世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

あの日の夢を裏切らないために

2015年05月14日 22時06分41秒 | Weblog
後輩男子ほっしーが、弁当の注文を忘れていたもよう。
いつも11時30分に弁当屋が弁当を持ってくるのだが、経営管理室をスルーしていくではないか!
機転を利かせた後輩女子Cちゃんが、帰り行く弁当屋をつかまえて、その場で注文。12時少し前、弁当は無事に届けられた。
打ち合わせから帰ってきたほっしーはしきりに謝っていた。

今日は牛タン弁当を注文!美味しい!


今日の当社は物凄く暑くて、辛かった。一枚の稟議書を書くのも億劫で逃亡したくなるぐらいだ。経費分析の枠も作成しなくてはならぬ。だが暑い。暑すぎる!

昼休み、やはり喫煙所で出てくる言葉は「暑い」「だるい」である。

先日、高校時代の友達と会ったせいか、この状況は高校時代の昼休みを思い起こさせる。一番前の席、ベランダに近いあの場所で、煙草こそ吸ってなかったが、同じようにウダウダしていた。Tくん(尊師)を囲んで、男子も女子もみんなでウダっていた。
特に高校3年の二学期の初め、9月頃。globeの「Feel like dance」が流行っていた頃のことはよく覚えている。持ち歩いている赤本から好きな人の希望進路を知り、心がざわめき始める季節のこと。
昼休み、校内放送から流れてくるこの歌に、ウダウダ仲間のSくんが「この歌さ、Feel like ~ing」の構文を無視してるよね、と言った。あのとき、彼の背後にあった夏の強さを失った日の光が、薄汚れたベージュ色のカーテンを揺らす光景まで目に焼き付いて離れない私は少し異常なのだと思う。懐古主義をこじらせてしまったのだろうか。

「Feel Like dance いつの頃かあきらめかけた夢
まわりまわるチャンスが 味気ない程通りすぎてくよ」

あの頃から、上京してどっかの会社のOLになることを漠然と夢見ていた私。大学卒業後は、東京在住の会社員になることを強く願っていた。
今、その夢を叶えたのに、毒と煙しか吐かない自分がなんとももどかしい。
あの頃の自分を裏切ってはならない。今の私には、あの頃の夢を叶え続ける責任がある。

牛タン弁当を頬張りながら、YouTubeでこの歌を聞き返していたら、少しだけ泣きそうになってしまった。

午後、エクセルのリンクを構築する指が、午前中より軽やかになった。

"globe / Feel Like dance" を YouTube で見る