世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

はやぶさ・はやぶさ2座談会

2017年06月11日 22時21分12秒 | Weblog
待ちに待った「はやぶさ・はやぶさ2座談会」@相模原市博物館。

淵野辺駅に到着。
嗚呼、はやぶさくん・・・。








バスに揺られて相模原市立博物館に到着。









はやぶさ・はやぶさ2座談会



第1部
「はやぶさ」を題材に制作された3つの映画(20世紀FOX、東映、松竹)の各プロデューサーと、その帰還を見守った研究者が語る。
講師 川口淳一郎先生(元「はやぶさ」プロジェクトマネージャ)・國中 均先生(JAXA宇宙科学研究所 副所長)


はやぶさ三部作
竹内結子主演の「はやぶさ  HAYABUSA」(配給・20世紀フォックス)
渡辺謙主演の「はやぶさ 遥かなる帰還」(東映)
藤原竜也主演の「おかえり、はやぶさ」(配給・松竹)


はやぶさ三部作のプロデューサーと先生たちのお話。
映画製作の裏話が聞けて大変面白かった。
一応、はやぶさ三部作を見た私。しかし、ずいぶん前なので記憶が曖昧・・・。

最後のほうで川口先生が「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」の上坂浩光監督のことについて触れられてて、興奮。
(私は「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」のDVDを月一で見るぐらい好き)
「あの作品ははやぶさが帰還する前に作られたんです。上坂さんがプロジェクトを応援してくれて嬉しかった」とのこと。



第2部
航行中の「はやぶさ2」の研究者たちが熱い思いを語る。
講師 津田雄一さん(「はやぶさ2」プロジェクトマネージャ)ほか

津田先生のお話を聞くのは初めて。
淡々としているのだが、要所要所で笑いを誘っていた。

来年の今頃にははやぶさ2はリュウグウに接近して写真を撮っているはずとのこと。
楽しみだ。



終了後、売店を散策。
「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」の上坂浩光監督のサインが・・・!!



「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」のサントラCDを買っちゃったもんね~!!(今更だけど・・・買う機会がなかったのである。作曲者の酒井義久さんのコンサートには行ったのに)



私はこの中の「スイングバイ」が大大大好き!!ぞくぞくする~!!



道を挟んだ向こう側にあるJAXAの見学もした。
道沿いには魅惑的なパネルが・・・!!






どんぐり@宇宙科学研究所


思えば、はやぶさの帰還カプセルの見学のとき、この道沿いを並んだっけ。
暑かった・・・あの夏。



JAXAの敷地内はとても緑が豊かだ。
紫陽花も咲いている。


見覚えのある桜の木。


ロケットの模型を拝む。






大きいなあ。



JAXAの喫煙所。
素敵すぎる!!






管理塔へ入場。
はやぶさの等身大模型・・・。
イオンエンジン萌え。


かわいい。もう、ひたすらかわいい。






はやぶさが組み立てられた台車。
はやぶさのゆりかご。





はやぶさ2の模型。津田先生のサインもあった。




銘酒・虎之児




中和器にちなんで川口先生が拝みに行った中和神社の御札!!



星の王子様キャンペーン。




はやぶさ三部作の出演者のサイン。
西田敏行さんのが超キュート!!


渡辺謙さんのサインも。



イトカワのパネルを食い入るように読んだ。



17時ちょっと前にまたバスに揺られて淵野辺駅へ。

淵野辺駅前のイタリアントマトでホットドッグを食べた。
思っていた以上に美味しくてたまげた。




電車内では川口淳一郎先生の「はやぶさ、そうまでして君は〜生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話」を久々に読み返した。
電車内なので我慢したけど、泣きそうになってクマった。
はやぶさと川口先生をはじめとする技術者たちとの絆の強さが描かれている。



私も、来週からよく知らない部署に行く。
はっきり言って、何をするのかよくわからない。
不安だし、考えただけでお腹が痛くなる。

でも、はやぶさが帰還した2010年6月を思い出す。
さまざまな勇気をはやぶさはくれた。

はやぶさが帰ってきたから、NY一人旅を決めた。
はやぶさが帰ってきたから、秘書検定1級の勉強にくじけなかった。
はやぶさが帰ってきたから、パキシルの断薬ができた。

きっとこれからも、夜空を駆け抜けたあの「はやぶさの光」に勇気をもらい、私は生き続けるのだろう。



「はやぶさに故郷・地球を見せてあげたい」という川口先生の計らいで、大気圏突入寸前にはやぶさに撮影させたラストショット。
泣ける・・・。


川口先生は本書でこう書かれている。

 前人未到の荒野を行く。つらく険しい道のりですが、見方を変えれば、自分たちが道を切り拓けるという、やりがいと達成感がとても大きな挑戦になります。未体験の状況に置かれたとき、それを面白いと思うか、前例がなく不安と思うかで、まったく別の結果が出るでしょう。今回のミッションに関わった人たちは、みんな、未体験のことを面白い、楽しいと思えるメンタリティの持ち主だったと思います。だから、どんなに時間がなくても必死でがんばれた。課題が難しければ難しいほど、知恵とアイデアでなんとか克服してやろうと、モチベーションが高まったのです。このプロジェクトに関わることができて、本当によかったと思います。


スケールは違えど、私も未体験のことを「面白い」と思いたい。
そうすることで、きっと、はやぶさは少なくとも私のなかで生き続けるのではないだろうか。


小惑星探査機「はやぶさ」帰還編


追跡!A to Z はやぶさ快挙の裏側


帰りに最寄の駅で、大学時代の友人M子ちゃんと遭遇。
今日は仕事で地方に出張していたらしい。
元気そうで何より。
てか、大学時代と変わらずに綺麗だったので、すぐに分かった。
「で、亮子ちゃん、どこ行っていたの?何?その本」
と私の本を指差しながら聞くM子ちゃん。
事情を述べると
「相変わらず探究心が強いね!」
と笑っていた。

今度ご飯をしようと別れた。
昨日に引き続き、今日も「偶然」があって、なんだかツイていることに安堵した。