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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

クリスマスプレゼントの一日

2021年12月23日 | Weblog
本日は有給休暇を取得した。
9時半に起床。

せっかくの有給だもの。
有意義に使いたく、溜池山王にある「金子屋」でランチをすることにした。10分ほど並んだ。


黒豆入りのお茶。


天ばら丼(上)


穴子の存在感に圧倒される。


築地でとれた新鮮な海老、イカ、小柱が一口サイズでふんだんに入っており、舞茸、ししとう、温泉玉子の天ぷらに甘辛くできた秘伝のタレをかけた粋で豪快な天丼。

「もうお腹がパンパンだよ~」と思いつつ、ぺろりと完食。
途中、温泉玉子を割って味変もできるので最後まで食べ飽きない。

このお店は妹が赤坂で働いていた頃によくランチをしていた店とのこと。
今日もたくさんのサラリーマンやOLさんたちがいて、その姿にこの街で働いていた妹の姿を重ねた。


満腹の腹をさすりながら、浅田家和菓子店で塩大福を購入。


腹ごなしで少し歩くことに。

首相官邸。

機動隊の車や警察官がたくさんいた。


日枝神社を参拝。
十月桜だろうか。健気に咲いていて目を奪われた。可憐である。







エスカレーター、ありがたい。



エスカレーターを上った先。
銀杏が眩しい。



茅の輪。







ここには狛犬ならぬ狛猿の夫婦がいらっしゃる。




妹と甥っ子みたい。


4年前、この猿さんの前で両親と妹と甥っ子で写真を撮ったことを思い出した。
あの時はまだ甥っ子は赤ちゃんだった。
母が編んだニットの帽子を被っていてどんぐりみたかった。


回廊とビルのコントラストが素晴らしい。



稲荷参道。
境内から西へ続く参道で、朱色の鳥居が全体に立ち並ぶ「千本鳥居」が光り輝いていた。
息を飲むほどの美しさ。








猛烈な睡魔が訪れたので一旦帰宅。
2時間ほどうたた寝をした。
こういう時、都心に近い我が家の便利さを痛感する。

暗くなり始めた頃、むくりと起きて、浅田家和菓子店で買った塩大福を食べた。
上品な甘さとお豆のしょっぱさの調和が絶妙。



18時に再び家を出る。
目指すは池袋にある「東京芸術劇場」だ。


芸術劇場前の公園がリニューアルされててヲサレになっていた。びっくり。



今年もマエストロ・小林研一郎ことコバケン&日フィルの第九を堪能。





吉熊、一張羅でキメる。かっこいいよ!


エントランスのエスカレーターは結構高くて、いつも少しだけ怖い。



指揮:小林研一郎[桂冠名誉指揮者]
ソプラノ:市原 愛  アルト :山下牧子
テノール:錦織 健 バリトン:青戸 知
合唱:武蔵野合唱団、二期会合唱団

​オルガン:石丸由佳

J.S.バッハ:甘き喜びのうちに BWV729
J.S.バッハ:カンタータ《神の時こそいと良き時》BWV106より 第1曲「ソナティーナ」
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(以上3曲オルガン独奏)

ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》 ニ短調 op.125


A列~E列までは無観客席。
私はF席で、なんと最前列。

マスクをしててもコバケンさんの唸り声がちゃんと聴こえた。
御年81歳とは思えぬほどパワフル。
動くたびに燕尾服の裏地の赤色が指揮台の上で輝いていたのが印象的。

第一楽章でこの世の創生、宇宙のビックバンを感じ、第二楽章でテンションが高くなり、第三楽章でちょっとぼんやり。
そして第四楽章で前のめりになる、いつもと変わらぬ年の瀬の一大行事が終わった。

ずっと楽しみにしていて、今週に入ってからは風邪を引かぬよう、かなり気を遣っていた。
終わってしまい、少し寂しい気もするが、でもとても素晴らしい第九だったので満足。

ソリストが歌っている最中、目の前のヴァイオリンがちゃんと演奏しているのを見ることができるのもコンサートの醍醐味だと思う。
生オケが放つダイナミックな音、合唱団の清らかな歌声が隔てるものがないために、まっすぐ私の五臓六腑に響く感じが何とも言えない。

エントランスのクリスマスツリー。
クラシカルで好き。



煌めく劇場前のイルミネーション。



池袋駅前もイルミネーションが煌びやか。


思い切って有給を取得して良かった。
少し早めの自分へのクリスマスプレゼントのような一日だった。

また明日からも頑張ろう。