世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

このワンピースを着て

2017年06月06日 22時53分59秒 | Weblog
明日、甥っ子くんと妹は東京の家に帰る。

18時。
甥っ子くんの沐浴タイムだ。
妹が沐浴をし、母がカメラマン、タオルを持った父が、沐浴を終えて浴室から連れてこられる甥っ子くんをキャッチする。
秀逸な連携プレイで沐浴がなされることを、数回の帰省で知った。


定時後、喫煙所で一服しているときに
「今日は最後の沐浴タイムだ」
と思ったら、涙が出てきそうだった。
現場にいないのに泣ける自分の想像力の豊かさ、すごい。

その時間、妹も泣いてしまったらしい。


彼女が雀宮に帰ったのは、まだ桜も咲かぬ如月のころ。
産前、妹は毎日、近所をウォーキングをしていた。
ウォーキングの途中で、アスファルトの隙間から力強く咲いている水仙を見て、勇気付けられたとのこと。

4月11日、結局、帝王切開でこの世に産まれてきた甥っ子くん。
GWの帰省で初めて会ったときは不思議な気持ちがした。
近親者の誕生は弟の誕生以来、34年ぶりだったので。

両親は想定していたとおり、甥っ子くんにメロメロである。
甥っ子くんがひゃっくりをしていようものならば「おしめの替える時間ね」と推察する母。すげー。見てないのになんで分かるの!?
父は年中、甥っ子くんを抱いて家中をウロウロしていた。
両親があんなに子煩悩だったとは知らなかった。


季節は巡って、桜が咲き、藤が香りを奏で、そして紫陽花が咲きはじめた。
明日、父が運転する車で、甥っ子くんと妹は東京の家に帰る。

私としては隣町に妹と甥っ子が来るので嬉しく思うのだけれども、妹の心細さや両親の孫ロスのことを考えると、そわそわしてしまう。
最近、私が情緒不安定だったのは、きっとそのせいだったのかもしれない。
「あと一週間で甥っ子くんは東京に帰るのだ」
と思うと、妹と両親の気持ちが私の心をかき乱して、切なくなっていた。


今日の甥っ子くん。



できるだけ、妹を支えようと思う。
おしめの濡れ具合は推察できぬとも。


そうそう、私自身、甥っ子が産まれて変わったことがある。
妊婦のスタッフへの制服の貸与の件である。
今まで、「3ヶ月のお腹の大きさ」なんて知る由もなかった私。
妹が妊娠したことで
「マタニティの制服が大きいかもしれませんね。よろしかったら大きめのサイズのスカートも貸与できますよ」
と助言できるようになった。
勿論、個人差もあるのだろうけれども、仕事への大きなフィードバックだと思う。



今日の夕ご飯は、つけ麺。
安定の美味しさ。



そうそう、今日は通販でポチったワンピースが届いた。
花柄のワンピース。


夏は大体、花柄か水玉のワンピースばかりを着用している。

大学時代、母がこれに似たワンピースを所持していて(新宿の小田急百貨店から取り寄せた)、「同じの欲しいなあ」と、あのワンピースのデザインが脳内の海馬に刻印されていた。
ネットで見たときに
「これだ!私が20年間欲していたものは」
と迷わずにポチったのだった。(メーカーなどは違えども)

着てみたところ、超カワユス。サイズもぴったり!!
良い買い物ができた。


このワンピースを着て、今度、隣町に住む妹・甥っ子くんに会いに行こう。