rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

Martin 167 Maryland Royal Air Force, Azur 1/72

2022-08-28 12:54:23 | プラモデル

米国陸軍は1938年に双発軽爆の設計を各社に命ずるのですが、Glen Martin Co.がModel167として開発したのが時速500km、Plat & Whitney 1830エンジンを2機搭載した本機でした。結局ダグラス社のA-20 Havocが採用されるのですが、本機の高性能に注目したフランスが注文し、大戦で注文数が揃う前にフランスが敗戦を迎えたため英軍が引き取り、エンジンを強化したMark IIを含めてメリーランド爆撃機と命名されて115機が主に地中海、アフリカ戦線で活躍しました。同時期に正式採用されたBristol Bleheimよりも高速であり、主に偵察、爆撃任務で1940-41年に就役、ビスマルク追撃戦などで活躍しました。順行速度399km、高度8,991m、爆弾搭載量907kg、航続距離2,100km、機銃7.7mm翼4(地上攻撃用)、後方回転機銃7.7mmx1、下方7.7mmx1の6丁でした。

英軍所属のメリーランド実機Wikipediaから            Azur製 1/72 コックピッドなどは割りと良くできているが、整合は今ひとつ。

モデルはP63キングコブラの時に紹介したチェコのMPMが発展型として使い分けているブランドでAzur製、フランスの後援者が出資しているので必ずフランス機バージョンのある機体が選ばれます。メリーランドは古くはFrogからも模型が発売されていたようですが、現在1/72で手に入るのはAzur製のみと思います。2002年の発売で初期のMPM製品よりも出来は良いのですが、Airfixや田宮製の様には行かず、それなりに大変です。英軍機として北アフリカで活躍した機体を作りました。下面Azur blue(ドイツ軍機のライトブルーを使用)、上面ライトアースとミドルストーンの迷彩です。種々やり方はあると思いますが、曲面の多いミッキーマウス迷彩をスプレーする際、私は下地を一面にスプレーしてから油粘土で境界を付けて残す部分をキッチンペーパーで覆う様にしています。塗り分けの境界面が少しボケる感じが良いと思っています。同じ地中海戦線のイタリア軍Fiat CR42 Falcoと並べてみました。

油粘土とキッチンペーパーでマスキングしてます。   Fiat Cr42との比較

下面ライトブルー、上面ライトアースとミドルストーンの迷彩 細めのノーズや尾翼前の段差などが特徴的なフォルム

20年前発売のプラモデルですが、デカールは良好、エッチング部品はないものの、レジン製部品は多くプラモ用接着剤が付きにくく、やや難渋しました。


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