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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

青猫書房さん

2017年07月08日 | Weblog
お昼まで惰眠を貪る。
布団を干そうとベランダに出るが、道に人が歩いてなくて焦った。
もしかして今日は金曜日?平日なんじゃないのか?
と思ったのである。
しかしネットでググったら、今日は紛れもなく土曜日であった。
・・・安心した。

野暮用で渋谷へ。
カフェバー「人間関係」で一服。



なんとかサンドを食したのだが超絶美味だった。
バジルの味がたまらない・・・!!
コーヒーも深い味がする。





それにしても今日は暑い。
再来週に行くダナンもこんな感じなのだろうなあ・・・。

渋谷を離れて、駅前のauショップの店前でクマさんを発見!!


吉熊と2ショット。


クジのイベントをやっていてauショップのお姉さんに「やっていきませんか?」と言われた。
どれどれ・・・

まさかの1等賞!!


1等賞は今日初めて出たらしい。
籤運は去年の末に開催されたKAGAYAさんのイベント当選で使い切ってしまったと思っていたのに。
私、すごい!!
去り際に、店員さん同士が
「本当に入っていたんだね、1等」
と話していた。


てくてく歩き、青猫書房さんへ。








青猫書房さんでは今、あるイベントが開催されている。

「ながやまのりおがのこしたもの 詩・無知の涙」


こちらの記事で知った。

永山則夫元死刑囚 執行20年 10日まで北区の書店で展覧会


永山則夫のことはいつも心の片隅にある。
本展では、永山則夫が残した原稿や手に入りにくい本、資料やパネルなどが展示されていた。

ケースの中の「無知の涙」の草稿を前にしたとき、涙がボーボーと流れていった。
力強く、叫んでいるかのような一文字一文字を食い入るように見る。
きちっとした文字、何度も繰り返される文字。
それらが胸に突き刺さり、私をかき乱す。
則夫自身が黒く塗りつぶした箇所もあり、色々な想いの中でペンを走らせていたのだなと感じさせた。

市原みちえさんからも貴重なお話を聞くことができた。
室内に展示されていた幼少期の則夫の写真を指差し、
「あんなにかわいい子が、母親に捨てられて網走で冬を越しただなんて・・・ううっ・・・かわいそうで・・・ううっ」
と嗚咽まじりの私の言葉に頷いてくださる市原さん。
凛とした佇まいに優しさがにじみ出ている素敵な女性だった。私の則夫への想いを受け止めてくださった。


則夫が残した作品やそこに描かれている想いに、ずっと寄り添っていきたい。
そう思った。


アマゾンで買おうとしていた永山則夫のムック本が販売されていたので購入。

則夫への理解を深めたいと思う。

もし私が被害者の遺族側の立場だったら・・・と思うと、則夫の死刑を「当たり前だ」と思うかもしれない。
でも彼が育った環境(貧困・ネグレクト)を考えると、心が重くなり、言葉をなくしてしまう。
同時に「自分にも何かできることがあるんではないか」とも思う。



帰り際に書房にいた猫にゃんさんを記念撮影。





お茶ができるスペースもあり、素敵な書房さんだった。



星に願いを

2017年07月08日 | Weblog
昨晩は心療内科デーで、待ち時間はまさかの6時間半。
東京ーベトナムのフライト時間の長さ以上だった。
角田光代先生の「夜を行く飛行機」をやっと読了。角田先生の作品では珍しく、3行読むと飽きてしまっていて読了するのに恐ろしく時間がかかった。ホームコメディ色が濃すぎて受け付けなかった。
病院に来る前に買ってきたおにぎりを食べ、外で一服をし、国際秘書検定の勉強をする。異動の件があってしばらく手付かずだったので、覚えたことを思い出すのが大変。

残りの1時間は嶽本野ばら先生の「鱗姫」を10年ぶりに読み直した。
グロくて面白い!!


午前1時。やっと名前を呼ばれた。
クマ医師、疲れ果ててる!!マジやべぇ。
そんな彼に
「最近どうでしたか」
と聞かれると
「てか、先生、大丈夫ですか?」
と聞きたくなる。
そんな気持ちを抑えて、ここ2週間の身の上話をする。
仕事のこと、転職のこと、など。
新しい環境にはなんとなくなじんでいる事を述べたら、クマ医師は
「よかった~」
と心から安心してくださっているようで、ちょっと涙が出てきそうになった。
ここまで私を心配してくれる人って珍しいので動揺した。

そして、どのように仕事に取り組んでいったらいいかを導き出す我々。
作戦を企てる子供のようである。
もしくは
「うしし。おぬしも悪よのう」
「げっへっへ。クマ医師さまほどじゃございませぬよ」
みたいな。


処方変更あり

ビオフェルミン錠は旅行対策。お腹の状態を整えるのである。
私からリクエストをした。

「夏休みはご実家ですかあ?」
と聞くクマ医師。
私が夏休みに実家に帰ったことがあって?(←鱗姫の口調)

「いえ。一人旅に行きます」
「どちらへ?」
「ダナンです」
「もう予約したのですか?」
「ええ」
というやり取りの後
「ここ最近、色々ありましたからね。ゆっくりしてきたほうがいいですよ」
と案じられる。

「そうですねえ」
と答えたものの、脳内の旅程表を思い描くと、けっこうハードスケジュールなのであった・・・。

処方箋を手渡され、帰ろうとしたときに
「あの、これ」
とビニール袋に入った何かを手渡された。
「え?」
と受け取って中身を見たらジュースがたくさん入っているではないか。
「先生、いつも悪いですよ」
と言うと
「いいんです。飲んでください」
とクマ医師。


今日、さっそくクマたちの餌食に・・・。
食いしん坊の三匹が虎視眈々、いや熊視眈々と狙っている。



そんなこんなで寝たのが午前3時半。
起きられないとまずいのでQPコーワを飲んで寝た。
ドーピングさながらである。
今日は一日眠かった。
新しい上司の方は適度に仕事を振ってくださるので全身全霊で行う。

そして今日は後輩女子Cちゃんの誕生日。
33歳になった。
クリスチャンディオールの口紅をプレゼントした。
すごく喜んでくれて、私もうれしくなった。
Cちゃん、おめでとう。

帰りに定食屋で蕎麦と鯵のてんぷらせっとを食した。
熱々の鯵はふんわりしていて優しい味がした。
もう少し鯵だけを食べたいと思った。蕎麦はいたって普通。



夜、洗濯物をたたもうとしてベランダに出たら、織姫星と彦星がデートをしているのを目撃。
今年は奇跡的に晴れた。
願いはただひとつ。
新しい環境に慣れること。
願いを持つと、人って前向きになれるんだなと生ぬるい洗濯物を抱えて部屋に入った。



さて、やっと巡ってきた週末。
最近の金曜日の安堵感、半端ない。
週末はゆっくりしつつも、ダナン旅行の準備などを進めたい。