世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

今年の漢字一文字

2017年12月11日 22時59分56秒 | Weblog
今年の個人的な漢字一文字は・・・「変」だろうか。
「変化」の「変」。消して「変人」の「変」ではない。
大きなことでは、職場の部署が変わったこと、引越しをした、甥っ子ができたことによる変化が挙げられる。

ちなみに去年は・・・「流」だった。
2016年12月12日 今年の漢字 


元来、私は環境の変化ということに対して物凄くストレスを感じる。
小学生の時、クラス替えをすると半年ぐらいは馴染めなかった。変なところで神経質なのでうまく順応できないのである。
そんな私にとって今年一年は、とても「大変」な一年でもあった。

師走に入り、そんな大変な一年を回想。
新しい部署はなんとか怒られずにのさばっていられているし、新居はとても快適だ。
今日で生後8ヶ月を迎えた甥っ子はすくすく育っている。あやすと笑うので面白い。

妊娠中の妹が生まれてくる息子を想って作ったクマ


終わりよければすべてよし、とお茶をすすりながらこれを書いている、なう。

また、今年は嶽本野ばら先生のイベントで知り合えた方々との交流がとてもさかんであった。今までの自分では考えられないほど、物理的に遠いところにいる友達を想っている自分がいた。全国に同志ができて、とても心強かった。


野ばら先生のお陰である。




そして、今年は30代最後の一年ということもあり、したいことはするという意気込みで臨んだ。
8年ぶり8回目の尾道旅行に出かけたのも、そんな意気込みかがあったから。




あと、「混むからなあ」と毎年諦めていた茨城のネモフィラ畑・足利フラワーパークにもツアーを利用して行ったり、同じくツアーを利用して誕生日に帝国ホテルランチ・スカイツリー巡りもした。







まさかスカイツリーを拝みながら生活することになろうとは。

帝国ホテルの真鯛のお料理はとてもクリーミーで美味しかった。




夏には夏休みの取得期間の枠が広がったので、思い切ってダナンに行った。
フエのティエンムー寺の僧侶ティック・クアン・ドックの生きざまに感動した。
映像の世紀を見た時からずっとここに来たかった。




来年も元気いっぱい、好きなものは追及する「変態力」を養いたい。
そして・・・吉熊との絆は不「変」なのである!!



祈り

2017年12月11日 20時59分38秒 | Weblog
帰りに教会に寄る。
・・・祈る。




先日発見した嶽本野ばら先生の「カフェー小品集」の「モンチッチの誇り」で「僕」と「君」が小樽のカトリック富岡教会で再会するシーンがあり、帰りの電車で読んでいたら私も教会に行きたくなったのである。
嗚呼、何度読み返しても素敵すぎて涙が滲んでくる。
野ばら作品の中に出てくる「君」で一番感情移入してしまうから。



モデルの「君」は、ある日「僕」の許を去っていく。
やがて「君」が「僕」に寄越した一枚の写真。喫茶店・光の前に佇む「君」は、モデル時代の姿を捨て、モンチッチのような姿(太った上、髪型を変え、赤いオーバーオールを着用)になっているではないか。
いても立ってもいられなくなり、「君」に会うべく小樽に行く「僕」。
しかし、なかなか見つけられない。
ようやく小樽の教会で再会したときの「君」の台詞。

「美しくあろうとするのは自分の為。私は人の為に美しく装うとしたことがない。それなのに貴方の前に立つ時、私は私の為にではなく、あなたの為に美しく、可愛くあろうとしてしまう。こんなに弛んだ、ふやけた精神を持っていては駄目なの」




これ!!
この繊細なんだけどでも武士のようなブレない精神こそ、嶽本先生の真骨頂ではないか。
自分もずっとこの「君」のようなことを考えていた。
読んでいる最中は、どうしても「君」を自分のように思ってしまう。






100円ショップでドレッサーの椅子に敷く座布団を購入。

ちょうどぴったりで感動。


今日の夕食はコンビニの肉まんとお好み焼き。



明日も良い一日でありますように。