こんな新年が・・・

　今年は注連飾りも年賀状もなく、静かに新年を迎えました。
昨年は姑を送り、淋しい新年です。長い間には、こんな年明けもあります。
　それでも、孫とは今日もカルタのお相手です。

　＜ふみはやりたし　かくてはもたず＞文は遣りたし書く手は持たず・・・ちょっと切ない札がありますね。
　婆にとっては、これからは＜お年玉はやりたし　年金はなし＞そんな新年になるのかもしれないなーと思いながら読んでました。
　かく言う私、実は亡くなった姑から、嫁としてこの家に嫁いで以来、三十年あまりお年玉をもらっていましたね。
姑は、孫たちと嫁たちのお年玉を年金から準備していたわけです。

　わが家にも孫が生まれ、今度は私もお年玉をあげる身になってきました。
孫だけでなく嫁にまでお年玉を渡していた姑の気持ちが、この歳になり私にも少し分かりかけてきましたね。
主婦の働きは、年末年始に限らずなかなか報われないものですもの・・・。
　お盆・お正月に欠かすことなく心かけてくれた亡き姑に続かなければ・・・。そんな思いで用意します。心ばかりのお年玉。

　　＜　一歩だけ　母（亡き姑）に近づく　年の明け　＞