待ちに待った第九の日。
この日のチケットはいつも夏にゲットしている。
ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》


指揮:小林研一郎[桂冠名誉指揮者]
演奏:日本フィルハーモニー交響楽団
オルガン:石丸由佳
ソプラノ:安藤赴美子
アルト:山下牧子
テノール:錦織健
バリトン:青戸知
合唱:武蔵野合唱団
パイプオルガンはバッハ
「オルガン小曲集」より
「汝のうちに喜びあり」BWV615
「古き年は過ぎ去り」BWV614
トッカータとフーガニ短調 BWV565
退社後ダッシュで東京芸術劇場に向かう。

今年は前から9列目。
今年もヴァイオリン側の席だった。

パイプオルガンは、毎年思うのだけれども、ちょっとした建物みたいである。
大きい!
調整するためにパイプオルガン内部にはエレベーターがあるらしい。
奏者が躯体を精いっぱい使いながら演奏しているのを見上げる。
音色が胸の奥にまで響く。
特にトッカータとフーガニ短調 BWV565の出だし。
聴いた瞬間、鳥肌が立った。
さて第九。
炎のマエストロことコバケン(小林研一郎)登場。
盛大な拍手がホールを包む。
第一楽章
指揮棒の先から音が発生し、ビッグバンしてホールの隅々まで散っていくのが見えそうだった。
第二楽章
ティンパニー、キター!
聴きごたえがある。
第三楽章
ロマンティックな曲調なので、まったりタイム。
時々、コバケンさんが恍惚とした表情になり、たまに唸っているのを確認。
第四楽章
第三楽章から第四楽章に入る瞬間、本日二度目の鳥肌。
ソリストの綺麗な声と迫力がある合唱の絡みで昇天。
お馴染みのフレーズを聴いたときに、心を打たれて涙が出た。
コバケンが指先を観客に向けると声や楽器の絵色がそちらのふ方に飛んでいく。ミナクル!!
第一楽章と第二楽章、第二楽章と第三楽章の合間に汗を拭くコバケンさん。
相当体力を使うのだろうなあと思った。
ダイナミックで繊細で、そして愛に満ちた第九だった。
毎年、日フィル・コバケンの第九を聴いているので演奏者(ヴァイオリン)の顔もだいぶ覚えている。
「あ!あの人、今年も会えた!」
と心の中で思っている自分。
色々あった今年も、こうして第九を聴ける幸せを一音一音に重ねて聴いた。
ブラボー!
協賛は非破壊検査株式会社。


私が毎年第九を聴くようになった切っ掛けは大林宣彦監督の映画「ふたり」である。
名シーンで第九の演奏会がとても効果的に使われている。
中学時代にこの映画を観た時に「いつか第九のコンサートに行きたい」と思った。
ここ最近、その念願を叶え続けられている我が境遇に感謝。
そして、今年の春の三連休には8年ぶり8回目の尾道(「ふたり」のロケ地)に行けた。
第九を聴きながら、様々な2017年の思い出が蘇ってきた。
来年も吉熊と来られますように。


この日のチケットはいつも夏にゲットしている。
ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》


指揮:小林研一郎[桂冠名誉指揮者]
演奏:日本フィルハーモニー交響楽団
オルガン:石丸由佳
ソプラノ:安藤赴美子
アルト:山下牧子
テノール:錦織健
バリトン:青戸知
合唱:武蔵野合唱団
パイプオルガンはバッハ
「オルガン小曲集」より
「汝のうちに喜びあり」BWV615
「古き年は過ぎ去り」BWV614
トッカータとフーガニ短調 BWV565
退社後ダッシュで東京芸術劇場に向かう。

今年は前から9列目。
今年もヴァイオリン側の席だった。

パイプオルガンは、毎年思うのだけれども、ちょっとした建物みたいである。
大きい!
調整するためにパイプオルガン内部にはエレベーターがあるらしい。
奏者が躯体を精いっぱい使いながら演奏しているのを見上げる。
音色が胸の奥にまで響く。
特にトッカータとフーガニ短調 BWV565の出だし。
聴いた瞬間、鳥肌が立った。
さて第九。
炎のマエストロことコバケン(小林研一郎)登場。
盛大な拍手がホールを包む。
第一楽章
指揮棒の先から音が発生し、ビッグバンしてホールの隅々まで散っていくのが見えそうだった。
第二楽章
ティンパニー、キター!
聴きごたえがある。
第三楽章
ロマンティックな曲調なので、まったりタイム。
時々、コバケンさんが恍惚とした表情になり、たまに唸っているのを確認。
第四楽章
第三楽章から第四楽章に入る瞬間、本日二度目の鳥肌。
ソリストの綺麗な声と迫力がある合唱の絡みで昇天。
お馴染みのフレーズを聴いたときに、心を打たれて涙が出た。
コバケンが指先を観客に向けると声や楽器の絵色がそちらのふ方に飛んでいく。ミナクル!!
第一楽章と第二楽章、第二楽章と第三楽章の合間に汗を拭くコバケンさん。
相当体力を使うのだろうなあと思った。
ダイナミックで繊細で、そして愛に満ちた第九だった。
毎年、日フィル・コバケンの第九を聴いているので演奏者(ヴァイオリン)の顔もだいぶ覚えている。
「あ!あの人、今年も会えた!」
と心の中で思っている自分。
色々あった今年も、こうして第九を聴ける幸せを一音一音に重ねて聴いた。
ブラボー!
日本第九、第4楽章。ゲーテルフンケン!! pic.twitter.com/9kfnpUiG8w
— 日本フィルハーモニー交響楽団 (@Japanphil) 2017年12月27日
協賛は非破壊検査株式会社。


私が毎年第九を聴くようになった切っ掛けは大林宣彦監督の映画「ふたり」である。
名シーンで第九の演奏会がとても効果的に使われている。
中学時代にこの映画を観た時に「いつか第九のコンサートに行きたい」と思った。
ここ最近、その念願を叶え続けられている我が境遇に感謝。
そして、今年の春の三連休には8年ぶり8回目の尾道(「ふたり」のロケ地)に行けた。
第九を聴きながら、様々な2017年の思い出が蘇ってきた。
来年も吉熊と来られますように。


