コードロン C445ゲラン RSモデルズ1/72を作りました。コードロンC445は第二次大戦前にフランスで民間機として作られたC440輸送機を軍用として製造、使用したもので主に枢軸軍、ドイツ、スロバキア、ビシーフランス政府などで使用されました。機首やエンジンナセル以外は木製で比較的軽く、時速300km程度であったものの客席4席、胴体後部にトイレなども用意されていて人員輸送などに汎用されたようです。
コードロンC445の実機 扱いやすく汎用された。 北アフリカ戦線仕様の塗装にしてみました。
RSモデルズはチェコの模型メーカーで割と手堅く日本機を含むバラエティに富む機首の模型作りをするメーカーです。日本製ほどの完成度はありませんが、左右で型が大きくずれているような事はありません。この模型もレジン部品を用いて見えない機内客室の椅子なども用意されていて思わず製作中に写真に撮りました。機体は1941年北アフリカ戦線の第一群所属の物で、上面サンディブラウン(RLM79)にオリーブグリーン(RLM80)の斑点迷彩です。上部のアンテナは箱絵も実物も二重になっているので苦戦しながら0.1mm真鍮線とライナーで作ってみました。
作ると見えなくなるが、機内の座席や通信機や机などもレジン部品で再現されている。 やや苦心して2重線のアンテナを作ってみました。
メッサーシュミットMe262Bは言わずと知れたドイツの実用ジェット戦闘爆撃機ですが、この実用的でない爆撃をさせず戦闘機として2年早く実用化されていれば大戦の様相が変わったろうと言われている通りです。Bは複座として夜間用のレーダーを備えた機体ですが大きな活躍までは至らなかった様です。模型は大学の頃製作して大破していたものをレストアしたものです。キャノピーは紛失していたのですが、ハセガワ模型にハガキで問い合わせた所、部品があるという返事だったので有償で取り寄せました。夜間用レーダーは一から作り直してあれこれ調整して無事完成しました。機体は割と気合を入れて塗装していたので(この頃は防虫剤を撒く時の様な手押しの塗装ハンドスプレーを使用していた)復活して満足です。
Me262Bの実機 模型は古い金型ながら今の基準でみても良くできていると思います。
メッサーシュミットと比較してもコードロンC445は割とコンパクトな機体だと解ります。
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