晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

放浪画家

2010-10-08 22:02:08 | Weblog
 岡山駅西口・デジタルミュージアムには赤・青・ピンク・・色とりどりのリュックサックを背負った小学生の団体さんがいらっしゃいました。おばさんもこの列にまぎれ込んで今開催中の放浪画家<山下清>展を鑑賞してきました。
 あのドラマでおなじみの優しくほのぼのとした歌も聴こえてくるようです。
貼絵・ペン画・油彩画・日記・・・緻密な技法の貼絵をメガネをかけ接近して、少し離れて全体像をながめたり、すばらしい作品の数々でした。
 作品に添えられた山下語録にも深い味わいが感じられます。
小さな文字でお母さんに宛てた手紙にも目を凝らして読んでみます。文章に句読点を使わなかった清画伯の手紙の脇には<人と話すときには点やマルとはいわないんだな かっこともいわないんだな>と声が聞こえてきそうな文章です。
また、花火が好きだったといわれる清画伯<みんなが爆弾なんかつくらないできれいな花火ばかりつくれば戦争なんかないんだな>
 素朴・素直・純粋・・・心までも澄まされる作品展でした。
お友達にも、会期もあと数日”メガネ持参で出かけてね”とおすすめです。

  < 芸術に 疲れた心も 洗われる >

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