世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

心療内科医が家庭教師に思えた件

2011年11月29日 23時35分33秒 | Weblog
心療内科デー。

待ち時間は2時間半。まずまずの長さである。たまに4時間を超す日もあるので比較的短かったのかもしれぬ。
今週の日曜日はいよいよ試験なので、待ち時間はひたすら漢字な感じであった。
漢字がホント、いやな感じ!何だよ?「威儀」って!聞いたことない。きぃ!
また、過去問を解きながら、
平仮名で書く「ほど」と漢字で書く「程」の違いを説明せよ、
というアバンギャルドな問題が目白押しだということに気づいた。
ここへ来て、まさかの及び腰である。

名前を呼ばれたので診察室に入った。

先日、健康診断の結果が返ってきたのだがあまり芳しくないことを報告。次回の心療内科デーに結果の提出を求められた。汚い部屋の隅に眠っている筈のあの用紙を見つけ出す作業がやや億劫である。


尋ねられたので、今回の生理についての報告をした。今回も前回同様に苦痛に満ちていた。もう、女、辞めたい。サンタにお願い申し上げたい…可及的速やかに生理を停止してほしいって。
生理前の苛々は先月よりは比較的軽微であった。
そんなことをボチボチと話した。


先述のように、私は、試験を控えている。
「いよいよ今週の日曜日ですね!」
とクマ医師。
私の試験について、彼が興味津々だということは彼の目の輝きを見ればわかる。

「やればやるほどダメな部分が見えてきて…不安なんです」
と告白した。
そんな迷える子羊のような私に彼は、
「一通り、やったのですよね。でしたら、今の完璧な部分を更に完璧にしておきましょう」
と、アドバイスした。

これでは心理療法ではなく、受験指導である。
国立の医大を出た彼が、優秀な家庭教師に見えた。


「あとはよく寝て試験前のコンディションを整えておきましょう。寝不足ですと、力が発揮できませんからね。応援してますよ!」
と明るく送り出された。

まるで戦地に息子を送り出す母親みたいなクマ医師である。
6年間の通院で、こんな嬉々とした彼を見るのは初めてだ。

趣味の延長でやっている勉強なのに、ここまで親身になってくれるクマ医師の存在が、私は嬉しかった。
ありがとう、クマ医師。がんがるお。
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