世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

パキオくんのこと

2008年06月11日 23時55分46秒 | Weblog
セロトニン再取込み阻害薬・パキシルを飲み始め、そして増量してからというもの、私が一番気にかけているのは体重の変化である。

パキシルを飲んでいる人々が挙げる副作用の多くは、吐き気、体重増加、性欲減退などがある。また、自殺しやすくなったり、衝動的になって破産した…と、ロクな噂を聞かない。

私には比較的穏やかに作用してくれている。吐き気もなく、体重も変わらない。

何度も同じ不安が頭を過ることがなくなり、ナーバスになっていたこと全てが

「どうでも良い」
「私には関係ない」
「知らない」
「わからない」
「興味ない」
「…あはは」

で済んでしまう、なんとも画期的な薬だと思っている。

今まで、どんだけセロトニンを再取り込みしていたんだよ?と自らを問いたい。

パキシルを飲み始めてすぐに無印でヘルスメーターを購入した。
体重増加が怖かったんである。
強迫性障害を持ちつつ、醜形恐怖も持っているのかもしれない。

毎日風呂に入る前に必ず体重をチェック。
パキシルを飲み始めて、初めて体重に気を付けるようになった。
多くのことを「どうでもいい」と思い始めてはいるが、容姿については話が別のようである。

ヘルスメーターの上にて、真っ裸で小数点の数値にも目を凝らしている様子は誰にも見せられない。しかも軽く息を止めていることは、ここだけの秘密。


パキオくん

心の中で、私はパキシルをそう呼んでいる。
パキオくんは優しい。
普段は大人しくて、いるんだかいないんだか分からないのに。
でも飲み忘れたり放置されたりすると、シャンビリという形で私に制裁を加える。
宥めながら、慌てて飲んでもすぐには落ち着いてくれないパキオくん。

なんとも厄介なパキオくん。
それでも私はパキオくんから離れられない。

時々喧嘩もするけれど、あなたとは上手に付き合っていきたいの。
コメント (2)

魂胆

2008年06月11日 23時50分02秒 | Weblog
タスポが届いた。

あまり自販機で買うことは少ないのだが、一応念のために拵えた。

読書をしていても、メールやブログを打っていても、食事(夜)をしているときにでも、私の右手は忙しなく煙草の箱をまさぐり、ライターで点火をしている。

タスポの案内には、
「たぶんあなたが毎日使うことになるカードです」
と記載されていた。

吸え~
吸え~

という声が聞こえてきそうなぐらい、はっきりと印字されていた。

で、一箱1000円にしちゃおうとする魂胆が、少し笑える。


巧妙な商魂とは知りつつも、私の右手は止まらないんだろう。
いくらに値上げされても。
コメント (2)