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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン

2008年06月17日 | Weblog
心療内科デー。

私の通う心療内科は雑居ビル内にある。
時間を過ぎるとエレベーターの電源がOFFにされる手厳しさを持っている。
会社を定時で上がらないと間に合わない。
いつもは、その日にした業務を吉熊上司に報告・連絡し、「他に何かすることはありませんか?」とお伺いを立てる。
しかし、心療内科の日は、「お先に失礼します」とマッハで会社を後にする。
そうしないと間に合わない…パキシルが手に入らない。
仕方のないことだとは充分に分かっているはずなのに、心のどこかで罪悪感を持ってしまっている。この状況に。

残業が美徳だと思ってはいない。
しかし、慌ただしく会社を後にすることは私の美意識からひどく外れた行為である。

いつも1分前に心療内科に到着する。
それから1時間ないし、2時間は待たされ、ひたすら読書タイム。林真理子先生の「RURIKO」に没頭。久々の真理子先生の文体にどっぷりと浸る。

さて、診察。
最近気持ちが安定しているし、生理痛もない。生理前の苛々もない。

ひどく子供嫌いな私であるが、電車内で泣きわめく子供を見ても何とも思わない。
本屋で本を買おうとレジに並んだ時、前の人が5冊も購入して、それぞれにカバーをかけさせていて凄く時間がかかっていたんだが、苛々しなかった。

どうでも良くなった。

明日も普通に働けて、煙草と本とクマがあれば、そしてブログを書ける時間があれば、どうでも良い。

「特にないです」
私は、沢尻エリカ台詞を口にした。
「…特になくて、すいません」
と笑いながら再び言ったら、
「何もないことが一番です。…私も嬉しいです」
クマ医師は笑いながらそう言った。

スマイリングクマ、キター!

ついでに一人称は「私」!

クマ医師、笑うと可愛い。しかも、散髪したてみたいで、頭が少しだけ小さくなっていて…仔熊みたい!
かわいい~。

気になったことと言えば、診察机に置かれているティッシュ箱。
なぜか「ハクション大魔王」の絵柄だった!
ググったら、「ハクション大魔王」は、サノフィ・アベンティスの「アレグラ」という薬の広告キャラクターらしい。
アレルギーを抑える薬…ハクションだから?

客観的に自己を見つめてみた結果を伝えた。前回の心療内科デーの宿題だったんである。
「もう少し自己評価を高めましょう」
と、しれっと言われた。やはり手厳しい…。


「また二週間後に来てくださいね」
と送り出された。

処方は変わらず。
デパス、パキシル、エリーテン、ソラナックス。


私が一番頼っているのは薬ではなく、クマ医師なのではないだろうか。

「ハクション大魔王」の魔王みたく、クシャミをしたらクマ医師が「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン」と言いながら、壺から出現してくれればいいのに。
…ついでに、エレベーターをOFFにするのは辞めてほしい…。←切実。