナー。


エルミの中を散策。
なかなか面白いショッピングモールだった。

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レイトショー

2012年03月03日 19時51分11秒 | Weblog
これからレイトショーで「戦火の馬」を観る予定。

ロコモコを食べながら、まったり待機なう。

日本アカデミー賞

2012年03月03日 01時46分53秒 | Weblog
日本アカデミー賞の授賞式の様子をテレビで観ようと、残業後、寄り道しないでそそくさと帰宅。
観た作品の復習。女優さんたちのドレス姿・着物姿、メイク、髪型を観るのが好き。


金曜恒例・晩酌。withコンビニで買ったキムチうどん。コンロにかけるだけなので簡単。極限まで煮込んでべとべとにするのが好み。うどんはシコシコよりもふにゃふにゃした方が美味しいと思う。なんという味覚音痴…。


お腹いっぱい&酔って気持ち良くなって、ブーフのように惰眠。
冒頭40分でまさかの寝落ち!
ぎゃ~。
起きたら1時って…。がっくし。

ネットのニュースで見ると、やはり「八日目の蝉」が総ナメ状態だったそう。
不倫相手の子供を誘拐し育てた女性と、彼女に育てられた女性の壮絶な逃亡劇とその後の運命を描いていく、あの作品。
原作も読んだが、震災前だったので記憶が薄い。
映画は、永作博美の鬼気迫る演技が印象的で、子供嫌いで母性の欠片もない私のような人間も、心が揺るがされた。

最優秀アニメーション作品賞の「コクリコ坂」は、ノスタルジックな映像が綺麗だった。
最優秀外国作品賞が「ブラック・スワン」じゃないのはなぜなんだ?


■最優秀作品賞
『八日目の蝉』

■最優秀アニメーション作品賞
『コクリコ坂から』

■最優秀監督賞
成島 出(『八日目の蝉』)

■最優秀主演男優賞
原田芳雄(『大鹿村騒動記』)

■最優秀主演女優賞
井上真央(『八日目の蝉』)

■最優秀助演男優賞
でんでん(『冷たい熱帯魚』)

■最優秀助演女優賞
永作博美(『八日目の蝉』)

■最優秀外国作品賞
『英国王のスピーチ』



今日は、風邪を引いた吉熊上司が一日中、目の前でクシャミや鼻をかんでいたりして、心配だった。
そんな心配する私に
「くしょん!!」
と、クシャミをする吉熊上司。
しかもマスクを外して。
「マスクしてクシャミしたら、マスクが汚れちゃうだろ?」
だって。
それってマスクの意味がないと…。
しかし、「今日一日迷惑をかけました」とメールを寄越す、素敵な吉熊上司なんである。

新卒研修のタイムスケジュールを人事部からもらう。
私が対応するのは例年制服の試着会。
今年はもう一つ。個人情報についての講習を任された。
大勢の前で話すのは本当に苦手。
緊張すると栃木弁が出てしまい、訛っちゃうんである。
例年これは後輩男子タイスケ君が担っていたのであるが、鈍感な彼でさえも
「緊張しました」
とのこと。
大丈夫なんか?、自分。

ってことで、週末☆
嬉しい。嬉しすぎる。
面倒なことから解き放たれる魅惑の48時間!!

週末はクマたちとクマクマしようっと。


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