世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

無比と無二

2008年08月28日 22時15分56秒 | Weblog
いつの間にか、太股をブユに刺されたらしい。2、3日ぐらいずっと痒い。
実家からパクってきたムヒがあるはず!と思い、発掘されたのはムニだった。

あれ?ムヒってムニだったっけ?

J-PHONEが、いつの間にかSOFTBANKになっている世の中である。
そんなこともあるか、と納得して過ごしていたんだが、どうも気になって仕方がない。

昨日の晩、太股をモリモリと掻きながらネットで調べてみた。

ムヒとムニは、どちらも池田模範堂から出ているもので、全くの同等品だった!
バッタもんだと半ば疑いつつ塗っていたムニ。ごめんよ。

ムヒは市販薬。
ムニは置き薬用に販売されているもの。
…とのこと。

名前の由来は…
ムヒが無比であるぐらい優れている。
ムニが無二であるぐらい優れている。

あれ?
ちょっとした矛盾を感じてしまう。
しかし、いずれをも生み出した「池田模範堂」という強烈な社名が、どんな矛盾も打ち消してしまう。
それにしても、こんなもの、どうして実家にあったのだろうか。謎。
コメント (8)

15年前に15歳だった件について

2008年08月28日 22時15分23秒 | Weblog
15歳。
嗚呼、15歳。

小学生のとき、15歳ったら、凄く大人だと思っていた。

しかし、よく考えたら、私が15歳だったときから既に15年も経過しているんである。

最近、奥華子の歌をよく聴いている。
テクノ系の音楽も好きだが、ピアノの弾き語り系の音楽を今は心地よく感じる。
彼女の歌を聴いていると、自分がまだ15歳だった頃のことを思い出す。

妹ともよく話すのだが、あの頃の方が今よりも簡単に人を好きになれたような気がする。

学校で好きな男子(私は先生だったけれど)と会話をし、家に帰って勉強するふりをしながら、その日の出来事を思いだしてニヤニヤしたり。

はたまた
「ねぇ?どう思う?」
などと友達にレターをしたためたりする(レターセットはりぼんの付録ね)。

好きな殿方の時間割を把握し、渡り廊下で意図的にすれ違う、とか。

「こっち、見た?」
「見てたよ」


楽しかった。
実に愉快であった。
思春期だったな、俺。

仕事中心な生活をしている今。
独り暮らしをしているがゆえ、防犯意識は高くなり、それは殿方への異常なまでの警戒心へと肥大した。
元々結婚願望が皆無だったのもあり、恋人ができてしまったら非常に面倒なことになるという強迫観念が、私の行動を結果的に操っぽいものにさせている。
いつしか、行動だけではなく、心も。

抗うつ剤パキシルの副作用である性欲低下も相成り、私はもはや殿方を見て萌えることはあっても、触りたいなどという肉体的接触への憧憬を持つことはない。

それも自分が選択した人生。

こんな状態になった心身を、むしろ喜ぶべきことのように思う。


大人になるということは不思議なものだ。
何かが自由になり、何かが不自由になっていく。

15年前に15歳だった私は、30歳の今の私をどう感じるのだろうか。

そして、15年後。
45歳の私は、どんな風に生きているのだろう。
コメント (2)