晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

書置き

2010-10-22 21:50:23 | Weblog
 時折お便りをいただく独り暮らしのご年配の婦人がこんなことをおっしゃいました。
 ”一人で暮らしていると人との繋がりを大切にしたいからハガキを書くの・・・”と、このごろポチポチとメールでことを済ませる私も今朝はハガキを一枚投函しました。
 文字が伝えるもの、文字が感じさせることってあるんだと思えます。
 暮らし様々、今でこそ四世代の大家族の私も核家族で育ち、かかわる人の少ない寂しさと気楽さは相反してあるものだと感じます。
 小学時代、誰もいない寂しい家に帰ると紙切れに書かれた母親の置手紙。おやつは○○・・宿題をして遊びなさい・・・○○にいます・・・と母親の居場所が書かれていたものでした。これで安心するのですが、子ども心にお年寄りのいる家庭はいいなあと思っていました。
 昨日、尋ねた姉宅でした。あらかじめメールで”居なくても届け物は置いて帰るから・・・”と伝えていたのですが、姉もあの母親の娘です。
即、帰ろうと思っている私への書置きでした。
<○○におりまする。>広告紙の裏に大きく記しておりました。
 こう書かれますと顔を見ず帰るわけにはなりませぬ・・。

  < ひと筆が 心うれしく 懐かしく >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする