晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

険しい道のり

2014-01-12 22:22:26 | Weblog
 定年を過ぎた第二人生は悠々自適…どうしてどうして、跡取り息子には、そんな夢のような人生はないね。
かといってこれも悪くはないな…とマイペースで父親の後に続く人生の第二ステージ邁進中。
 
 農閑期といえども果樹農家にとっては、今こそやっておきたい仕事もあるものです。
古くなったガラス温室の修理もそのひとつ。
ガラス張りの温室は時代に合わなくなってきています。そんな古い建物を二人で手入れしながらまた新しい春に備えます。
 ガラス温室にはそれなりの工法があって建てられています。素人の夫も考えながらコスト削減のため出来るところから、出来るだけ自分でやろうと取り組んだところです。
ガラスを取り除きビニールへと張り替える第二人生プロジェクト。

 婆「ずいぶん古くなったこの室は築何年になる?」
 爺「オヤジが定年の年だろうから・・・。」「55歳退職。」
 婆「とすれば、築45年。爺(息子)は20歳ぐらいかぁー。」
 ここから、婆の頭の中はあれこれと逆算を始めた。
 爺(夫)30歳で舅はこの世を去った。
舅は、定年後はこれを…と意気揚揚でこのガラス室を建てたはず。
ところが舅は60半ばでこの世を去った。舅のブドウ温室も跡取り長男(当時30歳)と嫁(25歳)への置き土産ではないですか。
 婆は考えました。定年後10年ほどのお父さんの短かった人生。今の私たちがちょうどその時なんだ…と。
ここから先が父を越える人生なんだ…と。第二人生の道のりはなかなか厳しいねぇ。
そういいながらも、寒いこの頃は半日営業の私たちでございます。

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