世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

はやぶさの日

2017年06月13日 23時43分23秒 | Weblog
またこの日が巡ってきた。

6月13日・・・そう、はやぶさの日。


7年前の今日、はやぶさは満身創痍の姿で地球に戻ってきた。
小惑星イトカワの砂が入ったカプセルを地球に投げ入れ、自らは火の鳥となって燃え尽きた。


そんなドラマティックな旅の最終日、7年前の今頃は特段、宇宙に興味がなかった私。
「夏の旅行、どこにしようかなあ」
などと考えながら、池袋で映画「孤高のメス」を観ていた。
で、帰宅してネットを立ち上げたら、はやぶさ祭りになっていて…。
その背景を知らなかった私はいまいちよく分からなくて、でも後日、この写真を見て涙があふれた。





はやぶさに、故郷地球を見せてやりたいという技術者たちの思いで撮られた写真。
朝、ニュースのアナウンサーが「滲んでいるのは、はやぶさが泣いているからでしょうか」などと言い、思わず涙が出ちゃって、泣きながらマスカラを塗ったという思い出がある。
あの日から、天空で四散したはやぶさは私の心の中で生き続けているのだと思う。

今日はこのDVDを見た。

HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 【Trailer】


何度も、というか、月一で鑑賞しているのに毎回泣いている。





今日は会社の机を整理した。
まず、いらない制服のカタログなどを捨てた。
吉熊上司の机にあった古い四季報も一緒に紐で結んで捨てた。

まだ吉熊上司の下に入って間もないころ、新しい四季報が届いた。
新しい四季報を彼に渡し、「古い方は廃棄しておくので、いただきますね」と言ったことがある。
そのとき「お、気が利くね」と初めて吉熊上司に褒めてもらった。
そんなこんなをいちいち思い出して、突発的に涙が溢れてきて困った。
机の陰でこそこそ泣いた。
感情を制御できない。
毎日、淡々とこなすのに必死である。



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