世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

中二女子ごっこ

2022年07月19日 23時00分33秒 | Weblog
今年は梅雨明けが早かったので、夏が長く感じられる。
感覚的にはもうお盆過ぎの気分なのだが、また7月が終わっていないという…。

蒸し暑い中、出勤。ドナドナ。

今日はとても忙しく、溜まった仕事を片付けて終わった。
あと他部署のSちゃんと絡めて楽しかった。
Sちゃんは心のオアシスである。
最近は二人で「中二女子ごっこ」に興じている。
「中二女子ごっこ」とは、中学二年生の女子っぽい思考に準じた、痛くて甘酸っぱい会話をするのである。
たーのーしーいー!

今、私は44歳。中学二年生だった頃ってもう30年ぐらい前になるのか。

あの頃、毎朝、栃木放送のラジオ講座を聞いていた。
ちなみにテキストはない。ただ講師の解説を聞くだけ。

ラジオ講座が終わり、切らないでいると宗教の番組に突入する。ホーコケキョという鶯の鳴き声から始まる番組だった。その放送を聞きながら鞄に教科書を詰めたり身支度をしたものだ。

私の部屋は襖一枚で家族の寝室と繋がっていた。なので今も家族は「朝、りょーちゃんの部屋からよく宗教のラジオ放送が聞こえたよね」と言われている。

番組の内容は何一つ覚えてないのだけれども、たまに寸劇があり、登場人物がみな関西弁だったのを鮮明に記憶している。ググると大阪に総本山がある宗教らしい。聞き慣れぬイントネーションに心がときめいていた。


昨今の宗教関連のニュースを見ていると、中二女子は「キャッキャする女子」ではなく、「宗教のラジオ講座を聞いている自分」を強く思い出す。

早朝の静けさ、独特の世界観、ラジオを与えられてちょっと大人になったよな的な高揚感。

今度Sちゃんに上記のことを話してみようか。
34歳の彼女は「はぁ?」と笑うだろうか。
でも案外わかってくれそうな気がする。
それほど、私と彼女はずぶずぶの関係なのである。



今日の夕食は王将のニンニク激増し餃子と炒飯。
スタミナをつけないと夏を乗り切れないと思って。


帰宅後はイチャクマタイム。

どんなにダメな一日でも、この子達がおかえりなさいと言ってくれるから、私は生きていられる。



アンクルジョン、おちびさんたちに人気がある。

アンクルジョンの頭上を占拠し、声高に何かを訴えるボビー。


謎の引き継ぎ。
貝取扱技師4級のマニュアル解説に余念が無い吉熊。


かわいすぎて…泣きそう。



中学二年生よりも遥かに幼い、小学生女子みたいな行為じゃないかとふと我に返る44歳の夏である。